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地域と市長の対話会

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美田での意見交換全文(第5回地域と市長の対話会)

聴覚障がい者への支援

市民:  

こんばんは。お疲れさまです。

実は私、民生委員をしております。今年度は聴覚障害に関わる部分を担当ということで、講師の方に定例会に来てもらい、講演会をしたり、管外研修の際に三重県の聴覚障害者支援センターの施設見学をしました。それで耳が聞こえないので、玄関のインターホンを鳴らしても聞こえにくいようです。そういう場合、バイブレーターにするなり、パトライトを点灯させることが最も簡単でよいのではないかと思います。私たちも見守りで、敬老慰問などをしておりまして、出てくるのが遅いことはお年寄りですのでどうしても耳が遠いですし動作が遅いのでわかりますが、待っても出てこられないことがあります。たしかに在宅のはずなのにそのような状況なので、対応方法として一番安い方法でしたらパトライトなどを付けることだと思います。障がい福祉課で補助金や、パトライトなどを取り付ける助成金があるのであればお聞かせ願いたいと思います。

 

市長:  

ありがとうございます。

まず、本当に長きにわたって民生委員のご活動に従事していただき、誠にありがとうございます。その上で、いただきました耳の聞こえづらい方への対応についてお話いたします。今、障がい福祉課とおっしゃっていただきましたが、大きく分けると2つの考え方があります。まず、本当に身体障害として身体障害者手帳をお持ちの方の聴覚障害の場合と、少し聞こえづらいが障害者手帳を持つまで至ってない耳が不自由な方の2つの対応があります。手帳を持たれている方に対しては、市で来客時にランプが点灯する仕組みなどに対する補助は、現在もさせていただいております。ただ、やはり一定、症状としては重い方が対象になっていることから、そこまでに至らない方で、聞こえづらくて悩まれている方もいると思います。

四條畷市では、重度の障害の方は障がい福祉課で対応しておりますが、聞こえづらいことで外出しづらくなり、身体機能の低下につながるということも言われておりますので、外出しやすくなるようにという意味でも、そのようなシステムの補助や補聴器の支援ができないかを、高齢福祉課で議論をしているところです。

新しく令和6年度から、これまで守口市と門真市と四條畷市の3市で介護保険事業を運営していたものを、四條畷市単独で実施します。本年度から来年度にかけて、高齢者の皆さんに様々な生活実態アンケートを取らせていただく予定です。そこで耳の聞こえづらさのことや、どのような対応が望ましいかのアンケート調査を行う予定にしており、そのアンケート調査に基づいて、介護保険事業の枠組みの中で、本市に合った施策はどのようなものであるかを検討させていただこうと考えています。ありがとうございます。

 

市民:

金額的に安いようで助成金があれば、家族にも伝えられたらと思い、お聞きしたかったです。どうもありがとうございました。そのような資料はどこへもらいに行けばよいでしょうか。

 

市長:

基本的に障害者手帳をお持ちの方は障がい福祉課です。高齢福祉課で事業をするとしたら、アンケート調査が終わってから制度設計ですので、どうしても6年度からの開始になってしまい、そのときにどのような制度があるかは、5年度に計画をつくって以降に明らかになるかと思います。

 

市民:

くすのき連合が解散してからの話ですか。

 

市長: 

はい、高齢福祉課の方はそうです。ただ、本当に身体障害者手帳をお持ちの方は、障がい福祉課で現在も対応させていただいています。

デジタルデバイド対策

市民:

それと、自分が書いていることは、これから役所もノーペーパー化などが進みますが、年寄りはなかなかついていけません。買物でも電子マネー、広報を見ても全部QRコードで、若い人には良いかもしれないですが、その言葉自体が分からない人も結構いらっしゃるようです。それで、QRコードとは何かというような簡単な手引きを作ってもらえないかと思います。

QRコードとは何か、ID番号とは何か、高齢者はわからないと思います。以前、●●君に頼んで、簡単なものでも全部分かるようにしてもらいました。そしたらここで、私はあまり長けてないですが、老人会の際に説明しました。それで、役所でもQRコードで取って書類を送ってくださいということがありますが、なかなか年寄りはついていけないので、簡単な手引きのようなものをつくってほしいです。極端に言いますと、最低限のスマホ教室は、自治会館へ来て月に1回なり実施してほしいです。役所へ行ってもなかなか誰も出てきません。自治会館で聞いて面白くなったら、時代についていけるのではないかと思います。費用がかかることなので簡単にはできないと思いますが、そこで写真の撮り方とか、そういったものがあればいいなと思います。今は全部社協でやっています。そのような案内が来ますが、まず入り口が分からないので行っても分からないだろうとなってしまう。講師の人は全部分かっているような感じでいくとなると、講座に行っても変わらないとなってしまいます。そのため、より簡単な、興味を持つことができるようなスマホ講座をつくってもらえないかと思っています。私もパソコン教育をしていますが、スマホを教えてもらえないかという依頼が結構あります。ただ、スマホは難しいので教えることも難しいです。

 

市長:

ありがとうございます。

私の知る限り、自治会長の中で最もスマートフォンを使いこなしているのは区長かと思います。最新のアプリを入れられていて、前回の対話会の際にはこの画面を使ってアプリから写真を投影されていたことを記憶しております。

実はそのようなお声が多く、国でデジタル庁というものが新しくできました。この言葉自体分かりづらく言うのが嫌ですが、デジタルデバイド対策というものがあります。IT機器をよく使える人と使えない人、デバイドは格差という意味なので、デジタルに慣れ親しんでいる人、慣れ親しんでない人の格差を減らそうということが国の大きな方針にも掲げられています。今年、四條畷でもそのようなIT化を進める計画をつくっておりますが、その中の大きな方針の一つに情報格差をなくす、デジタルデバイド対策があります。もっとよい言い方はないかと思っておりますが、今は仕方なくその言葉を使っています。

コロナ禍ですので一気にたくさんはできていませんが、市でスマホ教室を、去年ぐらいから少しずつ実施しておりまして、今年は少し拡充して実施しています。行っている活動が、公民館や、楠風荘さんや、田原支所など限定的ではありますが、少しずつ開催箇所を増やしております。

区長におっしゃっていただいたのは、足を運びやすい自治会館でできないかというお話でした。市としても、デジタルデバイド対策を進めたいと思っておりまして、今お声をいただきましたので、現在は各種公共施設で開催とはなっていますが、マイナンバーカードの受付で各地域を回らせていただこうとしているように、地域ごとに開催できないかどうかを、来年度含めて検討させていただきたいです。

やはりどこか遠くに行くとなるとなかなか足を運びづらいので、地域の場所でできないかということは課題の一つにさせていただきます。ただ、スマホ教室の事業自体は昨年から今年とずっと拡充しているので、その中で開催場所についてまた検討させていただきたいと思います。ありがとうございます。

 

市民:

話は変わりますが、清掃活動はボランティアなので、コロナ禍でなかなかできていません。役所で公園などには、時々来ていただいています。水道局のところの溝を、写真に撮ってきてスクリーンに映そうかなと思いましたが時間なかったので映しません。これは上下水道のところに言わなくてはなりませんのでこちらから言いますが、まちが全体的に汚くなっているような気がします。自治会で清掃をすればいいのですが、年寄りが出てくるとコロナやインフルエンザにかかるなどの問題が起こります。公民館などは自分たちでできますし、公園の中は●●●さんか、建設の方に言えばしてくれていますが、まちをきれいにするということで掃除をお願いできないかと思います。

 

市長:

ありがとうございます。四條畷市は、地域の皆さんや、各種団体の皆さんにご協力いただき清掃活動等を行っていただいておりまして、本当に市として感謝申し上げます。なかなか自治会の皆さんも集まりづらいと思います。先ほど冒頭少し申し上げましたが、どうしてもこれまでの財政運営上、例えば草を刈る、掃除をするなど毎年の支出になるものを抑えるといいますか、何とか財政健全化に向けて、抑えた予算組みをしてきた実情もございます。本当に市民の皆さんのご協力があってのまちの美化活動と思っております。

ただ、今後、高齢化等も含めて市が担っていく役割は大きいと思っております。市民の皆さんからご指摘いただいた後に、道路の補修や、交差点が草で見づらいなどを対応していると、万が一何かが起こったりしたときに取り返しのつかないことになりますので、現在、市として事後対応ではなく予防保全型をめざしていきたいと思っています。事前対応できるように様々な維持管理計画を立てて変えていこうと取り組んでおります。

市民の皆さんに言っていただいて動くことは、全体として効率があまりよくありませんので、なるべく市として計画立てて行いたいと思います。常にきれいで手入れが行き届いた状態にしていくためには、清掃活動や、草の管理、木や枝など全体をどのようにするとよいのか、どのように地域の皆さんと役割分担していけばよいかを、今、財政が健全化してきましたので、ようやくそのような方向にかじを取れるようになってきました。また我々一同も、その感覚に、まだ市民の皆さんに甘えているところもありますので、この予防保全型の市政運営に清掃面も含めて変えていきたいと思っています。今後、こうしていけばよいのではないか、ここは市で担ってもらえないかなどを引き続きご助言をいただければ幸いです。

 

市民: 

ありがとうございます。

●●●さん、老人会のことで話してください。会長する人がいなくて困っていることについて。私ばかり話していてもよくないですから。

 

市民:

いや、まだ元気なので大丈夫です。

老人会・育成会のなり手

市民: 

今や、どこの地域もこのような話が出ていると思いますが、老人が増えているのに、老人会の役員の成り手がないという状況です。もう、解散するとなるとおかしいですが、そういうところも三、四か所あります。それを市で何とかしてということは無茶な話ですが、何かよい方法はないでしょうか。これは子ども会にもいえる話です。美田は子ども自体が少なく、順番が回ってくるから子ども会に入れないというわけです。それは親の都合ですのでなにも言えず、今後、縮小傾向になっていくのは間違いなく、何か方法があれば教えてください。

子ども会と学校教育の違いも、よく分かっておりません。今日も会議でありましたが、コロナ禍なので学校と地域がどんどん疎遠になっておりまして、市長を責めているわけではないですし、学校の先生も大変なのは分かりますが、学校、地域、家庭の三位一体で育てていかないといけないところ、それがなかなかできていないように私は感じます。これは校長さんとかどこに言ってよいかもわからないんです。昔は生徒数も多くいたので、暴走族や、シンナーを吸っている子がおり、100人以上そんな子たちを見てきましたが、今は生徒数も少なくなりました。現在は、校外補導をどの先生がしているのかも分からず、地域との接点がどんどんなくなってしまいます。このようなことを地域ごとに教育委員会に、こちらから伝えたらよいとは思うのですが。

 

市長:

ありがとうございます。

新型コロナウイルス感染症によって、この二、三年は地域の皆さんと同じように、私も共に見ていた学校行事、運動会すら見られなくなり学校にも数年入ってない状況です。毎年、施設の状況確認や、校長先生との意見交換を含めて話していましたが話せてない状況で、地域と学校の距離が確かにあるかもしれません。参観もできてなかったり、縮小であったり、1人だったり、制限がかかっていると思います。

皆さんと共に地域で児童生徒を育てていくという観点は、非常に重要であると思います。教育委員会の中で、感染拡大の防止という観点もあると思いますし、今回第8波と言われておりますから、少しコロナ禍が落ち着くタイミングを見計らって、引き続き教育委員会と連携はしっかりと図っていきたいと思っております。この問題は難しいところです。

育成会さんのことについて、どこの地域かは具体的に申し上げづらいですが、6年間で4回役が回ってきたということがありまして、あまりに運営が難しいとのことで、近隣育成会で1つの大きな育成会をつくれないかということも具体的に考えて、自治会は別として、育成会は合体していかないといけないのではないかという地域も出てきています。今後そのような方向性もあるのではないかと少し思っております。

PTAのあり方

市民:

今の話について、先日、新聞かテレビのどちらかで報道されていたのが、PTAを事業と言えば変ですが、会長さんをなくすというものです。PTAは、親御さんが集まって運営していたら少子化などによって、去年担当したら来年また担当で回ってくる。する人もほとんど一定の人になってしまう。この状況を市から少しだけの補助でPTAを改革させるような、そのような考えはあるのでしょうか。

 

市長:

ありがとうございます。

PTA改革については、今、全国で議論になっています。基本的にPTAですのでペアレントとティーチャー、保護者と先生との協議会ですから、PTAをどう運営するかは実は非常に柔軟といいますか、絶対このように運営しなくてはならないということはないです。そのため、地域でかなり先進的な取組みをされることもあります。中には、私としてはそのやり方はどうかと思う地域もありますが、様々な改革がなされていると聞きます。

PTA活動については、先生と保護者の中でどのようにしていきたいかが重要だと考えます。私が知っている他市の事例ですと、PTAの活動自体を民間事業者さんに委託をされて、新聞や、広報紙のようなものも含め、それこそ一つの組織として運営をされるというところがあります。活動はしなくてよいので、PTAの会費は事業者に委託する分ちょっと高くはなる代わりに、みんなの労働時間を減らしていこうということはできると思います。現在、PTA側からこういうことをしていきたいというようなお声はまだ聞いておりません。我々としては、PTAの運営が成り立たないから、このようなアシストをもらえないかなど、お声がけがありましたら市として考えていかざるを得ないかと思います。

市長への意見箱という制度がありまして、年間300件から400件ぐらいお声をいただきますが、PTAに関することや、育成会さんに関することはやはり多いです。様々なご意見がありまして、お仕事をされている方でしたら、お仕事をしている中でPTAの役割が担えないという声もあれば、専業主婦の方で、専業主婦は暇と思われて大量の仕事が来るのが我慢ならないと、様々な事情があるのだと思います。もちろんそうだと思います。それぞれの立場の方でそれぞれの課題があると受け取っていますので、ぜひPTAの皆さんにもそのような議論をしていただき、ご意見をいただけたら考えていきたいと思っております。ただ、南小学校と四條畷小学校では規模の差が2倍3倍とあるため、市で1つの制度を一律に適用することは、まだ難しい時期なのかなと考えております。

 

市民:

PTA会長の、月1回会合があるそうです。そこへ市長も一度参加して、こういう感じでというのを発言していただくことはできるのでしょうか。

 

市長:

ありがとうございます。

おそらく市PというPTA会長さんの会議だと思います。コロナ禍になる前は私も市Pの皆さんとお話しする機会が毎年ありましたが、この2年はできていません。それこそ教育行政と差ができている典型例かと思っており、今後そのような場はコロナ禍の収束に伴って復活してくると思います。おそらく二、三年空いていますので、おっしゃっていただいたようなことをPTAさんからいただくことがあると思いますし、協議の場がありますので、そのようなことを積極的に話していけたらと思います。ありがとうございます。

子どもたちの遊び場

市民: 

それと、私個人の考えですが、四條畷の小学校は校庭開放などを行っているのでしょうか。

 

市長: 

現在、6校の小学校があります。平日の放課後ですが、多くの小学校において、8割程度はソフトボールや野球で使われていて、残りはふれあい教室に使われているため、自由な校庭開放は行っておりません。これは少し前に議論になったものですが、校庭開放してお子さんが遊んでいたときに、野球などのボールが当たり裁判沙汰になった際に、教員に責任があるという判決が出てしまって以降、相当学校側は校庭開放に対して慎重になっています。相当見守りの人を配置しないと、何かあった場合に学校が訴えられることになるので、なかなか野球やソフトボールが行われているところで校庭開放ができていません。

そのため、現在の市の考えは、広々遊んでいただける公園を四條畷市域に整備していけないかというところです。具体的に申し上げますと、四條畷はこのような形をしています。国道163号線があって、外環状線があって、JRがあって、ここに山があって、これが田原のエリアでここが我々のいる西部地域です。実は、四條畷市全体で見たときに、人口当たりの公園の量、公園の面積は北河内でも最高水準です。しかし、山から西を見たときの人口当たりの公園面積は北河内で最低水準です。要は広い公園がないということです。これは問題だと私は思っており、市の公共施設再編に取り組んでいますが、小学校区ごとに高齢者の方も子どもたちも自由に遊べるような公園を整備していきたいという思いで進めています。現在、第1弾が南小の南側のくすの木園跡地で、地域の方にワークショップしていただき設計書を書いているため、来年度に工事をして6年度にオープンできるかなと考えています。あのような規模以上の公園を小学校区ごとに整備することで、校庭開放ができてない代わりにするということが現在の市の方針です。ありがとうございます。

 

市民: 

すみません、その公園でボール遊びは可能ですか。

 

市長: 

地域の皆さんとワークショップを実施させていただきました。中には、その真横に住んでいる方にもワークショップに参加をしていただいて、当然ながら真横に住んでいる方からすると、何でも飛んでくることは非常に嫌でしょう。道があり、南小学校があり、真南に空いているのですが、ここの周りに住宅があります。公園のつくりを、真ん中を広場のようにして、周りを木や散策できる道にすることで、周りの家の方も、ここで遊ぶ分には木が生えているため飛んできづらいだろうという設計にすることで、基本的にはボール遊びもできる公園の設計をさせていただいています。とはいえ限度を超えて自由に何でも投げていいということではないですが、この中であれば遊べる空間という設計になっております。

 

市民: 

ありがとうございます。

 

市長: 

保護者の方も来られていて、ここに住んでいる人からすると本当に生活に関わる問題のため、何とかお互いが納得できる公園はこのような形ではないかと結論が出ております。ありがとうございます。

四條畷神社のトイレ整備

市民: 

私は、四條畷の神社のボランティアをやっていますので、それについてです。森本さんがよく提唱されている、トイレがないということです。あのあたりだけ、先ほどのお話で財政との兼ね合いが大きいので、あまり発言したくないと思っていたところですが、ただ、市長として今後どのように考えておられるか簡単にお聞かせいただきたいです。

 

市長: 

ありがとうございます。

神社のトイレの問題は、神社のトイレを利用されたことがある方であれば、トイレがどのような状況かはよくご存じかと思います。最も難しい点としては、トイレ自体が神社さんの持ち物であるということが一つです。その次に難しいことは、当然トイレは下水道に接続する必要がありますが、下水道が届いてない場所ですので整備しようとすると、下水を引くところからになります。整備すると1,000万円以上の費用が発生する工事になるということもあります。場所を変えれば可能ではないかと思われるかもしれませんが、神社への山道付近はご存じのとおり住宅地域です。都市計画というややこしいお話をして申し訳ないですが、市ではどこに何を建ててもいいというわけではなく、まちづくりの際にこのエリアは住宅、このエリアは商業地などと最初に区分けしています。住宅環境地にいきなりパチンコ屋さんなどができてしまうと困りますので、はじめからエリアを住み分けています。

山道の地域は、基本的に低めの住居が専門に集まる地域等で定めているため、トイレだけを建設することはルール上認められていません。このような法律上の課題がありますが、とはいえ多くの皆さんのお声もありますから、我々が検討しているのは、駅を出てマクドナルドのところを曲がって北上する山道ですが、参拝客はここを通っていくでしょうから神社までの間に何とか設置できないかです。神社の麓ですと法律や下水道の問題があるため、何とかこの間で課題が解決できるところに整備できたら、参拝客の方にも利用していただけるのではないか、市民の方にも利用していただけるのではないかと検討をしている状況でございます。ありがとうございます。

市のイベント

市民:

今はもう育成会なんて地域の子ども会なので、あまり育成会という言葉は使いたくないのですが、地域にしても、子ども会のイベントが少ないでしょう。そこで最初の問題に戻りますが活気がないです。今はコロナ禍なので仕方ないですが、終わったら市で何か、市民の集いなどどんどんイベントをしてほしいです。

先日、これは地域のイベントですが、●●●●さんが中心になって子ども会でハロウィンしたときにものすごい活気がありました。●●●会長は本日来ていないですが、先日そのような話をしていました。市としてそのような大きいイベントのようなものを考えることがあるのでしょうか。

 

市長: 

ありがとうございます。

冒頭、行財政改革を含めたこれまでの二十数年の道のりをお伝えさせていただきましたが、市の担う業務が年々拡充・拡大しているのが現状です。例えば、国民健康保険ひとつとっても、もう20年くらい前の制度ですが、田中角栄さんのときには高齢医療や、その後の地域包括支援など、年々市役所が担う業務がどんどん拡充している状況です。日本全体の人口が減っているため市職員は全然増えてないにも関わらず、業務はどんどん守備範囲が広がっていく状況です。

そのような状況の中、賛否両論はもちろんあると思いますが、私の考えとしては、これまで確かに市が力を入れて大きいイベントをたくさん行ってきましたが、通常業務や福祉業務が拡充していく中で、イベントも市職員がたくさん担うことは、正直難しいとに考えています。なるべくそのようなイベントなどは四條畷市には商工会さんや、JCさんなど様々な団体さんがあるため、そのような団体さんの主体性に任せてイベントの実施をお願いできないかと考えています。

ただし、今回ご案内を入れさせていただいておりますが、今回制度改正も行いまして、1回目ですと8割の補助がつくような公募型補助金で、金銭的な支援をさせていただく。これはどんな団体さんでも申請でき、自治会さんでも応募いただけるものです。そのような面で、協力事業という形で広報など、市ができる協力は積極的にさせていただきますが、イベントの事業実施運営自体はなるべく団体さんのほうで担っていただいて、にぎやかなイベントを開催していただきたいと考えています。ただ、市としては、福祉などの我々しか担えない業務に専念していきたいという考えで、これは賛否両論あることは十分分かっておりますが、我々も、いたずらに職員の数は増やせない状況の中で、市としての真に傾注すべき業務に傾注し、地域の皆さんには市の協力制度や、公募型補助金を活用いただいて、市のにぎわいに共に役割分担をしていきたいなと考えています。前向きな答えではなく申し訳ないなとは思います。

自治会員の確保

市民: 

確か市長さんからお聞きしたと思うのですが、四條畷市の自治会加入率はほかの市よりも少し高いほうだとお聞きしたのですが、市に新しく転居される方は月に5世帯ぐらいだと認識していまして、各自治会も会員さんの減少に悩んでおられると思います。うちの自治会長は、自治会に入っていればお得感を出そうということで、皆さんになるべく還元しようと様々なことをしていたのですがコロナ禍でできなくなってしまいました。

それで、もし可能でしたら、市民課で転居受付の際に、自治会からの催しなどの案内を集めておいて、美田に来られるときは、美田はこういうことをやっていますよとか、一言でも言ってもらって、じゃ、自治会にも少し顔を出そうかというようになり自治会が潤ってくれればいいのではないかと思っているのですが。

 

市長:

ご意見ありがとうございます。

市民課では確かに自治会にはぜひ加入してほしいですという案内紙は出していますが、転入されるごとの地域の案内は確かに出せておりません。

今回、この対話会は美田地域で17地域目ですが、自治会の加入率のお話は多くの地域からいただいております。地域ごとに様々、美田さんでも工夫もされていると私も承知おりますが、他の地域では防災グッズを配られたり、加入することへのメリットを感じていただけるような取組みを自治会さんごとに工夫されてしておられると思います。

市としては、自治会には加入してほしいというお話も伝えさせていただいている中で、地域ごとの特性は確かにまだ発想としてなかったので、すごく興味深い提案だなと思っております。ただ、すごく地域数がありますので、田原台もそれぞれ別々に含めると30地区以上ありますから、市民課も相当種類がありどれを渡すかという議論にもなるかと思います。ただ、確かに転入の場所で地域が分かるわけですから、その地域ごとの色合いを転入していただくときに出せるのかどうか。あとは、そのような色がある地域とない地域が出てきたときの差があまり目立ってしまうと、またいろいろなご意見があるかもしれません。

そのようなことも含めて、今回、自治会運営に関するご意見はたくさんいただいておりますので、今日、地域振興課の職員が2人も来ておりますけれども、このやり取りを聞いて彼らの頭脳がすごく働いているのではないかと思います。これは検討課題にさせてください。ありがとうございます。

育成会への個人情報提供

市民: 

育成会の、子ども会と言われていましたが新1年生が何かする際に、個人情報で名前も何も出せないと言われました。そうしますと探しに行くのも大変です。以前、小学校上がる子、近所に誰かいていないかという話になりました。ものすごく熱心です。まず、それも育成会に入ってくださいというお願いに行くわけです。そのときに市に聞くと個人情報で言えませんと言われます。一生懸命やっていますが、そこでものすごく引いてしまいます。こっちも個人情報で、DVなどを受けている子がいたらいけない、表札がないところは行くなと聞いていてもです。

とはいえ、学校へ行くために一緒に連れて行く必要があるので小学校に上がったら分かります。それまでに分かる方法はないのかと思いまして。こんなもの個人情報と言っても、はっきり言って住所などもすべてダダ漏れです。ナビに入れる感覚で、自分は言うてないつもりでもそこへ行くんですから。個人情報の漏洩をしろとは言ってないですが、信用できる人には言わないと前に進められないです。学校へ行ったら、あそこの子が行っているかわかりますが、登校班をつくるときも情報がないとつくれないのです。これはものすごく難しい話で、情報を出すと何かあった際に、教育委員会がその親から怒られることは重々分かっておりますが、情報を出せないということは子ども会のやる気を削ぐことになります。あそこはDVを受けているから行ってはいけないなどの情報はある程度分かりますので、避けることができますが。子ども会にはそのような悩みがあります。

 

市長:

そうですね。これは以前にもお聞かせいただいた内容かと思います。私が小学生の頃も、電話番号や、住所、名前は全員が持っていました。そこから先は多分なくなりましたが、連絡簿のようなもので、みんなのご家庭の電話番号は当たり前のようにありました。

これは今、前向きなお答えはできていないですが、相当に繊細な問題でございまして、基本的に行政が知り得ている情報を第三者に教えるということは、ほぼ不可能となっており、できることはその本人の同意があったときのみです。今のお話の中で育成会さんが難しいとなると、知り得ることができるとしたら学校の先生とその保護者間となりますが、そうしますと先ほどのPTAになると思います。登校班をつくらなければならないとか、そのような理由をもって保護者の方に学校の先生とやり取りしていただく分にはできますが、市がその情報を地域に渡すことは、正直、私が思いつく限りでは方法はなく、決して育成会さんのやる気を削ぎたいということではないのですが、難しい点であることはご理解いただきたいと思います。今後もこの個人情報については、厳しくなっても緩やかになることはないと思っており、何とか学校と保護者間の協議の中で情報共有を図っていただきたいものと思っています。すみません、歯切れが悪くて。

四条畷駅のエスカレーター設置

市民:

すみません、個人的な話ですが、子どもが駅でおばあさんに荷物を持てと言われたらしく、1人の子は荷物を持って1人の子は手を支えて階段を上ったそうです。四条畷駅にエレベーターはありますよね。

 

市長:

四条畷駅はエレベーターとエスカレーター両方あると思います。外から駅の中に入るエスカレーターはないですね。

 

市民: 

そこで助けてほしいと言われたそうで、助けないわけにはいかないので助けたらしいのですが、外の階段のところにエスカレーターをつけてほしいなと思いました。おばあさんは回るのが面倒くさかったのかと思います。

 

市長: 

ありがとうございます。エレベーターが既にあるところにエスカレーターの設置要望は私も初めて聞いたので、なるほどそういう意見もあるのだなと感じました。

 

市民: 

エレベーターあるよと言ったようですが、おばあさんは助けてほしいと言って、いざとなると手で支えて階段を上りました。ですのでエスカレーターあればよかったかなと思いました。

 

市長: 

ありがとうございます。基本的に駅なのでJRさんの持ち物となり、取り付けていただくにはJRさんにしていただかなければならないことになります。今、JRさんもお金が苦しいようですごく厳しく、ご存じと思いますが忍ヶ丘も人が立ってない時間があります。忍ヶ丘駅は先頭や後ろの方の屋根が中途半端なところで終わっているため、延ばしてほしいということや、トイレについてずっと言っていますがなかなか聞いてもらえないような状況です。

年に1回、市からJRに様々な要望をいたします。これまで最も多かったことは、快速や区間快速の便数を増やしてほしいということが最大のお願いで、これは改善されてきて区間快速は多いなと最近感じています。トイレのことや、屋根のこと、バリアフリーのことなど、要望がたくさんあり、JRさんもあまり一気にたくさん要望するとどれからしてほしいのかわからなくなってしまいますので、市の中で優先順位は決めさせていただきたいと考えています。もしかしたら既にエレベーターがある中でエスカレーターもつけるということは、要望の中では優先順位が少し下がってしまうかもしれないですが、いただいたご意見としては受け止めたいと思います。ありがとうございます。