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地域と市長の対話会

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岡山での意見交換全文(第5回地域と市長の対話会)

土砂災害区域

市民:

皆に提出していただいた意見を整理して、市長のほうに渡ってると思いますけども、まず1番目、土砂災害の特別警戒区域、要は岡山2丁目です。去年ぐらいでしたか、2回ほど崩れている場所がありますが、これをどうするか。そういう危険な状態、下にお住いの方にとっては非常に危ない。私も実際に土砂崩れの後、現場を見に行ったときは、家のすぐ近くまで土砂が来ていた。避難をお願いしても、避難するのは嫌だとおっしゃるぐらい家に愛着もあるようですし、その辺は個人の持ち物ですし、市のほうではどう対処をするのか。あと、この西側にも特別警戒区域があるので、岡山ではここが一番危ない区域。その辺をまずどうされるお考えなのか。全部の意見をいいましょうか。

 

市長: 

おそらくすべてのご意見を一度にうかがうと、最初の質問が不明瞭になると思うので、一つずつ順番にお答えさせていただけたらありがたいです。ありがとうございます。

今おっしゃられた場所は、大雨とか台風があるたびに、過去で言うと避難勧告がずっと残り続けたり、緊急避難指示が出続けてしまうような場所です。この場所については、大阪府の枚方土木事務所さんの協力を得ながら緊急的な対応ができても、個人の持ち物、私有財産になりますので、市が介入するのは非常に難しい。何とか手を入れてもらえないかと市から働きかけはしておりますが、なかなか前に進めていないのが現状です。

全国にいわゆる土砂災害の特別警戒区域というのはたくさんあります。四條畷市にも市域全域にありますが、根本的に土砂を防ぐ工事については、防災マップ上は赤い色で示されている所、大規模な地域であると国の補助金をいただき、土石流が流れてこないような工事ができます。四條畷市にも該当箇所がございます。危険箇所といえども、家屋などが数件しかないころに対しては、国や大阪府もなかなか対応できていないのが実状です。今後も枚方土木事務所さんとともに、所有者の方に対して何とか対処してもらえないかと働きかけを続けるしかないというのが現状ではあります。ただ、危険であることには変わりないので、我々も十分に認識はしております。

 

市民: 

分かりました。

 

市長: 

なかなかご納得いただけないというのも十分理解しております。ただ、もうこれは働きかけを続けるしかない部分なのかと思っております。

個別施設計画と公共施設の再編

市民:

個人の私有地という関係があるので、市の介入はどうしても難しくなるということですが、末永く努力していただきたいと思います。

それから、次ですけど、施設総合管理計画と再編計画、一応、優先順位です。どういうふうに検討されているのか、それと、個別施設計画、平成2年1月の改定版と改訂版の4年の10月はどのように見直されているのですかという意見。

 

市長: 

ありがとうございます。先ほど冒頭に少しお話しさせていただきましたが、いわゆる高度経済成長期に公共施設を整備しておりますので、どの施設も整備してからおよそ40年、50年経過しております。

総合センターにしても40年近くの年月が経過しておりますし、建物がある施設だけではなく、例えば市民グラウンドや青少年コミュニティ運動広場も同じです。先ほどお話させていただいたとおり、行財政改革の時期にはなかなか維持管理上の適切な処置をおこなえず、劣化、老朽化が進行している状態です。ようやく財政が少し上向き傾向にありますので、次の世代にとってより良いまちを残していくという意味でも、現在、公共施設の再編を進めさせていただいています。

優先順位についてですが、現在、市内にまだ耐震化工事が終わっていない公共施設が5カ所ございます。福祉コミュニティセンターや教育文化センター、楠風荘さんやシルバー人材センターさんもそうなんです。やはり公共施設というのは災害等が発生した場合に逃げ込んだり避難生活をしていただけるような施設でなければならないので、耐震化工事が完了していない施設を優先して工事に着手しております。

岡山地域からだと少し距離がありますので利用される方が少ないかもしれないですが、例えば市民活動センター、もともと北出小学校だったところです。市民活動センターの体育館は、四條畷市の公共施設の中でも最も利用されている施設のひとつですが、耐震化工事が終わっておらず、いままさに工事中です。

また、土砂災害警戒区域のお話については、南中学校と東小学校を廃校にしたことに伴い、その付近のエリアに関しては、近くに避難所等がないという状況になっております。岡山地区にとっての忍ヶ丘小学校のような避難所がないという望ましくない状況ですので、避難所機能も含めた公共施設の設置を優先的に取り組ませていただいております。

その上で、市民の皆さんが検討していただいた案の中の市民総合センターと市役所の位置。この2つの施設は、当初は場所を変更する案も出ておりましたが、市民の皆さんも出席された検討会の中で、やはりいまの位置が望ましい、現在の場所で改修なりあるいは建て替えていくのが望ましいのではないかという答申をいただきましたので、原則としてはその方向性の中で考えさせていただいています。

雑で申し訳ないですけれど、四條畷市をおおまかに図にしますと北を上にして南東にぽこんとつき出ている楕円形に似た形、東西に国道163号線が走っていまして、中心より左側、南北に外環状線が走り、中心付近を南北にJR線が走り、JR線のさらに右側に山があって、山の向こう側が田原の地域という形です。市全体を見たときに、都市公園、いわゆる公園の面積を人口当たりになおしますと、四條畷市は北河内の中でも最も公園の多いまちなのです。でも、このJR線と外環線と163号線があるこちらの西部地域だけで公園面積を比較すると、実は北河内の中で一番公園が少ないまちなのです。というのも、飯盛霊園や田原台の公園のおかげで公園面積は広いのですが、西部地域だけだと、子どもが伸び伸び遊べる、また、ウオーキングなどが気軽にできるような大きな公園がないのが四條畷市の特徴でありまして、これは問題だと思っています。

なので、この公共施設の再編を進めていく上では、歩いて行ける距離に様々な世代の方にご利用いただける場所を整えていきたい。この四條畷市の良さは、大阪市から少し距離があって自然環境も良く、伸び伸びできるというのが特徴の一つ。小学校のグラウンドも、大阪市内などに比べると広いと思いますので、やはりそういう部分を大切にしていけたらと考えております。

例えば岡山地域のタイヤ公園やそのお隣の青少年コミュニティ運動広場などについても、保護者の方からは自由に使える場所にしてほしいというお声を多くいただきます。全施設のお話をするときりがないですが、岡山地域だと青少年コミュニティ運動広場が一番関係してくるのかと思います。

 

市民: 

分かりました。一応、他にも質問事項がたくさんありますので、次の質問にいきましょう。

 

市長: 

岡山地区が一番多いですので。

高齢者施設の跡地の売却・正法寺遺跡の活用方法

市民:

次に遊休不動産です。岡山東5丁目、昔の四條畷荘の跡地。高齢者施設の跡地の売却と正法寺遺跡の活用方法。

 

市長: 

ありがとうございます。旧四條畷荘につきましては、個別施設計画においては、利活用の方針がまだ決定していないです。活用方法は様々あるのではないかと思っています。どうしても耐震化が終わってない施設を優先的に議論してしまうので、なかなか結論が出せていないのですが、面積、地理的条件、アクセス面も含めて、公共施設として整備していくには難しい場所ではないかと考えています。なので、原則的な方向性としては、民間さんに利用していただけるように売却という方向性で考えております。ただ、まだ決定はしていません。

もう一つ、正法寺跡地につきましては、年間何名かは、市にお問合せをいただいて見学に来られる方がいらっしゃる。ですが、今現在は使えていないという状況です。その場所の開放に関しては、近隣にお住まいの方々にご意見をお持ちの方が多かったのですが、その方々が移転されたという契機もございまして、教育委員会が持っている施設ではありますが、今般、歴史的価値をご覧いただきながら、地域の方にも使っていけるようなスペースにしていくというのが今の方向性です。

空き家問題

市民:

次は、要は空き家問題。これはどこの地区も抱えている問題だと思いますが、今回の意見としては、岡山地区にも古い家、蔦がからまっているような家があると思う。そういうところが災害時に壊れたりしたらどうするんですか、何とかならないものかということです。

 

市長: 

ありがとうございます。これも先ほどの話に近しいところですが、空き家等の問題に関しては、市の生活環境課で対応しておりますが、四條畷市域に、300件ぐらいの数の家屋が空き家として長らく放置されております。放置されている家屋については、水道などの利用状況などを調べながら、市全体の空き家としてリスト化し整理しております。その数百件分すべてに対応するのは我々もなかなかに困難なことなので、危険度別にA、B、Cとランクをつけさせていただいております。まだきれいで十分住まいとして使用できる空き家と、放置しておくと危険性が高まる可能性のある空き家、もう見るからに台風などの災害時には近隣住民の方にご迷惑をおかけしてしまうことが予想される空き家、この3分類です。

個人情報の観点から、どれがどれに該当しているかは、私の口から申し上げることはできません。現在、四條畷市内で10件ほど特定危険空家等にみなしている物件がございます。

この特定危険空家等の持ち主は市内在住の方もいれば、市外にお住まいの方、かなり遠方にお住まいの方もおられます。やはりこれも個人の財産にあたりますので、市が介入するのは非常に難しいことなのですが、空き家の持ち主の方々に対しては是正をお願いする働きかけをおこなっております。

ただ、全国的にどの地域でも同じ空き家の問題がございまして、6、7年前に法律が変わりました。本当に危険な状態の空き家が、万が一のときに近隣の皆さんに対して大きな被害を出すような事態は避けたいということで、この特定空家等の持ち主の方に今の状態を是正していただくよう指導なり勧告なりをおこなった上で、それでも改善が見られないという場合は、現行の法律で行政代執行が認められております。行政が代わりに家屋などを取り壊す。そして、その取り壊しにかかった費用は所有者さんに請求することができる。 

ですが、個人の持ち物を行政が取り壊すというのはとても強い権力の行使となりますので、基本的には避けるべきだと考えております。とはいえ、それでも近隣の皆さんに安心・安全に生活していただくことも大切ですから、現状10件ほどが、そういった道筋に乗っている状況です。ただ、さきほど申し上げたBグループ内の空き家についても、今後は特定空家等に移行する可能性があります。近隣住民の方々にご迷惑をおかけする可能性が高いと感じられる家屋について、空き家のリストに入っているかどうかは、生活環境課にご連絡いただきましたらお答えできることもあるでしょうし、リストから漏れていたら、調査を行い、リストに追加いたします。ありがとうございます。

コミュニティバス・デマンドタクシー

市民: 

ありがとうございます。次です。コミュニティバスについて。今、乗り合いタクシーが巡回していますけど、これの利用者はどういう意見をお持ちか全く分かりませんので知りたいと。

 

市長: 

ありがとうございます。このコミュニティバスについては歴史がございまして、もともと公共施設巡回バスという形で以前から運行しておりました。先ほどの図からすると田原地域にお住まいの方々は近くに駅がございませんので、田原地域の方をJR線に接続するというのがコミュニティバスの基本的な考えで、今から3年ほど前までは大型バスがこの西側も巡回し、通勤・通学の時間帯は基本的に田原地域とJRをつなぎ、残りの時間は西側を巡回する。ただ、西側を巡回する大型バスの平均乗車数を調査すると、たった2人。あの大きなバスに対して2人しか乗っていない。コミュニティバスの運行費用も税金ですから、乗車人数が少ない状態で巡回させるのはどうかというお声と、車体自体が大型のため、それこそ岡山東5丁目のようなところでは転回ができない、細い道路に進入できないという大型バスが抱える問題もございました。そういった理由から、現在、車体を小型化し、乗り合いのタクシーの運行に切り替えさせていただくことで大型バスでは進入できない位置まで入ることができております。現在、岡山地域の上部と南野地域の上部の2ルートを巡回させていただいている状況にございます。

実証実験を続けて2年ほど経過しております。年間の予算でいくと1,000万円以上使っている事業になり、当然、たくさんの方にご利用いただきたいという思いで始めた事業ではありますが、8割近くが特定の方、基本的にほとんど同じ方に多くご利用いただいています。これがやはり様々な議論となっておりまして、利用される方については、もちろん便利だとおっしゃっていただいてますが、現在、四條畷市は民間バスが3本、近鉄と京阪と奈良交通が走行しております。岡山地域と南野地域に市の乗り合いタクシーを巡回させているのは、民間バスと競合しないためです。例えば、清滝などへは、近鉄バスの路線がございますので市の乗り合いタクシーを走らせることができません。市が走らせてしまうと近鉄が撤退してしまいます。ですので、現在の小型乗り合いタクシーに切り替えて、細い道に進入できるようになり、比較的ご利用いただいてはおりますが、課題の一つとして運行できない地域があるということ。どうしても特定の方、要はルートがかなり固定化されているので、延べ人数は多くても、利用者は限定されている。これが課題だと思っています。

現在、実証運行3年目にはなりますが、例えば清滝の上のほうにお住いの方でも、岡山にお住いの方でも、南野にお住まいの方でも、同じ公共交通を利用できる地域、利用できない地域があるというのはやはり問題でして、その問題を解決していきたいと考えております。利用者からは、あったほうがいいとのお声をいただいておりますが、このまま継続していくのは難しいとも感じています。なので、ほかの地域でも使っていただけるような形を庁内で模索している最中にございます。

 

市民:

コミュニティバスが大きいのが、私も問題だと思います。だから、小型化にしていただくのは当然のことだと思ます。

乗り合いタクシー、使う側にとってはとても不便だということです。予約をしないといけない、時間が決まっていない、そういうことで乗りたい方も乗れないです。予約は2時間前にしないといけないとか。そのタクシーは、市役所に常駐しているんですか。

 

市長:  

たくさんご質問いただいてますが、まだご意見がありましたら先におっしゃっていただければ。

 

市民: 

すみません。だから、私はコミュニティバスが絶対必要だと思っています。私の地区は緑台でだいぶ上の方です。まだ丘の上もあります。コミュニティバスが通っていたときも、上には

駐車場がないです。だから、もし考えていただけるのであれば、丘の上の一番上あたり。緑台には公園もあります。駅から坂を登っていったらかなりの距離があります。だから、乗りたい人は、そこから乗りたい。そしてそこに降りたい。だから、時間を決めていただいたら、生活設計も、自分が出かけたりするのも、コミュニティバスの時間が決まっていたらその時間にあわせて対応できるというわけです。

だから、今の乗り合いタクシーは小刻みかもしれないですが、あまり役に立ってない。バス停の数が制限あるのか、距離が制限あるのか分かりませんが、せっかくそういう事業をしていただけるなら、この超高齢社会で何が大事って足なんですよ、どこ行くのにも。丘の上とか緑台なんか駅まで行くのは大変です。まして帰ってくる坂道なんか、何度も休憩する。地域によってはバス停が小刻みになってしまっても、市の持っていき方でいろいろできると思います。そこのところ高齢者目線というのも大事にしていただきたいと思います。

このあたりの地域も3分の2以上は後期高齢者です。その人たちは、元気なのです。でも、足が悪くなったらおっくうで出られない。駅まで行くのが1時間がかりです。私は、もっと色々事業をしていただけるなら、住民の役に立ってこそだと思います。だから、そこのところをいち早く前向きに改善していただきたいと思います。

 

市長:

ありがとうございます。

 

市民:  

それともう一つ。さっきの危険空き家。このあたりにも1件あります。以前持ってらした方がお売りになって、現在は3人でお持ちらしいです。その方たちも遠方におられて、連絡は取れるけど対処は無理とのことですが、すごい状態なんです。だから、そういうところは、市とかでそれ以上には進めないものでしょうか。その持ち主たちの意見を聞いて、どうにかするとか。竹が生えていたりして隣接するお宅などはそれで暗くなるぐらいですし、危険度もかなり高いと思います。私はそういうのをこの機会に、せめて四條畷の中だけでも、みんなが共有していってほしいと思います。私らも知らないところがいっぱいあると思いますが、危険な家とかそういうのを何か地域の人たちに分かるようにプリントなり何なり配っていただけたら、協力の度合いも違うと思いますので、お願いします。

 

市長: 

たくさんご意見いただいて本当にありがとうございます。

まず、デマンドタクシー、乗り合いタクシーのほうからご説明させていただきます。時間が決まっていないとおっしゃっていましたが、定時定路線のため、基本的には決まった時間で運行させていただいております。やはり利用者の方にとって時間が不明瞭だと利用しづらいので、運行時間の一定性は必要だろうということで、決まった時間で運行しております。その上で、停留所。停留所につきましてはなかなか難しい問題でして、これは警察が所管しておりますので、どこでも停めていいというのではなく、ほかの交通の妨げにならないようにするため、停留所を設置してもよい許可地というのがあります。この乗り合いタクシーの事業を始める前に、ワークショップという形で、停留所の位置をどこにするかなどの話合いをさせていただきました。なるべくご希望に沿うような場所に停留所を設置したいと思うものの、どうしても許可が下りない場所もございます。ただ、乗降場所はどうしてもここがいいというお声もいただきましたので、それは次回の改訂時に反映させられないか検討させてください。

また、一番お声をいただくのは予約について。私としてもやはり使う側になりますと、2時間前までに予約しなければならないのは、あまり便利ではないと思います。なので、2時間前までに予約するというルールを変えられないかと、業務を委託しているタクシー会社さんにさんざんお願いはしておりますが、やはり運転手の配置の関係上、1時間前までの予約ではどうしても難しいという回答でした。なので、今の契約は今年度で終わりますので、次回の業務委託の契約をする際には、予約の利便性を確保できるような事業者さんにお願いするなどの考えもございます。予約につきましてはかなりのご意見が寄せられていますので、そこは改善しなければならないポイントだと思ってます。

四條畷市の公共交通の問題については、もちろんエリアごとに課題もございますが、一番の課題は、四條畷市を東西に走る路線を主として5台の大型バス、京阪バスさんに運行していただいておりますが、年間の委託料におよそ2億円かかっています。市が公共交通に使っている費用は北河内の平均からすると、近隣市に比べて既に約5倍の費用がかかっています。市の中心あたりに山があるという特性上、他市よりも公共交通の予算を多めに取っております。

先ほどの乗り合いタクシーの件も、車両の台数を増やそうとすると、既に近隣市よりも5倍近い予算を使っている中、さらにその予算を大きく増額した場合にどこまで市民の皆さんの理解を得られるか。良し悪しではなく議論して、みんなで決めていくことかと思います。今後は高齢者の方の免許返納なども増えてくるでしょう。移動手段がないので家から出られないとなると、結局、健康にも影響が及んできます。我々としては何とか外出していただけるような交通の制度を整えていきたいと思っています。ですが、やはりその制度も必要だし、こういう制度も必要だし、例えば子どもにもまちづくりにもとなってきたときに、これから先、どれだけ交通の予算をさらに増やすのか。これは限られた予算の中で慎重に検討していきたいと考えております。

まとめになってしまいますが、予約方法、これは必ず改善の方向で進めたいと考えております。

停留所については、どうしても警察の許可の問題がございますので、今この場で設置できますとは、私の口から申し上げづらいですが、どの場所であれば設置できるのかなど引き続き検討してまいります。

いまいただいた2点目の質問は空き家の話ですよね。所有者が3人。3人だと少ないほうでして、物によっては相続の関係で、とてつもない人数で物件を所有されている事例もございます。そして市の基本的な対応としては、それぞれの所有者の方に通知を送付しております。これは民法の規定なのでいかんともし難いんですが、やはりそれぞれが同意しないと、そのものの扱いを決定できません。我々としては、所有者3者に対して、もちろん働きかけをおこなっておりますが、最終的には所有者同士でその土地なり物件なりをどうするかというのを決めていただかねばならない。ただ、繰り返しになりますが、そこが特定空家等かどうかは、申し訳ありません、情報保護の観点からお伝えできないですが、もし特定空家等に該当しており、何度通知しても是正していただけない場合は、いわゆる先ほど申し上げました、市のほうで除却するという手続を進めさせていただく運びにはなっております。ありがとうございます。

 

市民:  

教えていただきたいのですが、今、タクシーを借りてるのが5億円とおっしゃいましたよね。

 

市長:  

僕の説明不足でした、すみません。四條畷市の東西を結ぶ赤い大きなバスが5台で2億円、デマンドタクシーと呼ばれる小型の車両がおよそ2,000万円弱でしょうか。

 

市民:

年間ですか。

 

市長: 

はい、そうです。

 

市民:

それであれば、市は小さな車持っておられますよね、何人か乗りの。

 

市長:

マイクロバスのことでしょうか。

 

市民:

はい。そういう車を使うのはだめなのですか。

 

市長:

ありがとうございます。公共交通については、ほんとうにたくさんのご意見をいただきます。少し難しい話になりますが、我々は大阪という都心部近くに住んでおりますが、タクシー会社もない、民間バスも走っていないという地方の地域ですと、市がどこにどれだけバスなどを走らせようが、これは自由なんです。でも、都心部になるほど、先ほど申し上げたように、民間タクシー会社もあれば民間バス会社の路線もございます。市でどういったルートを走らせるかなどは、地域公共交通会議という、京阪バスさん、奈良交通さん、トモエタクシーさんなど、各交通事業者の代表者と、そこの労働組合の方にもご参加いただき協議をいたします。簡単に言いいますと、市が無料でバスなどを走らせたりすると、民間の事業者さんは撤退され、民間事業者さんで働くドライバーさんは職もなくなってしまうということになりますので、基本的には相当慎重な協議の中で、民間さんと競合しない形で路線を決めております。ですので、市が自由に交通を走らせることができるかできないかだけで言うと、できるのですが、それであれば京阪さんも近鉄さんも採算が取れないので撤退しますとなってしまう。そうなると、市内全域を市で網羅しなければならなくなる。地方部では、そういうことをおこなっている地域もありますが、四條畷市は、まだ民間バスが3本も走っているものですから、そこの調整が一番難しいところです。

 

市民:

すごい無駄ですよね、5億ものお金を。

 

市長:

2億ですね。

 

市民:

乗っておられるのは2、3人でしょう。

 

市長:

いえいえ、東西線は、通勤・通学でかなりの人数のご利用があります。

田原地域を走る自動運転車

市民:  

四條畷の田原ですよね、電気自動車を試しているというのをテレビで観ました。

 

市長: 

ありがとうございます。現在、田原地域には、田原からJR四条畷駅をつなぐ東西線、2億円の予算で大型バス5台を走らせています。田原地域は、さつきヶ丘や緑風台をふくめ縦に長い地域になっておりまして、大型バスが緑風台、さつきヶ丘、田原台9丁目、8丁目と走って巡回しております。大型バスで細かく巡回しているのでたくさんの本数が必要になってきます。

田原地域内で自動運転や電気自動車の実証実験をおこなう意味としては、一つの拠点とJRの駅を往復するバスと、田原地域内を移動する車両に分ければ、大型バスの本数を増便しなくてもいいのではないか。要は1本のバスで全てを巡回しようとするので、利便性を考慮すると多くの本数が必要となります。なるべく予算を抑えようと思ったら、直通のバスと地域内を巡回する車両に分けたほうが効率的。そういう意味で自動運転車などを走らせる実験というのをいまおこなっており、その実験をニュースで取り上げていただいたのです。

ただ、おっしゃるとおり、年間2億かかっている事業はそうほかにないです。

 

市民:  

ないですね。

 

市長:

大きな事業であることには変わりはないです。

 

市民:

もう少し考えないと駄目じゃない。

 

市長:

ただ、この公共交通については、今おっしゃっていただいたように生活の利便性や免許を返納された方などが駅を利用するためには、どうしても必要な政策ではあると思います。

四條畷市の危険区域

市民:

あと20分ほどしかないですが、まだ半分も進んでいないので。

市内の危険箇所、これは市長と市民はだいたい把握されていると思います。

だいたい分かっておられますよね、危険箇所。

 

市長: 

危険箇所というのは、まず皆さんに全戸配布させていただいている防災マップと、もう一つ、ため池ハザードマップというのもございます。もちろん危険区域、該当場所については災害対策本部の中で毎回議論いたしますので、基本的には把握しております。

飼い猫と野良猫の不妊手術等の費用の助成

市民:

次に、飼い猫と野良猫の不妊と去勢手術の費用の一部助成。個人で手術をお願いすると1万5,000円か2万円程度かかるいうことを聞いておりますが、勝手に殺処分すると動物虐待で訴えられるということもあるので、こういう助成をしていただけるのかどうか。

 

市長:

このお声は、他の地域からもいただいております。いわゆる地域猫の問題で、市民の方によってはご自身で負担され、去勢や不妊の手術等を手配していただいており、自由診療ですから費用が高額だと。

個人でペットを飼われる場合の管理・責任につきましては、当然飼い主にございますので、去勢手術等に市民の税金を使うわけにはいかないので個人でおこなっていただくことになります。

去勢手術等の補助などは、北河内7市のほとんどの市にありますが、基本的に対象は団体です。地域猫などを守る活動をされている団体さんに対しては助成できますが、個人を対象としてしまうと、飼い猫の手術なのか地域猫の手術なのか、行政では判別不能です。

そうすると補助を受けれる受けれないで不公平の問題が起こります。

市としては、複数人の団体やグループであれば助成する制度をつくりたいとは考えていますが、北河内の7市のうち、6つの市には地域猫を守る活動をされている団体さんがございますが、四條畷市には、現在1団体も存在しておりません。そういう団体さんが発足されるのであれば、市としては積極的に助成等考えていきたいと思っています。ありがとうございます。

 

市民:

このあたりにも猫がたくさんいるけど、飼い猫か野良猫か分からない。

 

市長:

そうですよね、判別が難しいですよね。

 

市民:  

好き勝手に餌をあげてはるので、野良猫も寄ってくるし、その辺の判断は私らでも難しい。

 

市長:

そうですよね、わかります。

休校中の体育館や体育施設の利活用

市民:

次は、休校中の体育館とアリーナの活用度アップ。要は種類別に開放日程を決めて気軽に使えないかということです。

 

市長: 

ありがとうございます。休校中というのは南中や東小の話かと思います。アリーナはサン・アリーナのことかと思いますが、先ほど少し話題にのぼりました市民活動センターの体育館や市民総合体育館サン・アリーナにつきましては、曜日を決めて市民開放日という形で、スポーツのジャンル別に利用していただける事業をいまも実施しております。これも市民の皆さんに伝わっていない部分があり、今後も積極的にお知らせしていかなければいけないと考えております。

いまおっしゃられたように、南中学校と東小学校が廃校になったことに伴いまして、いわゆる南野の地域には避難所等がない状況で、公共施設再編の中で体育館機能も含めた避難所整備を早期に進めていきたいと考えております。完成したあかつきには、市域全体のご利用可能な体育館の数が今より改善されるかとは思っております。ありがとうございます。

地域活動・郷土を支える人材の育成

市民:

次、2つほぼ同じ内容の意見なのですが、地域の活動、市の行政機関に無関心。それと、自分の生活、四條畷の地域のことを知らなさ過ぎる若者が多い。こういう観点をどうアピールしてもらえるのかと。関心がないのは若い子に多いですからね。

 

市長:

小学校で教科書とは別の副読本というもので郷土史を勉強する冊子もございまして、四條畷市のゆかりや地場産業の見学など授業に組み込ませていただいております。そうして子どもたちに教えてはいるものの、行政機関に関心がない世代が多いというのを他の地域からもお声をいただいております。広報紙をお配りしても、読んでいただくことも難しい。本当に難しい問題です。逆にどうすれば関心持っていただけるかを皆さんからもお知恵をお借りしたいです。

 

市民:

地元でもなかなか若い子が集まってこない。

 

市民:

若い人が知らなさ過ぎると思います。民生委員の経験があり、子どもさんと接する機会が多いですが、やはり四條畷の歴史などほとんど知らない。四條畷市に対しても、自分が住んでるところという愛着がない。だから、何とかその辺の愛着を持たせないと、例えばここに参加していただいている地域の役員などに最終的にはつながってこないのではないかと思っています。だから、行政の方も何か共に力を貸してもらってやっていかないと、ますます役員などの成り手がないと思います。その辺を考えてほしいと思います。

 

市長:

ありがとうございます。郷土史の副読本であったり、あるいは古文化研究保存会の皆さんのお力をお借りして歴史民俗資料館に子どもたちが訪問したりしてはおりますが、その何回かでまちに愛着が湧いてくるかというと、そうでないご家庭もあるかと思います。

また、これは教育委員会とも話さないといけないですが、教える先生たちそのものが四條畷市の郷土史について詳しいかという問題もあろうかと思います。

なので、いま貴重なご意見いただきました。私の場合は、最後の昭和生まれですが、まちにすごく愛着があるというか、このまちが好きですし、歴史ももっと知りたいと思っています。なぜかといいますと、やはり岡山地域を例とすると、夏祭りだとかだんじり、その他いろいろなイベントを実施されており、そこで様々地域の人たちと触れ合う中で、このまちが好きだなと感じてきたのだろうと、自分では思います。自治会活動も含めて、いろいろな行事に市も積極的に参加し、まずはイベント等を接点として若い人にも参加してもらえるようにしていくことが、意識づくりにつながっていくのかと考えております。ありがとうございます。

市民:

何かほかに言いたいことあったら。

落書きの問題

市民:

落書きの問題。

 

市民:

落書きね。この地区では民間のガレージにスプレーで落書きされたり、あとは電柱やガードレール。これ、部門が全部ばらばらですね。警察と関西電力と市と。こういうのは、最近特に頻繁に増えています。一時はなくなっていた。ガードレールは市に連絡したら対応してもらえるのかどうか。関電も難しいと思いますけど、個人のお宅では警察に言うしかないですよね。それは自治会から要望出して問題ないですかね。

 

市長:

ありがとうございます。基本的に、落書き行為は器物損壊といいますか、犯罪に当たりますので、民間が所有されているものに対して落書きをした方は犯人という扱いになると思います。なので、民間のガレージなどに落書きされた場合は警察に連絡していただくのが一番です。我々は、犯人の逮捕という行為はできませんので、警察にご連絡いただきたい。

皆さんもご存じのとおり、今おっしゃっていただいたのは、1つ落書きがあると、その周りに落書きが増えてしまうということが現象としてあって、放置し続けるとさらに落書きが増えてしまうので、ガードレールや電柱も含めて早期にきれいにしたほうがいいのではないかというお話かと思います。場所は後ほど具体的に教えていただければ、担当は都市整備部になろうかと思いますので確認させていただきます。

 

市民:

カードレール、ぱっと通って見てるだけなので場所は覚えてない。

 

市民:

東5丁目のほう。

 

市長: 

分かりました。じゃ、後ほどお聞かせ願います。ありがとうございます。

電柱については関電さんにご連絡していただかざるを得ないのかもしれません。縦割りのようなことしか言えなくて申し訳ないですが、電柱は関電さんの所有となります。ありがとうございます。

歳末警戒パトロール

市民:

もう一つ、年末警戒パトロール、市長が巡回しない。

 

市長: 

これは少し釈明させてください。今年もそうですし、来年もそうですし、この年末の歳末特別警戒の予定というのは、後ろに秘書政策課の職員も控えておりますが、すでに私のスケジュールに組み込まれています。日程としては激励巡回用として空けております。

基本的にそれぞれの地域で活動していただいている防犯委員会の皆さんの取組に対して、市として感謝の気持ちをお伝えしたいという思いで各地区を回らせていただいております。

コロナ等のことがあるので最近は巡回できておりませんでした。ここしばらく感染拡大が落ち着いている傾向にあるということで、激励訪問をさせていただきたいと、先般、市のほうから防犯委員会の役員会へお伝えしました。防犯委員会からは、すでに第8波の感染拡大が予想される気配もあり、12月末であれば感染者も増えてる可能性が高いと。そういった状況の中で市長が来られるということで、人を集めるというのは、地域の住民に説明しづらいので、今回は諦めていただけないかというお言葉があったと報告を受けています。年末に向けてまだ1か月以上もありますから、最終決定の報告は受けていませんが、そういったやりとりが、市長が来ないという話につながっているのかと思います。ただ、日程はあけてあります。

 

市民:

それやったら、ほんまにやめといたら。

 

市長: 

そのお気持ちもよく分かります。ですが、我々は基本的には激励訪問させていただきたいという気持ちではおります。

 

市民:  

防犯委員会でそういう判断をして市長に報告してるのであれば、やめとけばそれでいいのではないですか

 

市長:

防犯委員の方がこられてないのでお答えしづらいですが。

 

市民:

トップが来てもらわないとね。

 

市民: 

消防は来るのに、市長だけこないってどういうことだと老人委員会でも話題になっていた。

 

市長:

先ほどお話をうかがって、そんな話で伝わっていたのかと思いました。実情としては今申し上げたとおりです。

 

市民:

また21日にきっちり報告をしてもらいます。

 

市長: 

地区会長協議会でしょうか。

 

市民:

自主的に地区でしようかということでやってるのに、地元に住んではる人なのに来ないってどういうことなんだろうと。

 

市長: 

お気持ちはよくわかります。私としては本当に激励にうかがいたいと考えていますので。

 

市民:

公務でなくても来てください。

 

市長:

確かにそうですね。一自治会員ではありますので。

まだ時間はございます。まだ言えていないなどございましたら、挙手をお願いいたします。

個別施設計画の改訂

市民:

すみません、令和2年1月の個別施設計画等改訂版を今年の4月と10月に出してはると思いますけど、冊子で見る人もなかなかいないですし、私も見ようと思いましたが、どこがどう変わっているかわからず、教えてほしいというのが1点。

もう一つ、空き家の勧告相当だと10件ぐらいあると。勧告しないといけない時期だと思いますが、タイムスケジュール的に市はどう進んでいるのかというのを教えてください。

 

市長:

ありがとうございます。まずこのお話しについては、もう足かけ7年間、もう10年近く経過しております。具体の施設よりも、市域全体の公共施設の総数と、それをそのまま維持すると、これだけの費用がかかりますが、再編を進めるとこれだけコストダウンになりますという市の大きな方向性をまとめた計画を平成28年度に策定いたしました。ただ、計画を進めていくうちに約10年の年月が経過し、この大きな方向性自体も、数字などを置き換えるという意味でこの4月に改訂版の公共施設等総合管理計画を策定いたしました。

平成28年度策定の計画と比べて、どこが具体的に変更になっているかというと、大きな方針は頻繁には変更できませんので、改定箇所については、数字の部分がより具体的な数値に置き換わっているとご認識いただければ結構です。 

ただ、いまおっしゃっていただいた、直近の令和2年の1月に策定させていただいた計画につきましては、大きな方向性と、もう一つ、個別施設計画の策定、それぞれの公共施設をどうしていくか。この令和2年1月の計画と、今回の改訂版との違いはたった1つです。それは、公共施設の再編については議会で特別委員会を立ち上げられてご議論いただいておりますが、現状、行政はその議論の結果待ちです。ですが、先ほど申し上げた土砂災害警戒区域となっている南野エリアにとって、土砂災害警戒区域外に体育館などの避難所となるような公共施設がありませんので、体育館などができるよりも前の段階で校舎棟なども活用して避難できる場所を整えるという趣旨の改訂が1行追加されているだけで、根本的に大きな変更はございません。先ほど申し上げた、議会で行われている特別委員会、今年度中にはおおよその方向性の結論を出すと聞いておりますので、それを受けて、個別施設計画を改訂する際には様々な箇所を修正し、いろいろな施設の方向性を示すことができるのではないかと考えております。もしご覧いただくのであれば、そちらの来年度版をご覧ください。

次に、空き家の問題ですが、基本的に、先ほど申し上げた最後の手段である行政代執行は、行政が持つ権力の中でも一番強力な権力の行使になりますので、行政で勝手に決定して実行することはできません。まずは有識者の集まり、要は法に詳しい方や専門家の方にご参加いただく委員会を設置いたします。基本的にお忙しい方々になりますので、通知の発送から半年ほどかけまして有識者委員会を開催します。その委員会で、もう少し強い働きかけをするか、しばらく様子を見るかなど危険空き家の取り扱いについてご議論いただきます。あるいはBランクにある物件を特定空家等に指定するかどうかもこの委員会で決めていただきますが、この委員会自体はおよそ半年に1回の間隔で開催をしている状況です。

ただ、全国の事例で取り壊しまでに至った事例は正直ほとんどございません。事例としてあるにはありますが、やはり強い権力の行使になりますので、事例としてはほとんどなく、どうしても慎重にはなってしまいます。担当課と協議する中では、行政代執行に至りますと個人の財産を勝手に取り壊したということで、最終的には個人と市との訴訟になります。そういうリスクなども考慮すると、どうしても年単位、2年、3年かけて何回も所有者の方とのやり取りをしなければ行政代執行をおこなうまでには至らないというのが現状ではあります。

 

市民:

勧告とかは。

 

市長: 

是正の通知はすぐ出しています。特定空家等に指定した段階ですぐに是正してほしいという通知を、定期的に繰り返し、繰り返し送付しております。ありがとうございます。

開発工事に係る許可等・上下水、ため池等の管理

市民:

最近、開発のときに水利のハンコとか区長のハンコとか欲しいということで、業者の方から連絡がありますけど、最近の開発には袋路状道路が多過ぎます。大きい開発だと、土地を有効利用するがゆえに道路を行き当たりばったりの袋路にするのも都市計画課のほうでもう少し指導や注意喚起をして、全体的な地域の発展や道路設定を考えて業者に開発指導をしてもらうように。でないと、最近は大きな開発でも袋路など多々そういう図面を描いてくるから、これは指導要綱でできますとか、回転路があればいけますということなんです。そうではなしに、やはり全体的な地域の発展を考えたら、開発のときにもう少し行政指導を徹底してほしい。こちらで通り抜けできるようにお願いしていても、最終的には行政の方で業者によっては希望と違うものでオーケーと言うてるので、しようがない。地元は不服ですけど、市がオッケーしていていたらしようがないとなってくる。

それと、分流区域、この自治会から西の方で合流、それが上の方は分流ですけど、開発に関しては、持ってくるものは最寄りの雨水管。汚水については汚水管がついてありますけど、雨水配水については、末端まで雨水管を市のほうが布設していたらよろしいですけど、それで言うたら、上のほうでは開発があっても流末は用水路へ流せることになるから、それで集中豪雨で膨大な雨水が流れてくるから、用水路は下へいくほど細くなっている。だけど、そこらへんに流されたら、農業者も農業人口も少ない中で維持管理ができないから。そこらをもう少し下水のほうの雨水整備を徹底して行っていただきたいなと。

それと、池の壁の件ですが、通常、管理は地元でということになってます。農業者人口も減ってきていますし、岡山のほうも水路をつくってるのは10軒ぐらいですから、こんな状態ではとてもため池の管理とかできない。堤防の草刈り、維持管理は地元だからということですけど、人もいてないので今までみたいには管理できない。ほんで、土地は市になってる。ただ水利権だけ、水の権利だけ地元が持ってますけど、土地は市やから。市もお金ないからというて逃げてはるか知らないけれど、地元の水利としても全然お金がないし、人もいてない。かといって管理と言われても、水利のほうは全然対応できない。ほかにもいろいろとありますけど、水路の整理の問題とか、そういうような話を水利の役員さんと市長が対話する機会作ってほしい。ここでは水利の話をしても答えが出ないのはわかっているので、その辺また機会をつくっていただきたいと思います。

 

市長:

貴重なご意見、本当にありがとうございます。今おっしゃっていただいて、確かに袋小路のようなと申しますか、突き当りが通り抜けできない形で開発されている地域が目立つと私も思います。

雨水も含めて、我々市役所からしたら、先輩からいただいたご指導ですので、持ち帰らせていただいて検討させていただきます。ただ、釈迦に説法かと思いますが、市としては、大阪府の許可に対して申し添えをするという形になっておろうかと思います。そのときにどういう申し添えをするのかということかと。最終的には我々が許可するわけではななく大阪府の判断になりますので。

 

市民:

だから、市道は市のほうで指導するのであって、もう少し頑張ってほしい。指導要綱はこうやからどうこうというよりも、やはり地域全体のことも考えていただかないことには。

それで、市のほうもメインの道路といえば、旧の170線と雁屋畑線の中途半端なそれだけですよね。寝屋川市とか都市計画道路とか頻繁にできてるのに、四條畷の都市計画道路というたらその2本だけですよね。他は計画がつぶれてどうなっているのか。事業はしてくれてはるのかと思います。財政は健全化するだろうけど、全然事業をしていなかったら、そら健全化するのは当たり前ですよね。

 

市長: 

おっしゃるとおりで、要はお金がないときには投資できないので、財政が健全化しつつあるからこそ前に進めるのだと思います。ようやく大型の事業も市として実施できるようになってきましたので、いまこういう場でいただいたお声をもとに、どこに投資していくかを検討していきたいと考えています。

雨水のこともおっしゃっていただきましたが、これまで下水道とため池等を管理する部署が分かれておりましたが、今回の機構改革で、下水道河川課として水を一部署に一元化させていただきました。この雨水管の整備等につきましても、下水道河川課において来年度以降、力を入れて実施していこうと、いままさに計画しているところです。

 

市民:

用水路の整備も7、8年前から言ってるのに、それも金がないからできないと。

 

市長: 

6、7年前は確かにまだ財政が厳しい時期でした。

 

市民:

都市計画にも上げてないのでは、できないでしょう。

 

市長: 

2年ほど前に、計画を立てるにも現状把握からしないといけないので、整備を進めるために水路台帳を作らせていただいて、下水道河川課という形で水の一本化し、ようやく体制として前に進める。遅くて申し訳ないですけど、ようやくそういう状況になってきたところです。

 

市民:

世代が代わるわ。世代が代わってきたら田んぼなどなくなっている。裏山も。それまでにちゃんと整備を頼みます。

 

市長: 

しっかり進めてまいります。ありがとうございます。

10分以上過ぎてはおりますが、せっかくの機会ですし、これは言いたかったなど、ほかにご意見等はございませんか。

市の事業や取組みの現状などの周知

市民:

すみません、今日はいろんな方が様々な不安な点とかも問題提起されましたよね。それについて、市長がすでに取りかかっていただいている分も分かりました。みんななぜお話ししたいかというと、不安なのです。自分たちの生活などに不安を持っているからです。だから、今日おっしゃっていただいたことの途中経過でもいいので、みんなに分かるように回覧板なりプリントでもいいですから、教えていただけたら、市長はここまで頑張ってくれてはる、ここまで来たというのがわかると、皆さん随分安心されると思います。それでまた市長が頑張っておられるのが分かると、私らにとっても誇りですので、そういった情報を何らかの形で共有いただけたらと思います。

私も今日聞くまでどの程度まで進んでいるのか全然分かりませんでしたし、おそらく私以上に地域の人はご存じないと思いますので、そういうことも気にかけていただくとありがたいかなと思います。最後にすみません。

 

市長: 

とんでもないです、ありがとうございます。もちろん市役所全体で業務を行っておりますし、この対話会も今回5回目ですが、1回目、2回目、3回目、4回目にご参加いただいた方はご存じかもしれないですけど、1回目の対話会でいろんな地域からご意見いただいたときには、2回目の対話会でそれぞれこういう進捗状況ですとお伝えしておりました。やはり連続して対話会を開催させていただいていることには意味があり、あのとき言ったことはいまこうなっていますと、これはここまで進んでいますと私が直接お伝えすることができます。今回の対話会はコロナ禍の影響で過去2年間開催できず、私からの説明だけになっておりますが、次回6回目を開催する際には、この5回目でいただいたご意見に対し、それぞれの分野ではいまこういう進展をしていますとお伝えする形で今後も開催させていただきたいと思っています。

 

市民:

対話会に来られる方はそれでもいいですけど、病やいろいろな理由で来られない方のほうが多いです。だから、そういう人に向けて何らかのアピールをしていただきたいと思うのです。

 

市長:

ありがとうございます。

 

市民:

そしたら、評議員さんがこれだけの意見を出したのかということも分かりますし、それぐらいはしていただけるかと思って。

 

市長: 

ありがとうございます。過去の全てのご意見に対してどういう取組みをしているかを文字にいたしますと冊子になるほどの量でして、市役所にもございますので、もしよかったらぜひご覧いただきたいです。過去の対話会分、全てございます。

 

市民:

市役所に取りに行かないといけない。

 

市長:

申し訳ないですが、対話会は20か所以上の地域で行っておりますので、すべての情報を紙にいたしますと大変分厚い冊子になりますので回覧することは難しいです。映像として過去4回の全ての地区分、文字にも起こし、全ての議事録をホームページに掲載しておりますので、基本的には市民の皆さんが誰でもアクセスできる状態になっております。ただ、さらなる広報については検討させていただきます。ありがとうございます。

そのほかよろしいでしょうか。ありがとうございます。

私の説明も少し冗長であったように思います。いずれにしましても、たくさんのご意見をいただきまして本当にありがとうございます。一つ一つお声を聞かせていただきながら、もちろん歩みの遅い部分もございますが、前に進めていきたいと思っております。重ねてにはなりますが、夜遅い時間帯にご参加をいただきまして誠にありがとうございました。以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。