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地域と市長の対話会

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江瀬美での意見交換全文(第5回地域と市長の対話会)

広報板

市民:

4つだけ書かせていただきました。まず一つは、うちの副区長が広報を担当していまして、市の広報板の大きさをもう少し大きくできないのかということです。もういっぱいで大変な様子ですのでそれがどうかなと思いました。

 

市長:

ありがとうございます。

この江瀬美の地区で、今回の対話会が全20回あるうちの10回目ですが、おそらく最も多く広報板の意見をいただいています。それも、コロナ禍が少し落ち着いたこともあり、相当数貼っていただくご依頼をさせていただいたことで、我々のお願いする枚数の精査不足もありました。大いに反省をしているところでございます。

広報板についても狭いというご意見や、雨よけのためにあるビニールがあることで貼り替えが難しくご負担をおかけしている、逆にビニールが汚れてしまって何が貼ってあるかが見えないというご意見など、本当に様々なご意見をいただいております。これだけご意見いただいたので、考えていかないといけない課題であると思っています。

特に他市だと、ガラスケースに入った大きな広報板、がらがらと開けて貼るタイプ、あれだと貼り替えもしやすく、雨よけにもなるため見やすいですが、一度調べてみたところ、1本10万円ぐらいするようです。市の広報板は179か所程度あるのですが。

 

市民:

広報板、あれが10万円ですか。

 

市長:

板とそのガラスケースごと、根本から差し替えないといけないのでそうですね。

 

市民:

ああ、ガラスのものですね。

 

市長:

はい。全部取り替えることは難しいと考えています。そのため今は予算の中で、壊れたり、補修が必要なものは順次修理をさせていただいておりますが、抜本的なところまでの対策は、考え切れていないのが正直なところです。

ただ貼り切れないという声や、メンテナンスがとても負担であるというお声をいただいており、貼れない量をお願いしてしまっていることもあるため、今後はそれも踏まえて貼っていただく依頼の量を精査させていただきたいと思います。全部きれいな広報板にすることは難しいと思いますが、要所にあるものはある程度大きなものにさせていただくなど、対応を検討させていただければと思っております。ありがとうございます。

公共施設再編計画

市民:

いいですか。さっき市長も言われた公共施設のことを伺います。老朽化で建て替えないといけないということを聞いています。今後の計画について、どこまで考えられているのかお聞きしたいと思います。

 

市長:

ありがとうございます。

アリーナは少し新しいですが、いわゆる高度経済成長期に多くの施設が建てられていて、大体今40年、50年経過をしているという状況です。学校施設につきまして、まず中学校ですが、畷中や西中は相当に改修を済ませており、西中は体育館に行かれたらきれいなことがわかります。エアコンが入っているなど、学校施設は相当力入れております。そのうえで、小学校も順次、岡部小学校や忍ケ丘小など老朽化が進んでいる順に、改修を進めています。

その他の一般の公共施設については、まさに再編に取り組んでいるところです。大きな考え方として、市の公共施設でまだ耐震化工事が終わっていない施設が5つございまして、まずそこをどうにかしていくということです。公共施設で耐震化が終わっていないところは、教育文化センターや福祉コミュニティーセンターなどです。この近くですと市民活動センターもその一つで、現在体育館を耐震化及び中規模改修工事をさせていただいております。

市の形はこんな形をしておりまして、こちらが田原、ここに山があり、国道163号線が通って、ここ外環状線が通っており、ここにJRが通っているという形です。こちらが田原エリアで、こちらがいわゆる西部地域です。

市域全体で見ると、四條畷市の人口当たりの公園面積は、北河内の中で最も大きいです。しかし、西部地域だけを取って人口当たりの公園面積を見ると、実は北河内で最下位です。要は公園がないということです。薄々感じておられると思います。山は見えども、広い公園は四條畷にあまりありません。寝屋川公園や深北緑地が近くにありますが、あれは他の市です。四條畷の場合は飯盛霊園という大きな公園があり、田原台はたくさん公園があるため、総公園面積は非常に広くなります。

市長への意見箱や対話会の中でも、子どもが伸び伸び、ボールも使えて遊べるような空間や、あるいは高齢者の皆さんが集えるような場所、あるいはほっと一息できるような、散歩できるような場所についてのご意見をいただきます。確かになかなか身近にないことは事実で、これは整備していきたいと考えています。

考え方としては、小学生は放課後に小学校区から出てはいけないという考え方があるため、小学校区ごとに比較的大きな規模の公園を整備していきたいと考えています。第1弾は南小学校の南側にくすの木園の跡地がありまして、通ったことがある方は土地が空いていることをご存じでしょうか、南小の南側の、福祉コミュニティーセンターがある辺りですが、地域の皆さんと一緒に、どんな公園にしていこうかというワークショップを今年行いました。あそこは1,000平米を超えており、地域の皆さんとともに考えた公園を、来年度工事していくという予定にしています。それが南小学校区です。

くすのき小学校区については、候補地として、市民活動センターがあります。体育館部分は年間8割ぐらいの利用率で、四條畷の公共施設の中で最も使われている施設の一つです。校舎部分については、社会福祉協議会さんや、福祉系の団体さんなどが入られていますが、実は耐震化が終わっておらず、今後校舎に手を入れて長く使うより、相当老朽化が進んでいるため、校舎棟自体も含めてまちづくりの形を考えていきたいと思っています。例えば大きな広場のようなものを、当然当該地域の北出地域の皆さんや、こちらも非常に近いエリアになりますので、市民の皆さんとともに有効活用について一緒に考えていきたいと思っています。このような機能があったほうがいいのではないかなどを考えていけたらなと思っております。

直近では、畷小エリアになりますが、廃校になった南中学校の跡地に公園を含めた形でどのように整備していくか、順次進めています。

市民の皆さんにとって図書館などもありますので、総合センターが最もよく行かれるという方も多いと思います。あれが40年ぐらい経っていますが、市民の皆さんの検討会から、そのままの場所に残したほうがよいというご意見をいただきましたので、基本的にはあの場所で、まだ建て替えになるか改修になるか分からないですが、近いうちに改修ないしは建て替えをしていきたいと考えています。本日もさきほど北出の地域の方から、図書館の椅子が少ないので変えた方がよいのではないかなどたくさんのご意見をいただきました。ですので、その際には、たくさん市民の皆さんの意見も踏まえて実施したいということが、現在の西側エリアの大きな公共施設再編の考え方です。

 

市民:

肝心の市役所の建物はどうなるのでしょうか。

 

市長:

市役所につきましては、様々な考え方があり、本館と東別館で四條畷の市役所は2つに分かれていますが、本館のほうが古いです。ただ、本館も東別館も耐震化工事が終わっているため、これは考え方ですが、私の考えとしては当然市役所も古いですが、それ以上に耐震化が終わっていない施設や老朽化が進んでいる施設があるため、まずはそこから着手させていただき、市役所は耐震化できており、我々職員が使うものですので、後かなという考えがあります。市民の皆さんの中には、まずいの一番に市役所すべきではないかというお考えもございます。これは議会も含めて議論をしていただいているところですが、個人的には、まず市民の皆さんが使われるところの改修を優先すべきではないかと私は思っております。

 

市民:

田原支所はあまり行ったことがないですが、先日行ったときに初めて上の階に上がりました。とても立派なでこっちが本庁かなと思いました。

 

市長:

田原支所をご覧になられた方いらっしゃいますでしょうか。他市の方を案内すると、あそこを本庁と勘違いされるといいますか、時期がいわゆるバブルの最もよい時期に建てているため、柱も円柱で、今は維持管理が大変なので変えていますが、シャンデリアのようなものでした。これは維持管理が少し大変なところがあります。田原支所ができたのが平成初期ですので30年ぐらいでしょうか。

通学路の安全確保

市民:

江瀬美地区の●●●の通りですが、畷生会の遊々館からここのアカカベのところまでの間を、通り抜けのような感じで通勤の際に通っています。そして、ここはスピードが出ます。ここは通学路などになっていますので、スピードを落とすような何かを道路に書いていただきたいということを提案いたしました。

 

市長:

ありがとうございます。

●●●は私も何度も通らせていただいたことがあり、今おっしゃっていただいたのは、路面の標示のことをおっしゃっていただいたと思います。

内容にもよりますが、例えば、啓発看板は、市で立てさせていただくことができます。しかし、路面の標示となると様々なものがございまして、交通規制に関わるような標示は市ではできません。警察さんにしていただくことになるため、お願いをすることになります。例えばそこが通学路に含まれている場合、キッズゾーンなど他の市でもありますが、緑の線を引くなどの対応は市で行うことができます。基本的に通学路に対しては国からの支援が手厚いため、国の交付金なども頂きながら行う方法になります。これは複数年に1回、交通安全プログラムという計画を作っており、そこに実施する場所を計画に乗せて国に申請すると、国からお金がもらえる仕組みになっておりますので、当該地についても、そのようなものが活用できるかどうかをまず確認させていただきたいと思います。

市として至急できるものは、啓発の看板などです。根本的な交通規制は、警察さんと相談していくことになります。例えば、他のところでは何時から何時までは入れないということや、この時間はこの速度制限というところがあると思います。そのように変えることができるかできないかというとできますが、警察の出してくる条件がすごく厳しく、そこに住まう皆さんの合意があれば警察も考えますという考え方で、本格的な規制は結構ハードルが高いと思いますが、まずは啓発の看板と、市でできる路面の示し方をご相談させていただければと思います。見通しの問題もあり何かしらの対応をする必要があるかと思うため、また相談させていただければと思います。ありがとうございます。

民生委員の候補者・報酬

市民:

事前に出したものはあと1つでして、これは管轄外で国の政策の中のことと思いますが、民生児童委員をこの地区で20年ぐらい3名の方がされており、今年11月いっぱいで改選になり3名を人選しなくてはなりません。前回の改選があった3年前から今の民生委員の方にお願いして、候補を出してくださいと一応2名ずつ6名出していただき、回ったのですが1人だけやりますと言ってもらいましたが、あとは全部受けていただけませんでした。どこにネックがあるかを私なりに考えますと、報酬です。今はその報酬が活動費という形で僅かに出ているようです。今は70歳を過ぎても、多くの方はパートさんなどに行っているため、そのような時間が取れないようです。

ニュースで見ましたが、国はこういう制度は日本しかなく、100年も続いていると言っていました。私からすると、ただで使っていたら何百年も続くだろうという頭があるように思います。だから、国がこの先それを続けるようであれば、ある程度報酬を出してあげないと、選ぶほうがもうできませんとなります。すると、行政で選んでください、なぜ我々が選ばないといけないのかとなりかねないのではないかと思っていますので、国に大きな声で言っていただきたいと思っています。そこで質問させていただきました。

 

市長:

ありがとうございます。おっしゃるとおりだと思います。基本的に民生委員児童委員の皆さんには多大なるご貢献をいただいておりまして、本当に心から感謝申し上げたいと思います。やはり地域に根差した活動をしていただいており、市以上にやはり地域の方々をご存じで、寄り添ったご対応をしていただいております。そのような意味でも、自治会長の皆さんにご推薦を依頼しているのは、地域の中でそのような活動ができる方を、市職員よりよくご存じではないかという思いでお願いをし、ご協力をいただいているところでございます。

今おっしゃっていただいたように、これは大阪発祥の制度で、方面委員制度というものから100年以上続いている制度です。基本的には奉仕の心に頼ってしまっている現状があると思います。国家公務員として勤務していただいているため、それに対して市として給与などそのような支援ができないという状況にございます。

民生委員さんに限らず、保護司の方や、人権擁護委員さん、消防団、青少年指導員さんなど、たくさんの方々にご活躍いただいておりますが、国においても今おっしゃっていただいたことが大きな議論になっていると聞いております。今般、消防団さんは少し報酬等の改定があるということで条例の準備もしていますが、民生委員さんについても多くのお声をいただいているため、市としてしっかりと国にお伝えをして、法律を変えていただかないと、いかんともしがたい問題でございますので、粘り強く働きかけてまいりたいと思います。ご意見ありがとうございます。

 

市長:

ありがとうございます。

まだまだ30分以上ございますので、今の関連でもよいですし、全く関係ない分野でも、どんなことでもご意見、ご質問いただければと思いますが、いかがでしょうか。

介護保険制度・健康寿命延伸

市民:

仕事柄、四條畷で訪問業務をしておりまして、くすのき広域連合解体に向けて準備をされていて、今の試算ですと納めるお金は1人当たりで減らせる方向であると思います。サービスを提供する側は会社に入るものが四條畷の加算的なところで、同じサービスを提供していてもちょっと減算の計算になってしまいます。保育士さんも同様で、他市に流れていってしまう問題が、もしかしたら控えているのではないかと思っています。介護保険も、これまで湯水のように使ってしまっていて、今は絞られてきていると思いますが、自助、互助の部分で地域の中でできることをどんどん増やしていきたいと思っています。例えば、先日、総合センターで行われた健康寿命延伸イベントも、四條畷市として一つのよいイベントであると思います。一方で、もう少しそれぞれの地区単位で、リハビリ専門職や、地域でそのような興味がある人を少人数で集めて何か発信などをしていきたいと考えており、四條畷でできそうなことは何かないのかと思っています。もし何か市としてそのような未来像があるのであれば、教えていただきたいのですがありますでしょうか。

 

市長:

ありがとうございます。まさにそのようなことをしていきたいと思っているため今回単独化します。

今の話を少し説明申し上げたいのですが、相当多様な要素を含んでいる話です。ただ、皆さんにとって複雑にならない範囲でご説明させていただきます。

くすのき広域連合とは20年ぐらい前に、四條畷、守口、門真で一つのグループをつくり、介護保険事業を展開していますが、これはとても珍しいことです。都市部でこのようなことをしているところはありません。普通は、守口も門真も四條畷も市が違い、環境、住んでいる方も違うため、必要な介護サービスが異なるはずです。様々な背景があって20年前に3つで運営しようと決まり、当然、同じ作業を3つそれぞれで行うところ、一気にできるため、効率化できる部分もあります。一方で、3つで運営しているため、守口、門真、四條畷の3市が納得できる事業しかできないので、四條畷はこのようなサービスをきめ細やかにしたいが守口、門真が別にいいかなとなるとできない状況が続いてきました。それは、今の実情に合っていないだろうということで、解散をして四條畷市単独で介護保険事業を提供していきたいと思い、令和6年度に向けて準備をしているところです。

皆さんにとって最も重要なことは、サービスがどう変わるかだと思いますが、今すぐに大きく変わることはございません。そのような影響はありませんが、先にお伝えしたいことは、介護保険料についてです。介護保険料は、2号被保険者である40歳からの皆さん、1号被保険者である65歳以上の方からいただいています。3年ごとに、大体これぐらいの介護サービスが使われるだろうと予測を立て、介護サービスを受けようと思うと、個人は10%負担で済み、90%が公的負担で賄われるサービスです。この90%はどのように賄われているかと言いますと、半分は頂いている保険料、半分は国と大阪府と市が出すという制度です。

そのため、たくさんサービスが使われれば、もちろん国や府や我々もお金は出しますが、半分は市民の皆さんの保険料に跳ね返ってくる仕組みです。大体3年ごとに組み、市としては安全をみて多めに組むため、大体残額が出るので基金として積み立て、次の3年で取り崩せば保険料を下げられます。このような運営しておりますが、今は第8期計画というものの途中ですが、コロナ禍の影響もあったのか、介護保険サービスの使われ具合が想定を大幅に上回っており、3年後に基金がなくなりなりそうなぐらいの勢いです。そうしますと、上振れしていることに加えて基金がないという状況であるため、今期は基金を十何億入れて介護保険料を下げていましたが、次の3年はできないと思われます。貯金がないということは遊びの部分がないので、保険料を低く設定してしまうと、介護サービスが提供できなくなるため、これは四條畷市だけではないですが、非常に全国的に苦しい議論になっています。

しかしながら、保険料を上げてしまえば、物価が高騰している中で払えない方が増えた場合、保険料自体の収入が減るためこれも困ったことになります。生活が苦しい方に対しては、満額ではないですがこれぐらいは払えないかという減免制度を整え、あるいは所得の高い人には申し訳ないですが、これまで以上に払っていただくなど、様々な制度を考えています。

日本全国、この介護保険サービスは今、岐路を迎えています。ただサービスは切れ目なく提供したいと考えています。何かあった際にすぐ介護保険サービスを使うと、9割分の公的負担があることから、皆さんの保険料がたくさん使われることになるため、そうならないよう、今おっしゃっていただいたような地域に根差した日頃の地区福祉活動などを充実させていくことにより、なるべく多くの皆さんが健康で暮らしていけるような体制づくりに力を入れていきたいと考えています。そのためにも、単独化して生活を営みやすいような制度を考えているところです。

これは、新しく6年度から設定しますが、現在、全国どこも頭を抱えている問題です。このような施設があった方がよい、このようなサービスもあった方がよいというものを入れると、全て保険料に積み上がります。保険料を安く抑え過ぎると必要なサービスが提供できません。目の前のこととしては、一番よいところを様々なご意見をいただきながら定めていければと考えています。そのためにも、今おっしゃっていただいたようなきめ細やかなサービスを拡充させたいと思っているため、また様々なご意見をいただきたいと思います。ありがとうございます。

 

市民:

くすのき連合は何年ぐらいされているのですか。

 

市長:

もう発足して20年ぐらいです。

 

市民:

それを解散する理由は何かあるのですか。

 

市長:

今申し上げたとおり、3市で行いたい施策も異なっているうえに、四條畷の場合もっと複雑で、医師会は大東としているため、大東四條畷医師会です。そのため、医療関係は大東と調整しながら、介護関係は守口、門真と調整するという状況で調整だらけになっていました。

 

市民:

それは20年前から一緒なのですよね。

 

市長:

はい。

 

市民:

四條畷が損するからやめようということではないのですか。

 

市長:

難しい質問をいただきました。守口、門真さんと四條畷市で比較すると、他市のことをどうこうは非常に言いづらいですが、確かに数字的な、単純に数値としては、四條畷市は所得層が高いため、市として多く払ってきたことは事実としてございます。それが今般解消されるということです。

 

市民:

多分そのあたりだと思います。

自治会活動

市民:

自治会活動をしている中で、危惧することがあります。自治会は市行政にとって非常に重要な組織だと思いますが、最近、自治会の加入率が江瀬美は大体7割ぐらいです。高齢者の方や、生活保護の関係でやめられる方がおりまして、昔でしたら、アパートを建てる際に、家賃に自治会費が入っておりました。ところが、今はそれができない時代となり、管理会社に、自治会費も集めてくれないかというと、加入することは自由意思であり、強制力がないためそれはできませんと言われます。

今後、これがますます広がっていくとすると、将来の活動自体をかなり危惧しております。本来であれば、新しい入居者が来たら、自治会の役員が一軒一軒お願いしますと行ってもいいのですが、それだけではなく市で自治会に入っていただけるような広報や、施策を考えていただけるとありがたいと思います。

実際は、自治会がどのような活動をして、町会費を払ってどのように役立って、どのような利益が跳ね返ってきているかをご存じない方が大勢いらっしゃいます。そのあたりを考慮していただきたいと思っています。

 

市長:

ご意見ありがとうございます。

今回の対話会の中でも自治会活動のご意見は相当いただいております。我々としては転入してきた方に対して資料を配る際に、自治会に加入してくださいという案内も出させていただくなど可能な範囲で行っています。任意加入とはいえ、我々としては入っていただきたい思いで伝えさせていただいております。

さらなる広報をどのようにすればよいかは、自治会長の皆さんで構成されている地区会長協議会がありますので、そこで議論いただきこのような案内をしてはどうかということを積極的にしていただきたいです。おっしゃっていただいたとおり、自治会は地域にとって重要な役割を担っていただいておりますので、どのような広報がよいか一緒に考えていきたいと思っております。

その上で、今7割ほどとおっしゃられましたが、おそらく四條畷市はまだ加入率が高いほうで、周りの北摂の市長さんと話していると、解散や、加入率が3割もないところがあるというお話も聞きます。そのような意味では少し、四條畷は大阪市より周縁部にあるため、地域活動が根差している地域であると思います。

マンションや、建物の家賃のお話をいただきまして、私は岡山に住んでおりますが、岡山は強制ではないですが絶対に自治会費が家賃に含まれており、岡山では建てる際にそれを条件に建設の話をされていると聞いています。どのような交渉をされているか分かりませんが、私としては、住まう以上は自治会役員の皆さんのご負担はあると思いますので、組み込まれていることが私は望ましいのかなと思います。事業者さんによって異なるかもしれませんが、例えばそのような形で示されている、自治会費と書いていますが、そのようなことが私はできていると岡山から聞いているため、またご相談いただければと思います。

 

市民:

市長が言われていたことは、全部が全部ではないようです。おそらく、ある程度の規模がある開発業者はその自治会の承認がいります。大きいところは来られています。来られるときに、市長が言われたように、売却する前に自治会に入ることを前提にして、入らなかったら売ってくれるなと言っています。それを了解したうえで遊々館のところも頂いています。ただ、マンションの中でも賃貸に困っています。オートロックで中まで入っていけないことが多いです。

 

市長:

賃貸も私が聞いているものでは、例えば10戸入る賃貸があると、10戸入っていようが1戸しか入ってなかろうが8掛けの額を管理会社から頂くという方法を取っているそうです。入っている居住人数にかかわらず、これぐらいが埋まっているという率で、管理会社から自治会に納付いただいている自治会もあると伺っています。

 

市民:

それと管理会社が変わります。なぜそれほど頻繁に変わるのかと、正しく引き継いでいる管理会社は、町会費の相談に来ますが、全部がそうではありません。賃貸で入っているところは、戸数からいうと16軒あるにも関わらず、半分ぐらいしか払っていないところもあります。そのような状況で、一軒一軒我々が行けたらいいですがそうはいかないので、できるだけ新しくできたところは行くようにしていますがなかなか難しいです。

 

市長:

今おっしゃっていただいたように、それぞれの自治会の活動の中で様々な活動をされていることが伝わると、おそらく活動についてご理解いただけることもあると思うため、どのような周知ができるかは、一緒に考えていきたいと思います。ありがとうございます。

 

市民:

実際に聞くと、自治会の活動自体を全く知らないようです。今は中止になっていますが、盆踊りなどをしています。あれは、多くの子どもが来て、準備も我々で行っていますが、それが子どものほうに跳ね返っています。最近始めただんじりなどもその一つです。

そのため、そのようなところを市で、自治会活動、自治会費はこのような活動にあてられますと、広報や啓発していただけると、一軒一軒回る際にも助かると思います。

 

市長:

ありがとうございます。

今回の対話会は役員の皆さん等に集まっていただいている関係もあると思いますが、このような自治会活動や、消防団の活動、民生委員の活動など、知られていないからお伝えしづらいところがあり、何とか市で広報をしてもらえないだろうかというご意見をたくさんいただいています。全部が全部一気にということは、紙面が12回分の中で限られているため難しいですが、たくさんご意見をいただいている中でどのように周知啓発できるか、今日は自治会活動を担当している職員も後ろに来ておりますので、参考にさせていただきたいと思います。ありがとうございます。

その他いかがでしょうか。どんな分野でも、様々な分野に関して疑問点や、ご質問あれば。

 

市民:

また自治会のことになりますが、あえて真ん中の年齢の人間から言わせていただくと、もう少し広報で知らせるにしても、市で何かするにしても若い職員の方に意見を聞いていただきたいと思います。どのようにすれば若者が分かってくれるかです。市長もご存じと思いますが、今のネットニュースなど、自治会に関してのコメントがひどいです。不要論みたいな感じがすごく、それを見ている私も悲しいです。そこで、市の担当の方と言っていますが、平成生まれの方にどう伝えるか、伝え方です。ティックトックではないですが、そういった本当に若者の文化で、浸透していく方法を考えることが一番よいのではないかと皆さんの意見を聞いていて思いました。ネットニュースは見事です。自治会、PTAということについて。世間のコメントと言いますか、うまくまとまらないですが、協力していただくためには、もう少し平成以降に生まれた方にどうすれば伝わるのか、どうすれば納得していただけるのか、個人のお宅に行くと、私、国勢調査などでも行きましたが、それこそシャットアウトです。国勢調査と言っても不審者扱いされますので、今の時代に合う方法を考えていただきたいと思います。

 

市長:

ありがとうございます。まず、国勢調査にご協力いただきまして誠にありがとうございます。国勢調査は皆様のご協力があって成立をしており、感謝申し上げます。私どももそのような調査で訪問しても、冷たい反応をされることが多いことは報告として受けておりまして、そのような意味でも本当に感謝申し上げたいと思います。

平成以降生まれの方でということで、私は昭和ぎりぎり63年なので、あまり参考にならないかもしれませんが、他市の事例で、若い世代を自治会活動に取り入れられているところですと、進められていることは電子化、オンライン化です。会議の資料などをタブレットなどで回覧するほか、オンラインで会議されている自治会や、自治会費の回収自体も、そのような方法でされている自治会がで始めていると聞いています。おそらく難易度の高いことだろうと思っております。

本市の職員も自治会の中にいると思いますが、我々としても若い世代にどう伝えていくのかについては、私もまだ知見を持ち合わせていないため、どのように周知するか、若い職員の声も聞かせていただけたらなと思います。

ただ、全般的に言えることですが、市長への意見箱という形で年間300件程度、市民の皆さんからお声をいただいておりまして、切実なお声や、至急改善すべきであるということもたくさんある。一方で、利益は享受するが義務は果たしたくないという意図を見て取れるものがあることも事実です。少し強い言葉遣いになってしまうかもしれませんが、それはなかなか難しいだろうと思います。

やはりこの人間社会は、それぞれの支え合いで生きているものです。特に、先ほど盆踊り等のお話もありましたが、いざ大震災などが起きた際には避難所等で共同生活をするのは地域のメンバーでございます。それまで、近所の人を誰も知らない状況で、いざというときに対応ができるかというとそうではないと私は考えているため、いかに日頃から地域の皆さんと関係性を持っていただけるかという意味でも、自治会活動の果たす役割は非常に大きいと考えております。その意味で周知等ができるかについて、これがよいという答えがあれば全国で問題にはなっていないため、みんなで知恵をひねって、このような広報がよいのかなどご提案をいただきたいです。ありがとうございます。

地域での関係構築

市民:

質問になるかどうかわからないですが、今のお話を聞きまして、私も昔、子ども会で役員しておりました。中学生の出番がなく、中学生は盆踊りのときに何がしたいだろうか、多分夜遊びしたいだろうな。でも、1人ずつに当たってみたら、もしかしたら小さい子の相手、弟や妹のような子たちのお世話をすることをもしかしたら好む子もいるかもしれないと思い、出店をしたときに中学生に呼びかけました。ちょうど我が子たちが小中学生でしたので、そのお母さんは顔見知りであったこともあり、言いやすく声をかけてもらって集めました。10人弱ですが、3時間、4時間の盆踊りの出店にずっと座っていて、店番をするということは大変ですので1時間ずつの順番にして、ラムネとたこせんをあげるからと言って引っぱって運営した記憶があります。

若い人たち、人間はみんな感情の持ち物ですし、人それぞれの考え方があり、右左に向く人がいることは当たり前のことだと思います。一つのことを決めるときに80%の人が賛成したから決める、100%の人が賛成したら決めるとするのかがすごく難しいです。10%の場合はもうやめておこうとなると思いますが、100に近くするためにも、近隣同士のお付き合い、挨拶を全然知らない隣の人におはようございますと言える地域であれば、少し心が解けていくはずです。夜回りの際も、拍子木を打ったらうるさいと言う方もいらっしゃると伺いました。そのような方を一人でも少なくしていくためには、お付き合いをしないと、心に入っていかないといけないと思います。そのような取組みのようなことをできればいいなと私は思っています。

 

市長:

このようなご意見をいただきありがとうございます。そのようなことをお考えの市民の皆さんが、お一人でも増えていただければと思います。

今、拍子木の話をいただきましたが、多いものは子どもが公園で遊んでいたらうるさいと言う声や、昼間に子どもが遊んでいたら公園で遊ぶなと怒られるという声があり、子どもたちも怖くなってしまい公園で遊べなくなったということを、他の地域からのお話を聞いております。大人たち一人一人の許容度が少なくなっている現状もあるのかなと思っております。

ただ、今おっしゃっていただいたように大阪市内などであれば、近所の方が分からないということも起こり得ることかなと思いますが、四條畷市は、どちらかというと、まだ人の温かみがあるまちというところがこのまちのいいところだと思っています。そのような名残、文化が残っていくように市政運営をしてまいりたいと考えておりますので、私も同じ思いかなと思っております。ありがとうございます。

民生委員の後任

市民:

すみません、失礼いたします。民生委員を20年ほどしておりまして、今月の末に3人そろって卒業します。うちの地区は3人どうにか見つかりましたが、他の地区でほとんど見つかっていないところがたくさんあると聞いております。これは市長どのようにお考えでしょうか。

 

市長:

ありがとうございます。

地域ごとの定員があると思いますが、他市に比べて定員の充足率が高いことが本市の特徴でございまして、それは今おっしゃっていただいたように、長きにわたってご活動いただいた方々がいらっしゃったからこそで、それがあって今の四條畷市なのだろうと思います。本当に20年間務めていただき感謝申し上げます。

先ほど少し触れましたが、江瀬美地域のみならず、民生委員さんのお話は他の地域でも本当にたくさんいただいております。市として現在思っていることは、国家公務員として勤務いただいておりますが、これまで行政として民生委員さんの奉仕の気持ち、活動に頼ってしまっている部分が多くあると思っております。高齢化が進んでいる中で、働かれている方も増えてきており、今の状態の制度のまま今後何年も続けていくことは非常に難しく、もう限界に来ている制度だと考えています。おっしゃっていただいたように100年続いたということは、100年変えられなかったということでもあると思っています。

法に規定されているルールであり、市が変えることは非常に難しい分野であるため、所管している省庁に、もうこのままではもたないということを声を高くしてお伝えし、負担の軽減や、在り方そのもの、先ほど報酬の話がありましたがおそらく報酬だけの問題ではなく、多くのことをお願いしてしまっている現状もあるため、体制については見つめ直していきたいと考えています。

そのうえで、市として進めていかないといけないことは、地域の方の福祉的な対応のために、市役所での人件費の割合は高いため人員を抑えなくてはいけないものの、福祉部局のきめ細やかな対応をする職員を確保していきたいと考えております。そのような意味でも、先ほど二十数年の行財政改革に一定の区切りがついたという話をしましたが、我々が効率化しなければならないところはしっかりと押さえて、なるべく民生委員さん等の負担が増え過ぎないよう、市の職員としても、福祉業務に対応できる職員の配置をすることが、市としてまずできることかなと考えております。ありがとうございます。

その他いかがでしょうか。せっかくですので、何かございましたらお願いいたします。9時になってしまいましたが、あと少し言っておきたいことなどございましたらお願いいたします。よろしいですか。大丈夫そうでしょうか。よろしいですか。

お手元のこの窓口封筒の中に幾つか資料入れさせていただいておりまして、このなわて健康相談24は秋から行っている制度でして、白い紙で緑の色で書いているものです。市役所窓口が開いている時間に様々な相談をしづらいというお声がありましたので、医者や看護師等の専門職員を配置して、365日24時間、健康の相談や、出産・育児の相談、介護などの相談をしていただけるような体制をこの秋から取らせていただいております。

また様々な人権講座の案内や、飯盛城の御城印の宣伝などを様々入れさせていただいておりますので、せっかくの機会ですからご覧いただきたく、また周りの方にもご紹介等いただけたら幸いです。

この江瀬美地域では既に使っていただいておりますが、この公募型協働のまちづくり補助金制度というものもございまして、様々なお声を受けて制度を改正し、初年度は8割補助までするという制度になっております。また様々な事業でご活用検討いただければ、自治会活動の自治会としても申請いただけますので、ご検討いただければと思います。

もしそのほかにご意見、ご質問等がなければ終了とさせていただきますがよろしいでしょうか。

それでは改めて、平日の夜の出づらい時間帯にもかかわりもせずご参加をいただきまして、ありがとうございました。

以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。