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地域と市長の対話会

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北出での意見交換全文(第5回地域と市長の対話会)

公共施設再編計画

市民:

最初に、先日メールで出させていただいた今後の施設再編計画について、前回の説明会のときも市民総合センター含めあったと思います。あれから大分変わってきたと思いますが、現在、隣の活動センター、体育館で改修工事が始まっています。

それについて、少し変わりますが、体育館の工事関係などは実際に始まってからしか分らないので、地元が知らないうちにもうしているのかなと思います。市の建物ですが近隣に騒音等も出ており先日の11日だったと思いますが、相当すごい音がしていたので、市が説明に回ってくれているのかなと思いました。私のほうに何も聞かされていなかったので、後から何の音か聞いてみると耐震工事やと言われました。そうすると、体育館は残るのだなという判断をしています。

今後、活動センターの再利用など決まっていれば、お聞きしたいと思います。

 

市長:

ありがとうございます。

まず、地域の市民活動センター、そして校舎部分、そして体育館については、北出の地域にとって非常に大きな位置づけの施設でございまして、それにもかかわらず工事の際に、事前に地域にご説明がなかったということで、おわび申し上げたいと思います。申し訳ございません。担当にも、今後しっかり事前にお伝えするように伝えておきたいと思います。

市民活動センター体育館につきましては、四條畷市に数ある公共施設の中で最も利用率の高い施設の一つです。年間平均使用率が8割近くあり、これほど利用率の高い施設はほかにございません。普通の公共施設の部屋などは大体3割、4割ぐらいの稼働率ですので、市内において最もよく使われている施設でございます。

そのような意味でも、今、四條畷市全体の公共施設の中で最も大事にしたいことは、建物そのものの安全性です。四條畷市の中にはまだ5つ、耐震化工事が終わっていない施設がございまして、そのうちの1つが市民活動センターです。そして、最も利用されているこの体育館施設については、今後も地域の皆さんを含め様々な団体の皆さんに使っていただきたいという思いで、耐震化及び中規模改修工事という形で、工事をさせていただいている最中です。

一方で、校舎部分につきましては現在の方向性としては、社会福祉協議会さんなど様々な施設さんが使っておられるところですが、校舎自体は耐震化が終わってございません。しかしながら、施設に関しても大分年数がたってきており、今からあれを耐震化していくというと結局また二十年後ぐらいには根本的にやり返さないといけなくなるので、耐震化して長く使うという考えよりは方向性を見直していきたいと思っています。

既に結論が出ているかというとそうではなく、いざ進める際には地域の皆さんとともにワークショップのような形を取らせていただいて、ともに考えていきたいと考えております。といいますのも、北出小学校自体がこの地域の皆さんのご協力やご理解があってできてきている施設でございますから、そこは皆さんと考えていきたいと思っています。

ただ、山を挟んで田原のある東部地域とJRのある西部地域を分けたときに、四條畷市全体では人口に対する公園の面積が、北河内の中でも最も多い市の一つですが、JRのある西側地域だけで人口に対する公園の面積を見ると、北河内では最も少ない状況です。西側地域は、山は見えても伸び伸びできる公園は非常に少ないことが特徴と数字上にも表れています。

現在、大きな方向性として考えていることは子どもたちも含め大人やそして高齢者の皆さんの多世代が気軽に行ける、集える、遊べる、そのような公園を小学校区域ごとに四條畷市として整備していくということです。なぜ小学校区域ごとかというと、小学生は放課後に校区外へ出てはいけないという原則があるため、なるべく小学校区ごとと考えております。

そのように考えた場合に、それぞれの施設を見ていきますと、市民活動センターにはもちろん社会福祉協議会さんなどが入っている施設もありますが、市の書類や文化財などを保管させていただいているスペースになっています。敷地面積自体はかなりございますので、体育館部分は残しつつとなると、現在の広場の部分が民家沿いになってしまい自由に使いづらい状況です。なるべく民家沿いではない部分に公園などの整備を一緒に考えていきたいというところが今の段階です。

ただ、整備の順番としては、社会福祉協議会さんや夢丸さんなどの移転先などが決まった段階で、具体的に地域の皆さんと話をさせていただくことになると思います。今聞いていることは、夢丸さんも移転先を検討されており、数年内に場所を確保されると聞いておりますので、具体的には2年ぐらい後にそのような具体的な議論をさせていただく段階が来るという方向性で動かしております。

 

市民:

ありがとうございました。

北出としても、先ほど市長がおっしゃられたように、わざわざ他の場所で農業をしに行っている人もいます。それは協力的に田んぼを地元の人が提供する形で、協力体制を取ったから北出小学校ができたからです。

そして、現在は自治会や、ふるさと会という旧村の会もありますが、祭りやゲートボールなどで空いている教室を借りて使っているので、グラウンドは大きくなくてよいのですが、なにかが建てばいいなという要望ですので、そのあたりも考えていただきたいと思います。

 

市長:

ありがとうございます。

これまで公共施設や公園を整備するときは、どちらかというと行政が主導的に決めることが多かったと思います。しかし、直近ではご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、四條畷南小学校の南側に市の持っている空き地がございまして、旧くすの木園跡地ですが、周辺地域の方を中心にワークショップを行い、どのような機能があれば地域の人にとってよいだろうかと話し合い、地域の皆さんとともに設計図を描いていくということ行いました。

もちろん、市民活動センター、旧北出小学校につきましても、今おっしゃっていただいたように地域の皆さんとともに、このような機能があったほうがいいということや、ここはこうしてほしいなど、それは地域の方が一番よくご存じだと思いますので、これからはそのような決め方でまちづくりを行いたいと思っています。その際はぜひ様々なご意見をお聞かせいただければと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございます。

 

市民:

今の体育館の件ですが、私も区長時代に再三協議いたしました。その中で、今の体育館は雨漏りがすること、北出の一部の方がゲートボールの音がうるさいということを地域協働課へ言いました。そのような話が出てきたので、どのような内容の苦情なのかを調査させてみると、個人的なものばかりでした。公共としての北出地区ではなく、個人的に近いものでうるさいや、年寄りが笑うのが嫌であるなどそのような話がありました。地域協働課でしたら、ウツノミヤ君だったと思いますが、そのような調査をしたことがあります。

そこで、今の公民館と体育館はその西側へ移転して、西側に現在の東の建物を置き、交換すればよいという話が出ました。ただ、二転三転し結論が出ないままになったので、そのまま修理をすることになりました。

最初の体育館を西へ移転し、新しいものを現在の北出の広場に建てることになり、駐車場はその東側にある。その東側の校舎の中には北出の今の広場を持ってくる。こういうことになると、大体の設計図を描いてみたところが、ちょうど北出の公民館の真南側が広場になるのではないか。そうすると、公民館と広場は道を挟んで直結しますので、ぜひともこれをお願いしますという話で終わったこともあります。それは今度の改修問題が出たときに改めて考えましょうということで、僕も引き下がっていました。

それが現状のままで修理をするということになると、北出の広場そのものはもう大分うるさいと言われないようになったようですが、私ももう一線を退いてあまり苦情は聞いていません。要は、私がしていたころには体育館は修理をするときには、一番西の端に持ってくるということで話は7、8割ぐらいまではついていたかと思いますが、修理をするということは、場所は現状のままでしょうか。

 

市長:

ご意見ありがとうございます。

第1回目の対話会からその話もいただいており、北出広場の活用方法など様々なご意見いただき、検討を重ねておりました。

今おっしゃっていただいたように、あまり具体的に名指しはできないですが、北出広場の周辺部にお住まいの方から様々なご意見をいただいております。そのため、先ほど少しご説明させていただきましたが、校舎棟も含めて一気に整備ができましたら、根本的に場所を変えることも選択肢としてありましたが、まだ校舎棟には入っておられる方々の移転先が決まっておらず、もう少し年数がかかりそうです。

一方で、どうしても体育館の劣化が待ったなしというところまで来ており、整備ができたときは配置そのものを見直すことができましたが、体育館は何かあったときに逃げ込める場所でなくてはならないので、耐震化もできていない、雨漏りしているということでは待っていられませんでした。たくさん使われる施設のため、一刻も早く改修をさせていただきたいという思いで今改修をさせていただいていています。

ただ、北出広場の位置がこのままですと、今おっしゃられたような問題が残るため、校舎棟のことを考えていくときに、北出広場の位置を公民館側に変えていく対応をさせていただき、なるべくこちら側を広場としないことで、公民館の南側を広場にしていくことなどは対応できるかなと思っております。そのため、ぜひ皆さんと一緒に考えるときは、そのような形で進めさせていただきたいと思います。

 

市民:

当時は区長とそのような市長ではなかったですが、担当の方と話をしている中で、それであればぜひともお願いしますよと言っていましたが、もう何年も経っていますし計画も変わっています。社会福祉協議会の会長をしていたときには、候補地を探しに歩きました。そして、最終的にそこの資料館になりました。資料館みたいなものと言っており、そこへ移ると思えば資料館は窓を開けてはいけないとのことで、下がってしまったことがあります。さらに、駐車場がないことと、資料館の窓も開けてはいけない。まるで何もないところに、どうにかそこへ移ればよいという中で話が進んできました。今まだそれが成立しないことで、今でもここにあります。そのため、今ある体育館を動かすことは無理ですか。

 

市長:

そうですね。校舎棟の問題の解決を待ってとなると、体育館のかなり老朽化が進んだ状態をまた何年も何年も置いておくことになり、利用者の方にとっても問題ですので、まずは耐震化とか改修工事ということです。

ただ、あくまで耐震化と中規模改修ですので、未来永劫何十年も使えるほどの改修ではありません。校舎棟を待ってずっと劣化した状況ということでは公共施設として望ましくないので、まずは改修をさせていただきつつ、広場の問題は、校舎棟を一緒にどのように活用をしていくか考えさせていただく際に、移転など道沿いにない形にさせていただくなどで、一旦考えさせていただきたいです。もちろん長期的にみると、未来永劫ここには置いておけませんので、そのような場合には移転できるかもしれないですが、まずは今、本当に劣化が激しいですので、我々としては建物の安全性という意味で改修を優先させていただいたという状況です。

 

市民:

分かりました。すみません。

ここは毎日でも使っていますので、耐震も何もできていないのであればスミレさんがここで運動会を行いますが、大きな地震が起きて潰れてしまったらどうするのかと理事長と話をしたこともあります。だから、耐震工事をしてくるのはよいことです。

私が西側へ持ってくることを言ったと覚えています。それはもう無理ということですね。

 

市長:

決してずっと無理ということではございません。先ほど冒頭申し上げたとおり、たくさん使っていただいているにも関わらず、これまでの財政状況があって耐震化などが遅れていたことは、事実としてございます。今ようやく財政が借金も少なくなって貯金も増えてきたので、施設にお金を投じられるようになってきて、利用率が高いですのでここが第一弾です。

まずは、繰り返しになりますが、これを一体的に改修できれば●●●さんのおっしゃるとおり、全体の配置を考えられるのでベストでしたが、そうしますとまた中心部の話が決着するまで何年も体育館を改修できないとなります。すると、今おっしゃったように何かあったときに崩れたりすると困るため、年単位で待つより先に、体育館としての安全性と利便性を確保させていただきたいという思いで、改修をさせていただきました。

今後こちらの活用の仕方を一緒に考えていきます。その際に広場の部分はこのような機能がよいなど言っていただきながら、改修から時間が経って10年、20年したら、体育館も手を入れていかないといけません。そのときには西側に持ってこようかという議論ができますが、まずは、現状の安全確保として改修をさせていただいたという流れになります。

 

市民:

ありがとうございます。

 

市長:

ご意見ありがとうございます。

そのほか、今のこちらのことでもよいですし、ほかのことでも、もちろんどんな分野でもご質問いただければと思いますが、いかがでしょうか。

マイナンバーカードの活用

市民:

この前は道路をいろいろありがとうございました。きれいになりまして、おかげさまで散歩することも楽になりました。ありがとうございます。

2点お聞きしたいのですが、冬になりますとコロナとインフルエンザが流行ると思います。市はこれは大丈夫なのかをお聞きしたいです。

それともう一点ですが、マイナンバーカードの活用についてお聞きしたいのでよろしくお願いします。

 

市民:

ご質問ありがとうございます。

新型コロナウイルス感染症が流行し始めて最初の令和2年度のときから、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時流行はずっと言われておりましたが、過去2年は起こらなかったというのが実情です。ただ今年度に関しては、これまで以上に起こる可能性が高いと言われております。

そのため、市としては、コロナワクチンの接種を皆さんのご協力をいただきながら進めるとともに、インフルエンザワクチン接種についてもご案内を差し上げているところです。高齢者の皆様は法定接種ですので、接種が非常にしやすい環境になっていると思います。

その上で、コロナワクチンを接種できない層の方がいらっしゃいまして、例えばお子さんや一定の条件に当てはまる方は、コロナワクチンの接種対象外になっています。ただ、インフルエンザワクチンの対象にはなっているという方に対して、少なくともインフルエンザワクチンを受けていただけるように、インフルエンザワクチンに対する助成をさせていただくことで、どちらかのワクチンは無料で受けていただける体制を取ることで同時流行を防いでいこうと考えております。

ただ基本的には、手洗い等の感染対策で徹底していくしかございません。今後、冬になって最も感染が広がる理由は、密閉をしてしまうことです。夏場は窓を開けるため感染が収まりますが、これからは閉めてしまいますので、市としてはこのあたりも地域の皆さんに啓発をしていきたいと思っております。

年末年始はクリニックなどが一斉に閉まってしまいますが、市としては病院が閉まっていてもしっかり対応できるよう、保健センターを活用して市の職員と医師会の皆さんのご協力を得て、クリニックが閉まっている年末年始に何かあっても対応できるような形で対応を進めているところです。

マイナンバーカードにつきましては、現在国でも様々なことをされておりますのでニュース等にも出ていると思います。

本市の場合、マイナンバーの交付率が大体全国平均と似た50%を少し超えたところという状況で、皆さんのご協力に感謝申し上げます。これは、担当職員といつも言っておりますが、国の制度ですので国で様々なことをしており、市などの自治体には全然今後の活用方針が出ていないということが現状です。例えば、今マイナンバーがあればコンビニなどでも住民票を取っていただけるサービスがありますが、テレビのニュースなどで、保険証の代わりにする、免許証の代わりにすると言われております。しかし、一言も市には国から情報は入ってきておらず、私たちも皆さんと同じニュースで見ているぐらいしか知らないという状況です。それも、国のほうでもおそらくまだ結論は出ていない状況ではないかと思っています。

先般、デジタル大臣の河野太郎大臣は、相当強い意志でマイナンバーカードの利用を進めていくとおっしゃっていたため、こちらは進んでいくのかなと思っています。様々な手続も変わっていくのかなと思います。保険証や免許証についてはまだわからないですが、今のところ市で、住民票や印鑑証明しかマイナンバーを活用していただけないため、もちろん紙の申請は残しながらも、来年からはなるべく電子的にオンラインで、わざわざ窓口に行かなくても済むような手続きを一気に増やせるようにしています。この12月に新しい条例を上程いたしまして、来年4月から窓口で様々な手続のオンライン化を一気に進めていこうとしております。そこではマイナンバーカードを活用していただける機会も増えるかなと思います。

ただ、国がおっしゃられているような免許証や保険証は、まだ全く感知できていないのが現状でございます。

ワクチン接種

市民: 

今、●●●さんが聞かせてもらったように、コロナワクチンは当然全国無料ですが、インフルエンザは市町村によって違います。そのため、自己負担があるところもあると思いますが、四條畷市は全員無料ですか。

 

市長:

ご質問ありがとうございます。

これは、地域の対話会でもたくさんいただくご意見の一つです。まず、少し難しい話になってしまうかもしれませんが、ワクチンは2種類ありまして、法定接種と言われるこれは打ってくださいというものと、任意接種と言われる、打つかどうかお任せしますという2種類があります。

高齢者の皆さんがインフルエンザワクチンを利用しやすい状況で基本的に市から助成が出ているのは、これが法定接種に位置づけられていて原則打ってくださいというワクチンになっているためです。ただ、高齢者じゃない方のインフルエンザワクチンは全て任意接種のため、助成が出ていないという分け方で、法律で定められているものです。

コロナワクチンは特例で、任意接種ですが国が全部お金を出しますよという制度になっています。

多いものはお子さんをお持ちの方で、特に4,000円かかっているお子さんが2人いたら出費が増えてしまうという状況のため、お子さんのインフルエンザワクチンの助成をしていただけないかということで、市としても非常に優先度が高い課題の一つであると思っています。

今後、政策的に進めていきたい範囲の一つですが、同じ分野で子どもの医療費助成を四條畷市も実施しており、15歳まではワンコインの500円です。医療費無償化という枠組みで、この4月から15歳までが対象だったものを、18歳まで3年間延長させることを議会で認めていただいたため、18歳までの医療費無償化をいたします。これは全国レベルに匹敵するものであると思いますが、年間3,000万円程度予算が増額になります。そのため、インフルエンザワクチンの声も多いですが、政策の順番的に、まずは18歳までの医療費無償化を優先させていただいています。今後、子育て政策という意味で拡充していく際にはインフルエンザワクチンの助成も入るかと思います。現在、インフルエンザワクチンが置かれている状況はこのような状況です。

 

市民:

ということは、高齢者が無料。

 

市長:

基本的にはそうです。

 

市民:

実際、インフルエンザが流行るのは学校で、感染が広がり学級閉鎖になっているようですが、子どもの分を助成してもらうと喜ばれるのではないでしょうか。

 

市長:

おっしゃるとおりだと思います。私もそれはすごく感じています。ただ、一気に同時には、種々の施策を同時に広げていけないので、お声の多いものから順にとなっていきますが、子どもたちのインフルエンザワクチン助成は政策の優先順位として高いものになると思います。まず、今回は18歳までの医療費無償化でしたが、今後財政が健全化していく中で、様々な部分の政策を広げていけたらと思っています。ありがとうございます。

そのほかご質問、ご意見等、いかがでしょうか。

図書館の環境改善

市民:

こんばんは。

すみません、耐震とかもありますが、図書館をもう少しどうにかならないのでしょうか。古い本も多いですし、破れているものも多いです。他のところに比べると席が少ないので朝一に行かないともう絶対に座れなくなります。そのため、広げるところがあればそのようにしていただきたいです。

 

市長:

ありがとうございます。

今いただいたご意見は、市長への意見箱という、メールや公共施設からの紙で年間300件ぐらい頂くものがあり、図書館の席の問題などはよくいただくお声の一つで、課題であると思っています。

図書館は、四條畷市域には2つありまして、総合センターに1つ、田原に図書館がありますが、特徴として四條畷市5万5,000人のまちで図書館を2つ持っていることは、実は非常に特殊です。大体20万人ぐらいの守口市さんでも図書館は1つです。四條畷市は地理的特性上、5万5,000人にも関わらず2つ図書館を持っていることが特徴です。よいとか悪いではなく、特徴の一つです。そのため、もちろんやり取りしたりはしますが、同じ蔵書にしようと思っても倍かかります。そのため、図書館面積は5万5,000人にしては、2つ合わせると狭いかというと実はそうでもないですが、物理的に分かれていることが特徴の一つです。

これは賛否ありまして、図書館は立派な大きなものが1個あるほうがよいという方もいたら、歩いて行ける距離に図書館はあるべきだという、1つのエリアにも小さくてもある、駅前にも図書館があるほうがよいという考えの人と、意見が市民の皆さんの中でも分かれる問題であると私は思っています。

自習室等も特に中学生や高校生からの投書で意見をいただいており、課題であると思っています。市民総合センターが大体築40年経ちます。これは早晩、改修をするか建て替えをするかという時期に迫られてきています。図書館の構造上、席を増やすことはなかなか難しく、根本的な改修の際になってしまいます。座席の問題に関しては、あまりに学生の自習室などがなく、どうしても公民館は常に空き部屋が存在するため、利用されていない部屋は開放して勉強ができる部屋にしていいということを、実は今年から始めておりまして、今ある施設の中で工夫をしている状態です。ただ、近いうちに総合センターを改修するため、その際には今おっしゃっていただいたような座席を増やし、自習できる場所を増やすなど、本のリニューアルも含めて行っていきたいと思います。

ただ、事情として2つあるということは、少し頭の中に入れておいていただけると助かります。市民総合センターの建て替えか改修をする際に、そこは整備するということが今の考え方です。今すぐということで、図書館の入り口に机を設置しておりますが、暗くてそこでは読みづらいなど、様々なお声もいただいています。少し工夫はしおりますが、またお知恵をお貸しいただきたいと思っています。ありがとうございます。

道路の舗装

市民:

もう一点ですが、この通りで先ほど●●●さんが言われたように舗装をありがとうございます。

そこから入る部分で、通学路で危ないところはここです。これが通学路になっています。

 

市長:

はい、坂のところですね。

 

市民:

道があって鉄板が敷いてありますが、その鉄板が少し傾いてがたついています。一度建設と、どこに話せばよいか。

 

市長: 

建設管理課です。ありがとうございます。こちらの道につきましては、第1回の対話会のときからお声をいただいており、少し時間はかかりましたが、整備させていただけたと思っています。

今ご意見いただきましたところで、通学路ですので、やはり通学路は他の道路よりも市としての対応の優先順位は少し上がることもありますので、持ち帰って至急相談させていただいて、何らか対応をさせていただければと思います。ありがとうございます。

 

市民:

あとは公園の前のところの、この辺ががたがたです。12号公園のところです。

 

市長:

12号公園の北側ですね。

 

市民:

そうです、その細い道です。ここも子どもが歩いているのでこのあたりもお願いします。

 

市長:

分かりました。先ほどの箇所とあわせて検討させていただければと思います。ありがとうございます。

発言していただくと、全部議事録に残りますから、後で確認していただきやすいので、ぜひマイクを通して言っていただければ助かります。

その他いかがでしょうか。どんな分野でも、どんなご質問でも構いませんがいかがですか。

河川の管理

市民:

1点だけです。先日、清滝川の草をきれいに刈ってもらいましたが、木だけ残っております。そこで、なぜ木を切らないのかと思いました。管轄が違うのでしょうか。先日、確認してくださいと言いましたが木だけそのまま残っている状態です。もう一度確認してほしいのですが。

 

市長:

ありがとうございます。

浚渫工事はされているが、木の伐採はされていないということかと思います。

ご存じのとおり清滝川は一級河川ですので、大阪府さんの枚方土木事務所さんにご対応いただいておりまして、私も切りがよいので覚えましたが、大阪府の中にある川の長さを全部足すと777キロメートルあるそうです。ここから東京よりもっと長い距離であり、一年間ですべて一気にはできないので、エリアと年度ごとに取り決めたうえで砂ざらいをしていただいております。どうしても年度末になってくると少し予算が余るため、そのような場合に特に地域の皆さんのお声が強いところの、浚渫をさせていただくという方法をしております。

砂ざらいはこのような方法でできますが、伐木は別途事業者さんにおそらく発注をする必要があり、ここは地域の声が強いから対応しようとしてできる砂ざらいに対して、木の伐採に関する発注をするということがおそらく別建てになっているため、残ってしまったものであると思います。

せっかく浚渫したのに木が残っている状態が気になるということと思いますが、これは事業主体が大阪府さんになるため、また確認させていただき、どのようなタイミングで木を切る計画しているのか、どのようなタイミングで工事を行うのか、そしてなるべく地域としては行ってほしいというお声を、枚方土木事務所長とお会いする機会には、伝えさせていただこうと思います。ありがとうございます。

 

市民:

いつも工事をしていただいても、すぐ木が生い茂ります。大東にある、昔の西小学校の裏にある川沿いの線路側もそのような感じでしたが、重機が入って全部砂をさらってきれいになっています。同じようにはできないのでしょうか。

 

市長:

我々も、そのようにしてほしいというお願いは大阪府に言い続けていますが、重機が入るレベルの工事は、大阪府の777キロメートルある中でおそらく少しずつ進めていると思います。これは予算の関係があり、重機が入るまで時間がかかってしまいますが、砂が溜まってきたのでとりあえずは砂ざらいで対応ということを各河川で行っています。

ではどの順番でそのようなことを行っているかですが、私も見せていただきましたところ、大阪府さんの中で最もよくない状態は河川が氾濫してしまうことです。これが最も市民生活に影響を与えるため、大雨が降ったときにどこが溢れやすいか、危険度マップを作っていらっしゃいます。それで赤くなっている危ないところから順に本格的に浚渫工事をされており、地域要望などが多いところは、重機は入れないですが砂だけさらっていくということをされています。

そのため、どうしても四條畷市の場合は、大雨の際の氾濫に清滝川は当てはまってはいないことで、本格的な工事が入る優先順位が下がっています。

 

市民:

いつも砂がたくさん残っています。

 

市長

そうですね。しかし、砂が多かったとしても、氾濫する、しないというところで、私もそういう考え方なのかと思ったのですが、川の勢いのあるところですと、砂ごと流れていくため氾濫には至らないということで、ああ、なるほどと思いました。

ただ、生活環境として、砂がたまると草が生え、蚊なども来ますので見栄えもよくないです。河川を管理している側の災害に至らないようにするという視点と、生活環境としてどうかという視点の差がどうしてもあります。我々としては、市民の皆さんが過ごす場所として、砂が残って草が生え、木も生えていることはよくないとお伝えしておりますが、大阪府からすると予算が限られている中、危険なところからしていますと言われると、それ以上は言いづらいところもあります。考え方としてはそういうことです。

ただ、諦めているわけではなく、基本的には対話会でこのような意見がありましたので、できるときに併せて実施してほしいということを絶えずお伝えするようにしています。ありがとうございます。

 

市民:

先日、別のところも大阪府がユンボみたいなもので工事しておりましたが草だけ刈っていただけです。蔀屋のほうもされていたようですが、もう草が生えてきたそうです。土まで取ればよいと思いますが、意味もなく無駄な金ではないかと思います。

 

市長:

それは大阪府に併せて伝えておきたいと思います。ありがとうございます。

 

市民:

二級河川に落とすほうがよいのではないでしょうか。私はずっと前、田中夏木市長のときにあれは一級河川なので市ではどうにもできないと聞いていました。橋本和昌府議会議員に言っていたら、同じ●●という人だったと思いますが、河川課長から返事をいただき、5年に1回は土を持ち上げるとのことでした。そのため、5年までは草だけということでした。

今、結局、北出の端から二丁通の広い道までほとんど勾配がないです。そして、二丁通の端のところでどんどん溜まっています。その下に水路が通っているので川底を深くできないと大阪府の方から聞いていました。しかし、結局5年に1回、草を刈るということでしたが、もう6年も7年も刈っていません。そういうと、清滝川の分水ができました。そして、広い洪水があったときに、清滝川の水はどの程度出るか分かるかと言っていたら、ほとんど変わらないそうです。一級河川でありながら、水の量が通らない。だから、大阪府はほったらかしなのかと思いました。言っていたその5年に1回の土も上げることが億劫になり、市長に直接頼んだこともあります。これは管轄が違いますが、口を出してほしいと言ったことがあります。

そのようなこともあり、私が最初に田中夏木市長に伝えたことは、二級河川に落として市の管理にして、産業道路にしてはどうかということです。災害時には災害道路になり一般の車両は通れないこと、洪水になるような雨のときもあまり水が出てこないようなので、暗渠にしてその上の北出のところを二丁通、雁屋まで道路にしてはどうかという話が具体的に出てきたこともあります。それは夢みたいな話でしたが、田中夏木市長には言いました。それからもう何十年も変わらないので、市長に直接頼んだことがあります。草が生い茂っていてどうにもならないと言われたかもしれません。

清滝川を二級河川に落として市の管轄にしたら、もう少しよくなるのではないでしょうか。それかもう埋めてしまうかです。

 

市長:

ありがとうございます。

四條畷市に一級河川はたくさん走っています。清滝川もそうですし、岡部川もそうですし、江蝉川もそうです。四條畷市の管轄の川は新川ぐらいです。一級河川には定義がございまして、水の量や川の広さではなく、2つ以上の市にまたがって流れているかということだけです。どれだけ細くても、2つの市にまたがっていたら一級河川という、府域全体でその水の流れを見ましょうとなってしまいます。清滝川はお隣にも流れ込んでいるためそうなっています。

我々としては、清滝川だけをもらうことは当然できません。するとなれば、ほかの一級河川を全部引き受けることになりますが、そうするとこれは大阪府の予算で管理していただいていたものが、全部市の予算になるとこれは相当な額になります。そのため、相当どこかの市民サービスは削っていかないといけないですが、これはなかなか難しいため、もちろんアイデアの一つではあるかと思いますが、大阪府の責任であるので今後も粘り強く言っていくのがよいと考えています。できるかできないかで言うと、大阪府からすると管理するものが減るので、どうぞ引き取ってくださいと言うかもしれませんが、それは大阪府の役割であるため、引き続き言っていきたいなと思います。

今、暗渠化の話をおっしゃっていただきました。川を道路にしていくという考えです。これは、この清滝川に限らず様々な箇所で、暗渠化したほうがよいのではないかということがあります。四條畷高校の北の道などは両方通行ですが、地元の方の巧みな運転技術ですれ違っておられます。あのような川を道路化していけば道が広がります。これは考え方として、暗渠化してしまうと、物が流れ込んだときに撤去できずに溢れて管理が非常に難しくなるため、基本的に大阪府は、河川の管理上暗渠化、道路化はしたくないという考えではあります。実は、できないと言っているわけではありません。

今後、四條畷市のまちづくりを考えていく上で、先ほど少し、これから魅力あるまちづくりに投資をしていきたいとお話をしましたが、四條畷市民の皆さんに、市民意識調査というものをランダムに4,000世帯ぐらいへ送らせていただいています。返信を見ると、道路に関するご意見が最も多いです。道の狭さや、歩道がないなど道路に関しては四條畷市の重要課題の一つであると思っています。

全ての川を暗渠化できるわけではありませんが、今後まちづくりを、大きく公共施設の再編も含めて見直していく中で、子どもが小さくベビーカーを押した親子さんから高齢者の方までが歩きやすい道を整備していくことが、住みよいまちの条件だと思います。今後、一気に全てはできないですが、まずはここの暗渠化はできないかという形で、大阪府に暗渠化も含めて求めていく考えはあります。

ただ、優先順位としてここが最初に来るかは、まだ何とも言えないですが、その考えはあります。ありがとうございます。

水道管とガス管の劣化

市民:

この近辺で水道、ガスの工事の予定はあるのでしょうか。この村はもう相当古いようです。

 

市長:

ガスは大阪ガスさんのことになり、私は把握してございませんので、確認しなければ分かりません。水道については、私が理解している範囲内ですと四條畷市の水道は、6年前までは四條畷市上下水道局でしたが、6年ぐらい前から大阪府の水道センターという大阪府の事業になっております。そこで、私が知っている大阪府の四條畷市水道センターの計画ですと、しばらく水道管も工事し直すという計画はないと思います。

ガスのほうは民間企業のことなので、存じ上げておりません。ありがとうございます。

 

市民:

パンクしてからでないとどうもならないでしょうか。

 

市長:

いや、水道管については、基本的にまだ耐用年数が来ていないものがほとんどです。

ガスは、私は年に2回、大阪ガスの担当者の方と意見交換する機会がありますが、基本的には管を固い管から曲がる軟らかい管に随時、四條畷市エリアも置き換えていっており、重要経路についてはほとんど換えたと聞いております。住民の皆さんのところも順次更新は進めているため、具体的にいつかは分からないですが、すごく地震に強いらしいですので、ビニール管のような軟らかい管に置き換えられると思います。東日本大震災でも、曲がるおかげかどうか知らないですがガス管はあまり割れなかったです。今、四條畷市エリアでもそれを進めていると聞いていますので、爆発するまで置いておくとか、そういうことではないかなと思います。ありがとうございます。

四條畷の歴史

市民:

じゃ、もう一点。

関係ないですが先日、新聞に四條畷が大阪の軽井沢と載っておりましてその話だけ聞かせてください。

 

市長: 

ありがとうございます。

四條畷市は1970年に市になりましたので2年前に50周年で、文化財を担当している職員が、50周年の記念誌で考古学編という四條畷市の昔を調べるために様々な資料を調べていたところ、昭和初期のパンフレットを見つけまして、そこに「関西の軽井沢」と書いてありました。

夏も過ごしやすく、風光明媚ということが書いてあり、昭和初期の四條畷の人口が約5,000人に対し、四條畷に訪れていた方が年間で30万人いたらしいです。それぐらい四條畷神社に参拝をされていたという情報が載っておりました。

今、歴史民俗資料館で特別展を実施しておりまして、私も見ましたが、すごく面白いと言いますか、飯盛山に遊園地計画があったなど様々な資料が載っています。12月11日まで特別展をやっておりますので、もし機会がありましたらぜひ歴史民俗資料館をのぞいていただけたらと思います。振っていただいてありがとうございます。

最後に

そのほか、もしなければ、お時間が来ましたのでこのあたりで終わらせていただければと思いますが、よろしいでしょうか。

それでは改めまして、平日の出づらい時間帯にもかかわりませずご参加いただきましてありがとうございました。

以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。