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地域と市長の対話会

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田原地区(えびすホール)での意見交換全文(第5回地域と市長の対話会)

企業誘致・民間企業の税収などからの財政力強化

市民: 

市長にはいつもお世話になっています。

先ほど市長がおっしゃったように、この20年間で様々なものをコストカットしていった結果、今、財政が良くなってきたと。それを今まで切ってきたものをもう一度復活させて、よりよい環境にしていきましょうというビジョンがあるのかもしれないのですが、それに戻してしまうと、結局また元に戻ってしまってしまう。とどのつまりは、やはり企業を誘致して財政を強化していくというビジョンがないと、四條畷は持続可能な市として成り立たないのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 

市長: 

ありがとうございます。本当におっしゃるとおりです。自力を強化していくということが非常に大事なことだと思っています。ご存じの方もおられるかもしれませんが簡単に説明させていただきますと、市の財政規模は200億円ぐらいと申し上げましたが、市税というもので賄われているのは、このうちのおよそ60億円から70億円ぐらいしかありません。残りは大阪府や国からいただいている交付税などになります。自前で自分の自治体を支えられているは、東京都や、愛知県などのいわゆる某自動車メーカーのあるまちなどになります。そういう自治体は自前で賄えておりますが、ほぼ99%以上は国からのお金で市の予算を賄っています。それはなぜかというと、皆さんからいただいている税自体が、一旦国に入り、都道府県による差がないように再交付されているからなのです。

今おっしゃっていただいたように、例えば市にイオンなどができて収入が増えると何が起こるかと言いますと、国は交付税を減らすという仕組みになっています。自分たちで稼げるようになったのなら国の交付税は少なくてもいいよねという仕組みになっているので、企業誘致などをしても、そのお金で潤うということはそうそう起きないという状況になっています。

もちろん企業誘致をしていくことも重要です。にぎわいを出すこと、活性化につなげることも非常に重要ですが、お示しいただいたように、これまでやってきたやり方を元に戻すだけでは、結局またもや財政の悪化をたどり、10年後20年後に我々が苦労した思いと同じ思いを次世代にも味あわせてしまうことになりますので、これは絶対に避けなければならない。先ほど申し上げたように壊れてから急遽対応する場合だと予算が通常より多くかかってしまいますが、複数のものを一括して予防的に維持管理いたしますと、当然ですがまとめての発注になりますので費用が抑えられるなど、同じお金を使うにしても賢く使っていく市政に転換すれば、予防保全ができて浮いたお金を未来に投資するなど、こういうやり方をしていくというのがまず一番大事かと思います。

それと、活気を作るというお話は、お金の構造上、分けて考えていく必要があると思っています。

自然や土地の活用

市民: 

ありがとうございます。事前に質問させていただいた中にも入っているのですが、市長が今おっしゃった内容は大体分かりました。

未来に対して投資していこうというところがありますよね。その未来への投資の中で、四條畷の財産だと思います、この自然というのは。この自然を活かして税収を得る。いまおっしゃったように、確かに自分のところで国からのお金というのが削られる。私個人として削られてもいいかなと思っているのです。なぜかといえば、もともとは税金なのだから。出金が少なければ少ないほど、国もお金がないので悠長にどんどん払ってられないと思います。 

そのためには、やっぱり市がきっちりと自分で自立して歩んでいく、そういうビジョンを持っておかないといけない。そのためにこの自然を活かす。自然を活かそうにも、この自然はほとんどが四條畷市の管理地になっているはずです。民間に落とし込もうと思うと、一般管理地に降格させないといけないかと思いますが、そこの権限もお持ちなのが市長だと思いますが、この自然を管理地から外して一般地にして運営していく、民間企業のノウハウを入れてやっていくというビジョン、お考えはないですか。

 

市長: 

ありがとうございます。いまおっしゃっていただいたとおり、この自然というのは財産でして、四條畷市の良さの一つ、いわゆる西部側と東部側で異なる町並みがあるというのは、四條畷市のとても良いところだと思っています。その上で、山の部分は国定公園といいまして、国が守っているものです。基本的には木一本切れず、有効活用するのは法律上非常に難しい状況ですが、例えば田原地域にあります緑地部分。面積が大きくないところに関しては、民間さんに入っていただいて、そこから税収を得ようとしても、なかなかに難しいことだと思いますが、現在本市で保有している一番大きなところは、6丁目さんのところを下りていっていただいたところ、草木が生い茂っている数千平米のエリアは市が保有している土地になります。現状、その土地は草木が生い茂っただけという状況になってしまっており、我々も対応が後手になってご迷惑をおかけしてしまっている。これは十分理解しております。

なので、その場所はかなりの面積がありますので、例えば民間さんとコラボすることで税収なりを生み出せる、あるいはにぎわいを生み出せる、皆さんが求めているようなものを生み出せる貴重な土地だと思っています。

ただ、ご覧のとおり形状が斜面になっておりますので、現状のままでは全く使い物にならない土地で、活用しようと思えば、まずは土地を平らにするという作業、造成が必要になります。ですが、現状、排出された土を持って行ける場所もございませんから、造成自体がおそらく非常に困難になってくると思います。そういう意味も含めて今後の活用については、未来への投資の中の案の一つです。

今後、地域の皆さんにもいろいろご意見を伺う機会があると思うので、あの場所にどういうものが必要か、ぜひ今後もご意見を寄せていただきたいと思っております。先陣を切っていただいてありがとうございました。

時間もございますので、どしどし、事前にいただいていたご意見などを中心にご発言いただけるとうれしいです。

新住民と旧住民との協働、自治会の歴史的経緯や制度について

市民: 

すみません、いつもお世話になっております。

以前に意見を出させていただいた部分でもあるので、少し抽象的な話になりますが、この田原台という地域、だいたいまちができて二、三十年になるかと思いますが、今、我々自治会連絡会ということで、自治会の会長、副会長が参加しているという形になりますが、正直、毎年、会長・副会長が交代していく中で、継続した審議が難しかったりするような経過はあると思いますが、ここ数年で改革しようということで、いま取組みを始めているところです。

ただ、そうなったときに、今回、自治会連絡会でイベントを企画し開催したり、何か動きをおこすときに非常に逆風が強いというか、いわば新しいまち、新しい人たちが何かをするということに対して応援の声もあるんですが、逆風も強いということがある中で、この先、四條畷市全体も含めて未来を見据えていくときに、古い旧村と、新しくできた田原台、ここは本当に協働していかないといけないところだと思いますし、市全体としてもやっぱり協力し合っていく必要があるかと思いますが、なかなか受け入れていただきにくい状況があると。この差というか、そこの部分をどう埋めていくか。我々住民の努力は当然必要かと思いますが、やはり市として今後どのように考えていくのか。 

以前の意見交換会でも、区長制度などいろいろご意見が出ていて、市長のほうからもご説明いただいたりしましたが、本当にここにきて、いろいろと難しい問題が出てきていると実感していますが、そのあたりというのはどのようにお考えでしょうか。

 

市長: 

ご意見ありがとうございます。 自治会の会長など、これまで単年度で交代されていたのを、なるべく継続させることで発展させていこうという動きを取られていること自体が、皆さんが考えた上での取組ということで、行政側としても、私としても本当にすばらしい動きだと思いました。自治会なので、住民それぞれの自治として発展を遂げていくという動きは一長一短にできるものではなく、本当に心から敬意を表する次第でございます。

その上で、田原の中にも新しい地域、古くからある地域、四條畷市全体を見渡しても新しくできた地域、古くからある地域があると思います。いまおっしゃっていただいたいわゆる区長制度というのは数年前になくなりました。現在の自治会長さん、西部地域において以前は区長という形で、非常勤特別職の公務員に位置づけることができましたが、法律の改正によりその位置づけができなくなり、四條畷市に区長さんは存在しておりません。すべて自治会長さんという形で構成をされているので、数年前とはまず状況が大きく変化しております。行政とどこの地域の自治会長さんであっても、関係性は完全に同じ状況でございます。

ただ、新しいことをするときに逆風が起きるというのは、正直なところ自治会や地域にも限った話ではないと思います。私も6年前にこの四條畷市役所に初めて着任をして、新しい取組みや行革を進めていこうとしても、当然、市役所であったとしても全員が賛同するわけではありません。その中で、過去の経緯や、詳しい話を聞くと内情がわかっていなかった部分もありますし、話し合っていくしかないと思っています。おそらく古い方々も、ご自身がお若いときには、またその前の世代の方々からいろいろ言われてきてこられたと思います。

そういう意味でも、行政としては、どこの人にどういう歴史があって、どういうことに重きを置かれているかというのは、これまでの関係性もあり、認識しているつもりです。なので、何か新しいことを挑戦する時は、それは自治会であれ、行政であれ、団体であれ、必ず逆風は起きると思いますので、市としては何とかそれが継続的に起きないようにしていきたいと思っています。

田原の地域であれば、田原支所など、地域の皆さんをよく知る職員がおりますので、例えば事前にどうやるとうまくいくのかなどのご相談を積極的にしていただいて、我々が持ち得る限りの知識、あるいは力で円滑にすすめられるようなサポートをしていきたいと思いますし、お声を届けていただけますと、私も市全体を守る者としてできることをしたいと思います。ありがとうございます。

 

市民: 

すみません、それに重ねて、区長会というのがもともとあって、今は形が変わっても会議があって、田原台の連絡会としてそこに参加している者はたぶんいてないのかと思います。そこが何か位置づけが違うのか。今おっしゃったのは、どこの地区も自治会長さんで、どの地区も同じですよと言いながら、田原のここの連絡会、誰も呼ばれていない会があるのか、以前でいうとこの区長会というものの集まり、自治会長さんの集まりがあるのか。それはもう完全になくなって、この連絡会は連絡会で出させていただいていますが、旧村であったり、そういったところの集まりというのがあるのであれば、やはり田原台も参加するべきものかなと思っています。

 

市長: 

田原台の皆さん、自治会連絡会さんが定期的にお集まりになられているように、西部地域の自治会長さんたちが定期的に集まる場もございます。我々行政からお願いさせていただきたいこと、ご協力いただきたいことがある場合は職員が出席してご説明をするという形、これは全く同じことをさせていただいております。ただ、集まりやすさの観点で、皆さんがどちらかに行くとなるとご負担をおかけすることもあるので、おそらく地域ごとで集まっておられるのだと思います。西部地域は市役所が西部地域全体の真ん中に位置しておりますので市役所にお集まりいただいていると思います。

制度的に言いますと、地域の皆さんに、行政として、例えば地区補助金、地区交付金というのを出させていただいています。ご活用いただいているかと思いますが、地区補助金は人口から計算されたものですので地域による違いはありますが、全て同じ計算方式に基づいて出させていただいています。交付金も田原台自治会連絡会さんも西部の自治会の皆さんも同じ計算で算出し出していますので、そこについて差異はございません。

ただ、慣例として西部地域の皆さんは平日のお昼間に集まっておられ、田原台の場合は休日の夜に集まっておられますので、それぞれ場所や時間、都合を合わせるならば合同で会議をするということは可能だと思います。我々としても、職員を田原台と西部地域両方に派遣するより、1回の派遣で説明できるほうがありがたいですが、やはり長らく定例化したそれぞれのやり方・慣習があるので、それを守らせていただいているような形です。

 

市民: 

そしたら、ここに参加されてない田原の旧村の方は向こうに参加されているということですか。

 

市長 :

そうですね。今おっしゃっていただいたように2、30年前に田原台ができましたが、その以前からある会ですので、歴史的背景から西部地域の会議に参加されているということになります。

街灯・防犯灯

市民: 

お疲れさまです。少し細かい話になりますが、住人の方から要望がありまして、細かい話なんですが、公園の街灯が壊れていて、それを直してほしいということを以前から市役所さんにお願いしていますが、まだ直ってないということで、先月、建設管理課さんにお話を聞きに行きましたところ、LED化する計画を四條畷市全体で考えて動いていらっしゃるということですので、できましたら令和5年度にその予算を決裁いただければ助かりますので、ぜひともよろしくお願いいたします。

 

市長: 

ありがとうございます。防犯灯や市の管理物について故障がある場合は、基本的にはおっしゃるとおり予算の措置の中で対応させていただくことになりますので、順当にいけば新しくなると思います。

 

市民: 

分かりました。ありがとうございます。

 

市民: 

すみません、今の話の補足ですが、2丁目に東公園というのがあって、そこの街灯が壊れていると。街灯が壊れているだけなら器具を取りかえれば直りますが、老朽化で支柱自体がぼろぼろになっているので、そこを直していただけませんかと相談しに行ったとき、令和3年度にLED計画をしますと。でも令和3年の時は、四條畷市全部の公園143か何か、すごい数の公園があると思いますが、そこも全部LED化しますと。それを出し切れてないので、令和4年度に全てLED化計画をまとめて、そこに予算計上させていただきますということで話になっています。なので何としてもこれは通していただきたい。

 

市長: 

ありがとうございます。先ほど私が冒頭でご説明いたしましたとおり、やはり個別対応すると累積でお金がかかりますが、一括で対応するほうが当然安価となりますので、本来は迅速に対応させていただきたいところですが、順次の対応になってしまっているのはどうかご理解いただきたいとは思います。

もともと防犯灯も6、7年ぐらい前に一斉にLED化いたしましたが、それだけで市全体の電気代が数千万単位で節約できましたので、公園もおそらくそのようにできると思いますし、計画に基づいて実施すべきことは、私の判断よりも先に決定するかと思います。いまご意見として伺いましたのでしっかり確認しておきます。ありがとうございます。

6丁目と府道701号線間の斜面・通学方法・通学路の安全対策

市民: 

今日はありがとうございます。6丁目からは事前意見として3つ挙げさせていただいていまして、まず1点目が、6丁目と府道701号線、こちらの間の斜面のところ、あそこの草木を早急に切ってほしいということで幾度となく役所にご相談させていただいております。ですが、防草シートを張る範囲を微妙に広げていくぐらいの対応しかされておりません。実際、冬場はいいんです。でも夏場に関しては蜂の被害というのがまだ出たという報告はないですが、うちはまさに目の前に家がありますので、早急に対応していただきたいと何度も申し上げていますが、その対応に至らないという、どういう壁があるのか。何か問題があるのであれば逆にそれを教えていただきたいというところが1点。

さつきヶ丘さんは、小学1年生はバスを使って通学ができるということになっています。6丁目と、その場所の感じで言ったら5丁目、8丁目も遠い感じになるんでしょうけど、これは6丁目なんかでいうと、今、未就学児が70人ぐらいいていますので、これが小学生になったときにかなりの数になるでしょうから、そういったところの検討をしてほしいというのが2点目。

3点目は、小学生、子どもの通学に関してのところですが、その通学に対しての安全面。6丁目は、6丁目を出てミニストップのほうに下りていく通学路になっています。この通学路、歩道の部分にガードレールみたいなものが何もないです。こちらをつけていただくことも可能なのかどうかというところも含めてご意見いただけたらと思います。

 

市長: 

順にお答えさせていただければと思います。

1点目については、先ほども少し触れた緑地の部分だと思います。現状、例えば高木や、草、木が多いですが、そういったことに対応していただきたいというご意見ご要望が、市役所には相当数届いております。これぐらいの高さのものであれば職員等で緊急対応できるとなっておりますが、一定の高さ以上の樹木等の対応になりますと、市の職員の対応ではなく専門の事業者に発注をして対応していただく。一定の高さ以上となりますと、やはり危険を伴いますので、私としても職員の命を守ることが優先となります。

そうなってきたときに、ここで冒頭の発言につながっていきますが、背の高い樹木、例えば道路に覆いかぶさっている、もう折れてしまった樹木など、これまで予防保全をすることにお金かけてこれなかったものですから、市域におっしゃっていただいた事例がたくさんあるというのが現状です。かといって一度にすべてに対応する予算を取るとなると、どこかをぐっと削らなければならないので、年々少しずつ対応できる範囲を増やしていきながら、順番に対応していっているという状況です。

なので、担当は建設管理課になりますが、まさに倒れる恐れがある、通行者に被害を及ぼす可能性が高いなど、至急対応しなければならないところから順に対応させていただいている結果、遅くなってしまっているのは事実です。

ただ、危険性が高いものについては対応しなければならないのは間違いないので、いまおっしゃっていただいたように地域で声を上げていただくと、担当としても優先順位を精査して来年度予算につなげていくことができますし、今年度の予算の中でも優先順位を組み替えたりすることもできるかと思いますので、ぜひそういった形でお声を上げていただきながら、我々としても予防保全の予算は来年度も増やしていく予定ですから、そういう範囲の中で対応させていただきたいとは考えております。

蜂のことについてはまた別の話になりまして、蜂は生活環境課での対応にはなりますが、これはまた確認をさせてください。ありがとうございます。

通学のことについては、歴史的背景をご存じではない方もおられるかと思いますので、少しだけ説明させていただきます。もともと、この田原台の開発時点では小学校が2校できるはずだったというのは皆さんご存じかと思います。現在、この田原全域は9,000人規模ですが、当初の予定では1万数千人規模のまちになることによって2小学校1中学校という配置予定でした。様々な景気の影響や開発事情があり、最終的に小学校1校の設置になってしまいました。要は南北に1校ずつという考えで北谷公園辺りに2校目ができるはずだったので、1校目の小学校が全体として北のほうに設置されております。

ですので、当時、小学校が2校できる予定となっていた中で、転入してきていただいた方に関しては、予定の小学校に通学できなくなってしまったので、代替措置としてバスを使っていただいているのですが、4キロ以内までは徒歩で学校に通うという原則がございまして、西部地域でもやはり2キロかけて通学している小学生も現実的にはいる中、もうすでに1校しかないという状況で、それを理解していただいた上で転入していただいた方に関しては、原則、徒歩通学をお願いしております。なので、さつきヶ丘の方々に対して、やはり当時の約束を反故にしてしまったという関係で通学にバスが使えている状況です。西部地域では行っておりませんし、歴史的背景があり特殊な対応にはなっています。

通学に関しては教育委員会の所掌なので、教育委員会に伺うと、やはり特殊な事情があれば、学校長の許可により様々な代替手段で、お子さんの抱える事情に応じて様々な通学手段をご利用いただくことは可能ですが、特殊な事情がない場合であれば、体力面や集団登校という観点からも徒歩通学をお願いさせていただきたいというのが現状の説明になってしまいます。

3点目については、すみません、もう一度お願いできますか。

 

市民:

ガードレールです。

 

市長: 

ありがとうございます。このガードレールの問題も、田原に限らず多くのご意見をいただく問題でございます。ガードレールが設置できる、できないというのは明快に道路幅が一番関係しております。道路幅が一定あって、例えば車椅子の方が通行されることも踏まえて一定の幅員を設けなければなりませんので、それらの基準がどうなのか、そういうことも踏まえて安全性、速度、これらが適用される場合であれば、できる、できないで言いますとガードレールは設置できます。他の地域も含め、いまご意見をいただきましたので、今年度にガードレールのような防護柵を設置した場所もございますから、その上での判断となるかと思います。ありがとうございます。

 

市民: 

すみません、今のガードレールの話なのですが、ずいぶん昔からずっと伝えていますが結局市長の耳にも入ってないし、議論にも上がっていないということなんですか。

 

市長: 

ありがとうございます。地域の皆さんから寄せられるお声というものは膨大な数になりまして、もちろん事案によっては市長として判断させていただいている案件もございますが、担当課で対応させていただけるもの、基準等を考えているもの、全てが私の耳に入っているというわけではございません。おそらく後ほどご質問いただくであろう、連名でご要望いただいた防犯カメラの件などは、判断が難しい部分もございますので、そういったものに関しては確認しておりますが、基本的には担当課の判断で対応できるものに関しては、全ての案件が私に報告されるというわけではございません。

 

市民: 

はい、すみません、分かりました。それと、建設課に限らずどの課でもそうですが、結局私たちが何かを言いに行っても、結構たらい回しにされることが多いです。それはそれでしょうがないんですが、私たちが行ったときの用件を向こうが一切記載してない、何も残っていないので、行って、何回も説明しているんですよ、いろんなことで。だから、こちらの要望に対しての返答など、面倒にはなりますけど、回答を自治会のほうに送っていただけるなり、そういう対応をしていただけたらこちらとしても助かると思っております。

 

市長: 

ありがとうございます。私としては記録を見たことはあります。例えば、現在は建設管理課、当時の建設課ですと、何時何分にどういう方が来られて、どういう要望があったかなどで、市役所は記録を取る文化がございます。例えば、それを若手職員が受けた場合、どのような対応ができるか瞬時の判別が難しい場合があり、課内会議で対応を検討するため、基本的には記録を取っていると思います。

ただ、今おっしゃっていただいたとおり、課をまたぐ案件が非常に多い。これは正直、本当に我々としてもお恥ずかしい限りですが、担当課が定まらない実情があり、そのことが私の耳に入ってくることもよくあります。改善しようとは思っていますが、限界もあります。

ですが、様々な窓口からお寄せいただいたお声を、ばらばらで管理すると、担当する部署により対応に差がでてしまう可能性がある。データ化が進んでいる現在、来年度に向けて、各部署に寄せられたお声を一元的に集約して、対応状況の進捗を共有することを考えておりまして、そういったなかで担当が定まらない状況は避けていきたいと思います。

ただ、ガードレールなどの件に関しては、記録を取っておりますが、なかなか対応できていないという実態があるかと思います。申し訳ないです。

 

市民: 

ありがとうございました。

 

市長: 

ありがとうございます。

防犯カメラ・中学校の通学路・保護者や教師の運転マナー

市民: 

少し話題が出ましたので、5丁目から出しております意見で、ローソンの交差点の防犯カメラ、これも連絡会から出させていただいてますが、以前に当て逃げ事故があったと。それをきっかけにあそこは防犯カメラが要るんじゃないかということで以前から意見を出させていただいています。回答も見ていますが、本当にできないのか、なぜできないのかを詳しく市長からお聞かせいただきたい。

それと5丁目に入ってから中学校への通学路、去年に自治会から要望を出させていただいて、グリーンベルトを引いていただくことになっています。それだけではなくて路面に「止まれ」とか、看板で「止まりなさい」とか、そういったのもやっぱり必要じゃないかなと思っています。我々が言えば対応はしていただけるのですが、そこから一歩踏み込んだ対応もお考えいただきたいと思っています。

あと、最近、中学校に遅れそうな子どもを乗せた保護者の車が、結構なスピードで学校まで来ているというのも聞いています。中学校の先生もわりとスピードを出して行かれているのを見たことあります。そういったことの規制ですよね。そういったものができないのかなと思いまして、どういうお考えかお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

市長: 

ありがとうございます。まずは防犯カメラですね。防犯カメラを市が設置できるか、できないかという問題ですが、できる、できないかで言うと、電気さえあれば設置はどこにでもできます。

ここからが問題になってくるのですが、実は自治体が防犯カメラを積極的にまちに設置するようになったのは、昔からの話ではなく近年になってからの話です。

基本的には、いわゆる犯罪の抑止目的で、交通も含め、防犯カメラの設置を予算内でおこなっているのは、やはり警察です。基本的には、警察所管の事業に市の予算を使ってしまうと、その分市の事業の何かができなくなってしまうので、必要なものは警察にご対応いただきたいですし、役割分担だと思っています。我々が逮捕はできないように、取締りや防犯、主にそういう交通規制などは警察へお願いしております。ただ、近年、警察も予算が厳しい状況で、交番の方にお聞しても、人繰りも厳しいとおっしゃっているのは事実です。

これまで市の対応として、防犯カメラ設置については地区に10万円までの補助と、通学路に大きな変更が生じた場合、保護者やPTAを通じて設置要望があった場所に設置するという対応しかしてこなかったのも事実です。

カーブミラーは多くのご要望いただくので、設置するかどうかは、交通の量、設置した際の視野などを全て点数制にし決定しております。

実はお恥ずかしい話になりますが、防犯カメラは逐次もしくは大きな変更があった場合だけの設置なのですが、近年需要が増えてきたこともあり、設置基準を我々が持ち合わせてないのです。なので、いま危機管理課で、本来は警察の事業だけれども、市でも設置できる基準を検討中です。

1つの地区に設置すると、他の多数の地区からも同様の要望がありますが、すべてにお応えできるわけではございませんので、基準以上に当てはまることが必要となってきます。その基準を現在作成中です。悠長に聞こえるかもしれませんが、やはり皆さんの税金を使わせていただく以上、設置基準は必要だと思っています。いまそれを防犯計画として作成している最中にあるという状況なので、そこはご理解いただければと思います。遅くなり申し訳ないです。

次に、「止まれ」等の規制ですね。これは繰り返しになりますが、路面の速度制限や交通規制は警察にお願いしていく部分です。ただ、啓発看板というのは市ができる部分になりますので、啓発看板、場所についてはご相談いただきたいと思います。看板が必要な場所には年間でもかなり枚数を設置しておりますので、遠慮なくご相談ください。

路面の表示については、「止まれ」をどう表示するかは基準があるようですので、その基準を満たせば対応していただけますし、難しそうならなかなか色よいお返事はいただけないと思います。

ただ、近年、保育園児がお散歩中に不幸な事故に巻き込まれてしまう事件などがある中で、いわゆるキッズゾーンや、グリーンベルトなどは、国からの補助金もあり、市で設置できる範疇ですから、ぜひご相談いただきたい。警察の範疇になりますとなかなかお答えできないですが、市で設置できる場合もございますから、ぜひそこはご相談いただきたいと思いますが、その場合も、当然市域全域の話になってきますので、どういう場所に設置するかは一定のルールの中で対応させていただくことにはなろうかと思います。

3点目の速度規制や一方通行にする、側道に規制をかけるなどは、基本的には可能ですが、市ではなく警察の範疇となります。ここで必要となってくるのは、そこに関連する付近住民皆さん全員の合意という非常に高いハードルが課されます。ただ、地域によっては、通学の時間帯だけはこうするなどの看板を立てるなどは可能ですが、警察としては、そのエリアの皆さんがその規制に対して同意するということが条件になりますので、実際に看板等設置するには自治会の皆さんなどのご協力が必要になってくるのかとは思います。

 

市民: 

分かりました。防犯カメラは5丁目だけの話ではないので、ローソン付近は通学路でもありますから小学生も大勢通る。中学生も通りますので、ぜひその辺を加味していただいてお願いしたいと思います。

グリーンベルトの話は、また少し考えていきたいと思います。ありがとうございます。

 

行政、学校、地域との連携・交通安全対策

市民:

去年5丁目から今のグリーンベルトの件で、市長と教育委員長さん宛てに要望書を出させていただいたときに、グリーンベルトを設置してくださいということではなく、通学路の安全対策を取ってくださいという要望でした。その結果としてグリーンベルト、一例として出させていただいたんですが、今回その予算はつけていただいたのは非常にありがたいなと。

ただ、それ以降、今年度になってからも自治会に何かフィードバックがあるわけでもなく、予算はついたという話は聞いたものの、いつされるのか、対策はそれだけなのか。実際に自治会に、それだけでいいのか、ここもちょっと危険なんじゃないかなどのやり取りが全くない中、グリーンベルトの予算はついたらしいという感じになっていることはすごく課題だなと。

通学路安全プログラムというものもされていたりする中で、自治会が絡んでいないというか、学校単位でやっており、そこはちゃんと地域と連携して子どもたちの安全を守っていかないといけない。やっぱり市役所と自治会などはちゃんと連携していかないといけないというのは本当に課題ではないかと感じていますので、その点は改善をお願いしたいです。

 

市長: 

ありがとうございます。それはおっしゃるとおりだと思います。いまおっしゃっていただいた通学路交通安全プログラムですが、数年に1回、危険な場所を洗い出し、複数年計画を立てて順に対応しております。ですが、おっしゃるとおりどうしても保護者の皆さんや学校関係者で検討されており、自治会の皆さんとの連携が足りていない部分はあろうかと思います。やはり地域の方こそ、その地域のことをよく知り、考えていただいているので、これは宿題として持ち帰らせていただいて、我々としても反省をしたいと思います。

交通安全対策というのは複数ございまして、先ほどおっしゃっていただいたような規制をかける、これは効果的ではありますがハードルが非常に高いです。あとは看板を設置、交通専従員の配置、グリーンベルトなど、形状や状況に合わせて対応させていただいております。人の配置はどうしても予算がかかりますので、多数配置するのは難しいですが、そういうところも地域の皆さんの中でご協力いただいている方も多くいらっしゃるので、本当にありがたいと思っております。今の件は持ち帰らせていただければと思います。ありがとうございます。

 

工事等の説明・通知、街路樹の根系成長による被害

市民 

先ほどの5丁目さんのグリーンベルトの要請というか、交通安全対策の件に絡んで、実は5丁目さんとくすのき坂というのは、狭い道路1本挟んで向かい合わせなんです。グリーンベルトの話は5丁目さんとは情報交換しながら動いてはいましたが、どういう形で動いていくかということに関しては、市の方から我々自治会には何の連絡もいただいてないです。グリーンベルト自体がどちらに引くかということについては今の段階で分かりませんが、ある日突然自分の家の目の前にグリーンベルトが引かれるということも起こりうる状態でありまして、せめて関連するところの理事会には連絡はいただけないものかということがまず1つです。

対応しているかということについては対応されているでしょうけれど、対応する範囲に関係する自治会があるわけですから、関連するところに情報をいただけたらなというのが1つです。

それともう一つ、くすのき坂のマンションの前というのは田原中央線が通っています。今、ちょうど街路樹も葉を落として丸坊主になりつつあるわけですが、入居してからずっと見ていましたら木も成長して、根っこがかなり張ってマンションの敷地の中にも根っこが入ってきている。何度も何度も根っこを切っていただいてということをやっていただいたんですが、つい先日も根っこが伸びて、ある棟の前の1階の踊り場のタイルを持ち上げてしまって、タイルがかなり剥がれている状態になっているわけなんです。これを後追いでやっていくというのはかなり大変ですし、いずれは大木になってしまうのでそれまでに切らないといけないでしょうけれども、その大木になるまでに植え替える、またどういう形で植え替えていくか、どういう木を植えていくかなど、そういった計画を事前に策定していただいて、それに沿った対応、木を植えるには道路をほじくり返さないといけないわけですから、そのときに隔壁を設けるとか、そういうふうな予防保全もやっていただけたらと思っています。ありがとうございます。以上です。

 

市長:

ありがとうございました。

1点目の情報交換の件については、申し訳ないです。都市整備部の工事内容は多岐にわたり本当にたくさんありますので、私も全てをつぶさに把握しているわけではございませんが、実際に地域の道路等の工事を行う場合に、事前に通知しないということはないとは思います。ですが、これは我々ももっと知恵を絞らないといけないと思うところで、市役所は単年度主義といいまして、1年間の予算が3月に認められて、そこから4月の業務に取り組めるのですが、当然4月から一斉に動き出さねばならない。開始できる時期が異なればそれぞれの業務が重複しませんが、構造上、どうしても同時期に業務を始めなければならないため、大型工事ほど先に着手するため、グリーンベルト等の工事がどうしても遅れてしまい、説明が遅くなっている部分があるかと思います。この業務改善も含めて考えていかなければならないことですが、そこの連携はしっかりさせてください。

それで、さっきご意見をいただいたとおり、やはり交通安全プログラム等で地域の皆さんとの関わりについて改善点があると思うので、そこは改善させてください。

樹木の件、これについてはもともと管理基準がなかったため、昨年あたりに2年ぐらいかけてようやくつくりあげました。おっしゃっていただいたとおり、最近まちづくりをされているようなところは、強固なボックスみたいなものに木を入れて根が張らない工夫をされていますが、残念ながら四條畷市全域でそういう形の樹木はなく、駅などでも根上りを起こしていたり、総合センターなどでも地面が盛り上がってきており、今から改修するのであれば根こそぎ撤去しなければならないので、市域全域の木を対象とすると、とてもではないですが対応しきれない。なので、おっしゃっていただいたとおり優先順位等をつけて着手していかなければならないと思います。

さつきヶ丘の方からの事前のご意見にもありましたが、植樹して整備された綺麗な状態の時はいいのですが、年数が経ち、植え替えて維持管理してとなると、とてつもない予算がかかります。これをどうしていくか。樹木も老朽化診断ができますので、老朽化を診断して順に植え替えていかなければならないのですが、街並みとして綺麗に整備し残す場所と、維持管理上、伐採していかなければならない場所などの基準を作成し、順に対応していく。一度にすべて対応できるわけではないので、管理基準に基づき進めさせていただければと思います。

 

市民: 

進捗等も含めまして、逐次、公開していただけるということになればありがたいと思っております。

 

市長: 

ありがとうございます。

田原方面コミュニティバスの増便・深夜便、子育て世代に対する地域の取り組み

市民: 

役員会へ要望をおろしたので、少し質問させてください。要望も聞いてください。

まず、さつきヶ丘が少し遠いというところで、コミュニティバスの増便や深夜便を考えられているのかというところと、環境づくりの面で、以前に田原交番から遠く、何か対策をしていただけるというお話をいただいていたみたいですが、その話の進捗状況。あとは外壁の塗装の助成金などは考えられているのか。

学びの分では、若い世代が田原台に残る、また、子どもができてまた戻ってくるような地域の取組みづくりが必要ではないかというふうに思っていますが、市長はどのようにお考えですか。

最後にもう一つ、コロナ禍以前はin田原や田原音楽祭、大とんど、学校の行事などでも、市長に来ていただいて挨拶していただけることで、大人も子どもも市長に慣れ親しんでいたと思いますが、コロナ禍以降は行事がなくなったので、なかなか市長が来られなくて寂しいという意見もいただいていますので、またぜひいらしてくださいということも要望書として書かれておりました。以上です。

 

市長:  

5つご質問をいただきましたので、順にお答えさせていただきます。

コミュニティバスの件、これは本当に地域の皆さんからたくさんご意見をいただいております。増便、イオンに直接行ける便がないのかどうかなど、様々なお声をいただく中でコミュニティバス事業をおこなっております。昨年度に直通便というか四条畷駅までの本数を増やすために大幅に便改定をさせていただいて、田原から四条畷駅までの平均到達時間が10分ぐらい短縮されましたが、コミュニティバスという事業を今後どうしていくのかというのは皆さんと考えていきたいと思っています。

このコミュニティバスの費用というは年間約2億円ぐらいだと思ってください。実際のところ、四條畷市がコミュニティバスにかけている予算は近隣の7市と比べて5倍近くになります。まだ便が足りないというお気持ちも理解できますが、既にそういう状況にあるということはご理解ください。

これまでは住民の皆さんに払っていただく運賃と市から出すお金を半分ずつぐらいの割合で運行費を考えておりましたが、現在は市が7割ほど支出している状況になってきています。バスは市域全域で、四條畷市民皆さんのために運行しているものの、やはり利用される方に地域の偏在性がある中で、さらにどこまで踏み込み予算を投じていくのか。現在、市が7割支出していますが、さらに市が9割ぐらい出して増便しましょうとなった時に、果たして全く乗られない方のご理解を得れるのか。その場合に、既に高いかもしれないですが運賃をどうするのか。運賃が高くなっても増便できるなら払ってかまわないという方もおられれば、深夜便は使わないので運賃が安い方がいいという方もおられると思います。

去年の改定時も様々なワークショップを実施した中で、実際、深夜便を1本増便いたしましたが、まだ足りないというお声があるのも事実です。あとはダイヤの時刻がわかりづらいため、分をそろえていくなど、本当にたくさんのご意見をいただきました。対応できるご意見を参考に改定をおこなっております。

コミュニティバスというのは3年で契約を更新していくものですから、更新ごとに地域でワークショップなどを開催し、市民のご意見をお伺いします。値段を上げてもいいからこうしてほしい、いや、値段も上げてほしくないし便利にしてほしいというお声があるかもしれないですが、それは現実的には市民全体の理解を得るのは難しいです。なので、そこは何を得て何を変えるのか、これは次の契約更改時に皆さんとともに話し合えたらと思います。できるかできないかと言うと、増やせないことはないですが、当然お金とセットの話になります。

5ついただいたうちで、コミュニティバスとその他には。

 

市民: 

交番の設置。

 

市長: 

交番の問題は、この田原台の皆さんだけだけではなく、それこそ上田原とか下田原、緑風台の皆さんからもご意見をいただいています。

田原台に住民が住んでない時代から交番はありますが、交番の所在地が田原の中心地でした。田原台ができたときに、地理的環境を考えて中央線沿いにあるのが望ましいと思います。ただ、警察は大阪府が所管しておりますので、市が設置できるものではありません。警察の建物をどうこう言う権利はないのですが、これまでの市民の皆さんのご意見を聞いていると、中央線沿いに交番がある方がいい、もう少し今の田原地域の中心地のほうがいいのではないかというお声が多いです。

ですので、今後、交番が老朽化しますと、大阪府が建て替えを進めていくと思います。交番は府内にたくさんありますので、老朽化の度合いに応じて建て替え時期を決定するのだと思いますが、当然その時には大阪府から市に相談がありますから、何とか市域の中央線沿いに建てていただけるように、しっかりと市として要望を伝えていきたいと思っています。

外壁塗装の補助金というのは、家のですか。

 

市民: 

たぶん、家のことを言われているのだと思いますが。

 

市長: 

いただいたお声なのでお答えいたします。基本的に、個人所有の家のリニューアルなどの話だと思いますので、既存の様々ある制度をご活用いただくことになるかと思います。市で補助をというのは、例えばCO2の多大な削減につながる塗装などであれば環境政策の一環という形の補助金があるかもしれませんが、単に家屋の修繕などのための補助金というのはなかなか難しい。それであれば、防犯カメラや樹木の対応などが重要になってくるかと思います。申し訳ないです。

次に、子育て世代のことについてご意見をいただきました。冒頭に説明するかどうか迷いましたが、様々な世代の方が四條畷市にお住まいの中、この5~6年で行革を進めながらも、子どもたちに関係する部分の予算というのはかなり増額といいますか、力を入れております。

市がおこなえますのは環境整備ですから、小中学校の学びの部分ですと施設面や、あるいは保育関係のこと。保育士の確保が難しくなってきておりますので、保育士確保策に予算を割いている状況にあります。この施策は今後もしばらくは変える予定はなく、やはり必要なものを、特に子ども世代を中心に投資をしていきます。

どういう施策をおこなうのか、やはり全て等しく未来を生きる子ども達ですから、健康に過ごされているご家庭の方には、さらによりよいサービスを受けていただく、または食育の面などで課題のあるご家庭や、いわゆる虐待の問題など市域に存在するのも現実ですので、そういった課題がある部分のフォローをどう充実させていくのか。教育委員会なり子ども関係の部署が示してきた予算というのは、積極的に確保していきたいと思っていますし、皆様の中で何か案をお持ちであれば積極的に教育委員会や市にお伝えいただければありがたいです。

最後の件につきましては、先ほども少しお話しいただきましたけれど、田原フェスへ行けなかったことは私としても本当に痛恨の極みでして、来年は最前列で楽しませていただけたらと思っているところでございます。コロナ禍により皆さんとお会いする機会が減ったのは事実ですが、少しずつイベント等も開催の方向へ進んでおるかと思います。おかげさまで今日も明日も複数の予定が入っており、私としてもようやくいつもの週7日ペースが戻ってきたなと思っているところです。もちろん参加できるものについてはできる限り参加させていただいて、皆さんとこういう意見を交わす場をどんどん持ちたいと思います。ありがとうございます。

子育て施策など市の施策について

市民: 

すみません、時間もありますが、ちょっと広域的な話から狭義的な話まで意外と幅広くて、市長もお疲れでしょうけれども、少し広域のところで。

日本全国どこも少子高齢化というが問題になっていますが、四條畷市では令和4年度が人口5万5,000人に対して高齢者数が28%、令和22年、18年後、ちょうど私が60超したぐらい、そのときには4万2、3千人で高齢者数が38%という試算が出ていますが、結局はやはり人をここに呼び込んで、流出を止めるということをしなければいけないと思います。そのためには、今おっしゃったような子育てに対してのアプローチは、すごく大きいと思いますが、子育て、子育てとは言いいますが、みんなやることが中途半端で正直薄い。

例えば明石市がやったのが、小中学校の給食の無料化、あと医療、薬代審査制度、あれの無料、それで月1回、0、1歳児までの家庭に研修を受けた看護師か何かが訪問しておむつを届ける。結局ここまでやるとインパクトが大きいです。そうしたら、ああ、ここ行こうかって、私の周りでも知人が2人、大阪と奈良に住んでいましたが、それを聞いて明石に引っ越した。結局そういうふうに目で見えて、肌で感じられる強い改革というのがすごくインパクトが大きいし、一番届きやすいです。全てを細かく追っかけていくとすごく薄い政策にしかならないですが、ここを市長がもう少し力強く、確かに色々な意見や声があって、やりにくいの分かりますが、もっと突っ込んで、おお、四條畷、えらいごっついことやっとんなって、何で明石市ができてここはできないねんというのがすごく嫌なので、そこをもう少し突っ込んで、何かビジョンか何かおありでしたら教えていただきたいと。すみません。

 

市長: 

ありがとうございます。

実際、明石市と四條畷市の施策面ですごい大きな違いがあるかというと、実はあまりありません。これは我々のPR不足でもあります。例えば、先日、条例可決をいただいたので四條畷市もこの4月から、医療費については高校3年生まで無償化になります。また、明石市さんは中学生の給食無償化で小学生はできてないのですが、本市の場合ですと、この3学期から小中学校の2人目以降のお子さんについては給食費無償という予算を認めていただきましたし、あるいは、こんにちは赤ちゃん事業といいまして、明石市はおむつだと思いますが、四條畷市の場合は1万円分の子ども服のプレゼントをしており、実はあまり差がありません。これは我々がしっかりとPRできてないということです。

四條畷市は基礎自治体で、国、大阪府、四條畷市とあります。根本的に制度を支えているのは、例えば年金制度などは、高齢者の皆さんの生活を守っていく、これは当然国の業務ですし、医療制度、生活保護制度の財源も国ですから、基本的にはこういう広く多くの方をしっかりと支えていくのは国や大阪府の役割です。国や大阪府の策では目が粗くて助けることができていない方々、支援が届いてない方々に対して、住民と一番近いからこそできるサービスは何か、これは基礎自治体にしかできない業務なので非常に大事なことだと思っています。目に見えないかもしれない、薄いかもしれないですが、その薄い施策で1人でも2人でも国や大阪府の制度から漏れてしまう方々を救うというのも私は大切かと思っておりまして、なのでそれはそれでやめずにきっちり今後も継続していきます。

ただ、アピールが必要な面もあるかとは思います。幸い財政状況がよくなってきていますが、どう賢く使っていくか、どこに集中的に予算を費やすか、あとはどうPRしていくか、これは我々の課題ですので、来年度以降、広報を含め尽力していきたいと考えております。ありがとうございます。

 

市民: 

ありがとうございます。

 

市長: 

予定終了時間を過ぎてはおりますが、せっかくの機会ですので、まだ言えてない、いや、どうしてもこれは伝えなければということがあれば、挙手いただけたらとは思いますが、いかがですか。

 

田原中央線、生駒道について

市民: 

1丁目といえば、やはり交通渋滞が毎日のことで、道路に出ればその状況が見受けけられると。約5年前に警察とも協議しまして、国道163号線に出る時間帯の秒数を少し変更してもらったり、また、国道に出るところの信号を矢印がでる信号にして車がはけるようにと協議させてもらって、警察の方では公安委員会や府警本部にもかけあっていただき、それで、それをしようとしたら交差点の改良が必要だということで拡幅をしなければいけないとか、結局は、生駒道が完成したら全てにおいて解消されるんじゃないかというのがいつもの結論になってしまっています。そしたらそれはいつ完成されるのかと、いつまで待たなければならないのかといつも感じていますが、市長さんがいろいろと動かれている面はあるかも分かりませんが、そのあたりの話をお聞かせ願いたいと思っています。

 

市長: 

ありがとうございます、おっしゃるとおりです。今から右折の信号を設置するために右折専用レーンを作るとなると、抜本的には通行を止めての拡幅工事をすることになり、おそらく大混乱になるのではないかと思います。

清滝生駒道路ですが、皆さんからみて四條畷側、西部地域から東部地域に向かって突き抜けていく道路の四條畷側は、ほぼ100%終わっています。なので、土台などがすべて見えている状態かと思います。そして精華町側も工事は終わっていますが、生駒市さんのところがまだ用地買収を進めている状況です。土地がまだ買えていないので、入り口と出口は完成していますが、真ん中の部分が道路としては無いという状況になっています。これは国もかなり力を入れて取り組んでくれていますが、いかんせんその土地を所有されているのが生駒市民や、その関係者のため、相続などで、いろいろな権利が分散しており、土地の所有者が不明な状況もあります。私の着任時、土地の買収は全く進んでいない状況でしたが、この5~6年で6割7割まで用地買収を終えたと聞いています。用地買収が完了すれば、予算はありますので一気に事業が進むのではないかと思っています。順調に進んでいるのかというと、難しいところが残っているので何とも言い難いのですが、現在の状況をお伝えいたします。

ただ、いつぐらいに完成かというのはお示ししづらいですが、ゴールに向かって進んでいるというのはお伝えしたい。清滝生駒道路が完成すれば渋滞はかなり緩和されるとは思います。国への要望も毎年行かせていただいております。ありがとうございます。

 

市民: 

ありがとうございました。

最後に

市長: 

ありがとうございます。

いかがでしょうか、他にご質問等ございますか。お手元に市からのご案内チラシもご用意しておりますので、ぜひご一読ください。

その中の1枚に、公募型協働のまちづくり提案事業補助金のチラシがございます。これは既にご存じの方もいらっしゃるかもしれないですが、平成30年度ぐらいに初めてこの制度を作り、この度、制度を一部改正いたしました。以前は新規の個人や団体の事業に支援する制度が存在せず、従来から補助金を交付されている団体のみ支援する制度でした。この制度を見直し、従来から補助金交付の対象とされている方々が無条件に補助金をもらえるのではなく、新規の方々も補助金の対象となるようにしていこうと。提案型のため知識やアイデアあふれる事業等に、初年度は経費の80%相当の額、例えば50万の事業だったら40万円を支援させていただきます。地域課題の解決や地域活性化、色々な公益的な事業が対象となりますので、ぜひ積極的にご活用いただけたらと思います。

また、「なわて健康相談24」の案内もございます。本日ここにいらっしゃる方々は地域の役員の方が多く、色々な相談を受けられることが多々あるか思います。市役所の営業時間が平日の8時45分から5時15分となっておりますので、なかなか相談しづらいことがあるかもしれないですが、「なわて健康相談24」というのを始めまして、平日のお昼の時間帯に健康や子育てについて相談がしづらいという方も、24時間365日対応していこうというような施策となっております。住民の方からご相談がありましたら、こちらをご紹介いただけると非常に助かります。こちらは電話のフリーコールとスマートフォンからAIチャットボットによる相談を受け付けておりますが、チャットボットからの相談が増えている状況です。他にもいろいろと宣伝はあるのですが、すべてご紹介すると長くなりますので、案内チラシにお目通しいただきますようお願いいたします。

また、対話会についてのアンケートへもぜひご協力いただければ助かります。皆さんとの対話会は、私としても継続していきたいと考えておりまして、やはり市民の皆さんから直接お声を聞かせていただけるというのは、市の運営にとって非常に有益となりますし、何とか施策等に活かしていきたいとも考えております。我々の今後の改善にもつなげていくためにも、ぜひアンケートのご記入をお願いいたします。

ほか、何かご意見、ご質問等なければ、これで終了とさせていただきますがよろしいでしょうか。

それでは、本日は長時間にわたりまして様々なご意見いただきありがとうございました。