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地域と市長の対話会

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田原地区(田原支所)での意見交換全文(第5回地域と市長の対話会)

空き家対策

市民:

出させていただいた質問はいろんなことを含めて4点ほどあるんですけれど、順番がその出したとおりかわかりませんが、空き家対策についてどのようにお考えなのか。

上田原でも空き家があります。今後、独り暮らしのところもあるので空き家が増えてくる可能性がある。ただ、まだ今の段階で空き家が人のたまり場になっているとか、崩れかけているというようなところまでいっていませんが、そうなってからでは遅いので、市としてはどのようにお考えなのかということが1点。

 

市長:

ありがとうございます。

この問題は、四條畷市もそうですし、おそらく全国的な課題になっています。実は5年ほど前に国も危機感を持ち法律をつくり、空き家対策の強化をしています。

それに伴って市も計画を立てておりまして、毎年調査をおこなうと大変なのですが、大まかに四條畷市内の空き家をチェックして、危険度別にA、B、Cというランクをつけて、市の生活環境課で管理をしています。

A、B、Cが何かというと、比較的きれいでまだ住居として使用可能な物件をAランク。Bランクは、危険性はあるが経過観察。Cランクは明らかに近隣にご迷惑をかける可能性が高い物件。この3つに位置づけをしています。市民の方から通報があれば随時リストに追加している状況です。

では、このCランクになった空き家に対して何をおこなっているかというと、我々は行政機関ですから、たくさんの情報を持っておりますので、所有者が分かる場合であれば、適切に管理してほしいと市から連絡しております。

空き家の持ち主の方は、大阪にいらっしゃらないことが多いので、そういう場合には、遠方にしっかりと手紙等の封書を送らせていただいたりしています。そういうやり取りの中で対応していただけるところもあれば、放置されてしまう場合もあります。

実はここからが難しいのですが、空き家とはいえ個人の財産でもあるので、公共の福祉、要は皆さんの安全・安心と、個人の権利、財産を守るという事が重なる部分になります。

ある日突然、自分の家が取り壊されていたら、それは法律的に訴訟となります。なので、地域の皆さんの安心・安全を守るということと、個人の財産を守るということ、両方を成り立たせるためにどうするかというと、空家等対策協議会という様々な専門家の方、法律を扱っている方などが委員となっておられる組織で協議し、これはあまりにもひどい、指導しても対応が不十分だった場合は勧告をしていく、行政の処置としては徐々に厳しくしていきます。それでもなお、これ以上引き延ばせば本当に近隣に迷惑となる危険性が高まった場合に、この協議会の許可がおりましたら行政代執行という形で、行政の責任でもって取り壊す。そして、かかった費用を所有者さんに請求するところまでいく枠組みを、4、5年前に市としてはつくっております。

この特定危険空き家というCランクに属している空き家はだいたい10件ぐらいあります。なので、ここ危険だなという空き家があれば、市の生活環境課にご連絡いただいて、そのリストに載せさせていただいて経過観察をしていくという空き家対策をしております。

 

市民: 

ありがとうございます。まだうちはCランクではないと思ってますけど、そうなった時はまたご協力よろしくお願いします。

 

市長: 

ありがとうございます。

山林、竹藪などの放置、耕作放棄地

市民: 

それから耕作放棄とか、農地だけではないですけれど、山、特に竹やぶとかが放置されています。特に竹やぶなんかは、倒れた竹が道路をふさぐ時がある。近隣の田んぼへも倒れてくる。それでタヌキやアライグマ、最近はアナグマまで出ていますが、動物たちの巣にもなるので何とかしてほしいですが、市にお願いすると、持ち主は分かっているけれど連絡がつかない、そういうことがあるんですが、本当に通行する人の邪魔になったりしますので、そういうところの指導。

それから耕作放棄地は、二、三年前まで少しありましたが、今は、農作物などを作る人が出てきたりして、少し減りました。ただ、高齢化が進んでいますので、いつ耕作放棄になるか分からない予備軍が、私も含めて結構おりますので、耕作放棄地、それから放置竹林等の対策の指導をどのようにお考えなのかお聞きしたいです。

 

市長: 

ありがとうございます。本当におっしゃるとおりです。

まず、2つご質問をいただいたきましたが、これもさきほどの空き家の話に似ていまして、その土地所有者の財産に対して、市が何ができるのかという話になってしまいます。

地域の役員の皆さんはご存じだと思いますが、竹などが道路にかかれば、道路の維持管理責任者は私ですから、市の道であれば道路の維持管理、安全管理上の問題として、なんらかの措置ができるのですが、道路に覆いかぶさっていない状況であると、個人の持ち物に対して市が勝手に措置できないという問題になり、持ち主に連絡を取る努力はいたしますが、さきほどの空き家問題と同様でなかなか連絡もとれない、折り返しの連絡もないといような状況になってしまっているのが現状です。  

これはおそらく四條畷市だけではなくて、全国的な課題になっているだろうと思います。空き家より難しいのは、空き家などは劣化診断や外観の中で、これは倒れそうだとか客観的に審査できますが、竹やぶの危険性を客観的に診断することは非常に難しいとは思っております。今後も倒れかかりそうとか、住民の皆さんの怪我につながるものは市として安全管理をする必要があるので、我々としてはできる限り所有者にコンタクトを取ることに尽力しながら、本当に危険な状況になれば、市で危ない部分だけを切るということしかできないと、現状、お答えするしかありません。

 

市民: 

予防的に道路端を、いまおっしゃってたように切るなんてことはできるんですか。

 

市長: 

道路側にはみ出ていたらできます。

 

市民: 

もうはみ出そうになっている時に1メーターだけ切ってしまうとか、そういうことはできませんか。

 

市長: 

そうですね、できる、できないかで言うと、できないことはないとは思いますが、我々行政は、そうなったときには、いわゆる個人の方と訴訟での闘いになります。

 

市民: 

台風なんかで倒れたりすると、役所が来てくれはるまでに、村の者がみんなで何とか片づけに行くのですが。

 

市長: 

ありがとうございます。これは、でもおっしゃるとおりです。我々も維持管理、安全管理をし、市民の皆さんの安全を守るという責務がありますから、そういう意味では事前にご連絡いただいて、対応可能であれば、もちろん対応したいと思います。場所によると思うので、これは積極的にご相談いただけたらと思います。ありがとうございます。

 

市民: 

ありがとうございます。

 

市長: 

耕作放棄地の問題、これも全国的な課題でして、国もこちらについては真剣に考えてくれてはいます。

市の主要な産業振興ビジョンという産業関連の一番大きな計画がありますが、これもやはり遊休地、耕作放棄地をどうしていくかと主要なものに掲げさせていただいておるところではあります。その上で、私どもが伺っているのが、この令和4年に国も法律を変えて、今後いわゆる市街化調整区域における農地をどうしていくのか、地域計画を立て一緒に考えていきましょうとなっております。これはもう地域ごとに特性が違いますので、人手不足の件も含め、どういう地域計画を立てられるかをまずは一緒に考えていけたらと思っています。まずはこの地域計画の作成が目下の取組みになるかと思います。

農業者の高齢化問題

市民: 

それに関連すると思いますが、第3の質問、農業者の高齢化問題。先ほど言いましたけれども、営農が継続できない。それがさっきの耕作放棄地などにつながってきますので。

それから、うちは農村ですので村落共同体みたいなものがあって、農道や水路をみんなで整備しますが、高齢化するとそういうことも維持できなくなってくるという問題がありますので、今後の市の課題だけでなしに、我々の地元の方でも課題だと思いますけれど、そういう問題があります。

 

市長: 

いわゆる言葉だけで言うと高齢化という問題だとは思います。ご説明いただいた水路清掃の件、耕作放棄地の問題などございますが、これは東部地域、田原地域のみならず西部地域におきましても自治会活動含め担い手が不足してきている。これはもう全国的な課題であると認識しております。

例えば、広報紙を自治会で配布いただいている地域もあれば、もう既に広報紙を配布することも難しいとおっしゃる自治会さんもございます。地域ではそこまでは担えないという切実なお声だと思いますので、そこは委託させていただいてます。地域の方に担っていただいていたことが、今後お願いできない状況になり、市としてやっていかなければならないことがどんどん増えてくるかと思います。

ただ、市のほうも財政健全化の一番大きな部分になりますが、四條畷市の市役所は、大阪府内でも人口当たりの職員数が一番少ない。そんな状況の中でも職員は懸命に働いてくれています。ここの人件費が抑えられているから、実は今のように借金を減らしたり、貯金を増やすということができているのも事実なんです。なので、自治会の皆さんのお仕事をすべて市のほうで引き受けてしまった場合に、市役所内の業務が立ち行かなくなってくる可能性もあり、どこまでお互いをカバーしあえるかというのが課題でもあると思いますので、話し合っていきたいと思っています。

 

市民: 

当然そのつもりでおりますし、私どもの地区では自治会、上田原区と土地改良区が2つ並んだ組織としてやっていますので。特に農地関係は土地改良区の役員が草刈りなどやってくれていますが、これもいつまでできるのか。役員の成り手がありませんので、そういう問題が出ています。

 

○市長 

ありがとうございます。そういったことも含めて一緒に考えさせていただければと思っております。ありがとうございます。

市内掲示板

市民: 

もう一つは細かい話なんですが、掲示板です。私の地区に6か所あるんですが、一番最後に新しくできたところだけが庇がついているんです。他の掲示板は庇無しなんです。コンサートのポスターとかカラー刷りのポスターがありますが、雨がかかるとビニールにピチャッと引っ付きます。だから次のやつを貼っても中身が見えないという問題があります。新しいビニールをこの前もいただいて貼り替えたんですが、貼り替えて2、3か月したらもう見えなくなってしまっているというような状況があります。

それで、田原台の中にはボックス型の掲示板があるところがある。生駒市なんかでもボックス型が結構ありまして、何とかご検討してもらって、ボックス型にしたら高くつくやろうけど、少なくとも庇付きに変えてもらえないかなと。掲示板はベニヤ板か何かの上にクロスみたいなものを貼っていますよね。古いところは湿っていますので、下の方だと画びょうがブスブスになるんです。それで一度掲示板のこと考えていただけたらと思います。

 

市長: 

ありがとうございます。実は今回、各地域から事前にご意見をいただいておりますが、この掲示板の話がおそらく一番多かったように思います。かなりの地域からお声をいただいています。市内に掲示板は約200個弱ほどございます。およそ100世帯に1か所建てるというようなイメージになります。必ずそれが守られているわけではありませんが、世帯数が多いところもあれば、少し少ないところもあります。人口密集地だと100世帯以上に1台になっているかと思います。

掲示板に関しては、今回かなりお声をいただいており課題だと思っています。実は、5年ほど前にも同じご意見を重ねていただいたことがありますが、一番きれいで維持管理しやすいボックス型、おっしゃるとおり価格が非常に高いものになります。当時、見積りを取りますと、設置などを含めおよそ1本10万円ぐらいするというので、200本分ですと約2,000万円。掲示板も大事ですが、2,000万円という額はなかなかに大きな額なので、おそらく全てをボックス型に替えるというのは難しいかと思います。今後の可能性として、主要な場所にはボックス型、既存の掲示板はなんとか維持・補修をしていきながら使用する、そういう工夫が今後必要だろうと考えています。

今回、かなりの地域からお声をいただいていますので、これは宿題とさせていただいて、まずは何らか考えていきたいと思います。貼り替えにもご苦労をおかけしておりますので切実なお声だと思います。本当にありがとうございます。

 

市民: 

貼り替えても、よく見えませんというので。

 

市長: 

そうですよね、雨などで濡れてしまいますし、よくわかります。ありがとうございました。

 

市民: 

はい、ありがとうございます。

 

市長: 

ありがとうございます。

次のご意見お願いしてもよろしいですか。

掲示板への掲示枚数・下田原の道路一方通行時間規制

市民: 

下田原からは5点ばかり先に出させてもらっています。

その前に、まず1つはお礼を申し上げておきたい。私も積極的に色々な要望で市役所にまいりますけれど、丁寧に対応してくれる職員が本当に数多くおられる。どこどこと挙げるわけにいきませんけれど、本当にありがたく思っています。ただ一方で、ちょっと事務処理が難儀やなということもありますので、これもあえて苦言を呈しておきたいと思いますので、よろしくお願いします。

それから、掲示板の件ですけれども、うちからは出していませんが、先月などは量が多くて貼れなかった。すごくたくさん送ってきているわけです。コロナの影響もあって、解禁近しということで増えたのでしょうが、送る方は何枚貼るか分かっているはずですから。だから貼り切れないポスターなどがあるので、やむを得ず重ねて貼ったりということもありました。そのあたりもまた併せてご検討いただきたいと思います。

下田原からは、1つは、ここの一方通行の時間帯規制について。突っ込んでくる車が相変わらずおります。それと下田原西交差点北行き、時間帯一方通行、これも突っ込んでくる車があるので、子どもの通学路の安全確保にいま少し力を入れていただきたいというのが1点でございます。よろしくお願いします。

 

市長: 

まずは冒頭にいただきました件、ありがとうございます。そう言っていただけると我々もみな励みになりますし、また至らない点につきましても積極的にご意見をいただきまして、改善につなげていければと思います。

掲示板に貼る枚数については、おっしゃっていただいたとおり事前のご意見で複数いただいております。これは我々も、もう一度精査しなければならないと思っているところでございます。

下田原地区の道路一歩通行の時間規制の件ですが、区長さんには事前にお話をしておりますので、ご理解いただいている点もあろうかと思いますが、交通規制は警察行政の範囲になりますので、市としても警察の方へ通学路なども含め取締り強化、パトロール強化をお願いしておる最中です。また、学校等とも連携し、子どもたちの安全確保に向けて教育委員会としても動いてくれている最中でございます。

いまご意見をいただいた空き家問題と草などの問題、交通規制の問題は、おそらく今回の各地域からのお声の3大トップではないかと思っています。

特に警察行政の所管とするところは、市ができること、例えば警告看板をつけるなどはできるのですが、そもそもの交通規制を変えることなどは踏み込めない領域になりますので、今後も警察と連携させていただきながら、地域の声を届けていくという役割は積極的に果たしていきたいと思います。ありがとうございます。

河川の樹木の伐採

市民: 

ひとつよろしくお願いします。

それから2つめは、天野川、それから戎川、寒谷川、各河川の樹木の繁茂。寒谷川なんかはひどい状況でして。天野川で言えば奈良県側ののり面に農道がありますが、全て樹木で覆われてしまってほったらかしになっています。市単独ではなかなか対応が難しいのはよく分かっているんですが、やはり河川で生い茂る樹木、草でなしに樹木の伐採についてはできるだけ定期的に対応をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

 

市長: 

ありがとうございます。樹木、これについても本当におっしゃるとおりで、私もふだんから目に当たりにしており、対応していかなければならないと思っております。

そういう中で、皆さんよくご存じだと思いますが、市が管理しているもの、大阪府さんが管理しているもの、国が管理しているものとあります。いただいたようなお声も通じて、大阪府管理下の所管であればスムーズにそれをお伝えして対応していただく。また、枚方土木事務所の所長には、必ず年に1回以上直接お会いする機会がございますので、そういう場でも樹木等の案件については強くご説明をしているところです。

緑風台さんなども特にそうですが、四條畷市と生駒市をまたがるような案件などは、交通も含めて行政機関は大変苦手なことであるのは認めないといけないと思っています。やはり大阪府と奈良県の連携となってくると途端に物事がうまく進まない。これはもう私たち行政側の大きな反省点だとは思っています。

いま奈良県とのこともおっしゃっていただきましたが、おそらく大阪府だけでは対応しきれない領域になってくると思います。これも年に1回以上は奈良県管轄の所長さんなどに道路要望の関係でお会いすることもありますので、そういう機会も駆使しながら私からも直接伝えていきたいと思います。ありがとうございます。

イノシシ対策

市民: 

よろしくお願いしておきます。

それから、3点目はイノシシ。イノシシは本当に大変なんです。いま下田原で10基の箱穴を設置して対応してますけれど、イノシシも学習能力がありますから、箱穴にすぐかかったと思ったら、何度もかかるわけではなくて、いまは少し止まっている状況です。

1つ心配しているのは霊園なんです。この前の霊園の状況を聞きますとあまりにもひどい。ユンボでひっくり返したような状況になっているということで、ちょっと心配しています。捕獲は全部霊園周辺の田畑、山林なんですが、下田原もイノシシ対策は積極的にやっていきますし、市からも応援をもらってますけど、ぜひ霊園の対策も真剣にお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

市長: 

農作物の被害についてももちろん軽減していかなければならないですが、人間にも被害がでるかもしれないということは懸念しております。特にこのイノシシ対策については、地域の有志の皆さんに立ち上がっていただいて、レンジャー隊という形で、本当に熱心に活動していただいており、改めて感謝申し上げます。

こちらについても、やはり本市だけのイノシシの問題ではございませんので、この有害鳥獣対策は国からの補助金等ございまして、これはどちらかというと個人で対応するというよりは、やはり組織として対応するものですから、下田原で協議会を立ち上げていただいておりますし、またどのように補助金等を活用できるかなど、飯盛霊園とも連携させていただければと思っています。

いま区長がおっしゃられたとおり、先日、イノシシのすさまじいパワーで、お墓が原型をとどめないほど壊されるようなことが起こってしまい、ここまでの被害がでたのは初めてでしたので、市としてもかなり危機感を高めているところです。これは霊園の管理者としてもしっかり考えてまいりたいと思います。ありがとうございます。

事業所等の廃棄物・大気汚染

市民: 

あと2点、時間いいですか。

 

市長: 

まだ半分ぐらいの時間ですので大丈夫です。

 

市民: 

そうしたら4点目、いわゆる事業所による簡易焼却。これはおそらく緑風台には事業所はないかもしれないけど、上田原、下田原はあると思うんですが、下田原は工場がいくつかありまして、簡易焼却、要するに廃棄物を焼却しているらしく、これはあり得ない。たまたま私が通ったら黒煙を出していたので、社長さんに面会を求めて要望しているところへ、通報を聞いた生活環境課の職員が2人来てくれました。私と話していると比較的冷静に話していた社長さんが、職員が来た理由を言ったら、何言うとるんや、野焼きしとるやないかい、うちのは何であかんねんなと居直るということがありました。その時も、いや、それ駄目なんですということでしたが、ぜひパトロールも強化してもらって、黒い煙、それから臭い。これかなり報告がきていますので、ひとつよろしくお願いします。

 

市長: 

ありがとうございます。野焼き、実はこれは認められている行為なのです。確かに、西部地域でもさまざまご意見はありますが、野焼きは一旦別の話としてさせていただき、この大気汚染に関する取締りについては、我々からすると一番強い権限を持っているのは、やはり大阪府さんになってきます。市も、いわゆる生活環境を保全するという意味での条例を持っておりますが、我々は強い権限でやめさせることはできず、お願いすることまでしかできないです。一定、府のルール、法律や条例を超えているのが明らかであれば、府を通じてそれは指導・是正していただくと。法律は超えない範囲ですが、やはり生活環境上、悪影響がもたらされるという場合は、今おっしゃっていただいたとおり生活環境課で対応させていただきます。

パトロール等も含め、今は大気のお話をお聞かせいただいたのですが、よくいただくご意見として、西部地域で多いのはごみのお話です。本来捨てるべきではないところにごみを捨てていかれる方が西部地域には結構おられます。通勤の途中で他者のごみ捨て場に置いていかれる方がいらっしゃるので、そういうことも含めて市全体のいわゆるパトロール、安全確保をどういう体制でおこなうのか、これは考えていきたいと思っています。

幸い、生活環境課では、4年ほど前に、たばこに関する受動喫煙防止の条例の策定後、警察官のOBの方を採用いたしました。警察OBの方々は、やはりお話も上手ですので、そういう方々の知見も活かしながら、取締りという言葉を使うと厳しい言い方になりますが、強化していけたらと考えております。ありがとうございます。

産業廃棄物の処理にかかる騒音・粉塵

市民: 

そうしましたら最後なんですが、ここから見えるかな、いわゆる産業廃棄物の収集運搬、集積です。そこにも1つあるんです。最近、入ってくるトラックをあまり見かけないので、少し営業を自粛しているのかもしれないですが、1つは構造が簡易なんです。だからいつ基礎が崩れるか分からない状況の中で、草が生え放題です。以前は廃棄物を持ってきて、ひっくり返したりしながら、ガーン、ガーンと一日中音をさせてました。ユンボでひっくり返すものですから粉じんをまき散らしています。それで今度はトラック。これも中国で走っているのではないかというような古い赤い大型トラックに廃棄物を積み込んで地区内を走っているんです。これも私が区長になってから複数の要望を受けています。何とかなれへんのかということで。市にも相談させてもらいましたけど、市から府に話をしてもらったら、規模が小さいということで徹底した指導までできませんということでしたが、この辺もひとつしっかり腰を落ち着けて話が通じるように取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

市長: 

ありがとうございます。私も時折市内を歩かせていただいている時に、地域住民の方からお声をかけていただき、いただくお声で多いのが今のようなお話であったりします。当然、粉じんや音もそうですが、やはり、こののどかな田園風景に対して、そういうものがあるのはどうなのかというご意見も多々あります。

これもやはり冒頭の空き家の問題と少し似ている点があり、あくまで私有地の範囲内で、法律の規制にかからない中での活動を、市がどこまで規制できるのか。ただ、騒音など明らかに市民の皆さんの安全に影響がある場合は、いわゆる防音シートなどで対応してほしいとか、規制ができないものは改善をお願いするなど、話合いで解決するしかございませんので、粘り強く取り組んでいく。今日お聞きいただき、お分かりいただいたように、生活環境課に持ち込まれる案件は、空き家からはじまって膨大な数になります。我々も必死に頑張って一つ一つ丁寧に対応していきたいと思いますので、ご理解ご協力をお願いいたします。ありがとうございます。

 

市民: 

ありがとうございました。生活環境課、非常によくやってくれています。そういう意味で感謝もしていますので、さらにひとつよろしくお願いします。ありがとうございます。

 

市長: 

ありがとうございます。

緑風台の出入り口・道路

市民: 

たくさんあるんですけれども、1点目は、緑風台は出入口が1か所だけなんです。これは前も大阪府警とか枚方土木とか来ていただいて、信号をつけてくれといいました。

あと、子どもが学校へ行くときに、学校に向かって左側を通るので横断できない、危ないので。それもガードレールをつけてくれと来てもらったんだけれども、はっきり言ったらもう基準が全然駄目だということで。それでいろいろと、「危険・スピードを落とせ」というベニヤの何かがありますが、それも下に倒れている。あそこはものすごくスピードを出す車がいる、カーブしているので。立っていたら、ひょっとしたらぶつかってくるかもという危険があるので、せめて何かスピードを落とすような対策をやっていただきたいということです。

 

市長: 

ありがとうございます。いまお示しいただきました場所、これは私が市長に着任してから、この緑風台さんの入り口の問題というのは、交通の危険の問題もあれば、入り口が1か所であるということに対して、これまで様々なご意見をいただいてきました。

緑風台というエリアが開発された際の設計のお話なので、我々もなかなか立ち入りづらい部分ではあります。

今おっしゃっていただきました警告や注意喚起の看板は、警察との協議にはなりますけれど、市でできることもございます。ただ、交通規制そのものを変えていくというのは、今おっしゃっていただいたとおり、特に信号機関係などは警察も明確な基準を持っておられるので、これの緩和はなかなか難しいですが、市ができる範囲のこと、警察と連携できることなど、いまご意見をいただいたことについて検討し、対応していきたいとは思います。ありがとうございます。

危険な樹木

市民: 

それから、2点目ですけれども、先ほど市長のほうからも少し言っていただいた、市道の道路上に樹木が出ていること。これ処理していただくという話を聞いてちょっと心強い。結論から言いますと、緑風台、東西南北で言ったら北、西、南側の空き地、ここの樹木がもう出ています。この間も、写真に撮って送ろうかと思ったけど、前の話では、出ている小さなものは切れないんじゃないかという話があったのでやめました。要するに倒れてきたらそれは処分できるけどと。

先ほどの市長のお話で、もし切っていただけるのなら、いくらでもありますからやっていただきたいなと。

それと、ちょっと関連してというか、北側に山というか尾根のようなものがあって、もう土がなくなっている上に、尾根のところに木があるんです、生きている木が。それが当然、崖の上なので、崖崩れと一緒に倒れてくる。そういう危険性があるということで、5月23日に建設管理課に来ていただいて、こちらから要望書を出しました。結論から言えば、市と府といろいろやったけれども、やっぱり民地なのでできませんという話なのですが、その辺なんとかできたらお願いしたいなということです。考えていただきたいと思います。

 

市長: 

ありがとうございます。ホワイトボードもあるので。(ホワイトボードでの説明)ここが道で、こっちが民地だとして、道がこうあって、ここが民地であったという、こういうふうに被害があるということだと思いますが、これを伐採するのは難しいです。この中は個人の財産の範囲なのです。ただ、これが、やはり道路の維持管理、著しく交通の妨げになっているとなると、ここを安全に保つ役割は私にあるので、ここに対しては対応できます。そういうルールになっています。

ただ、ここからが難しい問題になりますが、樹木の場合は、草木の場合と違いまして、樹木は高い位置にありますと、維持管理には危険が伴うものでして、職員ができる範囲というのが限られております。私は職員の安全を守る責務もございますので、高木を市職員が処理することはおこなっておりません。高木処理について専門業者にお願いして処理をしていただく、するとやはり費用がかかります。実際、高木については西部地域も含めて多数ございますので、危険度の順に応じて処理しているのが正直なところです。なので、実際の危険度、市域全体の総数量、こういうことを含め年間で委託できる量を判断していきたいと思っています。

ただ、冒頭申し上げましたように、市としては予防保全、今後、何かあってからではなくて事前の保全に努めていく方針ですので、積極的に先ほどのようなお声を上げていただければ、市として対応していきたいと考えているところです。ありがとうございます。

 

市民: 

それと、道路を走る車とか人に対してという話がありましたが、緑風台の場合は、電線の方へもきています。いわゆる電柱じゃない街灯専用の電柱があって、そこから関電の電線を引いている線に、既にかぶさってきているところがあって、自治会でも刈りはしましたが、事故が起きたら、こちらもできないということです。

自治会の移転と市街化調整区域

市民:

それと3点目が、先ほどの件と絡んでくるんですけれども、北側と西側は市の防災マップによると土砂災害警戒区域に入っています。それと同じように自治会館が特別警戒区域に入っているんです。それで、いろいろ自治会で活動をしていても、こういう場所で活動するのは違うんじゃないかと。そもそもコミュニティーセンターそのものがこういうところにあるって、これはまずいなということで、どこかへ移転したいなというのが1つあります。

それと、これに関連して次にいきたいのは、いま南東部に空き地があるんです。そこがいま市街化調整区域になっている。それを市街化区域に変えてもらったら、さっきの変なところが来ないだろうということと、できたらその中に道路をつけてもらったら、緑風台地区として2方向避難ができるということがあるので、都市計画の変更と、できたら会館の移設を、ウルトラCか何かないかなと。はっきり言えばお金が全然ありません。

 

市長: 

法律や条例を守っていただくことをお願いする立場で、私の口からウルトラCとかはなかなか言いづらいところではありますが、本当に切実な問題だと捉えております。

この自治会館の問題で少しだけ整理させていただきますと、基本的には底地から上物まで地域の皆さんでお持ちいただく、あるいはお借りになったりされていますが、移転や改修する際などは、自治会費に例えば50円とか100円を一定期間上乗せして積立てをされて、市からの最大3分の1までの補助も利用されながら費用を捻出されておられます。これは西部でも比較的行われています。

少し異なるのが、田原台については、まちづくりの時点で課題になりまして、幸い、比較的大きな規模の公園には管理棟を建てています。えびすホールと北谷公園の管理棟ですが、現在、地域の皆さんに使っていただいているように見受けられます。これは地域の皆さんでブロックとして協議会を組んでいただいて、協議会と協定を結び維持管理や改修などを自治会費も費用に充てていただく中で使用していただいております。

なので、緑風台地区さんとして、今後、場所の確保や移転を考えていかれるときに、ご相談はもちろんしていただきたいですが、基本的には、もし田原台と同じようにとなると、その協議会に入られるかどうかというのは、協議会の中でご議論いただくことになるので、この点はそういう形になるのかとは思います。

いただいた2点目、これは緑風台さんからもよくご意見をいただきますが、市街化区域、市街化調整区域の問題は西部地域でもかなりご意見をいただきます。すごく言いづらいことですし、ご理解いただいているとは思いますが、これは市の決定権がないものですから、あくまで大阪府が決めるとなっております。

現在、いわゆる人口減少社会の中で、国自体、国土交通省からの推奨は、横文字になりますがいわゆるコンパクトシティーです。人が住むエリアを広げるというよりはなるべく集約していく方向です。ですから、いろんな点々としている都市機能を1つに集約する際に市街化調整区域を市街化区域にするのであれば認められますが、今の機能を集約等させず、ただ広げるということは、基本的には認めてもらえないルールになっています。

ただ、お気持ちは分かります。あの場所は明らかに異質で、市街化調整区域になっているのはもう地図を見たら明らかですので。ウルトラCという発言も出ましたけれども、おそらくまちづくり全体の絵を描き直すぐらいの時でないと、市街化区域と市街化調整区域を変えるというのは難しいです。

今おっしゃっていただいているのは、防災とかそういう観点からだと思っています。なので、あそこを単に市街化調整区域を市街化区域にして道路にするだけというのは、今のルールですと、これはなかなか論理が難しいです。なので、今、田原活性化という形で取り組んでいますが、一定、今後のまちづくりの在り方、まちづくりそのものを見直すタイミングで市街化区域、市街化調整区域の話をさせていただかないといけなくて、いま対応するのは難しいということだけはご理解いただけたらと思います。

ただ、そういう観点に立てば、もう一度在り方を見直そうという時に、今後どうしていけるかを考えていく形になります。ただ、あそこは誰が見ても違和感がございますので、おっしゃっていることも非常によく分かります。

デマンドタクシー・自動運転の実証実験

市民: 

それと絡んでくるんですが、田原台さんと、というお話の中で、いま現在、スマートシティーの関係でデマンドやっていますよね。大阪府道からこっち、緑風台はもう問題外になっていますよね。そうすると、例えば避難するにあたり、あそこを横断しないと駄目だと。田原地区のどこかへ行くにしても、もちろん小学校に行くにしても、ものすごく距離があるから、それは不可能に近いと。そしたら、大阪府道はおそらくそのまま永久に残るだろうから、緑風台地区としてのデマンド交通に代わる何かとか、例えば買物支援の何かとか、オンラインで診療して、できたら薬も宅配的に送ってもらうとか、あそこだけが特別な地域ということに対する何かがあったらいいなということです。

 

市長: 

ありがとうございます。今回、10月1日から31日まで、実証実験という形ではありますが、自動運転車と低速の電気自動車を、市道を使用し、免許を返納された方などのことも踏まえて実験させていただきました。いまお示しいただいたように、いわゆる中央線は走らせていただけない。これは警察や大阪府の考えでいくと、やはり中央線はスピードを出して皆さんが移動されるメインストリートになりますので、低速の自動運転車がそこを走るのはどうかということだと思います。

ただ、緑風台さんへ至ろうと思うと、中央線を通ることが基本的には避けられない結果、今回の実証実験では、たしか9丁目の方まで行っていただかないといけないことになっておりました。そうなんです。ほかの地域はきめ細やかにルートを設定させていただいておりましたが、私もマップを最初に見たときには、これは緑風台さんに申し訳ないなと思ったことを今も覚えております。

とはいえ、今後、国のほうも、スマートシティーの取組み、自動運転の取組み、またいただきましたオンライン診療の取組み、この規制緩和を進めていこうという機運になっております。なので、今は警察も少し厳しいかもしれないですが、我々も未来技術社会実装事業という国のお墨つきをいただきながらこの取組みを進めておりますので、なんとかそういう国との枠組みの中で、国交省さんとか警察庁さんとかもメンバーに入ってくださってますので、そこに訴えて、今は無理でも我々としては田原地域全体にそういう利便性をもたらせるように継続的に取り組んでいきたいと思っております。

オンライン診療

市長:

オンライン診療の話はこれから出てくると思います。関係者の方がいたら大変申し訳ないですが、これは正直なところ医師会の皆さんと厚労省さんの中で協議をされておられます。お医者さんの中には、やはり目で見て、触れて、それが診断なんだとおっしゃる方もいらっしゃるでしょうけれども、地方に行くと全く病院がないようなところもございますから、オンライン診療はこれから間違いなく厚労省としては進めていかれることだと思います。なので、日本医師会と厚労省の中で規制緩和をされていくと思いますので、そういうときに我々としては、大東・四條畷医師会、保健センターと連携して、すぐに病院へ行くことが難しい方々に対して、これは前向きに捉えて進めていきたい内容だと思っています。

ただ、まずはその規制緩和されない限りは、我々からは手が出せないので、しっかりと動向を確認しながら対応していきたいと思っています。ありがとうございます。

DX、デジタル・ディバイド

○市民 

今のオンラインに関して最後に1つだけ。昨日たまたま老人クラブで集まる会議があって、要するにスマホを使わないとあかんなという話で、マイナンバーカードも作らないとあかんなと。マイナンバーカードで何ができるんだという話になったとき、オンライン診療できますよと。どこにあるんだと。大きな病院はもちろんそれはできるけれども、はっきり言ったらクリニックでそこまで設備ができているかなということで、それならやっぱりやめとくかという話がありました。

これ各地区共通で、いわゆる高齢化ですよね。例えば自治会でいえば高齢だから役員になる人が少ないというのと、具体的に私の場合だったら、西部地区までは行けないとか、時間的にも含めてね。もちろんバスに乗って行かないといけないということをふまえたら、Zoomとか、強いて言えばグリーンホールのどこかの部屋でどこかの委員会に参加、もうこれからはね。

若い人に聞いたらスマホでもいいんじゃないかという。スマホでZoomできるんでしょう。僕らはできませんけど、そういうふうに変えていかないと。そういう手があるということになってくると、我々年寄りから、あんたも土日だったら役員になれるかなという逆の言い方もできるので、時間と場所とやり方をもうちょっと考えていただいたらなと。

ITは対面でする意味合いが本当にあるのかなというのも正直僕はあります。ただ、あるやつはもちろん、それはやらんと駄目ですけれども、それ以外のことは若い人も、例えば働いていても土日だったら参加できると、極端に言ったら家からでもできるなら役員になりますとか、そういう形が取れると思うので検討をお願いします。

 

市長: 

どんどん技術が進化している中で、会議などオンラインでできるものと、とはいえ、やっぱり人と人で触れ合う中でしか進まないこと、これは両方あると思っています。

最近では、いわゆる会議や審議会なども、どんどんオンラインを活用させていただいたりして広まってきています。今年度、DX推進計画という計画を策定に取り組んでいます。このDXって最近よく聞くかもしれないんですが、デジタル・トランスフォーメーションの略です。このDX推進計画を作っている最中で、横文字ばかりで本当に恐縮なんですが、デジタル・ディバイド対策というのがあります。デジタル・ディバイドというのは、情報機器を使える方と使えない方の差をなくしていこうという考えのことです。おっしゃるとおり、最近、企業に勤められている方でも、なかなか家で会社の会議に出られる部屋がまずないと。やっぱりお子さんがおられる方や、オンライン会議ができる環境がない方が、例えば公共の場所を利用して、Zoomなどのオンライン会議等ができるようにしていこうということも含めた計画を策定中です。やはり家ではWeb会議が難しかったり、機器はないけれど、ここに行けばオンラインを使って会議ができるなど、場所によって格差がないようにしていこうということも考えており、このような環境整備も、DX推進計画の中で取りまとめていきたいと思います。個別具体にオンラインでできるかできないかは、地域振興課などにお気軽にご相談していただければ、各課で調整等させていただきたいと思います。ありがとうございます。

時間ではありますが、せっかく他の役員の方も来ていただいているので、事前にご意見いただいていたものでもかまいませんし、そうでないご意見でも何かご発言ある方いらっしゃれば、せっかくですので、ぜひご発言いただければと思います。

空き家・空地の活用、耕作地の維持管理、土地改良区

市民: 

自分の家の周りの人のことを考えると、もう今のままでは生きてくのは大変だなという人をたくさん見ます。地域の中で、1人になって土地と家を持つ。土地を手放したくても法律があるんですよね。畑だったりしたら、たくさん持っている人でないと買えないとか、農家だけじゃなくて畑とかも何反以上持ってないといけないとか。しかもそこに家がついているとね。そういうのって法律でも絶対変わらないのかなと。

それから空き家対策の協議会とか市でみんなを集めて市民で考えていたと思うんですけど、市の事業としてそういうところへ人を呼ぶ。家があって、土地があって、別に手放すのは難しくても、入植というか、入ってきて生きていける、そういうことをしていくとか、そういう方法は今後考えていけるのかなと、その対策のときにどんな話が出たかなとか思って。

集まる場所を作りたいという人もいてます。それをどういうふうにつないでいくかとか、やっぱり行政に助けてほしいと思うんですよね。個人個人の交渉で助けるんじゃなくて。

上田原、下田原で田んぼは桃源郷で貸したりしているけれども、あれ桃源郷に入ってやろうとしたら、やっぱりきちっと区画を組んでしまうだけの労力がないと桃源郷にお任せするということもできないわけで、それで個人的に生かすと、やっぱりさっき言っていた土地改良区を見たら、ちゃんとできていない、うまく管理ができてないやないかと言われてしまうとね。それもできる余力がない人っていてるんですよね。だからそれを、市に何とかしてくれというんじゃなくて、これからは私たちの課題でもあり、助けてほしい課題でもあるなとすごく思うんです。

 

市長: 

ありがとうございます。おそらく大きく分けて2つご意見をいただいたかと思います。持家や土地など、手放したくてもなかなか手放せないという問題はあります。我々も不動産屋ではないので、市が物件をいただいて、物件や土地を斡旋するような事業はおこなっておりません。ただ、土地であったり物件の移転については、当然不動産事業者の方々がいらっしゃいますから、空き家相談フェアではありませんが、持っている物件であったり、物件や土地に関するお悩みをお聞きする会を市のイベントとして開いて、専門家の方に現在の状況や今後の処理や活用方法などご相談いただける取組みはおこなっております。コロナ禍でなかなか実施できなかったのですが、市の色々なイベント等でブースを設けて気軽に相談してくださいという形でおこなっております。

イベントの時でないと相談できないのかと思われるかもしれないのですが、市としては不動産を扱う専門家の方と、都市政策課の住宅事業担当とつながりはございますが、個人的な業者・専門家を紹介することはできないのです。専門家の方々が所属される協議会などはご紹介できるので、ぜひご相談いただければと思います。

いまおっしゃっていただいたように、規制やルール等がございますので、その部分はプロの方にお伺いしないと分からない部分もございますから、専門家の方と相談できる場を設ける機会は今後も設けていきたいと思います。

その話と、おそらく畑であったり農地の維持管理の部分と、土地改良区さんのお話をお聞かせいただきましたが、耕作放棄地であったり遊休地をどのように維持管理していくのか、これは先ほど冒頭でも少し触れましたが、やはり地域として考えていく必要があると思っています。

法律が改正されて令和6年度末までに地域計画を立てていくことになっているので、これはまた区長の皆さんにもご面倒をおかけすることになりますが、地域としてどのように農地などを守っていくのか、維持管理していくのかというところを一緒になって考えていくと。それはまた一緒に考える機会を設けさせていただけたらと思っています。ありがとうございます。

防犯灯・田原中学校体育館の照明

市民:

街灯の話なんです。街灯と体育館のLEDの件なんです。

まず体育館ですけど、結構早くにLEDに変えていただいたと思いますが、点滅しているんです。それが何回もなるんです。市は、プランはしてくれはります。行動もしてくれはります。でもチェック、アクション、そこはどうなっているのかなと思うのと、街灯もLEDに早くしていただいたんですけれども、他市は市が電気代を負担していただいているというのが多いみたいなんですね。冒頭おっしゃったようにお金があるなら、市のほうで負担してもらえないかと思います。というのは、緑風台も120軒あって、自治会員が99軒しかないんです。それで自治会費の中から防犯灯のお金を払っていますが、やっぱり会員が減ってきて負担が大きくなっているんです。やめた人にお願いはしていますけれども、100%は出してくれない。防犯の分だけお金下さいと言っても知らんふりする人もいる。払ってくれはる人もいてるのですけれど、やっぱり知らんふりの人もいてはりますので。市のほうで防犯灯もLEDに替えてくれはったんですけれど、点くのは遅いんですよ。消えるのも早い。それと料金が何か合わないというのも、数に対して自治会が負担している分とかの料金も合わないんじゃないのかという話も出ています。そこら辺もちょっと精査したいなと思っていますが、いかがでしょうか。

 

市長: 

いや、もう切実なお話だと思います。おっしゃっていただいた体育館は市のアリーナですか。

 

市民: 

田原中。

 

市長: 

田原中学校ですね。はい、ありがとうございます。

LED化については、やはり電気料金が全く違いますので、基本的に通常使用であれば10年ぐらいの耐久性はあると言われておりますのでの電灯のLED化を進めてきた経緯があります。ただお示しのとおり、市としては、何とか設備等をより良くと考えながらも、これまでの間、維持管理の徹底が難しかった部分もございまして、苦手にしている分野でもあります。

今後、繰り返しになってしまいますが、いわゆる予防保全の部分をどのように進めるのか、公共施設であれば、どちらかというと故障後よりは故障する前にという発想転換。これもなかなか難しくて、これまでそういう対応が手薄だったために、我々の意識改革にも少し時間がかかっておりますが、それはそういうふうにしていきたいと思います。

2点目の電気代。これは防犯灯に限らず防犯カメラも含め、正直申し上げて全国を見渡せば市が全て賄っているところもございます。本市の場合は、電気代は折半していただいていて、防犯カメラについては10万円までは補助させていただく、そういうルールでやらせていただいております。これはなかなか大きな議論でして、全地域の電気代となると巨額の電気料金となります。

よく、壊れる、うまく働かないとお聞きしますが、その場合LEDそのものよりもおそらくセンサー部分の不具合のようです。それであれば関電さんに連絡していただけるとすぐに関電の責任で取り替えてくれるものなので、ぜひ関電さんに直接ご連絡していただけると。

 

市民: 

壊れてはないのですか。

 

市長: 

はい。センサーの不具合のようです。それであれは関電さんが無料で取り替えてくれますので、関電さんに言っていただければ。

 

市民: 

2、3日必要ですよね。

 

市長: 

2、3日必要です。ありがとうございます。なのでそこはご連絡をお願いします。おそらくLED自体は壊れてないと思います。関電さんであれば数日内には対応していただけるようです。

この電気料金の件については、一緒に考えていきたいと思います。おっしゃるとおり貯金も増えてきて借金は減ってきましたと。そのとおりなんです。ただ、電気代を全額負担するとなると数千万円単位の金額で毎年支出していくことになります。同じ額の予算があれば、高木の伐採量も増やせるかもしれない、ほかの事業ももちろんできる。ですので、電気代の全額負担ができない、やりたくないということではなくて、できる、できないの話であれば、できる話なのです。ただ、本当にそこに予算を使っていくのか。当然、1地域だけを全額負担するということはできないので、全体の協議の一議題としていただきたい。こんな歯に物が詰まった言い方しかできないですが、このご意見については、対話会では年1回は必ず出てきますので、この財政状況の中でどうしていくのか。予防保全に力を入れていくということを掲げておりますので、相談事項の一つとさせていただきたいと思います。ありがとうございます。ご意見はよく分っております。

最後に

市長:

そのほかどうですか。予定より15分ほど過ぎておりますが、皆さんの後の予定もあるかもしれませんので、ぜひこのあたりにとは思っているんですが、冒頭、司会のほうから申し上げました市のご案内の中で、「なわて健康相談24」という事業を今年の9月から始めております。これはいわゆる健康のお困り事を24時間、365日、無料で相談の受付をしております。電話でももちろん相談できますが、チャットボット、横文字ばかりで恐縮ですが、電話はしづらいけれどメッセージでの相談をしたい方にも対応しており、多くの方にご利用いただいております。どうしても行政機関の営業時間は決まっておりますので、お仕事をされている方などは時間的に相談しづらいということであれば、ぜひチャットボット機能などで時間にとらわれずこの制度をご利用いただけたらと思います。

もしほかになければ、このあたりで地域と市長の対話会を終了させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。

改めまして、本日は休日をお過ごしの中、ご参加いただきましてありがとうございます。今後も皆さんのお声を聞きながら市政運営してまいりたいと思いますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。本当にありがとうございました。