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地域と市長の対話会

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楠公での意見交換全文(第4回地域と市長の対話会)

市民が協力できる取組み

市民:

すみません。何か思いつきみたいとこあるかもわかりませんですけど、いま確かに赤字財政になるっていうことは、市長としても大変苦しい面はあると思うんです。ただね、僕思うのは、市民が協力できるっていうの仰山あると思うんですよ。例えば、言うたように子どもたちのコンピューターの面でも、これは昔の話なんですけど、例えば、学校にいわゆる計算機とかそういうの入れる時に、NECがええとかね、しかし、松下もあるやないかと。松下がちょっと安してくれるっていう話もあってね、ほんで、松下電器のそういう機器を入れた面もあるんですよ、昔の話なんですけど。ただ、だから今これ言うとね、理事者が言われると大変だと思うんですけど、例えば市からね、市民から協力しやすいってやつもね、市会議員などといろいろ話しながら、提案してもいいじゃないかと思うんですよ。例えばの話、今ごみ問題ありますね、四條畷は今無料でちゃんと生活費のごみは全部持っていってもらうんですけど、そこで協力できたら、例えばごみ袋1個出せば、50円協力できるんじゃないかと。例えばの話、僕が言うのおかしいかもわからんですけど、いろんなこと、まだ小さい街やからそういう市民から協力できる、最低限の協力できるものを集めていけばね、いろんなのができていくっていうような気もするんですけど。そういうようなものは、まあ一般市民から言うたらおかしいと思うんですけど。

 

市長:

ありがとうございます。実は数年前に、市民皆さんとの協働を進めていくという意味で、協働のまちづくりの指針というのを策定させていただきました。ただ、すでにかなり多くの面において市民の皆さんにご協力いただいているのかなと思います。

例えば、四條畷っていうのは交通事故とかの発生率は北河内で1番低いです。防犯委員さんとか、いろんな地域の方々が見守ってくださったり、啓発活動を行ってくださったりというところは、四條畷は他市に無いくらいそういう取組みを活発にやってくださる方々が多いですので、非常にプラスな結果が出ていると思います。先ほどのご出産されたご家庭にも、民生委員さんが一緒に行っていただくというところも、今後お力添えをいただきたいと思っています。本当に様々な側面において、多くのご協力をいただいてると思います。

ごみについても、アイデアとしていただきましたけれども、すでにいろいろな分別がある等、たくさんご協力いただいています。ただ1つだけ皆さんにお伝えしたいなと思うのが、四條畷自体のごみ処理は、どちらかというとかなり、他市に比べて予算上は大きく割いています。

基本的に個別収集になっていて、道が狭い所は共同の所になっておりますけど、最近はステーションという場所を決めてそこに置きに行くというのが主流になっていますので、それに比べると個別収集はかなり予算上かかってきますので、そういう意味においては、どうしていくのが1番いいのかを、今後考えていかないといけないですけど、やっぱり今後、ごみについては例えば減量化、今日も新聞で出てましたけど、何でもかんでも有料化すればいいというものではなくて、みんなで声をかけ合ってごみを減らしていけばいいと思います。

ごみ処理場って、四條畷と交野で一緒にやらせてもらってるんですね。あれを建てて、ごみを燃やしていくのに、四條畷だけで年間で8億円ずつ払っています。結構な額です。ごみを燃やすのはそれくらいお金がかかっています。ごみが減っていけば、その負担金も減るわけですから、みんなでごみを減らせば、じゃあそのお金は子どもであったり、高齢者の方々であったりの政策にお金として使えるわけなので、ちょうど今年、ごみの計画も改訂中なので、いろんな声かけ等もさせていただき、ご協力願いたい部分もあると思っています。ただ市民皆さんと一緒にまちづくりをしていくというのはもうおっしゃるとおりかなと思います。ありがとうございます。

クラウドファンディングの取組み状況等

市民:

よろしくお願いします。今の話にちょっと関連するんですが、四條畷市としてなんかクラウドファンディング、今流行りの、ああいう取組みをされているのか、もしくは泉佐野の方でごちゃごちゃやっているふるさと納税ですね、あれの進捗状況、及び市長はあんまり大きい工場とか企業とか無いとおっしゃいましたけど、僕ら素人目から見ると、四條畷イオン、あれいつみても、たくさん人が入ってるようやし、あれ位からの税収とかはどうなのかなあということをちょっとお伺いしたいなあと思いまして。

 

市長:

はい、ありがとうございます。3ついただきました。1つはクラウドファンディングって聞いたことない方もいらっしゃるかもしれないんですが、簡単に言うと寄付を募るという行為です。全国に発信して、こういうことをしたいからご寄附くださいっていうのがクラウドファンディングです。市としては行ってないですけど、例えば四條畷の青年会議所、JCさんとかは、デュアスロン大会っていう山を活用した自転車、RUNのイベントをやっておられ、今年とかクラウドファンディングでそういう運営資金を募られていたりするので、それはもう、各種団体さん等が行われていくことかなと思います。

ふるさと納税は、今後大きな転換期です。泉佐野さんは、戦略上ああいう作戦を取られて、今後制度の対象外になられて、ふるさと納税だけ対象外になったということではなくて、市は国からもらうお金、交付税っていうものが、普通交付税と特別交付税という別枠のものがあります。これが何かというと、災害時とかに増額してもらえるような、特別な事情の交付税なんですが、泉佐野さん、これほとんど無くされたりしています。総務省はペナルティーじゃないって言ってますが、どこからどう見ても、我々からしたらそう見えます。そういうことも起きてたりするので、法令の範囲内で一定やっていくのは重要かなと。四條畷市は今後力を入れていきたいなとは思っていますが、結局、稼いでいるのいるのはお酒と肉と果物です。やっぱり醸造所があるとか、牛とか豚とか鶏がいるとか、高い苺とかそういう桃とかが採れるとか、どちらかと言うと四條畷市はそこに当てはまっているわけではないので、今後ちょっと知恵を絞って増額に向けて取り組んでいきたいなと思っています。

最後の3点め、イオンにより税収自体はすごく増えます。当然ですが、億単位に増えるんですけれども、ちょっと説明させてください。先ほど、今年の市税が69億円になったっというお話をさせていただいて、市全体で200億円の予算と申し上げました。切り崩しを行っているのが2億円なので、全然足りてないのですが、何で補填しているのかというと、国からの地方交付税交付金です。これはどこのまちに住んでいても、等しく基本的なサービスが受けれるように、市税で足りない分を賄うという制度です。

このため、このまちに住んでるから保育所がないとかっていうことは起こらないわけです。基本的には補填されるので、最低限は整備できるけれども、自由な新しい取組みとかがしづらいという状況です。この制度がすごいのは、自前で稼げるようなると、この交付金が減るんです。どれくらいかというと、例えば、市が稼げるお金が100増えたら、75分減らされます。25%は頑張ったねと。残り75%、自立できるようになったねって没収されます。

そういう制度になっているので、実はダイレクトに繋がってくるわけではないんです。なので、イオンさんの税収としては、実は結構増えていますが、それに伴って周辺道路整備とかもしていたりとか、ごみ処理費用が増えるっていう別の問題もあったりするので、いろいろあって、逆に下水道収入は上がったりしていますが、いろんな差し引きがありまして、数千万円単位では税収は、3年くらい、4年前頃くらいからは増えてる状況にはなっています。

四条畷駅周辺整備

市民:

以前にもお話を申し上げました、要するに公共設備、或いは、道路、今も仰ってるように道路施設の拡充とか補修とかですね、四條畷の場合ですね、行政区画が非常にややこしくて、四条畷駅前は大東市やと。それから氷屋さんですか、花屋さんですか、あの辺までが大東であってですね、それからJRとかあるいは国の方がですね、あの他の道路を共有しているとかいうようなことで、あそこのバス停の辺がいつもあれ持った学生さんが長い間、バス待ちはんの、足元が非常に悪いと。それで他の日でも、駅らしくなってないねんねえ、バス停やったらバス停で。四條畷の市民バスの所はまだ格好ついてますけどねえ、ずっと北の方にいきますと。

 

市長:

駅周辺の整備ということですね。

 

市民:

そうですね。そういうところを公共設備の見直しということで、ひとつ大東やJRとか、また国も、その辺の掛け合いをしてもうて、何とか四條畷の顔を、ちょっと綺麗にしてもらいたいなあと。四条畷の駅降りても、いろんなハイキングとかいろんな方が来られます。

 

市長:

そうですね。

 

市民:

バス1つ乗るにしても、もうガタガタの所でバスを待っておられる。

 

市長:

四条畷駅周辺整備のことですね、わかりました、ありがとうございます。

 

市民:

特にバス停の辺。

 

市長:

はい、ありがとうございます。まさに今してるというような状況です。駅周辺なので、公共施設ではないですが、あれはどちらかというとまちの整備みたいなイメージです。事の起こりは、平成20年、21年くらいですけれども、四条畷駅は大東市にありますので、大東市から、四條畷と一緒に駅周辺を綺麗にしていきましょう、利便性良くなっていきますよねってお声掛けが10年くらい前にありました。でも、10年前というのは、四條畷が今よりも財政が苦しい時で、十何年以上赤字が続いていた時なので、その時、四條畷としてはお金も負担し合うという行為になるので、一緒にやるのは難しいので、大東さんにお任せした歴史的経緯があります。

その決断自体、私はどうこう言う権利は無いですけれども、一定大東市さんの方で進めてこられました。すると、大東市域上のことで考えるので、あのバス乗り場については、別に置き去りなわけです。大東市さんからしたら、関係がないですから。それは当然ですよね。大東市側がうまく回っていくような作りになっていきます。

私が着任させていただいた時に、それを聞いて、それではよくないと、四條畷市民の方も多く使われるので、これは両市で一体化してやっていかないといけないという意味で、平成29年度に、大東市に、これからは一緒に考えてさせてほしいとお願いしました。あの時は、我々が関与できないって言ったのは申し訳なかったとお詫びした上で、今後は一緒にやらせてほしいというのをお話させていただきました。

今まさに、1年の間に何回も大東市と四條畷で集まって、あの辺りをどうしていこうかという会議をずっとやらせていただいてます。ただ、ご存知だと思うのですが、大東市は現在、野崎の周辺をやっておられまして、さすがに2つの駅を同時に整備するのは無理なので、まずは野崎に力入れておられるという感じで、それが一定落ち着いていけば、四條畷・大東とで、四条畷駅辺りを綺麗にしていく。お示しのとおり、マクドナルド周辺って危ないです。歩いている人も自転車に乗っている人もバスも車も全部いるので、あの辺りを整備するというのは、四條畷としても本当に考えていって、それはきっちりと、今後時間が掛かりますけど、やらせていただきたいなと思っています。

バス交通

市民:

バスの関係でね、あれなんですけども。要は田原の方から四条畷に来るのんですね、40分に1本かな。大体今出てると思うんですよ、京阪バスが。そのバスを直通か何かで忍の方に持っていけないですか。といいますのは、四条畷駅やったら大東市ですやんか。ところが忍やったら四條畷市ですやん。で、何故か言いますと、向こうの田原の人は、何処に買い物行くかですね。交通網云々といいましたら、京橋とかあの辺まあいいですけれども、大阪に出るためには近鉄通って向こう行って生駒からが多いんですよ、はい。逆に言えばこちらのね、四條畷の方に回るというかね。もう1つは、この近辺にコミュニティバス通ってますね、あれも時間帯みますと、あまり乗ってないんですね、お客さんが。その辺のところどうかなと思いまして。

 

市長:

ありがとうございます。お手元にお配りしてます、この「第4回地域と市長の対話会」って太い冊子があります。これは第1回、第2回、第3回と、あらゆる地域からいただいている、主にこの分野は多いというご質問をまとめさせていただいていて、今の話はこの太い冊子で言うところの13ページ辺りになります。公共交通の見直しというところになります。

私が着任させていただいて、すぐさま取りかかったもののうちの1つです。これまで公共交通については、市がダイヤを決めてきたのですが、やっぱり地域の方々のニーズをどれだけくみ上げられるかというのが大事なので、名前がややこしいですけど、平成29年度に地域公共交通会議という組織を立ち上げました。これには地域の区長さんとか、バス事業者さんとかPTAの方も入っていただき、みんなで、どういうあり方がいいかを会議の中で検討していて、その検討の流れを書かせていただいます。

いまお示しいただいた田原から四条畷駅のこっちのJRに来る方もかなりいらっしゃいます。乗りこぼしもあるくらい、田原からもっと便数を増やして欲しいっていうふうなお声も多いです。ただ、実際には朝と晩だけで、昼間は乗っていないです。じゃあ昼間をやめるとかはできなくて、1台と運転手さんとの契約になっているので、朝夜だけって言っても、結局は料金は支払うことになります。コミュニティバスを1台増便すると、だいたい1台当たりの年間コストとしては一千万円くらいかかります。そういう状況があるんです。北河内の中で住民1人当たりに対してコミュニティバスにかけるお金は、他市に比べて、うちは4倍以上かかっています。北河内の中では圧倒的に公共交通にかけています。これはすごい額です。田原と西部に分かれている地理的特性で、しょうがないです。でも必要なことなので、やらないわけにはいかない。ただし無駄は無くしていきたいっていうのがあります。

2点めは、京阪バスの大型バスと契約してるので、細い道に入れないという問題があります。例えば、滝木間とか畑中とかのエリアであったりとか、岡山の上の方は道が細くて山の上の方になっていたりとかするのですが、あそこは京阪バスが回れない。でも駅にも遠い。結局タクシーを呼ぶしかないという状況になっていますので、そもそも京阪バスさんの大型バスだけでいくのか、小型が必要なのかということと、あとは乗られていない時間帯をどうしていくのかっていうことをメインに、今ずっと検討を重ねてきました。実は今年、実証運行というのをやります。新しいモデルで、例えば小型とか、新しいモデルをやってみます。そこで意見を聞いて、令和2年度から新しい公共交通体系にしていきたいなと思っています。今は、ご意見が多いのは、やっぱり道が狭くて坂道が多い地域に、公共交通が必要だというところと、昼間全然乗ってないバスをどうにかしてほしいというようなお声があります。要はお金がかかり過ぎてるんじゃないかと。それに対しての方策を考えてやっているところです。なので、今まさに見直しの最中です。来年度以降、新しい公共交通していけたらなというような状況です。

ご質問の忍ヶ丘駅に行けないかということについては、快速が通ることもあり、声としては四条畷駅が多いです。そもそもご案内だと思うんですけれども、忍ヶ丘駅周辺はバスが入るのに結構時間かかります。いろいろ歴史的経緯もあり、何回も曲がらないとロータリーに入れない仕組みになっています。時間とかも考えると、国道から下に降りていくというのが、現時点では直通便という形で考えているところです。基本的に多くのエリアでいただいているお声、主なものは大体この太い冊子に、いつから検討始めて、いつ頃結果が出るのかっていうのは、書かしていただいているかなあというような状況ではあります。

 

空き家対策及び大東市への分担金

市民:

すいません。毎回同じことをお話するんですけども、空き家問題がね、この地区は1番酷いと思うんですね。何とかですね、できないもんか。また、ご存知のようにこの公民館の西側のあれはもう今にも潰れるような状態になってましてですね、なってましてですね、持ち主に聞けば潰すにはどないか、潰しても構へんと。構へんけど潰したら補償してくれというのは、借りてる人ですわ。大家さんはですね、土地代ももらってないのに、そんなもん払えるかということでそのままになっていると。これだけがですね、1番やっぱり危ないんじゃないかというふうに思います。

それともう1点ですね、先ほど大東云々のことがありましたけれども、やはり大東の方で何かしていただこうと思えば、四條畷が大東に対してね、各分野っていうか、各分野にどれ程のね、分担金出してるかというのがですね、やはりここにおられる皆さん方はですね、あまりご存知ないんじゃないかと。で、四條畷はこれだけ出してんのにね、何もしてくれへんということもあると思うんですね。この辺できたらですね、ある程度のことで結構ですから、ご説明願いたいと思います。

 

市長:

ありがとうございます。空き家の問題ですけれども、まさにこの太い冊子の36ページのところに少し記載をさせていただいてます。最もご質問の多い分野の1つです。

空き家対策というところは、あくまでその個人の所有物に対してどう行政がアプローチできるのか、数年前まではもうどうしようもないと手をこまねいてたんですけれども、国の方が特定空家等に対する特別措置法という法律をつくられて、それに基づいて各市で計画を策定することになりました。四條畷もこの間の12月に策定しました。

この36ページの1番上、空き家等の把握から順に実は始まっていきまして、1番最後までいって、行政代執行というところまでいくと、行政が空き家に対して対応すること、具体的に言うと取り潰すことができる。取り潰した費用は持ち主に費用請求をするというところまでいくのに、実はこれだけの手順を踏まないと個人財産なので、手は出せない。今どんな状況というと、空き家の把握をさせていただいて、300件弱くらい、市で把握し、それを上から4段目のこの空き家等管理台帳に登録しています。ずっと調査をして、危険なものについて、この真ん中の方にある協議会、これは警察の方とか不動産関係の人とか、そういう人が入った組織で、これは危険だと認定をいただいたのが今の状態です。その後、今後、指導、助言、勧告と順に進んでいって、改善が見られない限り下に向かっていくというようなフローとなっています。なので、市民の方からここが危ないじゃないかと仰っていただいたら、上から4番目の空き家等管理台帳に登録をしているという状況です。

ただし問題なのは、4戸とか5戸で1つの家ありますが、あれに関しては、1軒でも入っていたら空き家と呼ばないです。空室がある家という概念になりますので、このフロー上には載ってきません。ここが実は問題です。やっぱり住まれている方がいらっしゃるので、強制的に引っ越してくれというのはなかなか難しいです。それに対していま取り組まないといけないというところは、今のは空き家の計画ですけど、もっと広く住宅全体の計画というものがありまして、これは住宅マスタープランというものなんですけれども、四條畷は簡単に言うと市としての住宅は持ってないです。災害住宅はありますが、基本的に市営住宅というのは持っていないので、例えばここに移り住んでくださいみたいなことはそもそもないです。

清滝団地は、大阪府の持ち物なので、公営住宅ですが市営住宅ではないです。なので、市全体の住宅政策を考えていかないと、実はこの空き家対策は進んでいかないという意味で、今年、今まさにこの住宅政策を統括するこの住宅マスタープランの改訂というものを進めています。昔、住宅マスタープランを作った時との間で大きな違いは、住宅のセーフティーネット法っていうのが国でできまして、何かと言うと、住宅が確保できない方に対して住宅を公共的にしっかりと確保していくというような考え方ですが、そんな考えも盛り込んでいきつつ、空き家対策に取り組んでいきたいなと思っています。

なので今ちょうど、この真ん中のところに、危険な空き家だというふうに市として認定しているのが8軒くらいです。300件弱くらいあるうちの8軒くらいを危険と認めて、今後この下のフローに進めていきたいなと。ただ、どこと言われても、個人情報の兼ね合いがあるので、こことは言いづらいんですが、そういう状況にはあります。

 

市民:

じゃあ、隣は入ってるのん。

 

市長:

そういうこともこの場で言うのは難しいです。エリアは実際偏っています。どことは言えないですけど、全くないエリアと複数あるエリアに分かれます。ただ何もやってないというよりも、これを順にやっていくと、改善がされるまでどんどん指導、助言、勧告、命令と強くなっていっています。それでも聞いていただけない場合は、取り潰しさせていただくというような考え方です。

もう1点のご質問、大東と施策を進めることについてですが、大東と分担というよりは、大東と一緒にいろんなことをやらせていただいてるというのは、ご存知の方もいると思うんですけど、四條畷と大東はいろんなところで、同じ取組みをやらしていただいてます。

例えば救急車も、大東四條畷消防と書いてますけれども、数年前から大東さんと一緒にやらせていただいてます。例えば医師会とかも大東四條畷で1つですし、本当に様々な側面、防犯の取組みとか交通事故を無くす取組みとか、こんなのも全て大東さんと一緒にやらせていただいているので、すごく繋がりは強いんですが、難しいのが、四条畷駅を綺麗にしたいっていう思いは、四條畷市民の方が強いわけです。なぜなら大東からすると、四条畷駅は1番端にあるわけです。当然、大東市民の方も綺麗になったらいいと思っていると思いますけど、やっぱり住道があり、野崎があり、四条畷の順番であるわけです。四條畷は、忍ケ丘駅と四条畷駅しかないので、やっぱり思い入れも違う。

ただ、あそこの土地自体は大東の土地です。この費用負担の考え方が非常に難しい。例えば、市じゃない地域のエリアに、例えばものすごくお金を投じて改修したら、今後もあのエリアは全部四條畷が分担するという話になってきます。

例えば、田中市長の時にエレベーター設置したんですが、四条畷駅、あれも結局、7対3という割合です。3を四條畷が持っており、でも大東市にある駅なので、従来的にいくと100%大東でもいいわけです。だって忍ヶ丘駅を整備すると言って、寝屋川さんは手伝ってくれないので、それと同じです。そういう費用負担の歴史があるので、なかなか難しいです。

ただ、いろんなことを一緒にやってきているので、今後は、一緒に考えていきたい。これ以上はいろんな協議の最中にありますので、なかなかお伝えはしづらいんですが、前に向いてやっています。やっぱり大東さんも計画上には掲げておられますが、あくまで再編しようと思うと、あそこら辺にいらっしゃるお店とかに1回退いてもらわないとできないですので、それが難しいわけです。なぜなら一等地なので、最高の立地ですよね、あの辺りの人々にとっては。同じような立地に帰って来れるんならいいのですが、例えばバスのロータリーになるとしたら、もうその場所を使えないわけであって、どこか別の場所にいかないといけない。それだったら、この場所の方がいいと思うのはそれも当然のことなので、そこが一番難航しているポイントかなあと思います。でも、丁寧に協議していきながら、四條畷としてもあそこがより良くなることは安全にも繋がっていきますので、やらせていただきたいなと思います。

学校の統廃合

市民:

私、生まれも育ちも四條畷でして、もう四條畷幼稚園から南小学校、南中学校、高校だけはちょっとあんね、市長の先輩にはなれなかったですけど、今話せる範囲でいいんで、もうどんどん小学校中学校の統廃合起こってますよね、我々にとっては母校が無くなるような形で非常に寂しい思いをしてるんですが、そういうことでちょっと市の考え方、これからの方針、話せる範囲で結構なんで、お願いします。

 

市長:

ありがとうございます。この太い冊子の、38ページ、39ページのところに、今の現状をまとめた広報誌の抜粋を載せています。冒頭申し上げた1970年くらいに一斉に整備してきた施設のうちの1つが学校ではあります。

四條畷の場合は、公共施設のうちの3分の2は学校です。ただ、学校教育に関しては、建物が古いから統廃合という考えは実は全く持っていなくて、やっぱり子どもの教育環境としてどうかという観点であり方を考えているというような状況です。ただし、やっぱり東小学校、南小学校等については、基本的には学年によっては2クラスあるところもありますが、学年に1クラスになってきているという状況の中、今後の子ども達にとっての学びの環境をという観点から、教育委員会としては今のあり方としてここにまとめさせていただいたとおり、南中学校と東小学校については統合させていただいているというような状況です。

ただし、同時に校区と通学路の見直しも行わせていただいて、基本的には坂道等の関係はありますけれども、全市域的において通学距離に著しく差は出ていない。だいたい1.8kmくらいに収まっているという状況にはなります。例えば、畷中が遠いなと思いつつも、実は岡山の端の方からもかなりの距離から通って坂道になっていますので、そういう意味において、差がなるべく出ないようにと考えています。

また、小学校区においての通学範囲の見直し等もあわせてさせていただいたところです。南小学校については学年1クラスが複数クラスあるという状況が残りますが、あのエリアについては、実は一定人口が増えてきている状況も踏まえて、あと数年くらいすると、半分以上の学年で2クラスになるという見込みも立ってきてはいますので、今のところは、この現状の形をしばらくいかしていただきたいと思っています。

別の観点でいきますと、田原小、田原中については、中期的くらいに、田原中学校が土砂災害警戒区域内にあるので、今後は田原小と田原中の1小1中という関係から、小中一貫みたいなものを田原小側にというような議論は出ているというような状況にはなります。大体どういう観点でっていうところは、広報紙でまとめさしていただいていて、現時点ではそういう状況にあります。

 

市民:

スクールバスは考えておられないのですか。

 

市長:

ご質問ありがとうございます。スクールバスについては、これはもう考え方だと思うんですね。現在、我々としては文部科学省が出しているのが、4kmとかを超えてくる場合は、徒歩以外の検討手段というのを考えていくということになってるんですが、四條畷の場合はその半分よりさらに短い距離の通学距離になっているので、現時点ではスクールバスというものは考えていない。出すとなればですね、だいたい等しく同じ距離で通っているので、学校によって差があってはならないと思うんです、先ほどのパソコンの話と一緒ですけども、出すとなれば全ての地域にだすとなった場合に、四條畷は道が細いと話をさせていただいたので、大型バスでは無理ってなると、小型バスになります。では、学年に何クラスもある所だと、一体何台出していくのだと話にもなっていきますので、それが本当に安全に繋がっていくのかという議論が必要かなと思います。

最後に

市長:

ありがとうございます。その他いかがでしょうか。大丈夫ですか。時間もだいたい9時くらいになりましたので、最後に、いろいろとお手元に資料の方を配らしていただいていますが、さきほど子供の見守りの説明をさせていただきましたが、同様の観点から、高齢者のそういう見守りが無いのかというようなお問い合わせをいただいています。認知症の方とかで思わぬこう外出とかをされる方に対して、QRコードっていうのをつけていただいた場合に、発見された方はその方がわかるというものであったり、靴にGPS端末をつけて、居場所がわかるとかそういうものとかもあったりしますので、もしご関心等あれば高齢福祉課にお問い合わせをいただければ、ご案内をさせていただければと思います。

本市としては、非常に認知症に対しては、取組みに力を入れておりまして、2年前に認知症の初期集中治療支援チームという医療関係者等で組織を立ち上げて、とにかく早く気付くことが重要でなので、初期段階だと直ることもあるんです。

また、認知症サポーターの養成講座を実施しており、90分受講していただければ、認知症について正しい知識を深めていただくことによって、早く気付けば直すことができるというような取組みもさせていただいておりますので、何かその辺りについてご質問等あれば、いつでも高齢福祉課にお問い合わせいただければと思います。

子どもの話ばっかり今日はしましたけど、それだけを取り組んでいるわけじゃないので、いろんな世代の方々にとって政策をやらせていただいているというような状況になります。

もし他に質問等無ければ、今日はもう遅くなりましたのでこの辺りで終わらせていただければと思います。本日はありがとうございました。もしよろしければアンケートをご記入いただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。