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地域と市長の対話会

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清滝での意見交換全文(第4回地域と市長の対話会)

前立腺癌及び乳癌検診

市民:

あのね。去年までね。男性の前立腺癌の検査が入っていました。それと女性の30代の乳癌のエコー。今年は両方無くなっているんですね。それはやっぱり受ける人が少ないから、無くなったのでしょうか。やっぱりしたいという人もたくさんいるので、なんで無くなったのかな。

 

市長:

ありがとうございます。健康診断の件だと思いますが、四條畷市自体で、いま各種癌検診などの様々な検診の受診率の向上をめざしているところです。その中で、ずっと保健センターを中心として議論させていただいてきたのですが、価格が他市に比べると非常に抑え気味にもかかわらず、四條畷は他市に比べると全体的に受診率が低いという状況にあります。

過去、保健センターの取り組みの中で一番効果的だったのが、とにかく広く冊子を配って終わりではなく、特定の対象の方へ個別に通知を送ったり、電話などをして、あなたが対象なので行ってくださいねっていうような取り組みをすると、顕著に受診率が上がりました。ビラを配るだけだと予算は安く済みますが、そういう取り組みをすると、葉書の送付や封入作業などもでてきますので、予算が掛かります。

いま、どういう検診に助成をするのか、助成をするとしたらどのくらいの額にするのか一斉に見直し、改定作業をさせていただきました。その中で対象として外れたものや値段が上がったものもあれば、下がったものもある。ただ、浮いた予算で、なるべく受診率が上がるように各個別の方々への干渉を強化していく中で、無くなったものもあったり、あるいは安くなったものもあります。そういう全体の中での調整になっております。

 

市民:

 結局無くなったのは、受診者が少なかったから。

 

市長:

それだけというわけではありません。国の指針の中でも、特にこれを改善してほしいという項目があります。そこに重点を置かせていただいており、前立腺癌については、そこには入ってなかったということになります。

 

市民:

いや、乳癌なんかね。特に女性は、いま乳癌が多いのに。マンモもあるんですけど、我々と違って若い人は、その超音波で乳腺が見つけにくいので、エコーが入っているわけなんですけどね。乳癌という多い病気でありながら、30代のエコーを無くすっていうのは何でだろうって。

 

市長:

乳癌検診自体の受診率というのは、実はいろいろ取り組みをさせていただいている中で、他のものに比べて低くない方です。もっと低い受診率のものがたくさんある中では、他に比べると一定の率はあります。広報誌とかでも特集を組ませていただいたりするぐらい、乳癌検診は、我々としては力を入れている方で、いま求められているのは、できるだけ女性の先生に診てもらえる環境づくりとか、なるべく何かのついでに受けてもらえるものがないかとかです。

例えば今年から始めたことで、癌の検診そのものも大事ですけど、そもそも癌になりやすい性質かどうかが採血だけでパッとわかるという検診があります。例えば女性を主たる対象としたものを始めさせていただくとか、全体の中で、それぞれの検診の受診率が上がっていく取り組みをさせていただいていて、乳癌はどちらかというと力を入れていきたい分野ではあります。その全体の中で、いま調整をさせていただいたということです。

 

市民:

はい。わかりました。ありがとうございました。

 

市長:

ありがとうございます。他いかがでしょうか。

市の魅力発信

市民:

さっきご説明された時、市外へアピールされているっていうことを聞きました。僕、ちょっと通勤の時、京橋に貼ってあるポスターを見たんですけど、それ以外に、どういうことをされているのか具体的に聴きたいなと思って。

 

市長:

ありがとうございます。いままでの四條畷市には、そもそも市外へ情報発信するとき、統一した方針がなかったんです。それが結構問題でして、四條畷市はこういうところですよって、一貫した考えのもとに発信する考えがなかったんです。各自バラバラでやってたんです。まず、それを変えました。

具体的に言うと、シティプロモーションって言うんですけど、シティプロモーションを扱うための部署が無かった。まず、そういう部署を作り、どういうものが四條畷市の良さなのか、こういうビラにまとめさせていただいているようなものについて整理し、それをツイッターであったりとか、様々なもので発信していったり、ウェブ上でも特別サイトを作らせていただくとか、まず、そういう足元からきっちり丁寧にやっていくという取り組みと、四條畷市として他にない、他のまちでは実施できていないような取り組みを行っています。

例えば、今年から始まっているんですけれども、数か月前、千葉県野田市にて、残念で悲しい事件がありました。その事件の背景にあるようなすべての子育て世代の方が、相談できる相手のいない状況というのは現実としてあるので、今年から四條畷市職員が出産された全てのご家庭訪問を始めており、担当は私ですっていうようなことで、なるべくこの不安を拭いたいという思いと同時に、子ども服等が入った1万円のギフトボックスをプレゼントする事業を始めました。そんなお金どこにあるんだって話ですが、これ実は市の税金でやっていません。民間企業さんに寄付をしていただいて、その子ども服を持って行くというような事業というのは、これ全国でほとんどされている事例がないのですが、そういうところを積極的にやると新聞記事になったりするんです。これは毎日新聞さんでしたが、なるべく四條畷市としては、そういう新聞記事になるようなことは、四條畷市民だけではなく、他市の方にも見てもらえます。そういうようなものを積極的に駆使し、戦略的に中身を発信することと、マスメディア等に取り上げてもらえるような施策を同時に進めてしていくことで、周知を図っていくということです。

ただ、実は人口の転出入が逆転した大きな要因は、入ってきてくれた人も当然増えたんですが、引っ越される方が減ったんです。これは何故かという要因分析も必要ですけど、昨年、引っ越され方がかなり減ったおかげで逆転しているので、まず、まちの人に住みやすいと思ってもらえる施策が我々としては重要だと思っています。ありがとうございます。他いかがでしょうか。

防災計画、蛍発生時期の街灯の照度及び環境センターの活用

市民:

3点ほどあります。私、東小学校の移転の点について、意見書をすでに出して返事をもらっています。

 

市長:

はい。いただいていますし、目も通させてもらっています。

 

市民:

その中で、将来的に市の防災計画の中で、そういう施設を考えるという話を聞いていますけれども、できることなら、それはあらかじめ災害に対応できるよう最初から考えてされる方がいいんじゃないかなと思っています。それが1点。

それから先日、この清滝にはちょうど163号の向こう側に蛍が出るところがあるのをご存知かと思うんですけど、蛍がちょうど出る時期、これは市長がするようなことでも指図することでもないとは思うんですけど、ちょうど蛍が出る時期に街灯がものすごく明るいんですよ。街灯がね。街灯が2棟あるんですけど。

 

市長:

街灯の明るさが変わるんですか。

 

市民:

いいえ。明るすぎるんですよ。いまのLEDになってね。それは防犯上との兼ね合いもあるから、それも含めてなんですよ。私は実はその街灯にちょっとカバーを被せたんです。私自身が。

 

市長:

それは区長さんと相談されていますか。

 

市民:

区長には言ってほしいということを伝えて。

 

市長:

それはどちらかというと、市の管轄というより地区の中の問題かなと思います。

 

市民:

ただね。次に行ってみたらもうすでに外してあったんです。これ面倒というか難しいというか、ささやかではあるけど面倒くさいなというのが、来年のことがあって、我々は水路を掃除している立場なんです。それをうまい具合に蛍が出るときだけでも街灯の照度を落とすか、蛍がいるところに光が当たらないようにしてあれば、良いかなとちょっと思っています。それが2点目。

3点目は、市役所のいわゆる公共施設の中でも、多分ほとんどの人がご存知ないと思いますけども、昔の浄水場跡地が「さとやま」という名前のそういう一つの施設になっています。それの利用が非常に少ないというか、それは地元の人にとっては静かで良いというのもあるし。

 

市長:

環境センターのことですか。

 

市民:

そうですね。はい。昔のね。あれ10年経ったら一応上を撤去するという話で、そういう折衝を始めた経過があるんです。その後、そういうことに対してどう対応されるのかなと思っています。別にいま返事を聴こうと思っているわけではありません。四條畷八景の中に入れてもおかしくないような良い場所なので、できればあれも活用して欲しいなと思っています。

 

市長:

ありがとうございます。1点めから。素晴らしいご提言書をいただきましてありがとうございます。防災に対する取り組みの重要性は、本当に高まっております。平成30年度にも、地震、大雨、台風とすべて起こりえる大きな災害を体験した四條畷市の中で、市として冊子状の形で振り返りをさせていただいて、どういう点を改善していけるのかということでプロジェクトチームを立ち上げ、実は、いま網羅的に整理をさせていただいています。

改善できるものを年度内で一気に整備というのは、お金の関係上できませんので、順次、優先順位の高いものから整備をしていくという取り組みをさせていただいているぐらい、防災に対する取り組みは本当に重要だと思っています。

その中で、ご提言いただいたような施設や機能というところも、もしあれば非常に有益だと思いますけれど、現時点で計画中の東小学校自体について、校舎の老朽化と、全面が土砂災害警戒区域になっている関係上、何十億円とお金を掛けて綺麗にするという考えは、いま市として持ってない状況です。どちらかというと、土砂災害警戒区域内には、できるだけ公共施設を置かないという方針ですので、東小学校というのは難しいと思います。

南中については、跡地の東側が土砂災害警戒区域に掛かっていますが、西側はかかってない。ただ、西側自体には、まず避難していただくような体育館を含めた防災機能と、地域の方々が集えるような施設にというご意見が、これまでずっと学校再編の議論の中で、地域の方からもいただいていたご意見です。まずは、そこはそこで一旦完結させていただきながら、今後、この施設再編の計画を定期的に見直して行こうと思っています。その中で、いろんな繋がりもあると思いますが、様々なことを視野に入れながら、考えさせてもらえたら良いなというのが1点めです。

2点めの防犯に関しては、繰り返しになるのですが、一概に市が口出しをするより、地域の中でご相談いただき、その中でまとめていただく議論になるかなと思います。区長は多分、何を私に振っているんだと思っていると思うんですけど、地域の防犯灯ですから、市が決めてどうこうするより、地域で話し合っていただいた方が良いと思います。

環境センターについては、修景施設なんですけど、利用率はあまり高くありません。別に廃止ではなく、基本的には、そのままの状態で使用できる方に使っていただける施設と考えています。皆さんご案内の通り、あの施設自体、本来は皆さんのおトイレを薄める施設でございます。四條畷市の下水道整備は99.6%ぐらいまで進んでいるんですけど、下水道を物理的に引けない山等の地域があります。なので、下水道に流せないようなおトイレをそこに持って行って、水で薄めるのが本来的な施設の機能です。その施設の付随施設として付いている修景施設ですので、そこがすぐさま無くなるということはないと思います。ありがとうございます。その他いかがでしょうか。

空き家対策

市民:

はい。空き家対策についてお聴きしたいです。私が住んでいる楠公地区に大きな空き家があります。敷地が広いので大きな木が植えてあります。昨年は災害が多く、その大きな木が倒れたりしていました。その敷地の木の中には、電線に覆いかぶさるように生えている木もあります。この前の6月の第一日曜日に地域の一斉清掃があって、皆さん本当に一生懸命で、朝の7時くらいから昼過ぎころまでの半日、まじめにされていました。やっぱり川崎市の事件もありましたので、子どもたちを見守るという考えで、みんな一生懸命に掃除しているんですけど、空き家まで掃除はできないですよね。他人のお家ですから。

そういう空き家や空き地を掃除する際、いままでは地区員さんが事前に市役所へ電話して、空き家内の草や倒木の情報を説明すると、市役所から所有者へ電話して、掃除に来てくださっていました。今年、2人の地区員さんが市役所へ電話したところ、職員さんから自治会で考えて掃除してくださいというような返答だったとのことです。私は常任委員でしたから、2人の地区員さんから相談されたんですけど、市役所の対応がちょっとおかしいなと思いました。

 

市長:

 はい。わかりました。

 

市民:

それでね。とある1軒のお家なんか、木が電線に被さってきているから、持ち主の電話番号を知っている近所の方が、何回電話しても全然反応してくださらないんです。それで、近所の方が関西電力とNTTに電話して来てもらって、お電話したんですが、持ち主の方が来てくれいないんです。

 

市長:

全然わからないということですね。なるほど。

 

市民:

いま、関西電力とNTTが電線に布を巻いてくれています。そういう自治会でやってくださいというような対応をしないで、市役所の職員の方も諦めず、持ち主に何回も強く言って欲しいんですよ。

 

市民:

そのことで、生活環境課へ行ったら、窓口が違うから建築課の方へ行くように言われ、建築課へ行ったら窓口が違うと言われて。

 

市長:

わかりました。お答えします。ありがとうございます。

まず、そういう空き家とか大木があって、台風とかがあるとすごく不安だと思います。空き家には、やっぱり変な人が入る可能性もあります。ご心配をされているということはすごくわかりますし、また、そういう対応を職員がしてしまったんだとしたら、それはもう我々に完全な落ち度があるので、謝らせていただきたいと思います。

その上で順番にお話させていただきたいんですけど、まず、なぜ生活環境課とか建設課に分かれたのかというと、樹木に対する考え方がいろいろありまして、これが家の敷地として、これが道路とした場合、木がこれくらい道路にはみ出ているという問題だったら、建設課が対応するんです。なぜかというと、道路管理者が市になりますので、道路の通行を妨げている場合、道路管理している建設課が対応することになるんです。

それとは違って、家の敷地の中で木が倒れそうとか、空き家が不安という問題は、空き家を所管している生活環境課の対応になります。空き家自体の問題は生活環境課で、木がはみ出しているという問題は建設課になるので、たらい回しのような話になってしまったのかなと思います。ただ、本来窓口で話を聞いた上で、他の課に繋げるというのが適切な対応なので、本当に申し訳ないと思います。

その上で、太い冊子の36ページに空き家に関する記載をさせていただいております。空き家というのは非常に増えており、数多く存在しています。日本という国は、個人財産に対する権利が非常に強く認められている国で、たとえ市であっても、勝手に敷地内へ入って木を切った場合、個人財産を損害したことになるので、裁判になれば確実に市側が賠償責任を負います。

ただ、これだけ周りの方に迷惑をかける空き家が増えてくるとそうも言っていられない。いくら個人財産が大事だからといって、周りに迷惑をかけて良いということにはならないので、国が法律を変えました。それはどういうことかというと、市で計画や適切な手順を定めれば、こういう家に対して厳しく対処して良いというような法律改正です。

市はそれに伴って、12月に新しい空家等対策推進計画を作りました。それついてはこの36ページに載っている内容でして、ここが空き家ですという通報を受けると、市の空き家リストに追加していきます。いま大体300件弱ぐらいリスト化しています。この300件弱の空き家に対して、すべて職員がチェックリストを持って回り、この家は屋根が落ちているとか、傾いているとか、草ボウボウだとかのチェックを重ねていって、明らかに有害な空き家と認定された場合、持ち主に対して、指導、勧告という具合に強めていき、直ちに改善してくださいということで行政命令を出し、それが聞き入れられない場合は、行政代執行という行政の持つ最も強い権限を使って、行政で全部綺麗にするというような措置をとります。そして、掛かった費用を持ち主に請求することができると定めたのが、この空家等対策推進計画です。

逆に言うと、この36ページに載っているだけの手順を踏まないと、日本という国は、個人財産に1ミリも触れることのできない国です。いま市として適宜進めておりまして、個人情報の関係で場所は言えないですが、いま8件ぐらいこのフローに基づき、勧告を実施するなど手続きを進めている最中にあります。

いまおしゃっていただいた清掃とかに関して、もしこれが個人の物であるなら、当然、自治会が対応するという判断ではなく、市役所がやるべき仕事です。いまビデオを撮っているのでお聴きできませんが、もしよろしければ、後で場所等を教えていただいたら、うちの方からも生活環境課へ本人に問い合わせるように言わせていただきますし、もし道路にはみ出ているようなら、市が対応しないといけないので、対応させてください。

ただ、市の職員も人間です。労使協定の中で、あまりに高い木を切りに行くのは危険なので、一定以上の高さになると、外部の専門機関へ発注して切ってもらわないといけないということがあります。低ければ職員がすぐに切りに行けますが、あまりにも高いと、別の対応になるので、遅くなってしまうこともあるんですが、また、後程、場所を教えていただいて対応させていただければと思います。ありがとうございます。すいませんでした。

小中学校へのパソコン配備及び選挙公約

市民:

あと残り時間が5分しかないですけども、昨年も参加させていただきまして、その時、市長さんが四條畷市は安全安心なまちを作るため、子育て、産業振興、シティプロモーションというような柱を。

 

市長:

第2回めくらいの時かも知れません。

 

市民:

 はい。一応メモ書き見ながら話していますが、先ほど市長さんの話を聴いて、広報誌に書いてあることが全くその通りだと思いました。その中で人口と世帯。世帯はね。3月から4月まででプラス45と書いてありました。ということは、それだけ他市からいろんな方が来ていただいていると。ただ、人口はやっぱり減っていますね。これは高齢者の関係なのかわかりませんが、広報ではマイナスになっていました。

それはそれとして、私たちはもう60歳を過ぎている。今日もこれだけ若い方おられますけども、市長さんは若い人達のためにということで、ネウボラなわてをされたりとか、いろいろなことを考えておられます。だから、これから子たちの将来のために取り組んでいただいているということで、非常にありがたいなと、我々地元としてはそう思っています。その中でちょっと気になっていることがあります。小学校と中学校の中でパソコンの話がでましたね。これね。僕自身が他のところから聞いたんですけど、令和7年。これから6年後。大阪府教育委員会から全員に配布するということを聞いたんですが、そのことはご存じですか。

 

市長:

僕はまずそれを聞いてないですし、おそらく6年後に対して、大阪府がそういうことを言うというのはあんまり考えられないと思います。東京都と大阪府というのは、似ているようで実は一番非なるところがありまして、東京都ならそれができると思いますが、大阪府は、そもそも国からの仕送り金がないと運営できない状況です。おそらく国が交付金や補助金を出さないと言っている施策に対して、大阪府がそれをすると、その仕送り金を減らされるような状況になりかねないので、そういう施策はされないのではないかと思いますが、現段階でそれを聞いてないので何とも答えようがないですが、想像しづらいことかなと思います。

 

市民:

ありがとうございます。そして最後ですが、市長さんは、種を蒔いてそれを生育するということをずっとやっておりましたね。この3年経った中で、失礼な質問になりますが、どの程度、何%まで自分自身が掲げた公約を成し遂げてきたと思われますか。そして、あと残りの期間で一生懸命やっていきたいことをお聞かせ願えたらありがたいと思います。

 

市長:

ありがとうございます。公約というものは、僕の政治家としての側面で非常に大事だと思いますし、当然、市政において、年々新しく起きうる問題に対応するというのも大事なのかなと思います。

ちょっと先ほどの人口のことについて補足しておきたいのですが、プラス118人っていうのは、これは言い方でいうと社会増という言い方をします。社会増とは何かというと、引っ越したり引っ越されたりする方の差し引きを示していて、人口というのは社会増減だけではなく、自然増減というのがあります。この自然減増は、基本的には減なんですけど、これは何かと言いますと、お亡くなりになるということです。当然、高齢者の方が一定数お亡くなりになられると、社会増から亡くなられた方を差し引いて、人口減や人口増ということになるので、こういう引っ越しや引っ越されるということではプラスですが、市全体として人が減るということは当然起こり得ます。今後、高齢化が進むと自然減の力がどんどん強くなってきますので、いくら社会増でも市全体としては人口減少になりますが、人口のバランスという意味では改善というか、以前の状況に戻っていくということはあるので、そこはちょっと難しいところです。  

それに加えて、私が公約として何を一番力強く言っていたのかというと、1点めに僕が掲げていたのが安全安心のための財政です。いくら安心安全にしていくため、防災や福祉をやると言っても、手元にお金がなかったら何にもできません。悲しいかなそれが現実です。ですので、ここで申し上げたような財政の健全化。安全安心を更に加速させるため、国からお金を貰ってくるとか、市税を増やすとか、無駄を減らすということによって、安全安心を実現していくという意味では、いまここまで来ています。

私としては、これまでずっと貯金を切り崩してしまう体質だったものが、ゼロで運営できるようになれば、これは四條畷市として大きな進歩になると思っています。

それに加えて産業の部分では、いま市でいろんな取組みをしている中で、四條畷市で事業を始めようとしている方を対象にコンテストを開催し、コンテストの発表者の方が新しい事業を始めてくれています。いくら空き店舗とか商店街を活性化しようとしても、事業を始める人がいない限り空き店舗は埋まりません。空き店舗を埋めるという発想よりは、四條畷では何か挑戦しようという思いの方を後押しする方が重要だと思います。いま、そのような取組みしたことで、新規に企業される方が少しずつ増えている状態ですので、これからも増やしていきたいと思います。

私の掲げた中で、これから一番やっていきたいものは教育です。学力の向上を含めた四條畷市全体の教育の質の向上をめざしていますが、残念ながら四條畷市は、全国でもあまり高くない大阪府の平均よりよりも低いという現状です。これはやっぱり改善していく必要があると思っています。

これまで学力向上3ヵ年計画を2期実施し、今年度から3期めに入り、合計7年めを迎えています。過去7年中の6年間で、学力は顕著に伸びてきました。学校によって授業の仕方がバラバラになっていると、先生によって、学力の高いクラスと低いクラスが出来てしまいますが、それを極力無くして四條畷の授業スタイルを確立していくことが必要との考えで、これまでは、まず授業の初めに、今日は何を学んでほしいかを示すなど、授業の質の差を埋めることを中心に実施したところ、学力が向上していきました。

しかし、7年めで限界を迎え、それ以上は学力が上がらなくなってしまいました。今後に向けて、現状を打開し、学力を向上させるために方針を改定しています。ここに関しては、まだまだ四條畷のアキレス腱ですので、力を入れていかなければならないと思います。

これが遅れていた理由には複数あります。その一つに学校の再編の問題で学力向上に注力できない組織体制になっていたことですが、この1月に条例が可決され、学校再編問題は一旦終わり、ようやくそこにいたメンバーが学力向上に力を割り振れるようになりました。教育関係を強化したいので、これからの予算配分時に要求があれば、なるべく教育関係に割きたいと思っています。概略をお伝えするとそういう感じになります。

 

市民:

 パーセントでいうと何パーセントくらいですか。

 

市長:

 パーセントでの説明はちょっと難しいです。それは皆さんにご判断をしていただくことであり、私が判断することではないと思います。

高齢者の介護

市民:

マスメディアとかでたまに見る幼老介護についてです。保育園児、幼稚園児、小学生とデイサービスを利用されているような年配を一緒にケアをするという福祉の考え方。

 

市長:

お子さんと一緒にということですよね。

 

市民:

そうです。核家族が増えて、年配の方と接する機会の少ないお子さんたちが多い。そのことで、お年寄りは小さいお子さんの話し相手がとてもできるし、年配の方も楽しい気持ちになるということをネットで見て、とても良いことだと思いました。そういうことがあるのをご存じですか。その考え方についてどのように思われますか。

 

市長:

はい。ありがとうございます。そのことについては存じ上げておりますし、凄く良い考えだと思います。ただ、保育所のお子さんを高齢者がいらっしゃる施設へ連れて行く、あるいはその逆のパターンであっても、市の職員が連れて行くわけではありません。ですが、実は既に四條畷で実施されているところもありまして、僕は凄く良い考えだと思っています。先ほど、申し上げた四條畷で新規事業をやりたいというような発表者の中にも、いまのような考えで、事業展開をされている方もいらっしゃいます。そのような方が積極的に広めていってくださっておりますし、その後押しができたら良いなと思っています。ありがとうございます。

ふれあいの小径の管理

市民:

さっきの植木の剪定にも通じるんですが、ふれあいの小径がやっぱり物騒なんです。通学路になっているにも関わらず。先日、福祉の方と一緒に通学路点検をしたんですが、木が高く、竹が生い茂り、テニスのコートが径より高い位置にあって、見通しも悪いです。テニスコートの位置が高いので、径を通っている人の見通しがきくように工夫して欲しいです。中学校のお子さんがいるお母さんから、南中の子が団地までバスに乗って、ふれあいの小径を下って中学校へ行くそうなんです。清滝に住んでいる人は、ふれあいの小径は物騒だから一人で歩いたらいけないということを、常日頃から子どもに言い聞かせてきました。南中から通学路変更になり、ふれあいの小径を通って中学校に行く子どものお母さん方から、安心と景観の良さのため、思い切って木を切って欲しいという意見がありました。

 

市長:

ありがとうございます。前回もおっしゃっていただき、こちらの清滝からのご意見というところにも書かせていただいている通り、木を2本切って、10本剪定をさせていただきました。今年度は照明灯の取り換えもさせていただくところなのですが、ここからは、木を切ってほしいという方もいれば、木があった方が良いと言われる方もおられます。あの径は散歩道ですので、全員が全ての木の伐採を望んでいるかというと、そこは議論の余地があると思います。

 

市民:

私も一緒に通学路の点検した一人ですが、フェンスがないため、藪の中に人が潜めます。だから不審者が潜んだら、どうすることもできないんです。だから、そこをちょっと考えてもらった方が良いと思います。

 

市長:

ありがとうございます。フェンスを設置する方が良いのか、その潜みやすい部分の緑を伐採し、上の方にだけ緑を残すのが良いのか、議論はできると思います。

ただ、前の第3回の時にもお伝えさせていただいたと記憶しているのですが、やっぱりこのエリアの方々に加えて、あそこは清滝以外の方も通られます。ふれあいの小径は、散歩される方もいれば、通学路として使う方もおられます。安全性も大事ですし、緑があることも大事という状況の中で、どこを妥協点にするのか。

究極的には市が決めるというよりも、地域の人としてはこのあたりで妥協できるとか、地域の総意として、一気に切る方が良いというのであればそれはそうでしょう。市の建設課として一番楽なのは、実は全部切ってしまうことなのです。維持管理の必要がなく、防犯上の懸念もないためです。

ただ、緑を無くすことに皆が賛成かというと、そうでもないので、ここは地域としてのバランスの中でどうするのか、市が決めるというよりも地域で決めていただきたいなと思います。建設課にはどちらの意見も来ます。全部切って欲しいという意見もあれば、やっぱり緑がある方が良いという意見もあります。これは我々で判断するのは非常に難しいと思います。

 

市民:

でも、径の真ん中辺りは、不審者が潜みやすいと思います。

 

市長:

そういうことですよね。例えば、地域としてこの辺りは一斉に切って欲しいが、その代わりここは残しましょうというふうに、まとめた上で言っていただけないと、こちらの方は切って欲しいと言っていて、こちらの方は残して欲しいと言われると、ちょっと判断が難しいです。さっきから区長にばっかり話を振って申し訳ないという思いになってきました。すいません。

また、何かご意見をいただければ、その都度、検討させていただきます。その径については、岡山の地域方も別にお考えを持っておられます。岡山東の方も散歩等で使われますので、いただいたご意見について、最後に岡山の方とのすり合わせも必要になってきますのでご理解いただきたいと思います。

 

市民:

岡山サイドはどういう意見が多いですか。

 

市長:

多いというより、清滝の伐採の意見を伝えると、緑もあったほうが良いというご意見をおっしゃっておられます。なので、最終的には両者だけでなく、市も入らせていただくことになると思います。

地域活性化のルールづくり

市民:

我々の盆踊りとか、お祭りの中心に國中神社があります。非常にありがたい神社です。宮司さんが常駐されていなかった時は植木がすごく茂っていて、どこにでも不審者が潜めるような状況で、森全体が物騒だったんですけど、思い切って常駐してくれて、かなり木を切ってくれました。風通しも良くなってね。私は神社のすぐ隣に住んでいるんですが、神社を散歩する人が増えたんです。ただ、ここは市の管理地でも何でもなく、この辺りの人が管理している寄り合い地ですので、費用を神社庁というところから出してもらって、神社としてお金を使い伐採しているとのことです。

でも、ふれあいの小径は、市が植樹や伐採等の管理をしている公共的な径です。市が管理しているから、我々は市に何とかして欲しいと言っているのです。市長は、これだけ予算がひっ迫している市の運営に物凄く苦労していると思うけど、さっきのたらい回しのような道に出ている木は道路課で、中は生活環境課とか、そういう縦割りを止めて、市職員も、自治会の会員も、市民も、そういう神社やお寺も、少ないコストで効果を出していくという意識を持ち、そこに市と自治会が一緒になって、意識を具現化しやすいような市独自のルールを、市と自治会が一緒になって考え、例えば市全体一丸条例を作るというのはどうでしょうか。条例まで作るのは難しいので、代わりにルール化し、子どもさんも大人も一緒になって、市全体自然体と書かれた市のポスターのような考え方を共有できる文化づくりが、一番安いコストに繋がり、より良く住みよいまちになるかと思います。最近、高齢者になりました。閃きましたので、言わせていただきました。

 

市長:

ありがとうございます。おっしゃる通りだなと思います。私もそう思います。前回も区長から自治会加入に関するお話をいただきましたが、四條畷市は、他市に比べると自治会加入率が高いんです。加入率がほぼ100%の自治会があったりするくらいです。北摂の方では5割を切っている市が普通にありますので、それに比べるとまだまだ高いです。

例えばそういう植木とか公園の管理について、四條畷市は公園・緑地里親制度を持っているんですけど、すごく積極的に公園の手入れをしてくださっている方とか、老人クラブの方が、子どもが使う公園の掃除を定期的してくださっているとか、本当に市民の方が自分たちのまちは自分たちで良くするという思いでやってくださっている方が多いというのが、四條畷の良さですし、それが自然体の人が多いところに繋がっており、四條畷市の魅力だと思っています。なので、行政としても後押ししたいと思っています。

もう先ほどの対応について、いま僕は怒り心頭でして、帰ってすぐに言いたいなと思っています。いくら道路の担当者がやるべき分野でなくても、聴いたことを生活環境課に伝えれば良いだけの話です。これは本当に申し訳ないという思いです。我々としても、そういうふうにならず、一丸としてしっかり対応きるようにしたいと思います。四條畷自体、区長会を通じて、区長の意見をしっかり聴ける体制をとらせていただいていますので、引き続き、一緒に協働のまちづくりを進めていきたいと思います。ありがとうございます。

コミュニティバス

市民:

みんな高齢者になって、免許証を返納しますよね。そうすると、行動範囲が狭くなり、買い物難民になりつつあります。バスを一便だけでも通してもらえないでしょうか。それと先ほど、マイクを使っていないときに話した保健センターをボランティア活動で使わせて欲しいということです。その二つを近所の人にもこの場で言うように頼まれています。よろしくお願いします。

 

市長:

ありがとうございます。2点めについては先ほどお話させていただいた内容になります。1点めのコミュニティバスについては、被って申し訳ないのですが、ちょっとだけお話させていただきたいと思います。

四條畷市はブーメランのような右下が突き出た地形をしています。四條畷市がコミュニティバスに掛けている予算がどういう現状なのかお伝えしたいと思います。バスがあまり走ってないと思われるかもしれませんが、四條畷市は、北河内の近隣市の4倍くらいコミュニティバスに予算を使っています。正確にいうと人口あたり4.3倍の費用を使っています。それぐらい非常に大きな予算が掛かっています。何故かと言いますと、ブーメランのような地形の真ん中に山があり、田原地域に9,000人、JRのある西部地域に4万7,000人住んでいます。田原の方が歩いて駅まで行くのは困難なので、主に赤い大型の京阪バスを中心に利用されています。朝と夕がピークなので、ピーク時に乗ることのできない方がおられないようにたくさん運航しています。ただ、朝と夜がピークで昼間はあまりお客さんがいませんので、昼間は主に西部地域で運行しています。これが、1台当たり2人くらいしお客さんが乗っていません。

 

市民:

空気を運んでいるようなものですね。

 

市長:

そうなんです。ということは赤字です。では、運行しなければ良いということではなく、コストは台数と運転手で決まってくるので、運行の有無にかかわらず、同じコストが掛かるんです。要は最大値に合わせて台数を契約しているので、昼間に休ませても、運行しても同じコストが掛かります。

ただ、最大の弱点は、あの赤いバスの大きさで、主要な幹線道路以外を廻れないんです。要は細い道に入って行けない。岡山東地区の上の方とかは廻れないですし、滝木間や畑中にもバスが入って行けない。これが結構問題なんです。何が言いたいかというと、すでに他市より4.3倍もコストが掛かっているのに、さらに新しく増やすのは現実的でないです。1、2年間はできても、すぐにできなくなります。そんなに予算が掛かっていたら、全然持続可能じゃないんです。この制度自体を持続可能にしていく必要があります。

まず、主要なルートや便数等の見直しと合わせて、全部のルートを大型バスで運行するという観点を1回捨てなければいけません。要は、細い道に入って行けるバン型やタクシー型のような車両を使って、主要な幹線道路以外も廻れるようにすることにより、免許返納された方に等に対する対策をしたいという思いで、こちらの太い冊子の13ページになるんですけど、平成29年度から公共交通に関する新しい組織を立ち上げ見直しをしています。

急に変えられるものではありませんので、2,000世帯の方にアンケートを採らせていただいたり、地域のPTAの方や区長さんなど、いろいろな方に入っていただいて、いま話し合いをさせていただいております。令和2年度をめどに新しい制度に変えていくということを目標にしており、今年の秋ぐらいから実証実験をしていって、国土交通省に許可をもらえれば、新しい運行を開始できるという取り組みをしています。

いま検討しているのは、一定現状を残しつつも、現実的に多量の便数は無理ですが、西部地域においては小型の乗り物での運用に向けて進めています。注意していただきたいのが、世の中で放送されている過疎的な地域と違って、四條畷市は、まだ近鉄バスや阪バスなどの普通のバス会社のバスが走っています。もし、近鉄バスとかと同じ路線で、市がコミュニティバスを運行させてしまうと、近鉄バス等の売り上げが減るので、撤退されてしまします。ということは、いまより不便になるという事態が起きるんですね。なので、同じような路線に市の公共交通を運行させることができないんです。やってもいいんですけど、やったら撤退されてしまうので、いま以上に便数が減ります。それは避けたいです。

民間が運行させてくれているということは、公金を支出しなくても運行させてもらえるので、民間のバスを残しながら、それ以外のエリアをカバーできる公共交通制度を作るため、ここに第4回と書いていますけど、平成29年度からいままで検討をさせていただき、さらに令和2年度へ向け新制度を整えていくために、いまも進めさせていただいております。小型の乗り物のエリアを最初から全域にできるか、まずはエリアを限定して開始し、徐々に拡大していくかは決めておりませんが、運行エリアについても検討させていただきたいです。現在の取り組みとしては、この冊子の13ページが答えになります。

 

市民:

バスが空気運んでいるとか言われていて。

 

市長:

 誰も乗ってないんですよね。

 

市民:

 四條畷神社行きのバスが空で走っているとか、それだったら、そんなところに行かないで、私たちのところに来て欲しい。

 

市長:

やっぱり、車体が回転できないということなんですよね。

 

市民:

そうですよね。

 

市長:

なので、いまそれを変えなければならないという議論をさせていただいており、運行しようがしまいが予算は変わらないので、運行させているというのがお答えになります。ただ、いま改善に向けて、鋭意取り組んでいます。

 

市民:

この地区はもっと小さいバスでいいんじゃないですか。

 

市長:

 ただ、朝にパンパンになるぐらいお客さんが乗るので、大型バス以外では乗り切れないという現状があり、全体の調整を図っている状況です。

側溝及び通学路の整備

市民:

すみません。報告だけさせていただこうかと思っています。先日、子どもの通学路整備の件で意見をさせていただいたんですよ。その内容は、ここをずっと上がったところなんですけど、崖みたいなところがあるんです。その崖の上にフェンスがあって、子どもの歩ける場所が狭い上に、横に水路が通っているんです。水路の上に蓋も何もないので、落ちる子がたくさんいるっていうのは、昔からずっと言われてまして、育成会の会長さんや福祉の方とかもずっと言われてたんです。いままで、水路が通ってるので、その上にグレーチングなどで蓋をすることができないとのことなので、ずっと諦めたんですけど、子どもを育てやすい地域にするのに、この状況はどうなのかと思いまして、いろいろな方にご相談させていただきました。

こういう状況なので、道幅は広くならないと思うんですけど、蓋などは必要だと思います。蓋をするに当たって、また何か問題も出てくると思うんです。でも、その辺を一緒に考えていけたらと思いまして、四條畷小学校の方でも危険箇所として挙げていただいてるみたいなので、また、一緒に考えていただけたらと思います。

あとね、そこのフェンスもグラグラなんですよ。去年、ちょうどそこを通っている時に地震が起きて心配になりました。道幅も狭いし、その水路沿いのお宅の方は避難されたということで、危ない点が幾つか重なっていますので、その辺を一緒に考えていけたらなと思います。

 

市長:

ありがとうございます。いまのお話に対しては、2点お答えさせていただきます。

まず1点めです。この令和元年度に取り組んでいるものの中で、大きく方針転換したものがあります。先ほど都市環境整備に力を入れているという話がありました。開渠というんですけど、水路に何も蓋をしないというのが市の基本方針になっていたんです。これはこれで理由がありまして、大雨等の災害で水路にゴミが詰まると水が溢れ出します。詰まりを素早く撤去し、水が溢れ出すのを防止するために蓋をしていなかったんです。管理のしやすさという目的です。

ただ、おっしゃっていただいたところだけでなく、各地域で子ども等がはまって怪我をするということが起きているんです。四條畷自体、道が狭いという特徴がある中で、ずっと僕も建設課とやり取りをしていて、建設課は頑なに開渠の方針でした。それはなぜかと聞くと、いままでそうしてきたからという答えでしたので、いやそうじゃないと。現代に合った考え方をするとどうなのか聴いたところ、それは道幅の狭いところは蓋をしている方が良いとのことだったので、いままで全部開渠していたところ、蓋をすることを暗渠というんですけど、道の確保のため、必要に応じて暗渠化していくと決めて、大きく方針転換したのが、この令和元年度になります。

ただ、水路はとんでもない量があるので、全部に蓋をすると量が多すぎて、もう何年やっても足りないんです。いま考えているのは、防犯カメラと一緒なんですが、地区から、この場所はすぐに蓋をして欲しいという要望を受けて、そこを主として対応していく制度を作らせていただいており、来年度から運用していきたいと思っています。その時は、また、一緒に考えさせていただきたいと思います。まさに私も皆さんと同じ思いでして、地域に道が狭くて蓋がしてない場所はたくさんあります。それを対応していきたいと思います。

2点め。通学に関しては通学路交通安全プログラムを策定しています。通称、交安プログラムというんですけど、これ何かというと、いままさに言っていただいたように、3年に一回、保護者の方やPTAさんとか、あと警察とかで一斉点検をしていただき、危険個所やカメラの必要な個所を一斉に確認した上で整備をしていくというものです。実は、この計画がないと国からお金が貰えないんです。このプログラムは、今年が改定の年でして、いまどんどん学校から意見を吸い上げてもらって、ここに詰め込んでいっています。市としては、これをかなり重要視しています。さっき冒頭で、800万円を3,700万円にという話をしましたが、ここをできるだけ増やすことで、どんどん進んでいくという仕組みになっております。積極的にたくさん挙げていただいて、今年改定したものを、令和2年度から3年掛けて整備していくことになるので、通学の不安についても積極的に挙げてもらいたいという思いです。ありがとうございます。

すみません。時間がめっちゃ過ぎていますね。ごめんなさい。思っていたより長くなってしまいました。ただ、たくさんご質問とかご意見いただけて、本当に嬉しく思っています。もし、これ以上の質問がなければ、時間も時間ですので、終わらせていただければと思います。よろしいでしょうか。本当に夜遅くまでご参加いただいて、また、たくさんご質問いただきありがとうございました。これで終わらせていただきます。ありがとうございました。よろしければアンケートを書いていただきますと幸いです。よろしくお願いいたします。