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地域と市長の対話会

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砂での意見交換全文(第3回地域と市長の対話会)

老人委員会からの要望

市民:

すいません。私の意見ではなくて、老人委員会の会長さんが来られないのでメッセージをいただいております。

1番目、グラウンドゴルフができる場所を確保してほしい。高齢者が楽しく交流できるそういう場所を提供してほしい。これ1番目に書いておられます。2番目は、インフルエンザの予防接種。医師会に入ってないところは3000円とられる。普通は1000円だけど、四條畷市で受けるときはすべて1000円にして欲しいという要望。それとちょっと活発にふれあいサロンっていう3万いくらかの補助金で2年ほど前から月1回人を集めていただいて、今年はものすごく多くなりました。やっぱりやっていただくとやっぱり交通費なりお弁当なりを出すと3万7000円ではちょっと足らないので一生懸命やってるところは補助金の限度額をもう少しあげて欲しい。最後に総合センターのトイレを改修してほしい。大東市のサーティーホールのトイレを参考にしていてはいかがでしょうかという話なんですが、この中で1番目のグラウンドゴルフ件につきましては、今、市長が公募型のまちづくりの提案補助金。これを区長会の火曜日に聞きましたので、早速木曜日に支援学校の校長先生と公民館でお話をしました。地域にお使いいただくように働きかけますというお話をしてくれました。でもこの1月15日には結論は出ないと思います。

例えば運動場のところに、今フェンスがありますが、自治会専用の出入り口を仮に作るとしたならば、とかね。自転車置き場に生徒たちが野菜作りをしているんです。水耕栽培で正門右側はまるまる空いているんです。水耕栽培で何をやっているかというとミニトマトとかホウレンソウとか。なんかそういう葉物ものを作っています。それで水を入れて、手を入れれば、うねをつくるというのはできないだろうけど、そういう葉っぱものをつくれるような何かそういうふうな。これはもう絶対このお話聞いてから何か進めばなと思っています。1月15日までは多分答えが出ないと思いますけど、そういうことで、第一次審査はちょっと保留してもらうとかいう形で、ちょっと水耕栽培を頑張ろうかと思っております。以上です。

 

市長:

はい。ありがとうございます。4ついただいたかなと思っていて、グラウンドゴルフ場の話とふれあいサロンの話ですかね。補助金が終わった後の話。4つ目はあれですよね。公民館トイレの洋式化ですよね。

 

市民:

そうですね、グラウンドゴルフとふれあいサロンと予防接種。

 

予防接種と医師会

市長:

ありがとうございます。予防接種からお話させていただきます。医師会に医師が入るかどうかは、医師の任意ですので、市として強制することができません。それは医師会に入られているとこでお受けいただきたいとしかお伝えできないかなと。強制ではありませんので。

 

公民館のトイレ

先に答えさせていただくと、四つ目の公民館のトイレの様式化。これは今年度改修をします。

 

市民:

総合センターって書いてました。

 

市長:

総合センターです。すべて各階1つの和式を残し、というのも和式がいいって言う人もいるので、なので全部洋式にせずに、1個だけ和式にして、あとはすべて洋式化をさせていただく予定です。災害等があり、基本的にちょっと事業が全体的に後ろ倒しになっておりますが、年度内にはやらせていただきたいと思ってます。

 

補助金

市長:

申し訳ないですけれども、先ほど88個ある補助金の話をさせていただいた上で、今後、各補助金というのはどんどん増えていくという傾向にはなりません。申し訳ないです。そのままでは、やはり限られたお金の中で、いるものっていうのは見つめ直していく中で、積極的な活動は新たな制度を使って支援します。そういう整理をさしていただいたので、既存補助金はなくなることはあれ、どんどん額が増えていくというのは難しい。その分、こちらにはどなたでもご提案いただけるので、ぜひ挑戦していただければと思います。

 

公共施設再編

市長:

グラウンドゴルフ場のお話は、話をさせていただく前に、公共施設の再編というお話をさせていただけたらと思うんですけれども、いま市内の公共施設が建って、30、40年と経ってきて、老朽化をしてきております。これをこのまま全部維持しようと思うと、年間12億円ずつかかります。ただ、財政シミュレーションをしますと、使っていける額は年7億円なんです。お財布を考えると、建物に使える額は7億円なんですけど、全部綺麗に残そうと思うと12億円かかる。

ということは、何をしないといけないかというと、集約しないといけません。というのも、今の公共施設の利用率っていうのは、ほとんどの建物、施設、部屋において5割を切っています。でも1割とか2割しか使われてないものでも、建物として維持管理をしようと思うと、大きな費用がかかってくる。やはり一定使われてない機能同士は集約するなり、いっそ諦めてしまうなりして、公共施設というのを集約していくという必要がどうしても出てきます。

7億円しか使えないというのを、上げて12億円使うとすると、5億円分はどこかの予算を削るという話になりますので、そんなに建物だけにお金をかけていくのかっていうのは、これは現実的ではありません。ですので、やっぱり一定集約していく必要があります。

それに向けて、昨年からすべての建物の劣化具合を調査して、維持工事に関わる値段の詳細を出してきました。 

それが終わると同時に、市民の方20名に参加いただいて、ワークショップという形でどういうふうに公共施設を考えていったらいいかというようなことを、市民公募の方と各団体代表の方20名でしていただいて、幅広い10代から70代ぐらいの方にご議論いただきました。今月の頭には、10回ほど公共施設の意見交換という形で、私も意見交換をさせてもらいました。この調査とワークショップ、意見交換会での3つを踏まえて、今取り組みを進めておりまして、この公共施設集約、再編の話は来年の夏ごろまで結論を出そうと思っている最中です。

このワークショップの中で、同様のご意見を実はたくさんいただきました。やっぱり比較的ゲートボール場は結構あるんです。市内。ただできないんですね、グラウンドゴルフが。でも、グラウンドゴルフ人口が爆発的に増えてるんです。すごいです。びっくりするぐらい増えてます。ゲートボールをされる方は減ってきているというような状況です。一定敷地がいるんですけれども、四條畷市でグラウンドゴルフの大会をやろうとするとどうなのか。岡山の上の方に上がるか、田原に行かないとできない。いわゆる西部地域、こっちの平地のところにないんですね、その通りだと思います。

今後、施設再編を行うということは施設を集約するという事になり、当然AとBの建物が集約されたら、AかBの土地がでてきます。そういうふうな集約をしていく中で一定、西部地域に時代に即したそういうふうな場所というのを確保していけないかという形で、来年夏に向けて進めています。要は、偏在している、偏ってあることがよくないので、それをなるべく市域全体の方が利用できるような状況にしていけないかということで、いま計画をとりまとめさせていただいているというところです。

支援学校さんの関係につきましては、区長もご案内の通り、私も今年度に入って教育長と一緒に校長さんのところにご挨拶をさせていただいて、地域の方とのそういうふうな協働の地域づくりというのを考えていただきたいというのを、お話をさせていただいたところです。なので、今仰っていただいたように、早速お声掛けていただいたなにか進めさせていただくというようなことは思っていたところですけども。

支援学校の敷地のものを改修していくというのは、府にお願いをしていくお話になってくるので、なかなか府の施設を市のお金でというのは難しいですが、こういうような補助金を使っていただいて、事業として何か地域のために何かをやっていただくところでは積極的に進めていただきたいなというような状況です。

 

市民:

支援学校の校長先生。僕らが話であったのは、8時半から4時まではやっぱり無理ですよと。地域に、とりあえずは地域の方に還元するっていうことで、府に言いましょうと。その代わりに土曜日曜に連絡いただいたら、お使いいただいてもいいっていう話で。地域に使ってもらえるっていうことに関しては難しいけど、そのかわり、僕も交換条件として生徒さんがお作りになっている陶芸。ものすごい上手なんですよ、それを商品として販売しましょうと、協力しましょうと。また作った野菜。給食センターに卸しているんやけど、朝一でもこの公民館の前で月曜から木曜まで開けているので販売させてもらいますよとかね、そういう話で交換条件同士で、どこまで折り合いがつくか、今のところは地域として考えましょうっていうことなんで、また機会があれば市長の方から、そんな話をやってるらしいなって言ってもらえると助かるんですよ。

 

市長:

ありがとうございます。でもね、おそらく1年前にここにご参加いただいた方々の中でどんな話があったかと覚えてらっしゃるかも方もいらっしゃるかもしれないですけれども、あの時は全く、会話もないっていう状態から、そういうふうな形で区長と先方の校長さんとの話の中で、そういうふうに前向きに取り組みが進んでいってるのは、すごく嬉しいなと思います。私も、運動会であったり卒業式、入学式と支援学校さんに行かせていただきますので、またその時にいろいろとお話できればなと思います。ありがとうございます。その他いかがでしょうか。

 

限られた予算での行政運営と道路

市民:

常々気になってる。市長さんが理念をもって、だからこうしたいということで、頑張っていただけると思うんですが、今の制度の話を別にしましてね。四條畷をどうしたいというふうにしたいと。2年目で早急にはなるんですけど。そのあたりをお聞かせ願いたいのと、それと例えば僕はとりあえず聞いて次に展開していくという。例えば今公共施設はこれだけお金がいるという話。

畷を回っていて気になるのものが歩道と車道の段差。そこの歩道を歩いていても段差ありすぎて、いわゆる住みやすい町ではないと僕は感じてるんですよね。人はいいまちだ、住みやすいまちだとしましても金がない。今の話だと12億必要だけど7億しかないなので、そんな中でそういう道路などの社会資本というか、それも入ってるんですか。入っていたら道路もよくなりませんしね。とりあえず市長は四條畷をどうしたいのか。1点だけ例えば清滝の方からきたらホテル街でしょ。寝屋川からきたゴミ屋ですわ。これが四條畷のイメージなんです。だからその辺りどのようにされるのか。今後、展開されるのかなというか、聞きたいです。

 

市長:

ありがとうございます。地方自治というものが始まって以来、特に戦後、地方自治が発展していく中で、高度経済成長を迎えました。この時代は、作っていくフェーズです。人が増え、お金も増える。そういう世の中でした。過去の市役所職員の方に聞いても、使いきれない予算があって何に使おうか、そういう時代が確かにありました。

その時は、まさに強力な力強いリーダーシップで、あれを建てよう、これをやろう、これを作ろう、そういう時代だったのかなと思います。

残念ながら、今は違います。何を残すか、何を諦めるか、気分は暗くなってしまうかもしれないんですけれども、人もお金も減ってる中で、現実的には取捨選択を迫られている。こうした中で、市長がどういうまちにしたいか。市長がどうしていくかというのは、僕は実はそうじゃないんじゃないかなと思ってます。

何かを選び、何かを諦めるっていうときは、市民の皆さんとしてどういうふうなまちにしていきたいのか。それを支えるのが行政の役割。行政の役割が関わってきていると思います。

お金も人もあるときは、行政がここにつける、ここにつけるとできました。今は逆です。何を諦めてください。ここはごめんなさい。どうしてもこうなってきています。これはまず、それとして受けとめないといけません。

当然、前向きな取り組みをしますけれども、僕は選挙に出る前から常々言わせていただいてるのは、市民中心のまちづくりです。市民の方がこういうふうなことを取り組みたい、それを制度として応援していく。まず住んでいる人が住みたいと思えないまちに、よそから人が住みたいと思ってもらえるわけがないと思ってますので、まず住んでる方にとってここが改善点っていうところを積み重ねた先に、四條畷の住みやすいまちっていうのが僕はあると思っています。

ただ、方向性としては、四條畷はどこまでいってもベッドタウンです。すごい工場とかがあって、どんどんその企業城下町みたいになるかとかそういうのはないです。すごい観光。温泉とか、牛とか、お酒があってどんどん儲かる。それもないです。残念ながら。それを今から作ろうと思っても、何十年もかかる。それをもってらっしゃる自治体は、何十年も前からそれをやってきたからそれがあるわけです。

四條畷っていうのは幸い、大阪都心部に近い中で緑も残っており、先ほど申し上げました安全性というのが残っている、すばらしいまち。それを活かすには、ないものはないですし、あるものはあると考える。四條畷のベッドタウンとしての魅力を活かす方向で、住んでいる方々の住みやすいまちにしていきたいというのが僕の市長としての考えです。

ただ仰る通り、道路に関しましては、2年前ぐらいに作った四條畷市の、私が着任する前になるんですけれども、第6次総合計画という市の1番上位計画の中で、市民の皆さんにアンケートで聞いたときに、どの政策が重要と思いますかっていっぱい書いてあるんですが、道路から公園から水や福祉や保育などで、この中で重要かつ満足してない項目は、1位が道路なんです。重要だと思うけど、満足していない1位が道路。僕もそう思います。ここで生まれ育った身としては。

それは理由がありまして、ここは歴史があるからなんですね。後から開発された場所っていうのは、区画整理できた状態でまちを発展させますが、四條畷は幸いなことに、明治の始まりの方から発展してきている非常にゆかりのある、伝統のまち。それがひいては、都市計画という概念がないまま、まちが発展してきたというのがあるので、どうしても今の状況だとこれは現実として受けとめないといけないと思っているんですね。

ご指摘いただいた投資。投資的経費、建物のお金とかっていうところの考えでいくと、四條畷として四條畷市公共施設等総合管理計画というのがあって、この中には道路、下水、橋梁、橋ですね、これらを踏まえた総合計画っていうのがあります。今、来年夏までに作らせていただこうと思ってるのは、そのうちの建物にあたるもの。それとは別に下水道に関して例えば経営戦略って別の計画がありますし、道路、橋は来年度計画を策定するつもりです。

というのも、この住宅、道路、下水、公共施設、公園も含めて、一番最初に建物の配置というか将来予測が決まらないと、あとを決められないんです。さきに少額のものを決めてから他を決めるんじゃなくて、まずまち並みとして建物をこうやって残していくんだったら、道路としては実はこれぐらいしかかけられないと。どうしてもそういう順番になってしまいます。

それらを見越して、我々としては必要経費というのは出しています。将来必要な更新のために。ただ、道路に関しては、来年度計画改定をするんですけれども、基本的な視点は何をおいても一番優先なのは通学路。いろいろなご意見もあるのは分かってはおるんですけれども、全部が全部一斉にできませんので、通学路に関して一定先んじて整理をさせていただいています。

これはプログラムを作って、計画を立てて年々で執行をさせていただいてるというような状況であります。ただ、道路整備に関しては、市だけでできるものではありません。道路整備はお金かかりますので、基本的には国からお金もらってきて、国の費用半分、市の費用半分って形で、基本的には道路整備というのは進みます。この国からお金どれだけ持ってこれるかっていうのも、実際非常に道路整備の進捗に影響があります。幸い、昨年度は相当要望活動を頑張らせていただいた結果、実は昨年から今年にかけて国からいただけるお金が3倍ぐらい増えています。なので、実は道路整備というのも通学路、グリーンベルトって言われる緑のやつ、あれを敷くのが歩道と車道の分離でいうと一番費用的に安く抑えられるんですけど、物理的には分離できてないという危険性は残る。実は昨年度くらいはそれしかできなかったんです。それぐらいしか、お金がもらえなかったんですけど、それだったらやっぱり危ないということで歩道設置ができるぐらいしっかりと予算を確保し、今年度はまた歩道整備をするというような状況にはなっております。

地道な取り組みでありますけれども、安全度の優先順位を決めていきながら、順次、整備をしていく。

この計画は本当にやろうと思うと、道を広げるということを、まちとして本当にやろうとすると、都市計画決定というものをうって強制的に広げる。用地買収してやっていくんだというふうな取り組みすることになりますが、市で何本も指定できるものじゃないです。巨額の投資費用が必要になりますので。四條畷市で今、都市計画決定をされている道路っていうのは、雁畑線っていうのがあるんですけど、畷高の前の道の途中で、ものすごく綺麗な東西走る、雁屋のところで、サンディっていうスーパーのある川本産業さんで止まるんですけど、あれは、本当は雁屋畑中線なので、畑中まで貫いていって東西に綺麗な大きな道路を作るというのが、市が持ってる唯一の都市計画道路になります。で、まちづくりの観点から、ただ、あれを延長させていくと、どこにぶつかるかっていうと、旧170号線という総合センターからずっと南に下っていて、ガソリンスタンドから南にあるすごく細い、コミュニティバスが重なり合う道あたり、あれを先に広げないとこの東西を先に進めてしまうと、こっちが狭いので渋滞が起こってしまう。

なので、これを先に広げようというので、ずっとこれを大阪府の道路なので、大阪府に対してここ広げたい、広げたいとずっと言ってきて、ようやく長年の思いが叶い、今年ようやく予算をつけてもらって測量に入ったところです。これからこの縦の道路が広がっていきます。

四條畷市として、巨額のお金かけてまちづくりをしていくというのは、もうこれからはこういう主要な道路整備のみです。基本的な生活道路の考え方としては、まずは通学路中心に来年度策定する道路の計画で1つ1つと進めていくというのが道路計画です。

すべてを同時にやるというのはお財布の関係でこれは非常に難しいので、まずは危ないところを直営で、職員が行って直せるものは直します。これは予算としてつけてるのでやっていくんです。例えば、へこんでいたりするのは手押し車とか危ないですよね。それはご連絡いただくと、平らにさせていただいたり。ただ根本的に直していくというのは、この雁畑と旧170号線で、あとは通学路を優先をさせていただいておりますが、一応綺麗にしていきたいという思いは僕は心から持っています。

 

市民:

あえて言わせてもらいますとね。できないできないの話ばかりで。今この現実の狭い道で、どないするんだと。細かい話で今後また考えていただいたらいいと思うんですが、例えばできないから住んでる人たちにこういう道路だからこうやって通りましょうとか、極端な話、旧高野街道を一方通行にするとかですよ。

例えばそういう施策でね。道をうまく使える方法を考えられないのかなと。通学、このサンディから駅前への道路はですね、車いすの方は通れないですよ。多分自力で、自動のやつはね。段が多すぎてできない。どうするか言ったら、住んでる人、市民に車いすの人がいたらやさしく、援助しましょうというふうな雰囲気を醸し出す市になるとか、道路に変わる部分としてですね。できないような人もちょっと駅前で右折レーンがないんですよ。

そしたら、都市計画道路ですよ。右折できなかったら詰まるんですよ。右折をこちらから行ったら生協の次くらいのところで、詰まったらずっと繋がるんですよね。何で都市計画道路で右折レーンのないような狭い路ができてあるのか。市長の責任じゃないですけどね。ただ、そういうものもある中で、道路にかける金がない、金がないって。

 

市長:

金がないと言っているのではなくて、あるお金の中でどういう優先順位をつけていくかというお話です。お金がないと言ったら何もできないので、僕は限られているんだったらどの順番でやるべきですかという話をしています。

 

市民:

それで道路が優先順位が低いなら低いで。

 

市長:

いえ、高いです。高いから、必死に国にも言ってお金も増やしてきています。いま四條畷市にとって道路の優先順位は非常に高い。

 

市民:

でも金がない。

 

市長:

だから増やしてきてるんです。

 

市民:

でも、金がないときに僕なら一方でそこの辺のほうへ注意喚起するとか、ここはちょっと車を控えましょうとか、その時は気をつけましょうとかね。もう明らかに事故が起こりますからね。そういうふうな別サイドのアプローチの仕方があってもいいんじゃないかなと。

市長が当選して、理念をもって仕事されるなら、ソフトとハード両方のミックスした道路行政があってもいいんじゃないかなっていうふうな思いなんです。道路欠けてますけどね。建物もね、その辺は使わなくてもよろしい。いらんのやったら、統合してね。もうなし。児童館だけで広場で遊ぶようにと、建物なしやとか例えば極論ですけど僕はそういうふうなことがあってもいいんじゃなかろうかなと思いますね。

 

市長:

そういうご意見の方もいらっしゃるでしょうし、やっぱり使われてる方にとっては大切な場所といいますか、音楽活動されている方、スポーツ活動されている方、やっぱりそれを楽しみにされている方もたくさんいらっしゃるので、なくなってしまってもいいという方と、やっぱりたくさん残して欲しいという方のご意見を聞きながら現実的な四條畷市としてどれが1番かというのを探すのが私の仕事かなと思います。

 

市民:

それでいろいろお聞きしていると多分お金でしょう。お金が。

 

市長:

それは多分、四條畷に限ったお話ではなくて、全自治体が困ってることなんです。

 

市民:

お金を第一に考えてああしよう、こうしようというところですよね。道路も、買収費用があれば、国の補助金を待たずにですよ、市独自に買収したらできるわけですよ。

 

市長:

全然あればと言いますが、額の規模が全く違います。

 

市民:

だからあんまりね。お金が大事やということで四條畷として、市長としてどうしいのかっていう話なんですよ。歩道を作るにはものすごいお金がかかるということを聞いたんですけどね。ポールを建てる予定ははないですか。

 

市長:

それはいま市内にかなりやらしていただいてるんです。

 

市民:

グリーンベルトだけではちょっとね。

 

市長:

かなりやらせていただいています。こう道があって車道歩道って一応法律があって、何メートルの幅員っていうルールがありますが、それでも置けるところであれば市内に、赤いポールをかなり置かしていただいています。できます。それはあまり予算もかからないので。

 

市民:

コーンじゃなしに。

 

市長:

ポールです。あと夜になると蛍光を塗っているんですよ。ここからそれは市内中に結構増えてきています。

 

市民:

ちょっとグリーンベルトだけではちょっとね、ちょっと怖いです。

 

市長:

そうですよね。はい。ありがとうございます。

 

住民と行政の相互理解

市民:

先ほどの意見も言ってることもよくわかりますし、市長が仰ってるお金がないんじゃなくて今もっている予算のなかでどう優先順位をつけていって進めていかなければ駄目だと思います。先生の説明責任もきちんと果たされるというように私は感じてはいますし、タウンミーティングですかこれはですね、参加させていただきまして市長の考え方として、やはり、ここのチラシにもありますように一方的に行政が建物を置くとか、あるいは施策をするだけではなくって、我々市民としても、例えば住みやすいまちにするためには、ただその住んでいる者として、どういう方に進めなきゃいけないかということをきちんと考えなくてはいけないなっていうことはよく理解することができましたし、そういうもので、タウンミーティングとなったのかなとは思ったんですね。で、就任されてもうまもなく2年。

 

市長:

次の1月で2年ですかね。

 

市民:

で、ちょっとお答えずらいかもしれませんけど、あやふやな質問ですが2年間四條畷市の市長に就任されて、例えば、市長が考えられてるその市の方向性だったりとか、市民の方にもこうしていただきたいですっていうような理解っていうのはこのタウンミーティングを通してどれくらい進んでいるのかなということをお尋ねしたいんです。すいません、あやふやな質問なんですが。

 

市長:

ありがとうございます。参加していただいている人の数は、第2回を終わった時点で、延べ1000人ぐらいですので、人口約55,000人いるというところを考えたら、そういうすべての方に直接お話をさせていただいてるとは私は思ってはおりませんけれども、やっぱり仰っていただいた通り、大切にしているのは、これは私の説明の場というふうには捉えていません。やっぱり双方向であることに意味があるというふうに思ってます。

これは、市民の方との対話だけではなくて、私はあくまで市役所にとって1年10ヶ月前に急に現れた人間であります。普通の会社ですと、入ってから30、40年して社長になったら、社内の人間はほとんど知って、いろんな繋がりがあって。でも、私はポンと来た人間ですから。まずはやっぱり市役所の中での意見統一っていうのも大事なります。

市民の皆さんとのやりとりも非常に大事ですけど、実は、市としての統一見解を作るっていうのも非常に大変なんです。例えば、副市長やった方が市長になれば、そこはおそらくスムーズにいくと思うんですけれども、庁内とのやりとり、市民の皆さんとのやりとり、市議会議員の皆さんとのやりとりっていうのもある中で、劇的に1年10ヶ月で、もうすべての方に理解をいただいた。そんなことはあり得ないわけです。

ただし、1人また1人と、例えば第1回の時の話のことを覚えてくださってる方も当然いますし、それやったら、例えばこういうやり方があるじゃないかというような話をさせていただいたり、先ほど支援学校の話でも、第1回の時にあれだけいろいろお話をさせていただいた結果、今そういうふうに地域と学校が何か一緒にやっていこうという取り組みに一歩進んでいただいたわけですし、例えば公園の話も、第1回の時にこちらでいただきましたけど、今年度末からにはなってしまうんですけど、新しい公園のあり方事業っていうのが始まったりしていきます。少しずつでありますけれども、やっぱり私も22回で全地域を回らせていただくと、共通して強い思いってあるんです。それらを政策に変えていって一歩前に進むわけです。

空き家とかもそうですね。すると、また次に新しい、次はこういうのが必要じゃないかというのが生まれていく中で、自分で思いのまま予算をつけられたのはまだ1回だけですけれども、そういった中でまず一歩としては、少数であっても、ご理解、そしてまた私としての思いも伝わった方もいるでしょうし、それでもやっぱりわからんという方もたくさんいらっしゃいます。そのやりとりの中で一歩ずつ進んでいくことではないかなというふうに思います。

 

市民:

こういう集会ね。一人発言時間は何分以内と決めたらどうですか。そうじゃないと時間ばっかりかかって。

 

市長:

実際、実は本日で7回目かな。結構そのようなご意見があって、1人で5分10分とあったのでちょっと検討させてください。ただやっぱり熱い思いをもってお話をしていただいてるので。

 

市民:

わかりますけどね。別の意見も聞くべきではないかと思うんです。

 

市長:

僕もそう思います。

 

市民:

1人で10分、20分としゃべられたら聞きたいことも聞けないということになります。

 

市長:

仰るとおりです。

 

市民:

7時半まででしょ。もう時間ですよね。

 

市長:

大体いろんな地域で行われてると何が起こるかというと、仰っていただいたようなことを実は言われることがあって、もうそこは、大体各地域そうなります。大体こう1人の方が長くなるともう1個にしときとかっていうので、また次に行くっていうような地域がほとんどだなと思います。

 

ふるさと納税

市民:

四條畷はふるさと納税、今の時期どれくらい集まってるのか。それと南中と東小が今後どうなるのかお願いします。

 

市長:

ありがとうございます。ふるさと納税に関しましては、始まりのところからお答えしないといけないんですけれども、今すごい物議をかもしてますよね。ふるさと納税では、儲かるものは決まっていて、肉と果物と酒なんです。これが1番。これ以外は儲からないという感じでこの3つです。すごく稼いでいる自治体というのは、自分のところの肉でもないし、市販で売っているお酒とか、よその地域の果物を売ってるんですね。ふるさと納税という形で。それで億という単位を稼いでいる。

四條畷市は、やっぱりルールにのっとろうというところで、実はふるさと納税制度が始まったところから、そういうふうな取り組み自体は一切しなかったんです。これは賛否があると思います。結果的に、少し無法になってるんだったら無法にしてでもやるべきだったっていう考えと、やっぱり我々、適正な行政執行をする身としては、やっぱり適正な形ですべきだと。四條畷市は、後者を選んで真面目にやってきた結果、大体200万円ぐらいだったんですね。去年、種々あってもう少し増えたんですけど、急に一気に増えないので、今年は4、500万ぐらいでいけたらいいなという思いで、いろいろ取組み強化をさせていただいておる中です。

ただ、国が相当厳しく今回言っているので、一定競争環境は、平らになるとは思いつつも、もう本当に肉、果物、お酒なんですね。四條畷牛がいるわけではなければ、果物、お酒があるわけではないので、なかなか競争として苦しいです。ただ、そうは言ってても始まらないので、いろいろ取り組みはさせて、少なくとも倍ぐらい、平均でいうと倍ぐらいに持っていきたいという取り組みは進めています。シーズンはもう少し後、12月入ってから増えるので、今それに向けて準備をしてるという状況です。

 

学校の統廃合

市長:

東小と南中学校の話ですけど、まだ現時点では、第三者委員会の皆さんに市教育委員会はお諮りして、今その答えが返ってきたところで、教育委員会として最終的には決定していませんが、方向性としては、市内全域で中学生、小学生のお子さんの登校距離が、田原を除くとですけど、西部地域としては等しくなるというような、それで、複数クラスが保たれるというような案になっています。

そうした中で、先ほどご説明した来年の夏までに決める公共施設再編計画の中で、その南中と東小についてどうしていくかというのも併せて策定していく予定です。ただ、東小と南中がどちらも廃校になってしまいますと、163号線以南、JRより以東において避難所がなくなってしまうため、東小はすべて土砂災害警戒地域内なのでここはもうそもそも避難所にできませんが、南中の東半分は土砂災害警戒区域なので、西側半分に防災機能を備えた施設を、これはお金とか云々の前に、各地域に避難所がないということはありえませんので、それは一定整備していく。それは決まっていることです。来年の夏に向けて、市域全体での公共施設のあり方を決定していく。そういうようなスケジュールにはなっています。ありがとうございます。

最後に

市長:

その他いかがでしょうか。よろしいでしょうか。すいません5分ほどオーバーしてしまいした。先ほどご指摘いただいた通り、これ第3回の対話会となってやっぱり重ねるごとにご意見いただいて私はすごく嬉しいなと思ってます。

今日は祝日ですけど、基本的には平日の夜ばかりなので、やっぱり若いお母さん方の参加が非常にしにくいので、平日の昼間にして欲しいというようなご意見いただいたり、昼間にして欲しいって言ってくれる方は昼間やったら参加したいと思ってくれてるんだなというふうに私は非常に嬉しいなというふうに。ただ、地域によって本当に1歳の赤ちゃんとか2歳のお子さんがたくさんいてずっと泣き声が対話会中してるっていう地区も実はあったりしますので、結構参加はしていただけてるのかなと思います。今、仰っていただいた限られた時間のなかでたくさんの人が話をしていただけるようにっていうのも、我々の今後の改善点として、第3回なので第4回5回に向けてより良い密度の濃い対話会にさせていただけたらなというふうには思います。

基本的にはアンケートで半年に1回といただいているので、昨年12月から6月まで、この11月12月、また来年春頃に行わさせていただきたいなと。その時は平成31年度、この30年度を受けて、平成32年度は市制施行50周年という市が誕生してまる50年という一応節目の年になります。節目の年に向けて最後の平成31年度の取り組みをどうしていくのかというような話を、また春頃にさせていただけたらなというふうに思いますので、ぜひお忙しいと思いますけども、ご参加いただけたらなというふうには思っております。本日は、本当に祝日の貴重なお時間ありがとうございます。以上になります。ありがとうございました。


第7回 地域と市長の対話会