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地域と市長の対話会

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北谷公園での意見交換全文(第2回地域と市長の対話会)

災害への対策

市民:

8丁目自治会の者なんですけれども、6月の地震がおきてから、7月の大雨、9月に台風があって、避難指示などがでましたけれども、この地区は田原小学校しか避難指示がこないんですよね。実際にはこの3回は大した被害はなく、家にじっとしていれば大丈夫やったと。ただ最初の地震のように震度7とか、家の中にいれなくなったときなどの避難場所の確保といった対策はできているのでしょうか。

 

市長:

現在、市で持っている地域防災計画というものがあります。その中には大きく2つの想定がありまして、1つは南海トラフ地震、1つは生駒断層というのが西部地域を走っているのですが、あの断層での地震が起きた場合を想定して、キャパシティなどを計算させていただいたり、避難指示等々につきましても震度5弱であればこのように対処する、雨量が一定をこえればこう(処理するなど)、基本的にはマニュアルというのは地域防災計画のなかに作らせていただいています。これを作る時には関西電力、警察、国交省、大阪府の方などを含めた会議の中で決めている、というようなマニュアルがあります。

ただ、お示しいただいた通り、田原台の方は田原小しか避難場所がないというのが現状です。といいますのも、田原中学校が土砂災害警戒区域に含まれてしまっていて、大雨の時には開設するのが難しいという状況になっています。これは西部地域にも同じような状況で避難できる場所はあっても大雨の時は難しいと。ただ田原地域に関しては、浸水害の地域がない分、災害のリスクが西部地域よりは少ないんですけど、ただ避難所は田原小しかないと。避難指示や避難勧告が今年は結構でたな、という印象を受けた方もいらっしゃると思いますが、今回避難指示、避難勧告を出させていただいたのはあくまで、土砂災害警戒区域に住まわれている方だけなんですね。

ハザードマップという市の浸水害や土砂災害の警戒区域を示したマップのなかで、いわゆるイエローゾーン警戒区域、レッドゾーン特別警戒区域に住んでいらっしゃる方には勧告指示というのを出させていただきましたが、そのエリアに住んでいない方について、避難勧告、避難指示というのは今年についてはまだ出させていただいていないんです。

出させていただいたのは自主避難と避難準備勧告があるんですけど、これは出させていただきました。自主避難というのは今回のような台風の時とか。正直台風というのは屋外に逃げて頂いた方がいい場合と、家にじっといてくださったほうがいい場合があり、家によって違うんです。一概に皆さんが逃げて頂いた方がいいとは限らないんです。暴風の時には。それについてはマニュアルとかではなくて災害対策本部という、私をトップとする部長級メンバーで集まるものがあります。そこで対策を、例えば、時間帯によってちがうんですが、夜中に大雨がきたら逃げて頂く方がいいのかは実はまた判断が違うんです。なので時間帯雨量、風、マニュアルを照らし合わせながら時期の判断をしているというのが現状になります。

 

市民:

例えば台風や大雨なら予想がつきますよね。この前の北海道のように予想のつかないような地震が起きた場合にも、地震が起きて10時頃に避難所の小学校へ行きましたと連絡を受けました。そういったときどうやってみんなに説明をしたらいいですか。田原支所に行き、放送を流してほしいと言いました。しかし放送が入りましたが聞こえませんでした。正直台風の時もでしたが、シャッターを閉めて屋内にいると聞こえませんでした。屋外にいるときも聞こえない時がありました。仮に震度7の地震がおきたとき、電話は7時間くらいつながらないですよね。そういうときも我々7丁目、8丁目で自主防災をやるにあたっても市の指示や判断を待っていられないですよね。

 

市長:

おっしゃるとおりです。

 

市民:

このまま(待っていても)助からないぞと。その時に田原小学校で避難所ができたぞ、となっても年寄子どもが行けません。だからとりあえずここへ逃げろとかになるんですがそういう場合、市役所のマニュアルがあればうちの防災の方に見せて頂いて、我々も共同して避難する。そういうものは見せて頂けるんですかね。

 

市長:

もちろんです。地域防災計画はホームページにも載せているものなので提供させてこともできます。前提として我々職員は300人ぐらいしかいないです。四條畷に住んでいる方は56,000人ぐらいいらっしゃいます。とてもじゃないですけれども、全員に被害が及ぶような災害があった時に、市職員が全員に対して対応するというのは、300人で56,000人というのは現実的には無理です。なので、防災の考え方は「自助、公助、共助」とあるんですけれども、何かあったときはまず、近くの公園でも原っぱでも何でもいいんですけれども、まずは自分で逃げていただいて、まず死なないというのを考えていただくというのがまず何よりも大切です。で、おっしゃっていただいた通り、田原小が遠いのであそこはいわゆる避難所と言う位置づけは今後、毛布などをひいて数日は寝たりして、しのげるという意味での指定避難所なんですね。ただ当然、北谷公園などの落下物のない、危険が少ない場所にまず逃げていただくというの考えていただきたいですし、また各自治会がいま考えていただいている自主防災マップの作成、これはやはり自治会ごとにこの地域の人は逃げるときはこのルートだよね、というのを考えて各自主防災の方々、主体となってやってくださっているので、自治会として考えていただくということが当然、必要になってくると思います。

それで、我々が自主防災計画であったりというのをお見せさせていただくということもできますので、また秘書のほうに伝えておきますのでお取りいただければと思います。ただ、防災無線については申し訳ないですが、市内にいろいろな箇所につけております。大体をカバーできるようにつけていますが聞こえないところは、ほとんど聞こえないんです。そして、このことで2つの苦情があって、1つは聞こえない、2つはうるさすぎる。要は、近くにある人からすると大きい音なわけですね。だから一概に大きくしたらいいかというとそうでも無い。では、設置数を増やせばいいかという話になってくると、近くに何個もあるとわんわん音がする。これは異なる2カ所から同じ音がなるから(なのですが)、実はこれにも限界があるんです。地震の時に電話がつながらないというのはそうなんですけれども、電話がつながらないというような地震になった場合は、実は各自で身を守っていただいていけるタイミングで田原支所に随時行っていただく、これ以外ないです。ただ今回の大雨や台風の時、防災無線が聞こえない時は電話で0120-474-575(四條畷市575)という番号にかけていただくと防災無線で何を言ったか、例えば「何時から田原小が避難場所として空いています」というのを聞くことができるサービスがあるので、防災無線が聞こえづらい時は0120-474-575(四條畷市575)にかけていただくか、ホームページを見ていただける方はホームページのほうに必ず書いております。繰り返しになりますが電話がつながらない災害があったときには避難所が空いています。それは田原小ですので、田原小へ行くまでは各自治会の自主防災マップに定めた方法等でたどり着いていただければというふうに思います。

 

市民:

避難所は田原小だけですよね。ただ田原台8丁目だけでも500世帯1200人くらいですよね。田原台の方全員は入りませんよね。確か宝塚市ではゴルフ場とタイアップして、災害の時に使えるような話を進めていると、この地区もゴルフ場がいっぱいありますよね。そういう話も検討して頂きたい。田原小だけでは入らない人はどうしたらいいか。申し訳ないけどこの田原地区163、168号線、阪奈道路も通行止めになってしまったりする。救助なんてこれませんよね。そのようなときにはどうしたらいいですか。

 

市長:

基本的にはその規模の、まず地震の場合は田原中学校を活用できます。あそこは土砂災害警戒区域なので、地震発生後に大きな土砂災害がない場合は、まずは活用できるというのが一点あります。二点目に、そのゴルフ場の活用ということに関しては、1番問題になるのはトイレだと思うんですね。収容人数に対してのトイレを確保していかなければならないという観点があって、学校設備とか、学校改修ごとにマンホールトイレといいましてマンホールを開けると実はトイレになるという機能を備えた防災施設化をしています。

そういう観点での整備というのはやらせていただいておりますが、ただ四條畷市民、田原の方々が全員避難をしないといけないと、というようなレベルの震災が起きた時は、おそらく全国が同じ位そのような状態になっている時だと思うので、その想定と言うのはないわけでは無いですが、現実的に対応できるかどうかということになると、おそらく何が起きているかというと職員がまず出勤できていない状態になります。前回の地震の時も半分来れるか来れないか。道がいっぱいになっていた、という状況がありましたので。まずは生き抜いていただいて、場所の確保というのは、我々がやるべきことというのは自衛隊への連絡であったりというのは大阪府を通じてやります。これは被害状況がひどいところから順に当然きますから。ただ、ヘリがあるので、道がふさがっているから何もないと言うわけではなくて、当然ヘリなどを活用していきながら、こちらの場合だと近くに総合公園や電通大があるのでそこら辺を活用してもらいながら来ていただくということになるかと思います。

 

コミュニティバス

市民:

コミュニティバスの件なのですが。乗車率に対してバスが大小あると思うのですけれども、僕は乗ってはいないんですけれども見ていてそういう部分があるのかと。例えば以前でしたら待っていても乗れないというようなことがあったと思うんですけれども、かなり直行バスとかを作っていただいて便利になったと思うんですけど、そこを改善してもらいたいなということが1つと、(自宅)帰り(に利用の多い)19時台の便が4本くらいしかない。18時から20時くらいが帰宅ラッシュだと感じているのでその辺の時間帯の改善をお願いしたい。朝の通勤時間帯にバスが定刻通りにつかないということは渋滞などが原因であると思います。これはできるかどうかはわからないですが、163号線にでるときの信号を改善してもらえないのかなと思います。

 

市長:

改善といいますと、例えば。

 

市民:

例えば、朝の7時から9時は下田原の方から直進ができないと思うんですが、実質、右折と左折しかできない。例えば163号線の東西に向かっているのが右折になると右折になるタイミングで左折の矢印がでるなどできないかなと。そうすれば田原から大阪方面に抜ける交差点のところでの渋滞が緩和できるのではないかと。

さきほどベッドタウンの話が出ていましたが、これから、10年20年後には高齢者が多くなりそれに伴い公共交通機関が必要になると思います。

 

市長:

おっしゃるとおりです。

 

市民:

そういったなかでコミュニティバスがもっと充実すると、もっと乗る人も増えるのかと思うので、その辺の利便性を向上していただければ活用できるかなと思います。

 

市長:

ありがとうございます。信号機の関係についてはどちらかというと我々から警察にお願いすることになるかと思います。交通行政は、基本的には警察が道路標識とか信号などの担当をしておりますので。いただいた話というのは協議させていただきますが、警察の中で一点ルールがあるんですね。このような通行状況であればこのようにするなどのルールがあると思います。またそこは、ご相談ベースをまず警察の方にさせていただきたいと思います。なのでちょっと時間がかかると思うんですが、中長期的にみると163号線は土台が最後らへんまでできているのですが、あれが生駒や精華町のほうへ繋がって行くんです。四條畷側の準備は万全なんです。何ができていないかというと生駒、精華町側の事業化がまだ進んでいないんですね。なので途中まで行ってしまうと、合流地点でものすごい渋滞が起きるので、基本的には幹線から幹線につなげて、ようやく共用というか、通過可能というようになります。これは、浪速国道事務所というのがかなり頑張ってくれているんですけれども、来年、再来年にできるということではないです。

いま何をやっているかというと、生駒地域などの用地買収ですね、地権者のご協力を得てということになるので、長期的に見て、緩和がなされていくのかと思います。そしてコミュニティバスの話ですけれども、今回、平成29年度の4月1日からダイヤ改正をさせていただいて急行便などが増えたんですけれども、実はこれはいろいろなご意見があって、西部地域の方からはなかなか厳しいご意見を、清滝あたりに住まわれている方からすると、一気に便数がなくなった。忍ヶ丘駅を利用されている方々からすると。市としては苦しいという状態です。田原の方は利便性があがったんですけれども。

しかし、どっちかが良くなったらどっちが悪くなる、ということをしているうちはだめだと思っています。このコミュニティバス事業と言うのは、市で年間6,000万円ぐらい事業費を使っていて、市が年間で出していく事業費の中で最も大きいものの1つなんです。大東、交野などに比べて比較にならない、2倍、3倍という額を使って運営しています。京阪バスさんに委託してやらせていただいて、1台(1便)増やすとすると年間費用が1,000万円上積みされるというかたちでやらせていただいています。そして、田原地域ではコミュニティバスを使われたことがある方が7割8割とかあるんですけれども、西部地域の方は、ほとんど乗ったことがないんです。ただ構造上、田原と四条畷駅を結びつつ、西部地域は巡回させているという状況なんです。よく空気を運んでいると揶揄されることがあります。ここを見直さなければいけないというようになっていて、公共交通を抜本的に変えようと思うと市の一存ではできないんです。これは国交省の運輸局というところの許可が必要になります。そのためにいま市としてやらなければならないのは、言葉がややこしいんですけれども、地域公共交通会議という会議があるんです。これは何かと言うと法律で定められた会議なんですけれども、バス事業者、タクシー事業者、市の職員、地域の方など、いろいろな方が入っていただいて、ここで案をまとめてそれを運輸局に計画として提出してオッケーをもらうと変更ができる、そのような仕組みになっています。

いま出ている方向性としては、全部を京阪バスの赤い大型バスで回そうとするから無理があると、田原地域と四条畷駅を結ぶものは、大型でないと乗り切らないという問題があるのでいいと思うんですけれども、西部地域に関しては同じような状態でまわし続けると維持経費がかかってしまう。なので今でているのはマイクロバスなのか、タクシーサイズなのかはわからないですが、いわゆるデマンド型といわれる呼び出しがあったら動くタクシーとバスを両方兼ね備えたような交通機関というのを使って西部地域でかかるコストを抑えることによってルートの見直し、時間の変更、増便というのをできないかな、というところで議論しているなか、田原活性化本部からそういうことをしてほしいというようなご意見をこの地域公共交通会議にもらってやっているというようなところです。そして、今年から今年度の終わりぐらいから、実証実験というのをやります。新しい運行体系はいきなりヨーイドンで変えられないですよね。まずは実験をして不具合が出ます。それで計画を作り直して許可をもらうと。この計画を提出して許可をもらうというのは平成31年度、来年度実験をするのが今年度なので計画、許可。これが平成31年度。それぐらいどうしてもかかります。なので、新しい交通ダイヤは平成32年の4月になってしまいます。これはどうしてもこの許可を得ないといけないという関係上。なので、今年度、実証実験をするのに田原が選ばれないというのはまずないので、どこか2地域位で実験をやらせていただこうと思っておるんですけれども、また実験が始まったときにはご乗車いただいて、いろいろご意見をいただいてそれでまた計画を策定し直そうというふうに思っております。今の時間帯の話だったりルートの話であったりというところをまたぜひ使っていただいて、計画に我々としてもしっかり反映させて32年の4月に新ダイヤと。いろいろご意見はいただいています。例えば昼間が大学生のお子さんをお持ちの方にとっては非常に利便性が悪いじゃないかとか、夜の最終便が早すぎて飲み会に行った後ちょっと帰るのが辛いなぁ、とかいろいろなご意見をいただいているのでそういうようなご意見を踏まえつついろいろやらせていただきたいなというふうに思っています。公共交通に関しては以上です。ありがとうございます。

 

市民参加の取組み

市民:

先ほど防災のことであったと思うんですけれども、全市民の数に対して職員の数が少ないということであったが、一般的に市民が課題を出して市の方で解決するというような立ち位置が多いと思うんですけれども、もっと市民も一緒に課題解決をするような仕組みが進まないかな、と思っておりまして何かそのような取り組みが進んでいるとか、こういうことが進んでいるよ、と言うような内容が聞ければなと思っています。

 

市長

既に田原では地域の方が主体となって取り組んでくださっている事というのは非常にたくさんあります。子どもの見守りであったり、ゴミに関することであったり、植物に関することであったり。これは地域の方々が主体となって非常に取り組みが進んでいるというのがあります。例をあげると、公園の草木の管理であったり、市の持っている土地花壇などに対し、公園里親制度というのを四條畷は持っておりまして、里親の会の方々がそこを手入れしていただいて下さることで、市としては場所をつかってくださいという形でさせていただいて、園芸という形でご協力をいただきながら、まちをきれいにしていただくという取り組みであったり、本当に子供を見守ってくださっている団体であったりとか。実際、四條畷はそういう取り組みが進んでおり、北河内で最も子どもに関する犯罪が少ない地域なんです。それは、四條畷市は他市に比べて歴史があるまちなので、人と人とのつながりがある、関わりがある対策をしてくださる方が多いということがあります。なので、今後とも地域協働課や田原支所を中心にそ、ういった方々と連携させていただきながら、安心安全面の取り組みを進めさせていただきたいというのと同時に、協働の観点でいくと今、四條畷でかなり力を入れている、大きな変化としては四條畷のいわゆる補助金というのがあるんですね。なんでも団体活動をしようと思うとやはり市の為を思ってやってくださっているのに全部0円というのはきついという事業があったりするんです。この補助金というのは市で○○補助金と名前が付いている物は90個ぐらいあるんです。これはどちらかというと、昨年もついていたから今年もつける、ということが主だったんです。けれども、実は昨年からこの90個全て、聖域を持たず、一度いま要るかどうかというのを判断しています。確かに、10年前15年前は必要やったかも知れんけれど、それが今も出し続ける必要かというのはまた別の議論なんですね。

こういう取り組みをやらせていただいて今年から公募制の補助金という制度が始まります。要は全てを見直すということがどういうことかというと、今これ以上補助金の額を増やせないというのが財政上あって、新しくこういうことがしたいという方がいても「もうお金がありませんねん」と言うしかなかったんです。なので、今やっているのは、これを見直し、手を挙げていただいて意欲がある「こういうことをして地域を良くしていきたいねん」という方、いろいろ挙げていただいて公平なジャッジの中で採択させていただいて、取り組みをやっていただく。立ち上げ期はお金がかかるので例えば3年間とか。こういう取り組みが下半期スタートしていくという仕組み作りの部分をやりながら、こういったお手伝いをやっていただいてる方とまた密に連携をとらせていただきたいなぁという思いですし、この場も一助といいますか、こういう団体がこういうことをやっているという方々との意見交換をさせていただきたいという思いの場でもあります。ありがとうございます。

 

民間からの田原地域活性化

市民:

噂でよく聞くんですけれどもアカカベ近辺に大きな商業施設ができるんじゃないかと。

 

市長:

それは希望のもてる噂ですね。

 

市民:

そうすることによって田原地域を活性化するんですかという事を耳にするのですが。どうなってるんでしょうか。

 

市長、

ありがとうございます。今、田原活性化本部の中で議論をしているもの、していこうというものの中に、アカカベの周辺の地域のことがあるんですね。ちょっと複雑な話をして申し訳ないんですけれども、まちというのは都市計画というものに従って作られていて、ここは家しかあかんとか、ここは商業施設を立てていいよ、ここは高い建物がいいよ、ここは低い建物しかあかんよ、というのは全部色を塗られてしまっているんです。そういうことをしないと、でたらめにまちが(できてしまう)。

例えば大きな工場の横に家を建てるとか、そういったことはできないので、一定その色塗りをしてまちの区画というのを分けているんですね。この田原台、上田原、下田原、緑風台、さつき台等々は、ほとんど住宅地という位置づけなんです。いわゆる商業施設を建てれる箇所というのは二箇所しかないんです。アカカベ辺を中心としたところと、サンクスがあるあたりしか、そもそも商業施設を建てられないという、いきなり工場を建てるというようなことができないような仕組みになっています。住環境を守るために。そしてア、カカベの土地は実は後ろに空いた土地が結構あります。駐車場停められたらわかると思うんですけれども。あのアカカベの部分と北浜さんが使われているんですが、面全体でいうと使われていない場所が結構あるんです。やはり、田原全体を見たら真ん中位にあるので、あそこを商業施設としての活用というのは重要になってくるというようなお話は、田原活性化本部でさせていただいてます。ただあそこは、市が持っている土地ではないんです。大前提として。ということは市として使うとなると買うということから始まって、もし市が建てるなら、建てるという作業が始まるんですけれども、当然億単位のお金がかかってきて、実は現実的に市が買って市が建てるという事はまず難しいんですね。いろいろ商業施設を立てていく中で今アカカベさんが入ろうと思うと道を2回曲がらないと入れないんですね。中央線の道から乗りつけられない。これは商業施設上、非常に弱点らしいです。しかし、これは子供たちが過ごすには安全。でも商業施設としてはデメリットだったりするんです。そういうところも含めて、もし本当に商業施設を誘致しようと思うのであれば、まず歩道を乗り上げて入ってもらうような設備にしないと売上が、通過交通が取れないわけです。という事は売り上げが上がらないので商業施設が来れないというような課題がいろいろあって、解決をしないといけないんですけれども、ただ田原台の真ん中の地域に今後、商業的な施設を持ってくる中で多額の税金を投入するのは難しいので、何とか民間の力と公共の力を合わせた形であそこをにぎやかにできないかという議論をさせて頂いているところにはあります。

職員ともそういったまちづくりに成功した現場視察に行ってきて、第6回田原活性化対策本部でその報告会というのをやらせていただく予定としております。ただ、そもそもアカカベさんとその施設を使う契約というのがあと2年ぐらい残っておりますので、当然この2年間はアカカベさんが営業していくという予定ですので、何か変化があるとすれば契約が切れた後の話というような状況にはなります。

 

市民:

具体的にはまだまだということですね。

 

市長

そうですね。まだ現に使われていますので。

田原の人口は現在9,000人位なんですけれども、この9,000人と言う数がなかなか絶妙な数で、採算ラインというのがあるらしいんですね。商業施設にとっても1万何千人とか。ちょっとだけそれを下回っているんです。田原という地域は。これが何万人ぐらいで、となると全然変わってくるらしいんです。けれども、正直何千人も増えると余地ということはございません、商業施設単品で考えると難しくて、やっぱり何かやっていく中であれば複数機能を持たせてその集客も利用してというアイデアが必要となるので、公民連携というのを考えさせていただいてるというような状況です。

 

管理棟の修繕

市民:

市長は、北谷管理棟の隣のサロンの天井のガラスが割れて、雨漏りしているのはご存知ですか。

 

市長:

伺っております。

 

市民:

実際に6月に地震が起きて、そのあと7月5日のうちの防災の連中が大雨で雨漏りしたところとしていないところでは全然違います。ぜひ帰りに見てください。クーラーの下の雨漏りをしたところと、していないところでは全然違います。これをどうにかしてほしいというのと、建設課の方に何度も連絡しましたが、なしのつぶてでした。あまりにもなしのつぶてなので、北谷公園連絡協議委員会というのが、ご存知と思いますが8丁目9丁目であり、そちらの方からも連絡をさせて頂いて、自治会の方からも連絡をさせて頂きました。ただ連絡をする相手がまちまちだったので2回ほど実際に会って話をさせていただきました。8月26日。返事がこなかったので先週から話をさせて頂いて、とにかく応急措置に関しては9月中に何とかさせてもらいます、市の方でと。費用等は別にしてだと思うんですけど。そのなかに北谷管理棟の協定書というものがございますよね。

 

市長:

存じてあげております。

 

市民:

平成8年のものなんですけれどもね。そのときから1回も(内容が)変わっていない。これは市だけの問題ではなくて我々自治会の問題もあると思うんですけれども。その話し合いも毎年毎年されているんですよね。で平成11年には市会議員の方も入って、こういう風に第4条を改定しようじゃないかという文書も出てきました。市の方にあるかどうかは分かりませんけれども。

そのなかでは、この建物に関しては四條畷市のものだから壊れた際、例えば天災、台風とかに関しては直すと。ただそれに関して自治会は補填、寄付をすると。この文書が生きているか(効力がありのか)は分かりませんが、ただこの第4条に関して我々の方から再度見直しをして欲しい。その話し合いのとりあえず土台にあがってください。今までだったら「壊れようが何しようがお前らが直せよ」の一点張りです、建設課は。

前回、建設課長が来られて前向きな話し合いをして頂きました。ですから、短期的なものと長期的な見直しのものとを市長も含めて話し合いをしますと、言われてましたので、できたら自治会は1年で自治会の会長は変わります。8丁目9丁目の両会長で話をしています。北谷管理棟の委員会のほうの回答も含めて総意として出せるようにしています。その土俵に是非、市が入って欲しいと思うんです。

 

市長:

私は協議するというふうに担当から聞いています。

 

市民:

そういうのは毎年なんですよ。

 

市長:

おっしゃっている件について、実は報告を受けていてつまびらかに聞いているんです。ただ申し訳ないですけれども、前提として、いわゆる地域で使われる自治会館、地域の公民館的要素を持つもの、これは特に西部地域については土地建物これらを全部地域が支払っていらっしゃいます。用地の確保かつ修繕。公民館は当然ぼろくなってくるので最近砂という地域が改修したんですけれども、これも数百円ずつ積み増しをして、改修をされています。実は田原台だけなんです。土地も建物も行政が準備しているというのは。この2つの地域だけになるんですね。まずそれがご理解いただきたい点なんです。もう少し言うと、戎公園管理棟については修繕費と積立が出て、きっちりやられていて補修事業があったら補修するというような取り組みをされてらっしゃるんですけれども、いろいろ自治会長が1年ずつで変わるという経緯があってですね、今年ご担当されていて非常にご苦労をされているというのは本当に聞いているんですけれども、北谷にはそれがうまくいっていなかったというのがあるのは実情なんです。でも、だからこそ今見たら北谷公園連絡協議会としては非常に辛いというのは行政側も認識していますが、戎公園さんは自分たちで蓄えられてきている。西部地域については土地も建物もご自身たちでやられている中で、北谷公園管理棟だけ、市が一方的に修繕するというのは行政的に非常に難しいです。なぜ一律の対応でないのかと言うような状態になります。なので、西部地域では自治会館と改修する際には3分の1の補助金を出すという制度があります。なので、それを準用して考えるのかということなので、先ほどとおっしゃって頂きましたように市の建物やから市が、というのであればこれは地域で使っていただくものという枠組からなくなってしまう、普通の総合センターのような施設、田原支所のような施設に位置づけが変わってきてしまうので、そこは丁寧な議論が必要かと思っています。そういう全体的な必要があるとご説明されていただきながらおっしゃっていただいた通り、その協定書の見直しというのは前に進めていいかなと私としては思っております。

 

市民:

私共もすべて市がみろ、というのは言っていないんです。

 

市長

おっしゃる通りです。そういってくださっているのもわかっております。

 

市民:

戎公園は管理棟がこれは1丁目から5丁目までですよね。ここに関してはもともと楠中央さんが主体となって、これも文書として平成17年か13年かで残っていますけど、楠中央さん当初この開設にあたって8丁目はできたばかり、9丁目に至っては家もなかったので、中心になってやったけれどもこのままやっていてもどこも修理だけで、楠中央がつぶされてしまった。自治会館もあるのに、という文書を最近になってみつけたんです。そのときに市会議員の方に入って頂いて、市の方との話し合いのなかで建物としては市のものだから市が出す、とただそれに関して自治会が寄付をすると。寄付の場合は50から100%になっていましたけれどもね。この文書の見直しをお願いしたい。

 

市長:

だから詳細については今ここでパーセントについて議論することができませんので。

 

市民:

その土俵に、いままでだったら我々が話をしたら、君らに貸したものなんだから君らで直せよと。一点張りやから。本当は1月の対話会で話したかったんだけれども伸びたから。実際に返事をする、というときに。返事をするというのは話をしたから100%こうですよ、というような具体的なことはできなくても「いまのところこうなっていますわ」というのが返事です。それもなくなしのつぶてだったので。

 

市長:

それに関しては申し訳ないと思っております。それに関しては伺っていて、台風の確か週の週末までにお返事をするというお約束をさせていただいていて申し訳ないです、建設課は夜も対応させていただいていたので。確かにそれも締切りを守れなかった。金曜日にお返しをするという約束を守れなかったのは我々の落ち度でもありますし、申し訳ないと思います。けれども職員もサボっていて返せなかったというわけではなくて、災害対応に、植木を撤去したりということで返せなかったのでという状況です。

 

市民:

そこを言うつもりはないので、協定書のことや、平成6年、8年のことが直るとは思っていません。それは話し合いをしたなかでどうしていくんやと、段階的な話し合いがなくて。申し訳ないけど先日電話を入れました。主任、課長にも電話も入れました。忘れてましたと。電話1本でいいんですよ。それに関して返事がない。攻めるつもりはないんですよ。今年の3月に前会長と話をしたと書類が残っているんですよ。それについて自治会も何も言っていないし市からも返事がない。ただ話し合いをしましたで終わっているんです。そして会長が変わり、話が引き継がれずにまた市に問い合わせをする。それの繰り返しです。ここ10何年も。

 

市長

北谷公園は一定年月も経っているので、戎公園と一緒で今どこかで考え方を見直していくという段階にはきていると思います。申し訳ないですけれども、私としても、この話はすぐに全部聞かせていただいていて担当関係課に対して、そう言うご意見もごもっともだと思うから、今後も一緒に話し合いをしていくということをやっていこうとお伝えをしております。

 

市民:

まだ建設課長からも戎公園とかのこともあるからというのは聞いています。ただ申し訳ないけど8丁目9丁目なんですよ。うちも積み立てをしていないわけではありません。ここで雨漏りを直すのに20万。天窓も直したら20万。修繕も全部したら300万円。それを全部市に払ってくれと言っているわけではないんですよ。ただ話をしたら全部おまえのところでやれとなるから、その土俵に上がって欲しいし、どういう風にするのかを決めて欲しい。これを市長さんに決めて欲しい。約束をして頂きたい。

 

市長:

僕が決めることではなくて、協議のなかでどのようにしていくのかを決めて頂きたい。

 

市民:

基本的には市長さんと北谷担当委員会会長の協定書です。

 

市長:

なので最終的には僕になりますので。

 

市民

市長さんが全部やれとは言っていません。市長さんの指示のもとそういうことをすすめて頂きたいと。悪いですけど建設課の方が来られないので。今回建設課長が来ましたけど。

 

市長

繰り返しになりますけれども、聞いて(担当には)言っていますのでご安心ください。

 

公園の草刈り後のゴミ処理

市民:

細かい話で申し訳ないんですけれども、なわて山守り隊に参加している者で、公園の草刈りなどに参加しているんですけれども、草刈りをしたときに集めた草を、後で市が回収してくれる、ということになっているのですが、直接焼却場へ持ち込むと有料になってしまいます、ということをお聞きして、例えば袋詰めするということ自体、軽トラックなどで持ち込んだ方が労力的にも簡単にすむんだけれども有料になってしまうというところに矛盾を感じていて、何かいいアイデアとかどこどこに相談したらいいよと言うような話があったら教えていただきたいなと思いました。

 

市長

刈って頂いた草ですか。市の担当は生活環境課か建設課どちらかだとおもうんですが、改めて廃棄をすると。

 

市民、

はい。回収していただく分に関しては無料でしていただいているんですけれども、持ち込むと有料になってしまう。

 

市長、

山守り隊の方が持ち込むと有料になってしまう、と。

 

市民:

はい。

 

市長:

一般的に、ごみ処理というのは、先ほどお話しさせていただいきましたけれども、億単位でかかっているので、非常にコストのかかる事業ではあります。僕の理解が間違っていれば申し訳ないんですけれども、一般的にゴミは水分などを含んでいると、重みで費用計算をするので、非常に費用がかかってしまうので、一旦、蔀屋中継所という所があるんですけれども、あそこに持っていって、乾かしてから捨てに行ったりという作業をして軽量化して、燃やす量を減らすという作業をしているので、もしかしたらそれをやっているがために市をはさんでいるのかなと思います。申し訳ございませんが、すべて詳細なフローを把握していないので、確認させていただいていいですか。

 

市民、

わかりました。山守り隊の会長さんが普段かかわっている部署ではない、別の所にアイデアがあれば相談をしたほうがいいよ、というのがあれば知りたいなあと思いまして。

 

市長:

わかりました。詳細な理由などを知らないと回答もできないので1回整理させてくださいありがとうございました。

 

グラウンドの開放

市民:

北谷公園のグラウンド使用のルールはあるんですか。

 

市長:

詳細は把握していないのですが。北谷公園のグラウンドに関しては市ですかね。

 

市民:

僕は使ったことがないんですが、いつも鍵が閉まっていて、子供が使えない状態。先ほども西部地域も公園ができてないという話があったんですが、実は田原も子どもがサッカーをできるようなところがない。もしできるのであれば開放できないのかなと。

 

市長:

ありがとうございます。西部地域にも青少年グラウンドや市民グラウンドとかいろいろあって開放している時期があったんですけれども、これは何が起きるかというと夜中に若者たちが泊まり込んだ、というかゴミだらけになって次の日を迎える、どうしても解放というのが難しいね、というような議論になっているんですね。では昼間だけ開けといたらいいじゃないかなということになっているんですけれども、やっぱりその一定のルールの中で予約等をやらないと不当に声の強い団体さんが占拠されて、なかなか使いづらいというと。

どうしても人の世の中こういうことが起きてしまう。もちろん理想は互いが信頼しあって解放する、これが絶対に理想なんです。それはわかっているんですが、そこを考えていく上で、ポイントはこれこそ協働だと思うんです。地域としてそこを補完していただけるのであれば、我々もいくらでも今、行政財産なので使用料をいただかないといけないのは当然あるんですけれども、でもこれも考え方だと思うんです。基本的には市が持っている施設について、利用料をいただいて、そのお金で草抜きとかをやるという考え方があります。例えば地域として借り上げて頂いて、その間は自由に使っていただくという事は全然できるわけなので、その辺はまた地域の中でご相談いただいて、こういう利用方法はどうだ、と言っていただければ私もぜひ考えていただきたいなと思います。ありがとうございます。

 

市民

私が自治会のときは、確か定期的に鍵を開けていました。今どういった風になっているかわからないですが、以前は私も開けにいったりしたので。

 

市長

予約した方のためにか、それとも使用されていた方のために開けていたかというのは。

 

市民

忘れてしまったのですが、多分第1土曜日にといったように。

 

市長

定期的に開けていたと言うことでしょうかね。多分それは可能だと思います。ある人たちが使う時は有料、である人たちが使う時は無料というのはなかなか難しいんです。市としては。なので対応としては一律にならざるを得ないんですけれども、周期的に週のこの日については開放して使えるようにするというようなことはできることなので、おそらくその関係でもしかしたらやっていたのかもしれないです。何年位前の話になりますか。

 

市民:

5年くらい前になるかと。

 

市長:

記録上は残っていないと思うんですけども、そういった使い方もありだとは思います。

 

最後に

田原通信というのをやらせていただいておりまして、田原活性化対策本部の中でもすばらしいことをやっている方々がたくさんいるのに互いが互いを知らないということが結構あるんだと。特に、やはりこの田原地域というのは、実は市全体の高齢化率というのは25%なんですけれども、田原地域は21%で全国から見ると非常に若いまちなんです。ということもあったりして、文化的に素晴らしいことをやっている方がたくさんいらっしゃるんですね。そういう人たちが、互いが互いを知り合い良いまちづくりにしていきたいと言う思いから田原通信というのをやらせていただいているので、ぜひお読みいただいたりご意見いただいたりとかして、田原通信をもっとより良いものにして、たとえば先ほど北谷公園の何曜日から解放始めました、というようなものを田原通信に載せられないかといえば当然載せられると思うんです。そういうことをどんどんやっていき、やはり知るということから始まりますので、もっともっと積極的に、今日ご意見いただいたことを、庁内に持ち帰らせていただいて、また意見交換させていただけたらと思います。今後、春か夏ぐらいにやらせていただいて、また秋に年に2回ぐらいやらせていただきたいなと思ってます。今回聞いたものはこうでしたというのを持ち帰らせていただきたいですし、結論が出ていなくてもここまで検討はされてます、とか例えば来年のまた6月か7月にやらせていただいたときには実証実験がこんな結果でしたとか、こんな計画にまとめさせていただきました、というのを一歩一歩先程の課題を1個1個確認といいますか意思疎通をさせていただきながらより良いまちにしていきたいと思っておりますので、ぜひまた地域と市長の対話会ご参加いただけたらなとうれしいなと言うように思います。