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地域と市長の対話会

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江瀬美での意見交換全文(第2回地域と市長の対話会)

前回の要望

市長:

江瀬美地区として前回いただいていた要望で、公園のお話とボール遊びのお話は先程、させていただきました。

歩道に椅子を設置

市長:

そして、歩道の途中に椅子をということですが、法律では狭い歩道に椅子などの設置物を置くことは難しいです。通行の方の妨げになるので、例えば、空き地や公園に置くのは可能です。ですから、公園に置きたいというのであれば、ご相談を受けさせていただけるんですけれども、歩道には原則、難しいということをご理解いただきたいと思います。また、いわゆる空き地に置くことも当然、可能なんですけれども、空地の所有者の方さえ、了承いただければ可能ですので、ここがいいという話があればご相談いただけたらと思います。

グリーンベルトの設置

市長:

4番めの、保育所の前の道は、通学路交通安全プログラムという、通学路を綺麗にしていこうというなかにグリーンベルトを実施すると記載しています。あとは国から補助金がつくかどうかというところです。実は、通学路の交付金は、去年に比べて今年は、3倍弱ぐらいまで増えました。これは、本市が現在、学校再編整備を行っていて、通学路に特別な事情があるということを参酌していただいたところがあり、今年度は去年に比べて市内の通学路の整備は、かなり進みます。そして、来年度も交付金がついた時に、危険な箇所から順次、整備していきますので、交付金がついた段階で順番にやらせていただきたいと思います。

通学路の整備

市長:

5、6、7番めは、似たような文脈にはなるんですけれども、前回も少し言わせていただきましたが、横断歩道は、市ではどうしようもなく、あくまで警察にお願いすることになります。しかし、交差点であるという路面標示を行うことは、市でできます。昨年12月にご相談いただき、できます、やりますというお話ししましたが、今年度必ず実施します。これは、昨日も建設課に確認しましたので、今年度に、中通り通学路の交差点表示をさせていただきます。

ただ、仰っていただいている箇所は、東西がメイン道路になるので、南北をメインにして東西に止まれと表示することは、ルール上、不可能です。あくまで東西がメイン道路になるので、メイン道路に飛び出てくる子どもに対する警告はできても、書いていただいていることも分かります。「子どもに言うよりは大人が気を付けたほうがいいので、南北と東西を入れ替えたらいい」という事だとは思いますが、やはり、ある日、違うまちから車で来られた方からすると、どう考えてもこれは東西がメイン道路だと思われ、従来と違う表示というのは混乱を招きますので、ここは東西をメイン道路とさせていただきながら、路面標示で警告させていただけたらと思います。

くすのき小学校防球ネットの設置

市長:

8、9については、くすのき小学校のネットが低いという問題、これは確かに低く、木が生えている状態と認識しています。

先ず、学校への侵入という観点については、機械警備を導入しており、侵入されればすぐに分かりますので、そこの心配はないと思います。

そして、前回も説明させていただきましたが、ネットが低い学校は他にもあります。優先的に予算がついてネットを上にあげている学校というのは、真向かいにすぐ家があるというところには、優先的に設置しています。一気に全てできれば理想的ですが難しいので、順番としてはまず、民家が側にある学校を優先して、予算をつけさせていただいている状況になるので、少し期間を見ていただきたいと思います。ただし、侵入などは、しっかり防いでいます。

グラウンドゴルフ場の設置

市長:

そして、グラウンドについては、先程、公園の部分でお話させていただいたとおりです。

公園への散水栓の設置

市民:

散水栓について、市役所の担当課は、公園課ですか。

 

市長:

四條畷市に公園課という課はないですね。都市整備部建設課が公園を担当しています。大きい市だと、みどり公園課というような課があったりするのですが、四條畷市の規模では、課を分けると人数が少なくなってしまいますので、1つの課です。

 

市民:

その建設課と、公園に散水栓を付けてほしいという相談を3年ぐらいしています。

 

市長:

散水栓については、資料の19ページに載せさせていただいているのですが、16ページを見ていただくと、四條畷市には84ヶ所の公園があります。1ヶ所にお金を出すということは、原則、残り全ての公園についても申し出があった場合は、お金を出すということになってしまうので、お金を出すということは難しいですけれども、申請をいただければ設置自体はできます。

 

市民:

費用は私たちが出しますと相談してから進んでいません。

 

市長:

費用を出していただけるのであれば、許可というのは進めます。

補助金が必要となると、ルール作りからしなければいけないので、今すぐお答えするのは難しいです。

 

市民:

水道代はみれると思うので。

 

市長:

メーターを付けることが、必要となります。地域として、進めるということであればできますので、この件は、建設課に伝えます。

 

市民:

相談してから3年かかっているので。他の公園はほっておけばよいのでは。

 

市長:

前回、木だけではなく、花もある公園にしていただいていることを12月に聞いた時に良いことだと思いました。ただ、1つの地域に少しでも市がお金を出したとなれば、他の地域で「うちも」となると思います。

 

市民:

84ヶ所全てに1回でお金が出せないのであれば、20年かけてやったら、いけるのでは。言ってこない所は、やらなければいいのでは。言ってきたところからやればいい。

 

市長:

そうする場合でも、やはりルールはもちろん必要です。申請いただく件は伺いましたのでお伝えします。

校庭開放

市民:

ボール遊びの件ですが、校庭開放があったときに、先に少年野球やサッカーの団体が使われていて、遊びたくても遊べない、ボールが飛ぶからそこで遊ばないでねと言われることが多かった。今度、提供してもらう時に、少年野球などの団体と話合いをしないとうまくいかないのではと思います。

 

市長:

そういうご意見いただけると思いまして、全ての小学校、中学校の月曜日から金曜日まで、何時から何時に、どの団体がどのくらい使っているか調べさせていただきました。学校によって割合が違いますので、すると、全体としてみると3分の2ぐらいは埋まっているのですが、残り3分の1は使われていないなかったりしますので、先ずは、その3分の1の使われていないところを使える形にした時に、どれぐらい子どもたちが使うのかを、先ず、調べていくことが最初かなと思っています。

100パーセント埋まっている所ばかりであれば、そもそも解放できないとなりますが、調査の結果、空いている枠も当然ありますので、そこから先ず、試行的に実施させていただきたいと思っているところです。

 

市民:

そういう場合に、やはりお知らせが必要ですよね。こういう事業をしていますよと、こういう時間が空いてますよと、宣伝をしないと。

 

市長:

仰るとおりです。こっそりやって、利用者がいませんでした、ということをやるつもりはないです。

 

市民:

小さいお子さんがいるお母さん方に、遊びに来てくださいとか、こういうことをやっていますという前宣伝が必要だと思います。

 

市長:

仰るとおりです。例えば、小学校で金曜日の4時から開けましょうとなった場合、小学校だと保護者の方にプリント配布ができますので、それが一番、伝達力が高いんです。広報誌よりも保護者に直接届くので、そのような方法で周知させていただいて、利用していただく数を見ることをさせていただくのが、一番かなと思っています。

防災行政無線

市民:

緊急の放送がありますね。

 

市長:

防災行政無線ですね。

 

市民:

台風とか風が強い場合、放送が聞こえないんです。なんとかしていただけませんか。

 

市長:

資料27ページをめくっていただけたらと思いますが、これも、たくさんの地域から要望をいただいています。防災行政無線は市内各所に設置させていただいていて、1日に4回ぐらい放送しています。お昼の市歌や3時の放送、夕方などに、いろいろ放送しているなかで、台風の時は、一番大きい音で放送しているのですが、やはり風があったりして、近い方しか聞こえないというのがあります。

普段のときは音量を小、中で放送しているのですが、大で流してしまうと、逆に、とてつもなく大きい音が鳴ってしまって、うるさいから止めてほしいという問い合わせがあります。

当然、放送が届かないほうが問題なので、資料にも書かせていただいていますが、無料で、何を言ったか電話で確認できるので、0120-474-575にかけていただくと、どんな放送があったのかご確認いただけるので、先ずこれを使っていただきたい。

本当に危険な時は、消防団の皆さんが、車に積んでいるスピーカーで、避難対象エリアの皆さんに、避難指示が出ていますと伝えていく、いわゆる防災行政無線に頼らず伝える手段、何を言っているかが分かる仕組みがありまますので、そのあたりをまず、利用していただきたいというのが1点です。

ただ、いま何か起きた場合はそう対応していただきたいのですが、実際に聞こえないというお声があまりに多いので、これは本市として、対応を考えなければいけないと思っています。

ただし、防災行政無線の数を増やすだけだと、今度は、音が大きいという苦情が増えてしまうので、どういう形で伝達できるかというルールを決めないと、純粋に増やせばいいのかというと違うので、そういう意味で、資料に着手予定と書かせていただいています。

一旦、ルールといいますか、実は、四條畷市では防災行政無線ですが、兵庫県の山奥の自治体などに行くと、全ての家にスピーカーが付いています。家と家の間が遠すぎて、無線があっても意味がないので。

では、なぜ、四條畷市でできないかというと、過疎の自治体と、そうでない自治体では、国から入ってくるお金が違うんです。過疎だと、それをするためのお金が入ってくるので、そういうのがない四條畷市でどうやったら伝達できるかを、今年度から研究を始めたので、それをもうしばらく待っていただきたい。すぐさま答えが出なかったので、待っていただきたい。そういう意味で、着手予定です。

ただ、電話や消防団の放送で聞こえないことはないと思うので、知っておいていただきたいと思います。

 

市民:

この電話番号にかけると、何時でも、夜中でも聞けるんですか。

 

市長

防災行政無線が流れたのであれば、放送された内容を聞くことができます。

 

市民:

何を言ってるか聞こえませんっていうのもあると思うんですが、鳴ってることすら分からない。

 

市長:

そもそも放送していることすら分からないと。

 

市民:

最初に鳴るチャイムすら聞こえない。

 

市長:

四條畷市域全体の地図に防災行政無線が置いてある場所の記載があって、円に広がっていくものを見たのですが、基本的に円が被ってしまうと、双方向から聞こえて、余計聞こえなくなるので、被る部分をなくしてしまうと、どうなるかというと、円と円の間の地域が絶対に出てきてしまいます。

では、どうするのかという話になると思いますが、申し上げた通り、避難を開始しなければいけない時は、必ず別の手段、消防団が必ず訪れるので、何か異常だというのは分かると思います。

あと、携帯電話を持たれていると、緊急アラームが必ず鳴りますので、それが鳴ったら市の防災行政無線を確認いただけたらと思います。

あるいは、市が出している避難情報は、全て大阪府や国にも報告していますので、避難となると、必ずテレビのテロップに、ほとんど時差なく、四條畷市は、こういうことを発令したということが出るようになっています。これは、ほとんど時差なく報道提供しなければならないとなっていますので、それが出たら防災行政無線を確認していただくとか、複数の手段で、必ず伝達しなければいけないというなっていますので利用していただけたらと思います。

中学校へのバス通学

市民:

江瀬美の中学校は、四條畷西中学校で、だけど、美田の子どもは、四條畷中学校まで行かなければいけないので、バスに乗っていく子どもたちは、バスに遅れて乗れなかったら電車で行かなければいけないと聞きました。四條畷中学校は山の方なので、コミュニティバスを利用できればいいんじゃないかと思うんですが。

 

市長:

今の質問には、2つ答えさせていただかなければならない点があります。

もともと、小中学校の再編というのは、平成24年度ぐらいから始まっていて、最初は四條畷東小学校と四條畷南小学校の統合があって、それは立ち消えになりました。そして、前回、四條畷東小学校、四條畷南小学校、四條畷南中学校、四條畷小学校を廃校にして、四條畷南中学校の敷地に、新しい小学校を建てるという計画があって、それもやはり、中心地域に学校を残す考えから四條畷小学校を残すという話があって、いま四條畷南中学校の地下に断層が走っているなか、調査することになり、いま四條畷南中学校の生徒は四條畷西中学校か四條畷中学校に行っていただている状況になります。

ただ、小学校の再編というのは、もともと新しい小学校ができる前提で、未来を見据えた校区再編を行っていたので、江瀬美は、くすのき小学校から四條畷西中学校にという形になっていますが、美田に関しては四條畷南小学校に通っていた子どもは、四條畷南中学校だったのが、四條畷中学校へということになっていて、遠い状況になっています。ただ、この校区はあくまでも暫定です。

というのも、今年度、ようやく活断層の調査と、学校それぞれの建物の老朽化具合が分かりましたので、来月以降から地域の皆さん、各小学校であったり、中学校の皆さんと意見交換をさせていただきながら、小学校、中学校の再編を、改めてもう一度、こういう案でいくというものを固めさせていただこうと思っています。

これまで、どちらかというと、行政は1案を持って「こうします」という説明の仕方をしてきたと思いますが、今回からは、複数案を出させていただいて、それぞれのメリット、デメリットを皆さんに説明して、それぞれに対して思うご意見をいただきながら、数を絞っていくというやり方で、今年度末に粗々の方向性を決めて、平成31年度中に必ず再編が決まるので、このままずっと美田地域のお子さんたちが、四條畷中学校だということは決まっていないので、今は暫定期間ということをご理解いただきたいと思います。

2つめの、コミュニティバスを学校まで回した方がいいんじゃないかという発想があると思いますが、何が難しいかと言いますと、京阪バスと近鉄バスが民間事業者として、市内を走っています。

コミュニティバスと民間事業者のルートを被せると何が起きるかというと、乗客数が減るので、民間事業者が撤退されます。バスが無くなってしまう事態になるので、コミュニティバスは可能な限り、民間事業者が走っていないルートを走らないといけません。コミュニティバスを走らせてもいいのですが、これまでは、民間事業者が税金を使わなくてもバスを通してくれていた地域が、今度は、コミュニティバスで賄っていかなければいけない話にもなるので、四條畷中学校まで乗っているお子さんには、近鉄バスを利用していただいています。

それに、コミュニティバスを導入すると、近鉄バスが撤退し、まち全体の利便性が下がってしまうので、難しいという答えになります。なるべく民間事業者のバスに乗っていただけないかとなります。

同じルートを走らせるのは難しいというお話と、校区については、もうしばらくお待ちいただいて、今年度末には、たくさん意見交換をさせていただいたうえで、小学校、中学校の最後の粗い方向性が出ると思うので、今のところは、ご理解いただけたらと思います。

四條畷南中学校の今後

市民:

四條畷南中学校はどうされますか。小中一貫校になりますか。

 

市長:

今、ボーリング調査をしていて、確定の調査書、報告書はできていないのですが、8月末までにはできますが、今の段階の速報だと、活断層があるのは間違いないかと。報告書ができあがっていないですが、ありそうだという事が分かっています。最後は、位置がどこなのかというのが。この位置が分かった場合に、他の国や市町村でも活断層はあるので、例えば、他市だと、50メートル離せば、学校を建てられるとか、他の国でも何メートル離すというルールが、独自にあったりするのですが、国として、画一的に、活断層からどれだけ離せば安全というのは出していない。最後は自治体の判断です。

これが、そのエリアに住んでいる親御さんであったり、地域の皆さんとお話ししていると、20mさえ離れていれば構わないという方がたくさんいらっしゃったら、活断層が真ん中にあっても建てられますが、他市のルールぐらい離しておかないといけないとなったとき、活断層が真ん中にあれば、なかなか物理的に難しいと言わざるを得ない。場所が、しっかり判明して、こういう案がありますが、どうでしょうか、というお話をさせていただきたい。活断層の調査結果は8月末に分かりますので、それをもって地域の皆さんとお話しさせていただきたいと思っています。

 

市民:

江瀬美は直接関係ありませんが、くすのき小学校から四條畷西中学校に。新しい家が建つと、間髪入れずに入ってこられる。

四條畷西中学校の大規模改修

市長:

四條畷西中学校では、大規模改修をやっていて、いまプールが新しくなっています。私も見に行かせていただいたのですが、屋根付きで、床が古いと足が痛いところがあると思いますが、それがバリアフリーになっていて、子どもたちに、たくさん泳いでもらわないといけないなと思うぐらい綺麗になっています。まだ途中ですが、いま体育館も改修をしているところです。

 

市民:

四條畷西中学校のプールの工事が終わったという話がありましたが、中学生しか使えないのですか。

 

市長:

かつて、プールを開放したことがあったのですが、校庭開放とも被りますが、なかなかマナーを守っていただけない利用があるので、四條畷西中学校のプールに関しては、今のところ中学生に使っていただきたいと考えています。

ただし、今は、全ての小学校、中学校がプールを持っている状態ですが、先日、国際友好都市のドイツに視察に行ったとき、ドイツでは、全ての学校がプールを持っていなくて、地域の真ん中に温水プールが1つあり、春夏秋冬、違う学校の子どもたちが使っていました。プールは、普通、夏だけ使って、春秋冬は、ただの場所になりますが、ドイツでは、同じ場所を年間通じて使えば、各学校が持たなくてもいいという発想でされていて、これは大いに学ぶべき点と思っています。まだ、どうなるかは分かりませんが、今後、公共施設、小学校について考えていくなかで、そういう視点も考えていきたいと思います。

都市計画

市民:

50年前の四條畷、まだその頃は町ですかね、都市計画が全然なってなかった。道路が狭く、くにゃくにゃ曲がっていてどうしようもない。

 

市長:

明治23、24年だったと思いますが、JR、国鉄ですらなくて、浪速鉄道の時代に、当然、枚方、寝屋川の方が人口は多かったのですが、四條畷に駅ができた。それは四條畷神社があったからです。人口が少なかったのですが、四條畷神社に人を運ぶためにです。当時、旧制中学、いわゆる今の高校を置くのも、当然、人口でいくと枚方のはずですが、四條畷神社があったので、四條畷高校ができました。そして、当時は、裁判所や警察署も、国の機関も四條畷にありました。それは四條畷神社からの伝統だったのです。

素晴らしいことですが、ということは、他の地域よりも先に開発しなければならなかった。開発が遅れた地域は、あとから計画的にできますよね。しかし、その当時、どんどん人が来るものですから、とにかく建てなければいけない、学校を作らなければいけないと追われてしまったので、当時の町長のことを思うと、なんとか間に合わせなければならないという思いでやられていたと思うので、状況的には、一定、仕方がなかったのかなと思います。

 

市民:

その当時のことを考えたら、そうですね。

 

市長:

来る人がたくさんいて、子どももたくさんいるのに、都市計画を作るから学校が無い、とはできませんので、まず建てないとということがあったのではないかなと思います。そうであっても綺麗にとは、考えていたと思いますが、当時の状況を考えれば、なかなか難しかったんではないかと思います。

 

市民:

どこも土地が無いですから。公園を作る土地も無い訳ですから。

 

市長:

市有地があれば、何かを作る時に、土地を買わなくてもいいので、建物だけでできますが、例えば、すてっぷ★なわて、児童発達支援センターは、建物で3、4億円ぐらいお金がかかります。箱ものを作るときは、そのぐらいの額がかかります。

ただ、用地を取得するとなると、同じぐらいの費用が土地にかかります。箱ものを作るときは、ある程度、国からのお金であるとか、借金もできるので、一括でお金を払うのではなく、返済の形で分割して払っていくのですが、土地は一括で買うしかないんです。借金ができないんです。

地方と国の最大の違いは、国は赤字国債を発行できて、いつでも借金できるのですが、市は自分で借金ができないのです。何か事業をするときに、この何パーセントまでは、借金していいと国に決められているので、むやみやたらに借金して何かすることは、できないようになっています。学校を建てるからこのうち半分は借金してもいいというのがありますが、土地を買うのに借金することができない仕組みになっています。

 

市民:

その仕組みがおかしい。

 

市長:

ただ、これは一理あって、もし、これで自分はどうなってもいいという方が、でたらめに赤字の借金ができたら市が崩壊してしまうので、それができないように国としては、監視しているんです。

補助金

市民:

北出町が持っている蒲団太鼓に前から関心をもっていて、今年は北出町から声をかけていただき、お借りすることになった。でも、太鼓や飾り付けなどのいろいろな物を案外作らなければならない。まだ、試算はしていないが、そこそこのお金がかかると思います。

だから、助成金、地域のまちおこしという形で、助成金はないものでしょうか。

 

市長:

いま、仰っていただいたことは、私が着任してから取り組みを始めたもののなかで、一番大きいのではないかと私自身が思っている、補助金の在り方、見直しということをやらせていただいています。

これは何かというと、四條畷市には、補助金と名前の付くものが、88個あります。皆さんも、もしかしたらご存知かもしれませんが、補助金の性質は、1度作ると、あまり消滅することがなくて、昨年もついたので、今年もつくと、それが継ぎ足されると、膨張し続けるという性質があります。

それは、10年、20年前には、確かに必要だったかもしれないけれども、では、10年、20年後に本当に必要かというと、これは、なかなか難しいと思います。

このため、昨年度から区別をせずに88個を一度フラットに見直すことをやっています。これは、歴史的使命が終わったものもあるかもしれないし、いま仰っていただいたように、88個が固定化していると、新しく何かができなくなってしまいます。血液ではないですが、循環、例えば、3年ついたら他のところにという仕組みがないと、新しいことに挑戦できないと思います。

なので、平成30年度の市政運営方針で、こうしたことも見据えて、88個を全て見直しさせていただいたうえで、公募型の補助金と言いますか、うちの地域では、こういうことを頑張るという点を、しっかりと横並びで見させていただいて、頑張られるところには補助金がつくと。これまで、ずっと補助金がついていたからつくのではなくて、申請した内容が良いからつくという、しっかりとしたルール作り、制度作りをやっているところで、今年度、ルールを策定して、実施してきたいと考えていますので、是非そこに申請いただければ。

ただ、88の補助金を見直すということは、非常に大変なことで、ご理解いただけると思いますが、貰っていた団体や組織からすると、何たることだということになります。

なので、私は昨年から発信していますが、いざ補助金が無くなるとなったときに、熾烈な反対が想定されます。ただ、私は、補助金を無くしていくのを目的にしているのではなく、新しい方々に補助金がついていかないことが、おかしいといいますか、制度上、問題があるのではないかという思いでさせていただいているので、もし、ご自身が所属されている団体が、来年度から無条件につくことがなくなるとなっても、そこは、ご理解いただきたいと思います。

 

市民:

公平にやられるのであれば、いいと思います。

 

市長:

申請いただければ、当然、ルールに則って判断するということになります。そう言っていただけると嬉しいです。

終わりに

今回は、6月に来させていただきました。また秋ごろに来させていただこうと思います。

また、その時は、今回、ご説明させていただいたもののなかで、まだ聞けていない、これは言っておかないといけないというものを言っていただいて、それに答えていくと。

この時に、例えば、平成31年度にやると答えていたものが、こうなりましたとか、そういうことを、ずっと繰り返していくことで、互いにまちの情報をお伝えしながら、協働でまちづくりをしていくことが、より良いまちに繋がっていく信じていますので、引き続き、こういう場を設けさせていただけたらと思いますので、今後とも、ご参加いただけたらと思います。

本日は、ありがとうございました。