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たばコラム(2)禁煙外来で処方される薬のはなし

禁煙外来と聞くと、意思が弱くて禁煙が続けられない人が利用するイメージがありませんか? 実は、ニコチンの依存性は「コカイン」「ヘロイン」といった麻薬並みに強力で、また、「目覚めの一服」、「仕事後の一服」のように喫煙は生活に密着して「習慣化」しているために、さらにやめにくいという側面があるのです。そこで今回は、禁煙外来で処方されるお薬がどんな働きをして禁煙を助けてくれるのかを解説します。

 禁煙外来で処方される薬は2タイプ

 (1)飲み薬(バレニクレン、商品名「チャンピックスⓇ」)

薬自体にはニコチンを含みません。

・たばこを吸っても「美味しい」「スッキリした」などと感じにくくします。

・禁煙に伴うイライラやたばこを吸いたくなる欲求を軽減する作用もあります。

・飲み始めてすぐには効果が現れないため、通常は禁煙の1週間前から飲み始め、それまでは通常通りの喫煙を続け、標準的には12週間飲み続けます。

・禁煙成功率は、薬なしと比較して2.24倍高くなると報告されています。

 (2)貼り薬(ニコチンパッチ、商品名「ニコチネルⓇTTSⓇ」)

・パッチの糊面側にニコチンが含まれていて、貼り付けて肌からニコチンを吸収させます。

・禁煙外来の処方薬は、市販されているものより薬の用量が大きくなっています。

・最初の4週間は一番多量のニコチンが含まれているもの、次の4週間は中等量、最後の2週間は小容量と減らしていき、禁煙に伴うニコチンの離脱症状を起こりにくくさせます。

・禁煙開始とともにパッチの使用を開始します。

・薬なしと比較して1.6倍禁煙しやすいといわれています。

 禁煙外来を利用すると、禁煙に伴う不快症状を和らげることができ、また、禁煙補助薬による不快症状にも対処できます。健康保険が適応された場合は、通常12週、5回の受診でおよそ1万5千円から2万円弱(3割負担の場合)費用がかかりますが、喫煙者が毎日1箱のたばこを吸う場合、12週間のたばこ代が約4万円弱なので、たばこ代の半額以下で、身体的、精神的負担が少なく禁煙が行えます。

禁煙治療には健康保険が利用できます

 たばこに含まれるニコチンには、強い依存性があります。また、喫煙は、日常生活のリズムに組み込まれて習慣化するため、禁煙するとイライラ、落ち着きのなさ、強い喫煙欲求などの精神症状が出現します。

 これらの症状を抑えるため、喫煙本数や喫煙年数、これまでの喫煙行動などが条件に当てはまれば、健康保険を利用した禁煙治療が受けられます。

 禁煙治療を受けるには、以下の条件に当てはまる必要があります。

  1. 直ちに(おおむね1か月以内が目安)禁煙しようと考えている。
  2. (35歳以上の人のみ)喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上である
  3. 下記のチェックリスト(ニコチン依存症スクリーニングテスト)で「はい(1点)」が5個以上あてはまる

    ニコチン依存症スクリーニングテスト [PDFファイル/83KB]

  4. 禁煙治療を受けることを文書で同意する

    ※以前に健康保険での禁煙治療を受けたことがある場合は、前回の初診日から1年以上経過していること

 

 さらに、受診する医療機関についても、禁煙外来の実施医療機関として届出を行い、認可されていることが必要です。

   禁煙治療サポート実施医療機関(大阪府ホームページ)<外部リンク> 

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