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地域と市長の対話会

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畑中での意見交換全文(第1回地域と市長の対話会)

開催前にいただいた要望

  • 用水路の暗渠化による道路の拡幅
  • 南中学校休校後のプールを街興しに利用する(魚の養殖)
  • 南中休校閉校後の教室を子どもの学習の場として利活用する

※太字は、意見交換で議題となったもの

開催前の要望以外で議題となったテーマ

  • 道路整備
  • 四條畷南中学校
  • 住宅政策
  • 室池
  • 四条畷駅前の整備について
  • 学校
  • 道路
  • 学校について
  • 要望への回答について

意見交換全文

道路整備

市長:

先に、いただいている要望の回答からさせてもらえればと思います。

まず、1番目なんですけれども、用水路の整備。暗渠化ですね。これ実際に道路を拡げていくという意味での暗渠化だと思うんですけれども、用水路を埋めていくという。四條畷市は、道路が狭いというのは、生まれ育った人間なら誰でも知っています。では、実際、市の計画というのはどうなっているんだろうと思ったんですね。話し合いをしてみたところ、市の道路の計画は大きく分けて2つあります。

1つは、道路の維持管理計画というのがあります。これは名前のとおり、維持管理なので、拡げることは対象じゃなくて、劣化したところを補修していくとか。それを通行量などの優先順位で点数をつけて、順次、危険なところ、やるべきところからやって行きましょうという計画です。

もう1つが、交通安全プログラムというんですが、やはり、通学路に関わるところは優先順位が、他の所よりも上がるだろうということで、市の職員とPTAの方で一緒に通学路を歩いて、ここは直さないといけない、ここは歩車分離にしないといけない、グリーンベルトを塗らないといけないというものに関しては、優先順位を高く付けて、まず通学路の安全を確保していく。この2つの計画が在ります。

すなわち、道を拡げるという趣旨の計画は存在しないです。拡幅しているのは、唯一、雁屋畑線です。あれが、市の唯一の都市計画道路で、市として整備しています。ただ、あれ以外に拡幅と呼ばれるものはないです。でも、これだけ地域の方から、道路の拡幅や暗渠化について、お声があるなかで、さっきのお話でもお金がない訳ではなくて、要は、財政の配分の問題なんです。何を重視していくかという。

であるならば、私としては、道路を拡げていくための計画すらないというのは、これはどうかと思っていて、実際に今、都市計画課が計画策定に着手し始めたところです。

ただ、ご案内のとおり、道を拡げるときの1番のハードルは、用地買収なんです。土地は、すごく高いです。僕は、土地を持っていないので詳しくなかったのですが、この壁からこれぐらいの幅の土地を買収しようと思ったら、恐らく1千万円ぐらいかかります。そのあとに設計費用と施工費用がかかりますので、この距離をこれだけ拡げるだけでも、1千万円、2千万円と平気でかかってきます。それじゃあ、これを市内全域でやったら、もうそれだけでお金が無くなってしまいますので、全部一気に出来るかというと、それは出来ないと思います。

なので、考えた結果、各地域で、この場所こそ真に暗渠化して拡げるべきだとか、まずは、ここから拡幅すべきだというのがあると思います。でも拡幅できる時は、水路を暗渠化するか、開発のときにセットバックしてもらうぐらいしかありませんので、地域のなかでも、例えば、ここは開発があれば、市が積極的に買い取るようにするとか。今は、お願いベースなので、嫌ですと言われたらそのままなので。

そうではなくて、市としても例えば、拡げるための基金を作るのか、あるいは暗渠化していくのであっても、全部暗渠化になると、とんでもない費用になってしまいますので、ここからやっていく。地域のなかで、ここからだとか、これが終わったらここだっていうことを一定、合意を得てもらう必要があるのかなと。地域の人からすれば、なぜ市は、そこからやったのかとなっても、市としても、せっかくのとなってしまうので、そこは一定、合意を得てもらったものを市としての予算の割り当てのなかで順にやっていく。あるいは、開発がおきたところからやっていくという計画を今、どういう制度設計が良いのかということを始めたところです。

四條畷南中学校

市長:

(要望書の)学校のところですけれども、南中学校の件についてです。正確にお話しさせていただければと思っているんですが、これは、私が1月20日に着任させていただいて、2か月ぐらいで、このように地域の方や育成会の方、PTAの方、校長を含めて、30回ぐらい意見交換をさせていただいてきました。あるいは、中学生の生徒と直接、保護者の方と直接、いろいろお話させていただいたりするなかで、一定の方針を出していく必要がありました。

そのうえで、学校がいくつとか、クラスの数がいくつということは、これは全く市長に権限がないんです。市長と教育委員会は全くの別組織で、命令などをできる立場にはなく、教育は教育、それ以外は、それ以外となっています。これは、戦前に政治と教育が結びついたことの弊害を取り除くために、市長部局と教育委員会というのは分離されています。なので、そういうことに対しては、口出しが出来ません。少人数教育がどうだというのは、市長の決められることではありません。

しかし、まちづくりや予算が関わることには、当然、私は口出しが出来ます。お金が1円でもかかれば、市長としての権限がありますので、その意味において、特に西部地域のまち全体を見たときに国道163号を挟んで、南側に1つも中学校がないということ自体は、本市全体のまちづくりを考えたときに、その結論を出すことはできないと言わせていただいて、それを踏まえて教育委員会も、もう一回考えました。

ただ、今、四條畷中学校と四條畷西中学校で整備工事をやらせていただいているんですけど、学校の整備は、大体10億円、20億円かかります。当然、安全なものにしていかないといけないとか、建物も大きいので。南中学校も残すとなれば、だんだん時間が経ってきていますので、当然そのうちに10億円、20億円と改修をしなければなりません。天井が落ちてきて、怪我をしたなどがあれば大変なことですから。これは、改修しなければならないです。

ただ、前の計画だと南中学校を潰して、活断層を避けて、小学校のほうが小さいので、その部分に小学校を建てるという計画でした。これだったら大丈夫です。ただし、中学校をそのまま残すとなれば、真下に今、(活断層が)通っているかもしれないものに対して、ここに市民の皆さんの税金を10億円、20億円投入して綺麗にするということは、これは、決断としては非常に難しい。確かに子どもたちのこともありますが、市民全体のことを考えたときに。ただ、活断層の位置というのは、国土交通省に示されているだけなので、これはずれるかもしれません。ずれたら、これはこれで大丈夫ですし、でも真下にあった時には、危険です。

これは、僕が子どもと意見交換してるときに思ったんですけど、例えば、ボーリング調査をやりました、真下に活断層があると判りましたとなった時に、そのまま授業を続けたくないというお子さんの声もありました。全然構わないよという子どももいました。ただ、小中学校の先生は、大阪府の職員であって、市の職員ではないのです。なので、年度途中に(異動など)どうこうできないんです。大阪府が一括管理していますので。なので、切り替えるとしたら年度毎しかないんです。年度の途中で、(活断層が)発覚した場合に、じゃあこっちに異動ということができないのです。であるならば、年度初めから新しい体制にしなければ、調査後に動かすとかできないんです。

ですから、この4月に1回休校にさせていただく間に、しっかりと調査をして、建物の劣化具合も調査して、このような形で意見交換をさせていただいた後に、活断層があっても、避けて建てても中学校のほうがいいというご意見があるかもしれない。それだったら、僕はそうすべきだと思いますし、いやさすがに厳しいだろうとなれば、別のあり方もあるかもしれないです。こういうものは、データもないままに意見交換しても絵に描いた餅になってしまうので、よくないと思うんです。その調査をさせていただく時間をもらって、今やらせていただいている。その上で、このデータが出るのが平成30年度の上半期です。

今、同時に市内にある公共施設すべての劣化具合の調査というのもやってます。前に、教育委員会が進めてくれていた学校の再編というのは、どちらかというと、こうなればいいよねというので、教育的に考えていただいたと思いますが、これから先の財政も見据えたときに、建物は、長寿命化というんですけれどもリフォームするほうが安いのもあれば、いっそ潰して建て替えたほうが安いものもあります。あまりに状態が悪いと。でも、今、市は、それを知る手立てがなく、大体これ建て替えたほうがいいなど、そんな大体の感覚で、税金を5億円、10億円、15億円とあげていけないので、今、すべて柱などのコンクリートをくり抜いて、叩いたり、目視しながら、それがどれくらい劣化しているか、今、市内全域の公共施設をチェックしています。

チェックするとどうなるかというと、ここは、もう建て替えだとか、ここは、もう改修だとか判ります。データとして。そのデータと活断層の位置のデータと全部出揃うのが、平成30年度の上半期になります。この上で、私は意見交換をすべきだと思うんです。このデータもなしに、どうすれば良い、ああすれば良いと言っても、それは結局、建て替えなかったほうが良かったのではないかというようになってしまったら、元も子もない。やはり、建物は本当にお金がかかるので、1円でも無駄にしたくないという思いでやらせてもらっています。

ただ、この意見交換というのは、1回、2回やったところで解決するとは思っていなくて、やはり、市の案みたいなものを持って行って意見交換しても、まとまらないと思っています。複数案があって、それで何がいいのか、ここのメリットは何かという形で、一歩、一歩前に進ませていただきたい。そう考えると、意見交換は、どうしても1年ぐらいかかります。それを1か月、2か月でやってしまうと、合意形成というのは、とれないと思っています。1年ぐらいかけて、しっかり意見交換を僕はやりたい。であるならば、平成30年度の前半にデータが出揃い、1年かけてやれば、計画としては、平成31年度中には出来上がるというのが、最短コースかなと思っています。そうなった時には、これは、もういっそ建て替えましょう、これは長寿命化しましょうと。すべてを同時に出来ないので、そのうちでも、より危ないもの、より緊急性が高いものから順にやって行くという、これは公共施設の個別管理計画と言いますが、これを作るのが平成31年度中で、その時点で、全ての公共施設の在り方が決定していくというのが、今のスケジュール感です。

それから、休校中については、調査中に立ち入るのは難しいと思いますが、一定、調査が終わった後、しばらくの間、開放するのかどうかということは、地域の皆さんと、どういう使い道が良いのかということを。確かに使えるものであったら、僕は使うべきだと思っているので、どのような使い方があるかというのは、特に南中学校区に該当する地域の方々と活用についての意見交換というのは、やらせていただければ。今、使えるのかどうかも分からない状態で、(意見交換を)やってしまうと意味がないので、また、その時にやらせていただきたいというのが、現時点の考えです。

いただいたいた要望に関しては、このような考えです。

住宅政策

市民:

南野一丁目に市営住宅があり、半分空き地です。あそこに、例えば、市営のマンションか何か建てて、市民を増やすような、そのようなことは考えられていますか?

市長:

市の住宅政策を決める時に、市というのは、市を経営する人間も変わっていきますので、その時々の判断で二転三転してはいけないという考えがあるので、最初に計画を策定して、物事を進めていくということが、行政的には大前提なんです。まどろっこしいなあ、時間がかかるなあと思うかもしれないんですけれども、例えば万が一、次の方が、そうじゃないと思って、やっぱり止めというようになってしまったら、これは大混乱になってしまいますので、計画を作ったら計画に従って進めるいうことが基本です。

そういう意味では、住宅政策に関しては、住宅マスタープランというものを市は持っています。住宅マスタープランがあるなかで、どのような扱いをしていくのか、住宅マスタープランにはないけれども、例外としてどうやっていくのかという2つの考え方があり、住宅マスタープランというのは、実は、来年度に改定になります。

それで今、住宅マスタープランの前準備として、空き家対策の計画というものを区長にも入っていただいて進めているんですけれども、今、空き家対策の計画作りながら、来年度から住宅の計画作りが始まります。そのなかで、当然、市営住宅については、対象の範囲になってきますが、市営住宅の起こりは、災害に遭われた方に入っていただくという趣旨で作っているので、あの場所に何か変更を加えるときは、別立ての計画が必要になり、例えば、仰っていただいたように、住宅をマンションに替える場合でも、今、住んでいる人を一時的に住んでもらう場所をどう整備するかという計画とセットにしないと前に進まないので、空地の部分について、どう活用するかということも、市の住宅政策では、どうなっていますかというところから始まってくるので、それに関しては、来年の住宅マスタープランに入れさせていただきたいと思っているところです。

室池

市民:

今すぐの問題じゃないかもしれないけど、室池から外来種の亀がでてきている。川で子どもが、つついているところを見て、昔のミドリガメのようだった。恐らく、室池では、相当増えていると思う。将来、噛むらしいので、一応覚えておいてもらいたい。

市長:

担当としては、生活環境課というところがありますので、聞いてみます。ありがとうございます。それは知らなかったです。

四条畷駅前の整備について

市民:

これは、四條畷市だけの問題ではないけれど、大東市とも関連していると思うけど、JRの四条畷駅前の整備計画はどうなっているのか?

市長:

平成25年、26年あたりに、大東市としても四条畷駅前というのは、バスや自転車、人がすれ違って危ないというのがあり、東側で、実は、大東市側から四條畷市に打診があって、一緒に綺麗にしていきませんかと。あそこは、市のエリアとしては大東市で、一義的には大東市なんですが、利用者は、7対3ぐらいの割合で四條畷市が多いので、当然、四條畷市と一緒にやりましょうというお話がありました。僕は過去について、何も言う権利はないんですけど、その当時の市の判断としては、大東市でやってという結論だったんです。やはり、一緒にやるということは、人もお金も出すという。財政を重んじたという意味で、その時は、四條畷市は協力しないという決断をとったみたいです。

けれども、僕が着任させていただいて、実は、大東市が計画を持っていまして、計画に従って、住道、野崎、四条畷の三駅の駅前を綺麗にして行く。特に野崎と四条畷に、大東市は100億円ぐらいかけて、やって行くっていうことを、今、やっているんですけど、完全にこの計画が、大東市民にとっては良くても四條畷市民には、さほど良くない計画になっているんです。でも、これは当然だと思うんですよ。普通そうしますよね。なんで四條畷市民のために大東市の税金で道を整備するのかという話なので、それは正しいと思うんですけど、市が、今、抱えている根本的な問題があんまり解決されていないので、これはよくないと思いました。駅前整備は、一回やると50年、100年は動きませんので、動かせる時に動かさないと、やはり財政が厳しいといえども、必要なものは必要なので、私から大東市に申し入れをさせていただいて、申し訳ないですが、あの当時は断ってしまったかもしれないけども、今一度、一緒にやっていく道を、探らせていただけませんかと。

実は、大東市も、野崎駅側は、うまくいっていますが、四条畷駅側は、あまり進んでいないようで、実は、もう計画も何年も経って、そろそろ作るために進んで行かないといないところを、今、明らかに何も進んでないんです。なので、大東市としても苦しい。だから四條畷市と一緒にやっていけるなら嬉しいと、大東市長と私の間で、そういう合意があったので、今、そのやり直しに向けて、考えさせてもらっています。

やはり、どう考えても学園から出てきて、バスがファミリーマートの前をまわって、あのあたりが危険すぎるんです。前の大東市の計画だと、その部分は何も変わらず、ロータリーを作るんですけど、バスが回転できないロータリーなんです。要は、大東の北条の方が車で来て、そこのあたりで帰っていけるという仕組みでした。バスが回転できなければ意味がないという話なので、どのような形で安全性を確保していくのか、当然、良いものを作るほど、お金がかかります。なので、そこの加減を大東市側と、四條畷市の政策企画部と大東市の政策推進部と都市計画課などが、ずっと協議を重ねて、両市にとって良い対策をどうしようかということを、今、進めている最中にあります。

市民:

特にね、四條畷高校があり、四條畷学園があり、今、実態を見ていたら、本当に何時事故が起こってもおかしくない。利用客を見ても国道163号から南側の人がすべて四条畷駅を利用していると思う。だから忍ケ丘駅は四條畷市だというのではなくて、やっぱり四条畷駅も同じように考えていかないといけないのと違うかなと思う。

市長:

私は、そういう思いでいます。結構よく聞くのが、保護者の方などで送り迎えをするのに、四条畷駅に行きたくないということで、忍ケ丘駅にお迎えに行くという方が、163号から南の方でおられます。忍ケ丘駅の方が安全なので。やっぱり旧170号を通って、四條畷学園のところから四条畷駅に迎えに行くというのは、なかなかハードル高いというのがあって。

市民:

特に四條畷学園の低学年の子どもはみんなマイカーで送迎している人が多いです。

市長:

確かに、仰るとおりです。大きな話にはなりますが、大東市としっかり協議をさせていただきます。

学校

市民:

市長が当選されて、学校再編が一旦、白紙になったという認識なんですけど、先ほどお話しされて、今、計画中だというお話だったんですけど、その計画次第では、また、そういう再編の話が出てくるのですか?

市長:

誤解を恐れずに言いますと、先程、住宅の話をさせていただきましたが、1回、正式な形でできた計画を、白紙にするっていうことは、これ市長であっても出来ないんです。それが出来てしまったら、何でもありになってしまうので。経過として作られた計画は、止めることは難しいので、今の計画が消滅したのかというと実はあるんです。

教育委員会としては、特に、小学校などが学年に1クラスという状況は、どちらかというと教育上の観点から、やはり複数クラスであるべきだという、この思い自体は変えていないです。そこに私は、実は口出しができないのです。それは、教育委員会として決めることなので。その教育委員会の、複数クラスであるべきだとか、その上において、小中学校の建物が、やはり場所によっては西中学校など、天井が一部崩れ落ちてきてて、やはり、そういうなかで勉強させるのはどうかとか。そういう思いが強いので、一定、再編をしていくなかで、校舎を綺麗にしたり、複数クラスにしていきたいというのは、教育委員会としては思っています。そして、僕もそれを否定することではないです。ただ、理念は大事だけれども、実際の財政上の問題も大事だし、それぞれの建物がどれぐらいの老朽化具合なのかということも見ずにやるのは違うという話で、今は、まずその調査をやっているんですけれども、学校の再編自体がなくなったわけではないです。

ただ、その在り方がどうかっていうのは、すべて議論の対象で、よく地域でいただくお声として多いのは、例えば、南中学校のエリア、断層があるので、どうなるかは分からないですけど、南小学校付近のくすのき園があったところの土地を、今、私はあえて売らず、止めてるんですけども、あそこは、市が唯一広く持っている土地と、あと、南中学校のところに小中一貫の学校を整備するのは、どうかというのは地域の方、中学校も小学校も残し、小学校の複数クラスを実現してはどうかという声は、たくさん届いています。でも、それは、私がこうだと決めるのではなくて、教育委員会と話をしながら、地域に出て行き、1番何が望ましいのかというのを一緒に決めていければ。

これは、お金の問題ばかり言うなよと言われつつも、実際に建物にかけるコストを安全ながらも最小に抑えられたら、使わないで済んだお金は、教育に使用できます。パソコンを整備したり、図書を整備するということにもお金は使いたいし、建物も綺麗にしたい。ここの微妙な温度感を地域の皆さんと揃えるべきだと思っています。市役所だけで、こっちだとか言うのではなくて、こう思うけど、どうですかというのを一緒にやっていきたいという状況です。

道路

市民:

3点。1点は、この暗渠の問題。道路の問題ですけど、こういう話は、今のやつをどうするかっていう話が多いから、ご承知のようにね、寝屋川と大東と比較したら、四條畷の道が1番狭い。だから、長期に考えていくってことを市の計画のなかに設定しないと。

それで地域によっては、方法論としては、相談するのが、2メートル広くするとか、1メートル広くするとか。もう本当に、みんな道は広いほうが良いけど、特に大東と枚方や寝屋川との連絡している高野街道。あんな狭いところ、学園過ぎた南から北狭くなるんですよね。それで忍ケ丘は広くなる。これ長期計画に文書で設定しておかないといけない。これは長期の問題。

それから短期、これは道路問題で一括ですけれども、短期の問題では、暗渠でも僕が経験したなかでもよく調べると、国道に使うような立派な暗渠と鉄の鋼材を網目にしたような荒っぽい、あれのほうが安いという話です。それが2つあるんです。四條畷は、お金がないと言っている割に。ここは、もっときっちりしないと。それで僕は、あんまりにも立派だと思ったから、これなんだって言ったら、これは国道に使うやつだと言って。市からの計画がそうだったから、そうしている。そういう小さい問題も、やっぱり、管理者が、管理者といったら、市長もそうだけど、部署は、必ず、そういうことは聞いたら、自分で見に行かないとだめです。だから、道路については、最優先は、僕は、旧170号の高野街道、大東に抜けるここです。ここをどうするかということを、長期計画に入れてもらえないと。

それからもう1つ。学校問題。学校問題は、勿論、仰っているように、白紙にはできないけど、検討の入り口だというけど、このなかの観点で、僕は、これ四條畷だけじゃないんだけど、大阪全体の全国一の欠点は、安い土地に必ず行くんですよ。他は、街の真ん中に行くんですよ。だから、税収を考えると、住民の住みやすいところというと真ん中にあらゆるものを置かないといけないということを、その次にコストを考えると。それは、大阪全体どうもそういう欠点があるので、そこは、頭のなかに全員が、住民も市役所も入れておくということが大切なのではないか。

それから最後に、こういう意見交換とか、市役所へ直接、陳情とかいろいろありますけど、僕は誤りやたったら訂正はしますけど、どうもその受付が一覧表ないのではないかと。あったら結構ですよ。窓口での受付がどうなってるのか。課長にぶつけたらなんだと、部長がなんだと、それが市民から言ってきたのか、議員が言ったものとありますよ。その一覧表を作っておかないと、それを作っておけば、これは教育の問題だとか、専門用語でいったら惣別というもの。分析しやすいんですよ。それを無くやっているから、効率、効率というけど、やっぱり1課の仕事は1回で片付けないと。1課の仕事が5回ぐらいかかるんですよ。これは、ぜひとも問題として、全員に言ってるつもりですけれども。

市長:

順に回答させてください。旧170号の市民総合センターから、田中医院さんの前の道。道路は、大きく分けて4つあり、国道、府道、市道、私道と4種類あります。国道は163号みたいな、一定、整備が終わったんですけど。府道というのが、今、仰っていただいた旧170号や四條畷高校の前の停車場線。市道は、基本的な市の道。私道というのは個人の方が持っている道ですけど、大原則として、市は府道に対して、何も出来ないんです。ただ、出来ることは何かと言うと、大阪府にお願いをして、優先順位を上げてもらい、早く整備してもらうっていう。これが、市の出来ることです。

ここで難しいのが、実は、旧170号も危ないし、停車場線も危ないんです。あそこは、自転車が多い。でも、市として大阪府にお願いする時に、いろんなことお願いしたらどうなるかというと、どれもやってくれないんです。そんな一杯言われても対応できませんと。なので、市としてやらないといけないことは、1個に絞り、とにかくこれをやって欲しい。どんどん住民の方とも勉強会をやったりするのでと進めて行くんですけど。

四條畷市として、今、1本に絞っているのは、旧170号なんです。これのお願いに懸けています。なぜかというと、雁屋畑線が出来ました。これは、川本産業さんの所で止まっていますけど、本来の計画は、雁畑というくらいなんで、突き抜けていくわけです。でも、計画上、旧170号そのままだと、雁屋畑線だけ作ってしまうと合流地点で、とんでもない渋滞になるんです。なので、順番としては、旧170号が綺麗になれば、雁屋畑線が伸ばせます。やはり、都市計画なので順番があります。なので、市としては、何としても旧170号を拡げたいということで、昨年からずっと勉強会などやりながら、私も市長になって、だいぶ大阪府や国にも頼みますと言いながら。昔は、大阪府も態度が堅かったみたいですが、あまりに四條畷がしつこいらしく、少しずつ態度が柔らかくなってきてるみたいです。しかし、いつ付くは分からないです。大阪府も財政が厳しいので。

ただ、なんとか継続的にやっていって、設計の予算が付いたら勝ちなんです。設計予算というのがあって、どのように拡げようか、どれくらい予算がかかるのかという設計の予算を付けてもらえたら、あとは設計したんだから用地を買収して、実際に工事して、最短で5、6年かかります。これだけの工程をやらないといけない。ただ、設計予算が付くというところまでは、ひたすらやるという。それは、長期的視野でと仰っていただきましたけども、やはり、旧170号が伸び、雁屋畑線が伸びるとなると、163号という主要な道路から市道が伸びていくというものが完成するので、これが本市としては、1番整えたいものの1つです。

用水路の暗渠化

市長:

仰っていただいた、用水路の暗渠化ですが、道を拡げる。これ実は、普通の暗渠、道路を拡げるという目標でやると、市のお金を全部使います。ただ、雨水といって、下水道は、汚水と雨水に分かれるんですけど、雨水を流している用水路に関しては、下水道の整備の一環で、暗渠化することができたりすると、これはどうなるかというと、下水道整備のお金で、雨水対策費としての整備をやると、国から半分お金が返ってくるという制度があったりします。うまく使い分けが必要で、地域のなかでも、そのルールが使える地域と使えない地域があって、その差で、お金がもらえるところは一定、綺麗にしておこうかというのも、多分棲み分けかなと。今、詳しい場所は分からないのですけど、恐らくそういうルールを使いながらやっていると思います。

学校について

市長:

学校を中心部にというのは、私もどちらかというと賛成の立場で、なので、四條畷小学校は残すべきだと思ったのですけれども、ただ、かつての市長の方々が、人口が増えているときは、本当に厳しかったと思います。市の中心部に学校を建てるだけの土地を買えなかったというのは、事実だと思います。僕も忍ケ丘小学校、四條畷中学校出身なんですが、確かに外れにはあります。でも、恐らく、取得できなかったんだろうと。今から本当に市の真ん中に全部集結させられるかというと、既に住民の方が住んでおられるので難しいんですけれども、一定、コンパクトなまちづくりというのは、進めるべきだというのは、僕も思っています。

要望への回答について

市長:

最後の要望に関しては、僕がこれまでの取り組みに対して、確かに仰っていただいたことに、すぐ職員対応させていただいたり、しっかり案件にあげさせていただいたものもあるんですけれども、これは、この場を借りて、お詫びさせていただきたいんですけれども、リストがあるかというと、ないです、申し訳ないです。なので、それを僕としては、あるべきだという判断です。

だからこそ、こういう形で、私が地域回らせていただく度に、(それぞれの地域からの要望を)紙に出していただいて、今、回答させていただいたみたいに、これは平成30年度にどうとか、平成何年度の計画に入っているなど、これは、現在、制度を設計中で、全て答えていくべきだと思っています。なので、あえて18地域の方々から、これ(要望)をいただいて、これは市のホームページに載せますし、あの時こう言ったではないかというのが無いように、動画も撮らせていただいてます。言っただろうという話ですから。そのために、やらせていただいているというのがありますので、今までは無かったので、これからは整理をしていきたいというのが、お答えになります。

終わりのあいさつ

市長:

今日、1回きりではなくて、私としても、ようやく内部のことが分かってきましたので、このような形で、どんどん地域に出て、公共施設であったり、学校であったり、テーマごとに、今回は、地域をテーマとした対話会なので、今後もどんどん、ご参加いただければ嬉しく思います。

本日はありがとうございました。