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地域と市長の対話会

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江瀬美での意見交換全文(第4回地域と市長の対話会)

空き家について

市民:

空き家がね、結構困ってるのがありまして、屋根が崩れてくるとかいっぱいあるんですけど、割と法律もちょっと整備されていって、今までは絶対手を付けられないところも、ちょっとつけられるようになっているけれども、その辺はどういう進捗なのですか。

 

市長:

ありがとうございます。

全市的に最もご質問が多い空き家なんですけれども、太い冊子をお配りさせていただいてると思うんですけど、ここに全市的に質問の多い事項をまとめさせていただいておりまして、空き家については36ページです。

ここに簡潔にまとめさせていただいているんですが、今ご質問のあった通り、家というのは個人財産なので、行政が容易に手を出せないというもので、国が法律を整備してくれました。それは、一定の手続きを経たら処置ができるようにしていくような法律なんですが、法律だけでは、市は何もできませんので、市としての条例、計画を作って適切な対応していきます。

それがとてもややこしい名称なんですけど、特定空家等に対する措置のフローと言います。このフローを経ると、いわゆる強制的に、危険であれば、取り潰しを行う等の対策がとれます。まずは皆さんの通報とか職員が現地を回ってリスト化をして、リストの中でとりわけ危険というものをリストアップします。そして、不動産のプロとか警察とか行政書士とかで構成される委員会で、これは確かに危険だと認めていただいたら、フローを進んでいきます。

つい先日も、8件ぐらいの空き家ぐらいに対して、これは危険で行政として処置していかないといけないというご判断をいただいたので、今ここで言うところの法第14条第1項という指導助言のところに、まさに進もうという状況にあります。

これで持主が改善をされたらOKになんですが、無理となったら対応がどんどんきつくなっていくんです、命令とか。

そして、この命令をしても全く言うことを聞いていただけないという場合は、行政代執行となります。他に危険を及ぼす可能性があるということで、我々が取り潰させていただいた上で、持ち主に対してそのかかった費用を請求します。これを税金でやってしまったら、ほっておいたら勝手に市が潰してくれるとなりますので、そういうことじゃなくて、請求をするという形に進んでいきます。

ただ、持ち主からしたら活用するつもりやったのに、ということになれば裁判になるので、これだけの手続きを経ていかないといけない。この手続きは、こないだの12月に定めさせていただいたので、今それを順に進めています。これ絶対危険な空き家だろうというものは、市の生活環境課に言ってくだされば、その台帳に加わっていくというような形でやらしていただいています。

防犯カメラによる子どもの安全対策

市民:

子どもたちの安全について、最近怖い事件が多いので、防犯カメラを増やして、四條畷を防犯カメラが多い町にすることで、怖い事件とかを防げないかなと思います。

 

市長:

ありがとうございます。本当にその通りと思います。

防犯の部分については、ご質問が多いので24ページにまとめさせていただいています。実はこれまで過去3年ぐらいかけて、自治会さんのご協力得ながら109台ぐらいを順次増やしていっています。なので、どちらかというと、かなりの勢いで整備をさせていただいているという状況になります。平成29年度は15台、28年度は、小学校1校あたり7台ずつで7小学校なので49台というような形です。

今回についても、学校の再編があったのでさらにもう少し増やしていくというな形で今やらせていただいています。市が防犯カメラを設置させていただくとともに、自治会でここに置くという場合は10万円の補助をさせていただいてるというような状況にあります。地区から要望があれば10万円の補助をさせていただいて、順次状況により追加をさせていただいていることや、先ほどお話させていただいた見守りのサービスという形で、関電さんのお力添えをいただきながらやらせていただいています。

あと、直接見守るという意味でも、交通についてシルバーさんとかにもお願いをしていきながら、見守りをしていただいています。例えば今年度から、ちょっと主旨は違うんですが、たばこの条例が始まるということであったり、不法投棄ごみの問題も結構あったりするので、今年は本市で2人、警察のOBの方を雇用させていただいています。

例えば、先週、カラスの死体が道に放置されていました。通学路に首をとった状態で4羽です。そういう状況とかがあったときは、雇用している警察OBの方に今週ずっと見守っていただいたり、カメラを置くだけでは防げないことも当然あるので、カメラを年々増やしていきつつ、こういう見守りサービスであったり人の配置など、いろんな手法で見守っていくっていうのが大事かなと思っています。

実は、資料7で防犯委員会さんにいろんな活躍していただいてるんですけど、実際には四條畷警察署管内の事件は、周りの警察署に比べたら、非常に発生率自体は低いんです。そういうことも踏まえて、今後もしっかりと警察署と連携していく、例えばこないだ川崎市で痛ましい事件があったときは、警察署も先週いっぱい、見てくださった方いるかもしれないですけど、パトカーをほとんど出して赤サイレンをつけて登下校中見守るということもやってくださってたんです。あれも警察署が迅速に動いてくれたものです。そういう複数の形で見守りもさせていただきます。

またこの地区でここっていうところがあれば、区長から要望書をいただければ、10万円の補助させていただきますので、また設置検討いただければと思います。

歩道橋下の安全対策について

市民:

通学路のところに歩道橋があるんです。あそこの下が結構茂っていて、暗いんです。

 

市長:

外環のところですか。

 

市民:

そうです幼稚園の裏の方の。

 

市長:

畷高の通りの最後ぬけたところですね。なるほど、草ですかね。

 

市民:

草もありますが、暗いんです。

夏場はいいとしても、夕方は結構暗くなるので。

 

市長:

なるほど。わかりました。これについては、防犯灯の設置制度があり、全額補助になりますので、地区から言っていただければと思います。ただ条件がありまして、電気を取らないといけないので、電柱とかがないと設置できないんです。暗くても電柱がないから設置できない箇所もあります。もし電柱が立ってあるところであったら、申請いただけたら設置は市が全額補助、電気代については自治会と折半という形になります。

 

市民:

そこは雁屋地区になります。

 

市長:

雁屋になるのか、本当だ。

あと草に関しては、ちょっと確認させてもらいたいのが、川べりだと、この川が一級河川なので、大阪府の持ち物になるんです。

 

市民:

川べりではなく、歩道橋の下のとこです。

 

市長:

わかりました。それはちょっと建設課にも確認させていただければ。ご指摘の箇所だと所管が違うかもしれません。

 

市民:

外環の歩道だと大阪府ですか。ややこしいんですね。

 

市長:

「そんな固いこと言わんと市がやってくれたらいいのに」っていう話をいつもいただくんですけど、何が起こるかっていうと、一度それを市で対応すると、以降やってくれなくなるんです。「市が力余ってるんやったら、じゃあ全部市さんでどうぞ」っていう話になるので、ちょっと頑固でも所管のとこにやってもらった方が後々いいという話になりますので、そこはちょっと協議させてください。場所はわかりました。ありがとうございます。

道路に置かれている縁石について

市民:

道が細いのにおっきな石があるんです。

車を交わす時も、歩道の方に自転車とかがいけるんかというと、細すぎて行けない。

 

市長:

ご案内だとは思うんですけど、あれは無いと住宅の壁を破損させるので、特に歴史ある地域はかなり道に石を置いています。私有地であれば、石を置いてあったとしても行政としては対応できず、持ち主からすると、石を置いてるだけとなります。市の道路に見えても、私の道っていうのがありまして、それは協議の世界なので、具体的に場所がわかるのであれば、市の道上やったら市が管理者になりますので、それは撤去できます。場所がわかるのでしたら言ってください。名前(個人宅)を出さない範囲で言ってください。ビデオを撮ってますので。なるほど、この辺りですね。ちょっと確認させてください。もし個人の土地の上であれば、難しいです。やっぱり現実的にはカーブミラーとかでどんどん壁とかをやられてしまっているので縁石を置いてるんです。はい。

 

市民:

今のお話のところは、2件空き家になっていると思います。

 

市長:

わかりました。空き家なんですね。おそらく空き家といっても、土地所有者とはまた多分違うと思います。土地所有者の権利でやってらっしゃると思います。それはまた、確認させてください。

歩道橋への自転車の乗り入れが危険

市民:

夕方に何度か見かけたことなんですが、そこのくすのき小の通学路にある歩道橋がありますが、漢字のとおりでいくと歩道橋なんですが、たびたび見かけるんですが、自転車で乗り入れている保護者の方と小学生も。どうなのかなと。多分学童のお迎えで急がれてるのかなと。

 

市長:

乗っていってはるんですね。

 

市民:

下りるところは九の字になっていまして、正面から来られた場合は、見えなかったするんです。

 

市長:

乗った状態で速度を出されていたりされてるっていうのは、それは駄目ですね。なるほど、わかりました。ちょっと考えさせていただければと思います。できるのは、さすがにずっとここに人を貼り付けるわけにはいきませんので、マナーの看板ですとか、この橋については、所管がおそらく外環の上なんで市じゃないと思います。なので、ちょっとそこは協議させてもらったほうがいいかなと。その理由を伝えて、それやったらっていうような協議を市からさせてもらうという形にはなるかと思います。

自転車のマナーについて

市民:

それと、無灯火の自転車、子どもさんでもスピードを出して走っているとひやひやします。

 

市長:

ありがとうございます。やっぱり全市的にいただくお声で多いのが、自転車のマナー問題とペットのマナー問題の2大巨塔でして、これらが難しいのは全員を指導するわけにもいかないというところです。やっぱり警察行政も重要になってくるので、そこは連携して周知をさせていただくんですが、市ができる周知方法の中で一番は広報紙です。全世帯に配布させていただくんですけど、大体そういうルール違反をされる方は、広報紙を読まないはずです。おそらく読んでもやると思うんです。

なので、そこはちょっと工夫がいるかなと。

でも一番は、地域でと言われても困るわって言われるかもしれないですが、知ってる人から声をかけるのが一番で、知らない人に声かけられると、人って「何や」ってなりますが、友人とかの声かけが一番効くので、お互いの声掛けの中でやってほしいと、防犯委員会さんとかにしっかり伝えたいと思います。根本的にどうするっていうのは、実は難しいんです。ただ、看板とかについては検討できますので、ちょっとそれは持ち帰らせてください。

迷惑駐車への対策について

市民:

迷惑駐車をやめましょうということなんですけど、個人なことになりまして申し訳ないのですが、近隣でピアノ教室をなさっていて、(受講者が)車をとめられるのはわかるのですが、以前直接、駐車される方に近くに駐車場がありますから停められたらどうですかと声かけをしたことがあるんですけども、こういうことは、地域の方の取組みになるんですか。

 

市長:

いえ、迷惑駐車とか止めてはいけないとこに止めるというのは、法律的な問題になってきますんで、それはどちらかというと、我々に後で場所教えてもらえたら、あるいは警察に通報するのが多分一番です。市としてできることは、市の道の上であれば、法律上駄目とかではなく地域の方々からこういう声があるので、極力避けてくださいっていう声をかけるっていうところまではできます。ただ強制的にどうかっていうのは、これはできない。また場所を教えていただければと思います。

今の質疑の中でも伝わるかなと思うんですけど、やっぱり誰がそこを持っているのか(管理しているのか)っていうところが実は意外と大きくて、私もこの職になって強く感じるのが、生活してたらそんなものはわからないじゃないですか。ここは大阪府で、ここは国で、ここは市で、と言われたところでっていうような感じがします。それを市としては、あくまで市内のことですので、しっかりと我々にお伝えいただいた上で、しっかりと我々がそれを所管しているところに伝えていくっていうところが仕事と思います。

不審者への対策について

市民:

一度、変質者だと思うんですが、男の方が歩道橋の渡る外環のところで、中学生の男に500円持っているかと言われて、凄くびびっているのを目の当たりにしたときに、警察の電話番号が全然出なくって(繋がらなくて)。

 

市長:

110番が出なかったんですか。

 

市民:

そうですよ。もうパニックになって、その子がどうなるんだろうっていうことの方が先決だったので、警察に電話するのがまず先ですと言われて。学校側にも連絡を入れたときに。地域で役所の方、例えば見守る方、防犯の何かあったときに連絡できる場所があればいいと思うんですけども。

 

市長:

ありがとうございます。

非常に難しいところが、その場合だと500円っていうことで、そういう方だったかもしれませんが、もしかしたら何かを持っているかもしれないという場合でいくと、これは市の職員であっても、私として派遣させるっていうのはできないです。そのための警察組織ではあります。なので、いくら地域の方が見守っているとはいえ、犯罪を犯すかもしれない方のところに行ってくれというのは、これは現実的には難しいのかなと思います。何を持ってるかわからないです。

やっぱりおっしゃっていただいたように、普段からカメラであったり、一定の見守り機能であったり、あと今やっていただいてるのはパトロール、防犯のウォーキングパトロール隊という140人以上の方に登録いただいてるんですけど、ジャケットとか着て散歩がてらパトロールを兼ねていただく方とか、なるべくそういういろんな角度から、実際にそういうことが起こりづらくすることが大切かと思います。

でも、実際に現状が起きてしまったら、もうこれは110番と整理させてもらう方が、安全を守るという意味では確実と思います。防犯委員さんとかが見守ったりとか、それこそ青少年指導員の皆さんとかも、そういう時期が来たら本当に集中的にパトロールしていただいたりしてますので、それも地域みんなで見守っていけたらなと思います。110番が繋がらないというのは、なかなか良くないので、それはちょっとまた署長とお話させていただきます。

公共施設再編の今後について

市民:

南中や東小がなくなるじゃないですか。あれって潰して何か他のものになるんですか。

 

市長:

公共施設のところでいきますと、22ページに学校再編のところはまとめさせていただいております。これについては、平成23年度、24年度ぐらいからの取組みなんですが、この1月に条例上、東小学校と南中学校については統合をさせていく条例の可決を市議会にいただいたところで、その中で今どういう在り方かというのを検討させていただいてるんですが、東小学校と南中学校が、実は両方土砂災害警戒区域に両方ございまして、大雨のときとかの避難の際、どちらも避難所として使えない施設だったんです。土砂が崩れるかもしれないところに避難してとは言えませんので、畷小とか学園さんとかに避難してもらうっていうような状況だったんです。

ただ、南中の敷地については、東側半分が土砂災害警戒区域なんですが、西側はそうじゃないです。いま考えていますのは、まずあのエリアで避難するところがない状況にならないようにするという意味において、西側に避難所の機能も兼ねた体育館を必ず整備をさせていただきたいとともに、いま総合センターが、40年弱ぐらいを経て老朽化をしてきている状態になっています。そういうのも踏まえて、南中の跡地というところについては、総合センターのような機能と避難できるところというものを合わせた施設にさせていただきたいと考えております。

東小さんに関しては、先ほど少しご説明させていただいた、エリアごとに子どもたちが思い切り遊べる公園を整備していくという意味において、あのエリアのお子さんたちが遊べるような校舎跡地に整備していく。土砂災害計画区域なので、箱物は立てないということです。なので、公園にさせていただき、同時にグラウンドについては、グラウンド機能として野球であったり、ソフトボールであったりとかが使えるような形で整備し、残していく。基本的に箱物は立てづらいというような状況です。

実際は、今の話の延長でいくと、売ったりするという計画もあったんです。私が入る前の話ですけども。結構な額になるんです。10億円とかそういう額になってきて、喉から手が出るほど、10億円のキャッシュがあればできることがたくさんあるんですが、これだけ大雨や台風が続いている中で、売ると何が起こるかと言うと、住宅が建ちます。それ以外の用途、工場とかが建てれないエリアなので、それを市として進めていくのかという判断において、私としてはそれは難しいと。やっぱり、公園とか広場という形で整備させていただきたいと考えています。

その他

市長:

あと説明できなかったんですが、お手元にいくつか資料を配付させていただいておりまして、特に認知症に関しては2種類入れさせていただいてるんですが、認知症に関しては、平成29年度、認知症の初期集中治療支援チームというものを設置をさせていただきました。実は認知症というのはいかに早く気づくかっていうのがポイントなんです。悪化してからだとなかなか改善しづらいという状況があります。そういう意味において、この認知症地域推進委員さんとかを設置させていただいたりしてます。

実際に認知症になられている方に関しては、QRコードとかを配らせていただいて、その方が居場所とかご住所とかをご本人から言えないという状態だったら、そのQRコードを読み取ると、その方の情報がわかるというような取り組みをやらせていただいたり、ここに書いてますけど、靴で位置探知とかもあったりしますので、もしすでに認知症になられてる方が近くにいる場合は、こういうものを参考にいただいたり、これからという場合においては、この認知症サポーターという90分授業を受講いただくとサポーターとう形になりまして、ご家族には正しい知識が一番重要になってきますので、こういうものを受講をしていただくというところも、ご検討いただけたらなと思っているところです。

また、この緑の紙でLINEのことも入れさせていただいてるんですが、特に最近、災害情報が出たりとかっていうときは、LINEで避難所開けましたとか、今こういうレベルですっていうような情報発信をさせていただいておりますんで、ぜひ登録いただければというところと、LINEについては、道路でここが傷んでるとか、そういう現況を写真で送っていただければ、建設課の職員が対応します。なかなか電話ですと、今のやりとりでもわかると思うんですけど、電話で道路の場所を聞くのは難しいです。電話ですと、あそこ曲がったところみたいな話がなかなかわかりづらいんです。写真ですと、例えば近くの電柱とかに住所があるので、それを送ってもらえばすぐ行けますので、そういう活用もぜひ。だいたい月5件ぐらいいただいて、それらをどうしたかっていうのを全部ホームページに毎月上げさせていただいておりますので、また活用も考えていただけたらと思います。

最後に

市長:

ご質問がなさそうであれば、時間は1時間が経ちましたので、このあたりで終わらせていただきます。本当に夜の一番忙しい時間帯に、お越しくださってありがとうございます。もしなければ、これで終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。ぜひアンケートを記入いただければと思います。