ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップ > 分類でさがす > 市政情報 > 広報・公聴 > 地域と市長の対話会 > 地域と市長の対話会 > 美田での意見交換全文(第3回地域と市長の対話会)
地域と市長の対話会

本文

美田での意見交換全文(第3回地域と市長の対話会)

地区からの要望について

市長:

今回この秋冬の開催の会は、事前に地域の皆様から、ご意見というのをいただいておりまして、これを先に少しお答えさせていただければというふうに思います。

河川。これについては、具体的な場所をいただきました。これは年に1回、一級河川の管理というのは枚方土木事務所さんがやっておられるんです。大阪府さんの川なので、大阪府として。

例えば、いっぱいありますね、江瀬美川とか、岡部川、清滝川。あれは全部一級河川です。そして、年に1ヶ所は、どの川についても1区間は必ずやってくださっているんです。清滝川のここ、江瀬美川がここと。なのでその川が1ヶ所も手をつけられてないってことはないんですね。

ただ、その区間がたくさんあるので、枚方土木事務所としても地域としてどこをしていただきたいかっていうのは聞きたいということなので、またこれは私の方から枚方土木事務所長にお伝えできればと思います。

ただ、ご理解いただきたいのは、これは覚えやすいんで覚えてるんですけど、大阪府が管理している川の長さ全体。これが777キロメートルらしいんです。ここから東京に行ってもまだ足らんと。それだけの川を1年で全部綺麗にするっていうのは現実的には難しいとのこと。それはそうだなと思います。

なので、「毎回全部の川を綺麗にするというのは難く、区間に分けてやってるというのはご理解いただきたいが、ここを重点にやって欲しい等は聞かせて欲しい」ということなので、これについては意見として大阪府に言わせていただきたいと思います。

2番。これに関してはありがとうございます。区長が本当にスマートフォンの達人なので、いつもいろんな情報を駆使していただいてるなと思うんですが、我々としても今回の災害時に、一番難しさを感じたのが、皆さんにどう情報を伝えるか。これが本当に難しかったです。

いわゆるスマートフォンを持っておられる方中心に、避難とかが出た時のサイレンのような音、あれは大阪府のシステムでこっちが送ると一斉にエリアごとにバッと流されるというようなものがあったり、あるいは、本当に「ここの地域の方、避難してください」となれば、消防団の皆さんが実際に広報車をまわしていただいて、入り組んでるところは夜中でも実際にノックして「ここは避難地域です」という活動をしていただいたり。基本的には、区長にまず第一報を入れさせていただいているというような状況です。あとは、ホームページやラインとかツイッターといった、SNSです。

なので、市としてできる限り情報を発信していますので、情報を取ろうと思ったらどこかで取れます。まずは防災無線がありますが、台風のときは基本聞こえません。聞こえない場合に、前回もお話をちょっとさせていただいたんですけども、0120-474-575とかけていただくと、防災無線でなんて言ってるかというのが聞けるという無料通話なんですが、ぜひそれもご活用ください。区長のところは防災マップをいつも貼ってくださっていますが、防災マップにもその番号を書かせていただいているんでそれで確認をお願いします。

といいますのも、防災無線が聞こえない問題っていうのはあるんですが、設置個所を増やすと、2重に聞こえる地域が出て、これはまた何を言っているか分からないわけです。両方から聞こえますので、なるべく均等に行き渡るように配置しています。音量を上げると、近い人にはうるさいということになるので、なかなか今以上にというのは難しい。なるべく、電話とかホームページでカバーしながらというふうには考えています。ただ、先ほど申し述べました振り返りの反省の中で、このことは第1課題の1つです。情報伝達。これは何らかの形で、来年度に関しては、アクションを起こさせていただきたいと考えています。この地域からのご意見の趣旨でいくと、講習会の使い方のお話ですよね。

 

市民:

簡単な。ちゃんとしたことがね、お金があって、ラインとか、情報伝達で。あと出前講座などでですよね。

 

市長:

四條畷市のラインが、最新のデータは覚えていないですけど、2000人弱ぐらいの方が登録してくださっていて、あれは災害等すぐに連絡をさせていただくので、もし可能であれば登録していただけると非常に助かるなというのはあるので、そういうところの取り組みを説明するということですよね。

 

市民:

はい。地域で出前講座を。

 

市長:

もちろんです。出前講座という形でですね。

 

市民:

いらない人はしゃあないけどスマホの普及率は大体75%ですかね。

 

市長:

そうですね。

 

市民

持っている人は。

 

市長:

そうですね。

 

市民:

それをうまいこと。持ってる人はですよ。持たない人はまた違う伝達方法をとは思うんだけど。

 

市長:

ラインに関しては、ラインだけじゃないんですけど、いろんなホームページも出させていただいてます。これはちょっと持ち帰らせていただいて、どういう単位でやるか、自治会ごとがいいのかどうかっていうのをまた検討します。

 

市民:

Webのなわチャンとか、情報伝達の方法やね。

 

市長:

そうですね。ありがとうございます。たくさん、いろんな市の発信の取り組みの1つなのでわかりました。これはちょっと実施の方向で検討させていただきたいなと思います。

3番。犬の糞の災害っていうのは、災害レベルで糞があるという。これは被害ですよね。びっくりしました。

 

市民:

それを直すのがね。全部ね。どうにかして桜並木がきれいに。看板もやるけどね、市から借りるものやけどね。これも絶対できないけど条例でも作らんと無理だけどね。

 

市長:

条例上にはペットが出した糞は、ちゃんとするようにって条例があります。

 

市民:

罰則もあるわけですか。

 

市長:

罰則はないです。指導はできるんですが、これは確かに本当に多いです。全地域を通じて多いのが、不法投棄ごみ、カラス、犬の糞、猫のおしっこ。この4つは非常に多い。生活に密着しているので。

こないだ小学校5年生の男の子から、砂場にねこのおしっこがあって、やっぱり遊びづらいんだっていうようなお話がありました。いま市としてやらしていただいたのは、看板もしてるんですけど、看板はあまり効かないので、今日持ってきたらよかったですが、緑の手のやつって見たことありますか。新しく生活環境課が作ったもので、「犬の糞ダメ」っていう手形のマークがあります。僕もそれ効くのかなと思ったんですけど、実際にある地域との対話会の会場では、使ってる方が持ってこられて、「これは意外といける」というふうに言ってくださったので、もし家の前とか毎回特定の地域に糞がある場合は、ちょっと立てておいていただいてみてください。こんな緑の手になってるんですけど、生活環境課で配らせてもらってます。

 

市民:

そやからこんな小さい看板ではなくて。ほとんど見ませんかね。

 

市長:

実はそういう考え方ともう1つ、先日、田原のまちづくりの関係であるまちに視察に行ってきたときに、すごく綺麗なまちがあって、全く看板のないエリアがあったんですね。それで聞いたんです、職員の人に。「看板がないですね。でも、ごみとか糞とかすごいんじゃないですか、なぜ看板を立てないんですか」って聞いたら、「看板を立てたら、まちとしての見た目がよくなくなっていくんだ」と。

「じゃあどうしてるんですか」と聞くと、「逆に、声を掛け合ったら、やめてもらえませんか」と言われました。

やっぱりっぱれ絶対があったんですね。これにあるこのしました。は今すぐに四條畷でそれができるかっていうと、できるかどうかわからないんですが、私もまちづくりの方向性としては、あらゆるところに看板が貼ってあるまちよりは、やっぱり綺麗で、看板もない方が住んでる者としては心地いいのかなと思うので、どっちかというと看板でというよりは、啓発や声掛けで何とかやっていきたいなっていうのがあるんですが、これに関しては。

 

市民:

どっちを優先するかですよね。

 

市長:

そうなんです。今の問題がね。

 

市民

美観的にはですね。

 

市長:

ただ、大きな看板よりはこの小さいものから、手のやつを。まずこれで無理やったらまたちょっと考えたいなと。

 

市民:

防犯カメラを設置するというのは。わからないやつを見えるところに動かしたらそこでしなくなったり。

 

市長:

そういうことですよね。いま1番被害が大きいのが、川崎地区の川崎公園ってわかりますかね。神社に行く通りの近くの。あそこも不法投棄ごみというのがひどいんです。もうてんこ盛りです。そこでは、とてつもなく大きい看板を出してるんですね。そして防犯カメラも見えると。それでも山盛りなんです。

これが今もう頭を悩まされていて、要は上から降りてきた通勤される方とかが捨てて、駅に行かれるわけです。そこで、職員は何してるかっていうと、ごめんなさい、ゴミを開けてるんです。本人を特定して、返しに行っています。その際、職員曰く「俺のちゃうけどもらっといたるわ」って言われるそうです。ご本人なんでしょうけどね。それぐらいしても、抜本的っていうのは難しい状況です。

カメラ、看板、人っていうのでもだめとなるので、ただやっぱりおっしゃる通り、犬の糞がない、ごみがないっていうまち自体は、これは住みよい町として非常に大きい利点になるので、来年度に向けて何かするとしたら、個別でやっても仕方がなくて、全部合わせてキャンペーンのような形で綺麗にしていくっていう取り組みをしない限り、これは多分永遠に改善しないと思います。

なので、やるとしたら全体で、犬の糞やタバコのごみを一気になくしていこうという取り組み以外ないと思います。それは、旗振りとして考えたいなと思っているので、ちょっとまたその時には、地域の方にご協力いただきたいと思います。

 

市民:

美田の人はしてないです。そこはちょうど散歩するのにいいんですよね。よそからきてやから余計に腹が立つわけです。

 

市長:

すいません。私からの話が長くなくなってしまって申し訳ないんですけど、今日たくさん来てくださっているので、残りの時間はちょっと時間を見て、当然いろいろとご意見ご質問等あると思いますので、残りの時間はすべて意見交換をさせていただけたらと思います。とりあえず私からは以上になります。ありがとうございます。

道路にかかる草木の整備

市民:

さっきのね。そこのね、清滝川のところ、1級河川のところが草が生い茂っていて信号が見えないということで、こんなことを言ってはあれやけど浪速国道やったら全部綺麗にしてくれる。

 

市長:

国道でしたらそうですね。

 

市民:

ここは本来、区の川のとこはね、あそこにあった信号が見えないんです。文句を言うと府の職員さんが来てくれてね。ここまでやりました言うて木も切ってくれたいう経緯があるんですよ。それで書くことないからこういうことも要望として書いとくかと。

 

市長:

ただやっぱり枚方土木事務所長と話をしていても、大阪府の方はここに住んでるわけじゃないので、どこをどういうふうやったらいいのかっていうのはやっぱりわからないというのがあるので、こういう個別具体的な意見を実は求めてるんだというお話なので、これをいただけるところをぱっと見せてここやというふうに言っていきます。ありがとうございます。

学校再編

市民:

すいません。校区再編について、この間集まらせていただいたときの話。設定いただいて、結果として美田地区は南小に行くっていうふうに言われたんですけど、それについてどういうふうにお考えなのかなっていうのがちょっと聞かせていただきたいです。

 

市長:

ありがとうございます。このたび、度重なる学校再編の中で、いろいろと関係している地域があるなか、こと美田地域におきましては、最も混乱を招く結果になってしまったというふうに我々としては感じておりまして、その点に関しては、心から申し訳ないと思っています。

ただ、最終的に地域の皆さんのお考えを教育委員会が聞く中で、一定話し合いを行うなか、地域の方にとってどの校区にしていくことがいいのかというところを話し合っていくと、教育委員会から聞いておりまして、今回結論として改めて南小が存続になった経過から南小校区というふうになったというところで、一定ご議論の中では、地域の皆様にとってもそのままくすのき小というとなると、やっぱり教育的に考えても南小校区だというふうに話し合いの結果になりましたと、いうふうに報告を受けたというところではあります。

ただ一連の最中において多大なご迷惑掛けしてしまったこと、これはお詫びして取り返せるものではないというふうに思っておりますが、我々としても、今後ますます、そうならないようにしますけど、子どもの数が減ってきた時に、同じような過ちを繰返さないようにとは痛切に思っているというのが、私たちとしていま、考えているという状況です。

 

市民:

私も別に南小出身なんで、南小がなくなったらいいと思わないんですけどただ、近いからということで残されて、声も上がってきて残されてということで、いろいろあると思うんですけど、例えば南小を残したいっていう話をした時に、こないだ集まった時に、「多数決ではなくて話をして決める」っていうふうに仰っていただいたんですね。

その時に私参加させていただいて、その後何かそういう集まりがあったのかどうかというのはちょっとすいません、私は把握しないんですけれども、次学校から来たときにはもう決まってたんですね。その場では多数決で決めるようなこともしないって言われたので、何かしっかりとした話し合いがされたとは思うんですが、その内容が別に地域の人達に渡ってきたようなこともないんですよ。

 

市民:

2回目したよ。アンケートも見て、全部来てもらって。もう各種団体の方も来てもらって、それで育成会のアンケートも全部出してそこでどうするんですかというて。何も多数決ではしてないよ。育成会の方や各種団体に、全部回したよ。アンケートも全部、学校もとってもらって、それをまたしたよというのは、そこで、その時にどこで結果出したやん。全部おるときに。

 

市長:

申し訳ない。美田っていう地域もあれば塚米という地域、川崎地域、畑中地域、滝木間地域、それぞれ実は取られている手法が違うんですね。地域としての合意形成の手法というのは異なっているんです。各地域についてすべての合意形成を私もすべて記憶しているわけではないんですが、基本的には、地域単位でまず伺わせていただいた後、南小に関してはそのあと2回の意見交換っていうのをやらせていただいた後、教育委員会の方がおそらく地域に伺っていただくと同時に、可能であればアンケート等っていう手法を用いていただけないか、大体の傾向知りたいというのと、それぞれの案に対してっていうような意見交換を重ねていきながら、地域としてはこういうふうな形がいいというのを教育委員会が受けて、案としてまとめていくというのが、大体どの地域でも方策として行いました。その結果というのを、8日と9日に、各南小学校、東小学校、四條畷小学校でどういうふうな形で決まっていたかというようなお話をさせていただく会を設けさせていただいてるというのが全体の流れかなというふうに思います。

 

市民:

決まってるものを今どうこういうつもりはないんですけど、ただ前回参加した時に市長とこういう話をするんであれば、この今日の対話会に参加してもらうしか、市長とこれのやりとりができる機会がないというふうに伺って。今日今させていただいてるんですね。会長は会長の意見を言っていただいたんですけども、その時に市長と話ができるのは今日しかないと思うぐらいなので今日話をさせていただいてる。

 

市長:

あさって、南小学校で学校のことに関してだけでまた意見交換をやらせていただこうと思っておりますが、申し訳ないですけど、その時も多分お話させていただいたと思うんですけど、校区に関しては私はどうやこうやという権限がありません。。

これは、教育委員会の独立した権限の中でやられているので、学校の存廃に関わってくることは、避難所がどうやとかっていうことに関わってくるので、私と教育長で行かせていただくんですが、校区となれば、私がそれがいいとか、それじゃあかんっていうことすら権限外の話なので、校区っていうのはなかなか難しいかなと。

なので、その話し合いの時にも私としては行かせていただいてません。ただ、決まった校区に対しての安全対策。例えば、防犯カメラとか路面の表示、人の張りつけは、予算に関わってくる、私の出番になるので、12月8日、9日は、私も行かせていただいてお声を聞かしていただいて、取りうる安全策をとっていくっていうようなそういう形です。

 

市民:

わざと悪意を持った言い方をさせていただくと、いま校区については私は関係ないっていうふうに言われている。

 

市長:

いや、権限がないです。例えば、私は教科書を決定できません。かつて、政治が教育に手を突っ込んだからおかしくなったという反省をもとに、今の制度では、僕は教育委員会に対してほとんどほぼゼロです、影響与えるっていうのは。権限がないんですよね。

それができちゃうと、じゃあこの会社のこの教科書を使ってくれということができてしまって、選挙のたびに教科書が変わるとか、そうなったらいけないので、市長と教育委員会というのはものすごく力の分散がされているんですね。これはご理解いただきたいなというふうに思います。ただ、存廃に関わるところと安全に関わることは関係ありますので、それに対して私もものを言わしてはいただくというような状況です。

 

市民:

わかりました。ありがとうございます。

 

市長:

ありがとうございます。その他いかがでしょうか。

 

市のビジョン

市民:

ありがとうございました。ちょっと僕また違う地域から来させてもらってるんですけど、さきほど、総合戦略。過去に伺わさせていただいて、今日も詳しいお話を伺わせていただいたんですけど、とりわけ他の自治体と違う、ここ固有のビジョンであったりプランっていうのがあるのかなっていうのが1つと、もう1つ先ほど視察に様々なところを行かれてるっていうことを伺ったんですけど、なんかもし四條畷に近い、ベンチマークになるようなところがあればそこを併せて伺いたいなと思います。

 

市長:

ありがとうございます。まず、ビジョンのところでいくと市の計画っていうのは最上位計画、第6次総合計画というのがあります。私が来る直前にできてたものなんで、これはいじれない第6次総合計画っていうものがある中で、総合戦略というのが位置付けられていて、どちらかというとビジョンを語るのはこの総合戦略のほうで、具体的に何をやっていくかっていうのが、この総合戦略の定めになってくるかなっていうのは1つあります。

ただ、総合戦略が他市に比べて一定違うところがあるとするならば、それは先ほど申し述べましたような、四條畷にしかない魅力をどう発信していくかっていう部分と、例えば子育て支援の文脈でいきますと、他市にない施策を先駆けて本市としていかにやっていけるかというところを、基本的には着眼点に置いてます。当然やることはやるんですが、他市がやったからうちもやるとかではなくて、本市として何が必要なのかというところを選んでいってるというような状況です。

直近で計画策定されたもので、影響が大きいだろうなというのは、例えばたばこに関する条例というのがあります。保護者の方々にプロジェクトチームがアンケートを取らせていただいた時に、歩きたばことか受動喫煙に関するご意見が全体としては多かったんですね。やっぱり条例等で禁ずるべきだというような意見がありました。

この12月3日に、受動喫煙の防止に関する条例というのを議会に提出してご議決いただいたんですけど、それは市内全域は禁煙というふうになっております。道路に関しては。特定の地域、人が集まる駅前とか、これはたばこを吸うと科料を取るという内容です。罰金ですね、平たくいうと。そういうような制度になっていて、ただし同時に吸える場所も設置するというふうになってます。

極端な話をすると、別にたばこを吸うことを禁じたい訳ではなくて、意図せず煙を吸いたくない子どもであったり、妊婦の方、当然普通の方もそうですけど、煙がいかない取り組みをしていくというような仕組みになってるんですね、この条例。全面禁煙であるということをきっちり運営をしていること、あるいはそれを実行する事業者を応援する制度とかも入れ込んでるんですが、おそらく西日本でいくと最も進んだ条例なんですね。

ただ、これだけ市民生活に影響を及ぼす条例なんで、3日に通りましたが、実行はもっと先です。10月1日からになります。それだけ準備期間がいるということです。急に決めて急にできるものではないので、10月1日を目標に、例えば準備をしっかりとし、周知を行う。基本的に、市民生活に多大な影響を及ぼすものなので、半年以上は期間をおいて実施していくというな状況です。例えばそういうものを取り組んでいきながら、それもまちのPRの一つとしていきます。

ベンチマークってお話をしていきますと、やっぱり四條畷と、環境として近くて似ていて1番成功してるっていうとお隣の生駒なんです。生駒さんっていうのは、10何年前ぐらいまではあまり変わらないというか、知られてないというか。ただ一気にぐっと成長してきたというふうな地域でして、特に市民の方の力、団体等々が盛り上げていくっていうのが非常に盛んです。市民団体の活動っていうのが盛んなまちです。

市役所にこんなアプリがあったらいいのにとなれば、市じゃなくて団体がイベント開催して、2日ぐらいでアプリを作って、これを使いませんかみたいなことを市民がやられてたりします。そういう取り組みもやられてるっていうようなのが進んでいます。

あと、大阪の中で最も住みやすいまちと言われているのは箕面です。箕面も完全にベッドタウン。あそこは競艇があるのでちょっと財政上では向こうが圧勝なんですけれども、箕面はもう人口がこれ以上増えて欲しくないっていうぐらい増えてるっていうようなまち。学校も建てられないからもう来てくれるなというな状況になっています。そういうようなベッドタウンをめざしていくという意味ではベンチマークの1つかと思います。

 

生駒のベンチマーク

市民:

先ほどの生駒のベンチマークのお話なんですけど、ちょっと僕も今シティプロモーションに関わっているんですけど、その中で絶対的に先ほどあった他市との違いっていうんですか。そういったところをすごく地方創生の面でもそうですし産業復興面としてもプロモーションとしても、もちろん子育てを通してもすごいいろいろな面で、あそこは固有なものを打ち出して。だからこそ、ああいう、子育て世代が集まって活発に産業が出てきたと思っているんです。

 

市長:

生駒がすばらしかったなと思うのは、どれが1番っていうのではないと思うんですけど、私個人としてこれがすごかったと思うのは、先代の市長が当時最年少市長なんですが、その方がやられたものの中でこれちょっと興味深いなと思っているのが、市民の方の税金を市に納めるじゃないですか、その一部を自分が応援したい団体に寄付できるっていう仕組みがあったんですよね。選んで応援できるっていう。あそこは、いい取り組みしてるよね、あれはまちのためになるよねってなると、そこに満額とかはまちがつぶれてしまうんで無理ですが、背中を押していけるような仕組みを作られていた。

ただ、それは制度上どうなんだ、グレーなんじゃないかっていう議論があったので、同じことは適用せずにうちとしてはどんな方でも団体でも応援できる枠組みを作っていこうという趣旨で公募制度を作っているので、そこが僕としてはキーポイントと考えています。それを5年10年と積み重ねたから、住んでいる人が住んでいるまちを好きになると。やっぱりそういうふうなまちづくりは生駒が参考になるかなと。

 

歩きスマホの条例

市民:

先ほどたばこの条例があったと思うんですけれども、歩きスマホの条例は作れないですか。

 

市長:

ありがとうございます。声としてはあるのはあります。害を与えているか、害という表現というか、周りに迷惑を与えてるかっていうと、確かに与えていますよね。危ないですからね。例えば条例はつくれます。だめですよっていう。今のところ市の生活環境課が持っている条例の中で、例えば犬の糞はだめとか、自転車の乗り方がどうとか、そういう一般的なマナー違反するようなやつはもうすでにあります。ただ、この条例ができるのは、やめてくださいねっていうここまでなんです。

実際にスマホ持ってる方に罰則を持った規定を作ろうと思ったときに、これは何が起こるかというと、「見てなかった。見てた。」問題です。たばこの場合は火がついていますので、捨てても吸い殻ありますし、一定東京とかで行われてるっていうのがあるので可能かなと思うんですけど、歩きスマホを本格的にやろうと思ったらこれは警察とタイアップするしかない。 

自転車の違法駐輪が一時厳しくなったでしょう。あれと一緒です。酔った状態で運転するのも、ある刑罰が大きく変わったから、今はほとんどありませんよね。歩きスマホも、例えば5万円の罰金となって、警察がうろうろしていたら多分なくなると思うんですね。これを自治体だけで禁じていこうとなるとなかなか大掛かりになります。 

なので、条例ができるかできないかっていうお答えでいくと、作れるというか、今すでにある枠組みでも捉えれるっていうのが実態ですが、効力を持たそうとなると、例えば市でエリアごとに10人ぐらい人を雇って、四條畷なんで3エリアにしましょうか、30人ぐらいを1年間200万円ぐらいだとしてコスト考えると、年6000万円ぐらいかかります。スマホの取り締りだけで税金としてそこに毎年6000万円を使うかっていうと、なかなか選択肢としては取りづらいかなと。今できるかできないかでいうとできると思いますが、実行力を持たすのは行政だけでやるのは難しいっていう段階です。ありがとうございます。

地域の活性化(田原台)

市民:

いま田原の方で役所とか民間団体のイベントをよくやってありますよね。

 

市長:

はい。

 

市民:

あれの成果はどんなもんですか。それでね。あほみたいな話をします。要するに西部地域と田原地域やったら分断されてるみたいな感じかな。ね、まあまあ極端に言って、緑の文化園というさっきの公園も多いというのはを向こうは公園多いから、歩いたらようさんあるんやろうけど、市ができないなら、本当にあほみたいなのも、ロープウエイでも作ってね。ゆくゆくは。

 

市長:

夢のある議論ですね。

 

市民:

ずーっといったら向こう行くのも早いし、それはあほみたいな話で。

 

市長:

いえいえすごくいいアイディアですし、よくいただくご意見です。あと四條畷の公園面積が多いっていうのは、緑の文化園っていうのもありますけど、例えば寝屋川には寝屋川公園という莫大な公園もあるので、一概にそれで広くなってるっていうわけじゃないかなと思いますが、ただ実際、緑の文化園って年間3、40万人ぐらい人が訪れていて、これはすごいんですね。1人100円落としてくれるだけでも4000万円です。じゃあ、その3、40万人のメインの方々はどういう方々かというと、早朝におにぎりとお茶を持ってハイキングに来てくださってる方々なんですね。すごいですね。0円ですね。消費額でいうと。

それで、ハイキング目的の方々がじゃあロープウエイに乗るかというと、乗らないですよね。なかなか。じゃあ誰が乗るんだろうってなってきます。ロープウエイを建てるということは、利用料金によって建設費と維持改修費を賄っていかないといけなくなります。大体生駒とかにある近しいところで、本当に小さい電車みたいなもので大体400円とかしますから、片道を500円とするとして、往復で1000円。この額で乗りますかねっていうところがやっぱり難しい。100円ぐらいで良い景色が見れるなら、見てみようかなってなると思うんですよね。

なので、来ている数は多いけど、やっぱり主な利用客を考えると、じゃあ若い人々に来てもらえるようにしたらいいやんってなれば、大阪府が持っている公園なので、府としてやっぱり中身をいじってもらう必要があると思うんですね。その際に、例えばロープウエイみたいなものは重要かなっていうところと、冒頭に仰っていただきました田原のまちづくりは、もう1年ぐらいかけて手を挙げてくださった方と共に、定例的に会議をしていきながら、先ほどの生駒じゃないんですけど、地域主体のまちづくりをしていこうというので、つい先日マルシェというのが行われてました。

北谷公園を使って、いろいろ田原の野菜とか地域でハンドメイドしてる方とか、ケバブ屋とかクレープ屋とかが現れて、すごいたくさんの人。そしてこれは行政は何もしていません。公園の使用許可は出しました。これが実はこれまではハードルで、公園でその時ワインとかを売っていたので、「公園でお酒を売るなんて何事だ」というような考えもあるわけです。でも、「そういうことを言わずに、規制を緩和して使っていただける資源を使っていこうよ」っていうのが行政の役割。で、実際に動かれるのは市民の方。

すると、たくさん人が集まるイベントが生まれます。そういう動きがいま田原で起きています。例えば、複数あるイベントを1つにまとめて開催する。すると単純に集客が3倍に。そういうのがいま起きてるのが田原地域。これは別に行政がこうやろうと言ってるんでなくて、お互いが議論していきながらこうするのがいいじゃないか、こうしたら人が集まるんじゃないか、こういうものもあったんだよねっていうのが今ふつふつと起きてきているのが田原地域というような状況です。ありがとうございます。

医療費助成

市民:

高校の医療補助。あれは多分今、中学生までですよね。500円のやつ。あれは高校まで伸びないんですかね。

 

市長:

ありがとうございます。どこからお話させていただくかっていうと、基本的に大阪は進んでいます。他の都道府県では、そもそも小学生ですら医療費助成っていうのは出ていません。大阪では基本的に小学校から高校ぐらいの幅。小学校6年生までと中学校ぐらいまでに出て、高校まで出ているところは先んじてやっているという感じです。

第1回のときにお話しさせていただいたと思うんですけど、四條畷っていうのは、いいところもたくさんあるんですけど、自主財源が少ないという弱点があるんです。自主財源が少ないということは、最低限のゴミ処理とか、保育所の運営とか、やらないといけないものは、国が補填してくれるので実行できるんですけど、財源の遊びの部分が他の自治体より少ない。独自に使える財源が少ないっていうのが、実は四條畷のアキレス腱なんです。

こういう状態の中で、無償化合戦や、補助合戦をすると、例えば、いま寝屋川は高校生まで上げてますけど、うちも上げると、じゃあ北河内みんな上げますよね。すると次は20歳までにしようかとなっていって、最初に息切れするのが四條畷なんです。財政の余剰が少ないので、上げていけばいくほど困るのはうちなんです。みんな上げていきますから、近隣と競争して。これは固定費になってくるので、3学年分上げると、年間3000万円。10年で3億円。これを安いとみるか、高いとみるか。

逆に、3000万円あると、なかなかいろんなことができます。先ほど仰っていただいたように、四條畷独自の路線を行こうと思うと、この補助という路線は一番難しくて、同じ3000万円を、例えば保育士とか、学校教育で多く先生を配置するとか、ALTの先生を多くとかっていうのに使う方がいいのか、あるいは本当に無償化などのよそのまちでもできるようなことにお金を使ってしまうのがいいのか、という観点でいくと、なかなか積極的な補助合戦に舵を切り出していくのは難しい。

それ以外でよくいただくのは、今ご負担いただいている500円をなくすのはどうかというような話があります。医療補助ではなく、完全無無償化。こうすると、年間4500万円かかります。それがいいのかどうかっていうところは、また難しい判断です。

大体、周辺地域でいま多いのは小6か中3までの医療補助の中、全体が高3になる方向に市としても進めていくっていうのは厳しいっていうのが考え方です。よりは独自性のある方にお金を使っていきたい。

ただ仰っていただいてることはすごくよくわかります。できるのであれば行いたい。なので、やっぱり行財政改革。第2回の対話会でもお話させていただいたんですけれども、電気代1つとっても施設がいっぱいあるので、これを入札っていう形にして競争で調達することによって何千万円て浮いたりしています。こうした行革を取り組んでいって、生まれた利益を必要な箇所に投資していくっていう順番なので、やっぱりまずは様々な見直し、こういう行革に取り組んで、生まれた果実を、高齢者の方がたくさんいらっしゃる場で申し上げるのは心苦しいですけど、なるべく子育て世代の方に投資する。高齢者に対して何もしないということではないんですけれども、重点的には子育て世代につけさせていただきたいと考えがあります。

ただ、先にお金を生み出していくことが重要ですが。それには痛みが伴います。簡単に各種見直しを説明しましたけど、来年、再来年ぐらいには、切られた団体が大量に出てくるわけです。するとどうなるかは、ご想像がつくと思います。

ただ、

るわけです。これはにでてる場で申し上げるのは心苦しいですけど。そういうことしないと余力が生まれませんので、それは何としてでもやります。なので、今すぐできるかというと難しいとお答えするしかありません。その他いかがでしょう。

四條畷の財政

市民:

ちなみに市債はどれぐらい

 

市長:

市債はそんなにないんです。市債そのものの額じゃなくて、公債費比率という市税収入に対して借金の割合がどれぐらいかという値でいうと、うちは6%ぐらいなので、これはかなり低い方です。なんでかというと、皆さんにぜひお伝えしたいんですけど、国と地方の最大の違いは、国は国債発行したらいくらでも借金できますが、地方はできないんです。自由に借金することが許されてません。これができたら、市長が4年間の間にとにかく借金をして、次の市長にバトンを渡せるようになるんで、できないわけです。

例えば、建物に10億円の工事するとなったら5億円までは起債(借金)していいよっていうように、事業に対して何%まで借金していいと決まっています。

四條畷は、平成9年から平成19年の11年間、連続で赤字でした。そのため、箱物を建てるとか改修するというのがそもそもできなかったので、改に借金をする機会がなかった。借金の元金返済に追われていたんで、今は借金が減っています。だから、いま建ってる施設が、30年、40年、50年、と建ってから経過しているので、今から綺麗にしていくため、これから借金は伸びます。なので、今は一番借金自体は底を打っているという状況です。

 

市民:

財政的にはいいんですか。

 

市長:

財政を見る時に、借金そのものの額だけではなくて、重要なのは1年当たりに入るお金と出るお金とのバランスです。特にこの5年ぐらいは、団塊の世代の方々が65歳ぐらいまで働かれるんですけど、一斉に退職していて、毎年たくさん辞められていくわけです。するとどうなるかっていうと、人件費が恐ろしい勢いで下がってきました。

年額10億円ぐらい浮いたわけです。簡単に言うと。そしてこの間に、行革に取り組んでおけばよかったんですが、生まれたお金を、例えば、未就学児の給食費無償化とかを実施したので、金の出入りでいうと今は赤字です。要は、無償化など固定費が上がる施策をとった結果、赤字体制になってしまった。これをまず黒字になるように持っていかないと、いつか貯金を吐き出して終わってしまうっていうのが、僕が引き継いだときの状態でした。

これはもう抗えないので、まず黒字に直すことをやらなきゃいけない。厳しいけれども、やらないといけないことに取り組んでるというのが実情です。逆に、直近で無償化施策ができたのは、人件費の減少分があったからです。なので、今からはちょっと苦しい。借金はないけど。っていうのが、財政の状況です。でも、しっかり行革をやって、黒字に何とかしたいと思ってます。その他いかがでしょうか。

最後に

あと1年と少しで、2020年でして、この2020年というのが、四條畷市が誕生してちょうど50年っていうの冒頭にお話をさせていただきました。市制施行50周年っていうのは、やっぱりいろんな節目かなというふうに思ってます。これまで着手できなかった取り組み等々も含めて、一定痛みを伴うものもあるんですが、やっていく。その50周年以降も、四條畷市が持続的に発展していけるような取り組みを、さらに来年度はしていきたいというふうに思っています。

また半年ずつという考えで、6月ぐらいにこの会を開催させていただいて、その時は、来年度こういうことに力入れていくんだという予算が認められていると思うので、1年の方向性とか、いろいろお話をさせていただきたいなというふうに思っておりますので、大変お忙しいとは思うんですけれども、ぜひご参加いただきたいなというふうに思います。また時間帯に対するご意見が多かったので、今回アンケートにどのような時間帯がいいですかというようなのも書かせていただいているので、ぜひお答えいただけたらなというふうに思っているというような状況です。長くなってしまって、そして遅れてしまって申しわけございませんでした。私からは以上になります。本日はありがとうございました。