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市民:
いま話を伺わせてもらって、私も最近、四條畷ではないんですけども、府営住宅なので、土地建物を持ってないんですけれども、下関の関門海峡近くで父親の親戚の相続があったんですよ。古い物件で更地にするしないというのは費用的な問題もあるんですけれども、やっぱり大きな理由として、更地にすると固定資産税が上がるのがネックで。もう見込みがない状態で更地にするというのが非常に。誰が払っていくのかという。そこを改善しないとなかなか非常に解体に踏み切れないというのがあったので、意見として申し上げさせてもらって。もう重々おわかりだと思うんですけれども。
市民:
それと全く違う話で、非常に稚拙な話で申し訳ないんですけどもね。猫のえさやり。ご存知だと思うんですけどもね。動物愛護法も強化されてるということで、餌付けしているその猫に罪はないということで、なかなかまたその餌付けしている猫を所有物として扱うのかどうかっていうこともなんかこう意見として伺ったんですよね。行政としては処理しづらいということで。餌付けをやめてもらえたらいいんですけれども、なかなか餌付けはなかなか。江戸時代の綱吉さんみたいな方が非常に多くいるので、なかなか難しいと。話にもなかなか難しく、糞尿も始末してもらえればいいんですけど、おろそかになったり、死骸の処理のほか、行政の方に任せっきりっていう人も多々あるので。非常に難しい。国の指針に従わないとなかなかね。市としても条例制定に進みづらいっていうのは重々承知なんですけれども、何かこう、ありますか。
市長:
ありがとうございます。1点目の固定資産税の関係は仰る通りでして、家がありますと6分の1になります。ただ最近、どちらかっていうと、国の動きは、空き家だったら更地と同等の課税をしていこうと。こういう考え方になってきているんですね。ですので、我々としてもそこは重々承知しているところではあるんですけど、やっぱりいくら税金の関係があるといっても、やっぱり地域の他の方々にご迷惑がかかるという状態は避けていきたい。地域にもよりますが、家から横の家まですごく距離があるというような自宅でしたら、そこまでの影響はないと思うんですけど、やはり主要などちらかというと住宅が密集している地域になるので、やっぱり近隣の方のご迷惑にならないように我々としては進めていきたいなとは思っています。
2点目の猫の件ですけど、これは対話会の中でも最も実はご意見が多く、トップ5ぐらいに入るかなと思います。今、お示しいただいた通り、確かにイノシシとか、アライグマとか、これは一定捕獲をさせていただいて、しかるべき処置をさせていただいてはおるという状況ですけど、今お示しいただいた通り、猫に対してはそういう対応っていうのは基本的に法の定めで捕れないということにはなっております。
これは基本的には、その方にとって、かわいがっているというか、そういう状況の中で行政が無理やり引っぺがして、ということは基本的にはできません。なので、やっぱりいま仰っていただいたように、その方が糞であったりそういうものを放置するっていうのは駄目だと思うんですよね。対応されるのであれば責任を持っていただくという考え方ですし、やっぱりそれをしていただけないのであれば、そういう後の対応もされないまま、えさをおやりになられるということであれば、これは実は四條畷の条例上、駄目と書いているんです。
生活環境に関する条例というのがありまして、そういうこともなく、ただただえさをやるということは、実は禁止とさせていただいているので、実は職員が市民の方からお伺いさせていただいたら、住宅等々にお伺いさせていただいて「やめてくださいね」と言っています。ただ、飼ってるんだと、こういうふうにお示しされた場合は、ペットとしての対応、すなわち「糞の処理であったり、近隣の方にご迷惑かからないふうにしてくださいね」と。もうこれ以上は実は難しくて、育てているのを捕るとかっていうことは基本的にはできません。
やっぱり、地域の方でなるべく声掛けをしていただくか、或いは、今回でも他の地域から出たんですけど、今日は持ってきてないんですけど、例えばよくあるのは自分のご自宅の家の前
方もいらっしゃったりするので、ここでえさを与えないでくださいっていう立て札みたいなものが市の方にあって、それを地域で使っていただいてたりもしますので、もし、ここの場合だとそれが適用されるかどうかわからないですけど、生活環境課にお問い合わせいただければそれはいくらでもお渡しすることができます。しかし現状は「みだりにえさをやることはやめてくださいね」というものを条例は一応作っている状況です。これはもう、最後はモラルの世界にはなってくるかなとは思います。
市民:
市長は地域猫という言葉、ご存知ですね。いま仰いました猫の糞がどうなってるんだとか仰いますので、ここの団地でもささやかながら地域猫活動というのを今年の2月から始められております。ご存知ない方のために説明させていただきましたら、地域猫というのは要するに飼い主さんのいない猫をほっといたら猫というのは春秋必ず女の子と男の子がおって増えるっていうことが。野良猫さんをこれ以上ふやさないためにも、猫さんを保護して、なおかつ避妊手術をして同じ場所に返す。
それは何でか言うと、そこで暮らしてる猫のテリトリーというのがあるから保護して避妊手術をした子を他の場所に置いてくるということはその猫にとって生活できない。だから例えばここの団地の中で決められた場所でやってます。しかし活動している人間がそんなに多くないので、一生懸命やってますけれども、糞のとり残しとか。で、猫は人間と違って、朝昼晩3回だけとかにはならないので、やっぱり朝晩、糞とかの処理もしておりますがやっぱり抜けてるところはあります。でもそれでもやりっ放しのほりっ放しではないんです。
餌だってきちんと決められた場所で決められた時間にやっております。確かにそうやって地域猫活動を理解してくださる人がいっぱい増えたら、猫もだんだん自然淘汰していくはずではありますが、現状はやっぱりただこの子、明日ご飯食べられへんかもかわかれへんから今だけでもあげたいなっていう。ただ単に猫かわいそう、犬かわいそうでご飯をあげる人がたくさんいらっしゃるのも事実です。
でも、そうじゃなくて一生懸命活動しながら、少しでも外猫っていうのはご存知の通り、生きている年数が飼い猫と違って少ないですね。5年かそこらしか生きられない。その限られた命を一生懸命全うさしてあげたい。で、この子はこの子、1代猫だから、この子は子孫を残すこともできない。でも、残された命を限られた人数ではありますが、地域猫グループが一生懸命餌やり、糞始末。いろんなことを。確かに遊んでて花壇ひっくり返したりとかいろいろあるけど、そういうことのためにも避妊手術するのに、他の市では、助成金が出てるんです。四條畷はどこの動物病院もないんですよね。
寝屋川市なんかのホームページに行くと地域猫活動というページもあるんですね、四條畷はそういうことをして啓蒙、啓発することは考えておられないのでしょうか。
市長:
地域猫っていうのは、最近ですと、例えば、広島のある市や三重県の確か松阪だったと思いますけど、本当に精力的な制度というか取り組みをやっておられると。いまお示しいただいた通り、四條畷では、私のところにも地域猫の活動といいますか、そういう猫のために不妊手術等々を実際に病院の方に連れて行かれている方々というのは、ご挨拶に来てくださったことはあります。
確かに、寝屋川とか枚方とかでやられている中で、最も大切なのは、その仰っていただいた地域猫っていう考え方もそうですけど、その不妊手術を、実際にやられている団体とかっていうのがしっかりあるかないか。やっぱり、うちと寝屋川、枚方の違いでいくと、市の規模が違いますので、そういう団体も結構しっかりされていて。四條畷の市内でも、毎年団体登録みたいなものをさせていただいてて、100何団体ってあるんですけど、そういう団体さんが市の中で、実は今まだ、存在をしていないという状況の中で、市議会の方々とかともやりとりさせていただくんですけど、いま仮にその助成金を作ったとして、じゃあどこの団体さんにそれお願いできるのか。
例えば助成金制度を作って、職員が病院に持っていってとやり始めたら、全くきりがありませんので、やっぱりいざ助成金っていうふうになろうと思えば、やっぱり活動してる団体の方々がしっかり我々としても見えてないと、そういう制度に一歩進めないというところなので、ぜひ、まずしっかりとした団体さんっていうのが四條畷でできてくるっていうのが、おそらく次のステップに進むための一歩になるかなというお話で、決して議論をしてないとかっていうわけではありません。やっぱりどうしても、大きい市は、何でも大きいというような特性がありますので、そこはちょっと四條畷の5万6,000人しかいないまちのちょっと苦しいとかなというふうには思ってます。なので、考えてないとかということではないです。ありがとうございます。
市民:
今の猫の問題。ここで役員会にも発表しました。ただ、なんていうんですか。代表者の名前なしでチラシを全部配ってました。これはやっぱり反感を買ってます。やっぱしね、猫好きな人もいてます。さっき市長さんがいったようにアレルギー(を持っている方)もいてるし、そういう形でね、やっぱりここの団地では、飼ってはいけないとなってるんです。だからそれを好きやから飼うと、確かに家で飼っている方も何人かいてます。
ただここでそういう話されたら現実にはね。大阪府との話し合いになります。だから私たちも現実には役員会でこの前話しました。好きな人はよろしい。だからあんまりね。表立てにされたら反感を買うと思っとったんですよ。実際はこれ9月にもこの話があったんですよ。現実にはちょっと下火かなと思うたら、今回ビラを各家庭に、全部に配ってるんですよ。これ我々は全然知らないんですよ。だからそういうあれで、今日ね、先ほど言われたように、飼う人もおるし、嫌な人もいてるし。だからそういう形でここの団地では無理だというのだけちょっとお願いしときます。
市長:
ありがとうございます。そちらのちょうど窓のところにも、そういうような記載があるかなというふうには思っております。府営住宅という観点から一定のルールが取り決めをされていて、やはりその地域ごとで守っていただきたいというルールっていうのがあるのかなと思います。ただ、一番最初からの時にお話をさせていただいた通り、やっぱりどうしても性質上じゃあ行政で引き取って、そういう措置みたいなことは、犬と猫の場合は、基本的には難しいというのがあります。
やっぱり今の国の方向性も含めて、なるべく殺処分というものはなくしていこうと。
これ自体は大きな方向性かなあと思うんですね。ただ、やっぱり自治会として地域で共同生活をされる中で、地域で決められたルールというのは当然ある。いま区長が仰っていただいた通り、それはそれでしっかりと話し合いもしていただきたいですし、仰っていただいた通り、地域でそういう、例えばビラをまくとなれば、おそらく普通の手順でいきますと、区長にご相談をされるとかというのがやっぱりないと、地域活動っていうのを成立していかないのかなと思いますので、一定その通りだとも思います。連絡先がないってなると、区長としてもどうしたらいいんだっていう話になるので、こちらにいらっしゃるかどうかわからないですけれども、何かやっぱり全戸に配るとなれば、連絡先等で、地域の方にご連絡いただくっていうのはやっぱり必要ですし、地域のルールっていうのは地域で守っていただくというのは重要かと思います。
ただ、大きな国の方向性として、やっぱりここで駄目ってなっても猫自体はどこか行くということになりますので、それがやっぱりそういうふうな措置を取らないでおこうというのは方向性としてあるのかなと。これはやっぱりみんなで悩んでいかないといけない問題かなとは思います。ありがとうございます。
市民:
今まで私、こういう話し合いに参加させてもらったのが初めてなものですから、それで猫のことは絶対出るだろうなあというようなことも思ってましたけども、でもこの清滝団地っていうのは本当にちょっと不便ですけど、すごくいい団地なんですね。自然が本当に豊かで。私が入らせてもらった30年近く前には蛍が出てました。はい。もう本当に湧水に、そこから蛍がほんとに綺麗だったんですね、それももういつの間にかいなくなり、でも水が出てるんで今は金魚さんとかそういうのを飼ってる方がいて、子どもさんたちもすごく喜んでやってるんですね。そういう、生き物にやさしい団地になれば私は1番いいんじゃないかと思うんですね。さっきも市長さんたちも仰っていましたように人数が減っていくと、だんだん人数が減っていくのをどうして増やしたらいいか、それは確かに商業も商売も大事だと思います。
でもその団地とか、こういうところはもう見ての通り、高齢化がどんどん進んでいます。そしたらそれをどう増やすか。ただ単に若い人だけに入ってもらうというのではとてもとても難しいと思います。それに今は子どもの数よりペットの数の方が多い時代です。それでやっぱりペットと一緒に住みたいっていう方はたくさんいると思うんですね。
それで、どうこうできる問題ではないかもわかりませんが、とりあえず一つの目標として四條畷の清滝団地はほんとに生き物にやさしい団地ですよ、皆さんご高齢の方にも、若い人もみんなやさしいですよっていうようなPRとか。そういうものができれば。それが野良猫。野良猫って皆さん仰いますけど、原因は人間が捨てるということが第1の原因なんです。
それで、やっぱりその子たちを本当に先ほどの方も仰ったように、本当にもうねずみ講ぐらいの割合で増えていきます。ほっておいたらそれで皆さん餌をやるなと言いますけど、やらないで、またそれで解決できるのか。それは絶対できません。やらなければ死ぬやろうとか、やらんかったどっかいくやろうと。そういった自分たちでここにおらんなったら他にいっていいのかということになりますよね。自分たちのところ、これも縁やと思うんですね。この時代の。今やから会える子たちがたくさんいると思うんで、そこの命ということを観点に考えていただきたいなと思います。
市長:
わかりました。
一言いいですか。今日たくさんご出席されてる方もいると思うので、あまり一つのテーマだけになると他の発言がしづらくなってしまうかなとは思いますけれども、最後に私から1点だけ言わせていただけたらなと思いますけど、その猫を大切にするということと府営清滝住宅というルールの中でペットを飼っていいかどうかと、これは別の議論です。
なので、それを一緒にしてしまうとこんがらがってしまうので、やっぱりルールはルールで守らないといけない、ということだけはお伝えさせていただきたいなとは思います。ですので、まだまだ時間はありますけれども、一旦もし他に本当に、他にまたご意見なければまたその話をしていきたいと思いますけど、とりあえずまた別の観点でこういうのはどうかというご質問があれば、いただきたいなと思いますけどいかがでしょうか。
市民:
前回の時もですね、四條畷の人口のために若い人。わしら年寄りはね、欲もだんだん減ってくんですよ。だけど若い人が育っていかなきゃならんということは国全体としても大変なことだと思うんですが、前回より若い人に対する施策を少しこういうところが変わったっていうことがありましたら、ちょっと教えて欲しいんですが。
市長:
はい、ありがとうございます。若い方々に対する施策、一口に言っても、その若いっていうのは0歳児なのか、本当に働き盛りの20代30代なのかっていうとこれは同じ若いでも全然施策として違うと思うんですね。まず、特に若い、子どもに対しては、これはご説明させていただきました通り、1年前にプロジェクトチームを立ち上げさせていただいて、じゃあ何をやってるかっていうと、一番ケアが必要と言われているのは、妊婦さんの産前産後のケアっていうのが、実は今の時代として一番実際に保護者の方に聞いても必要とされると言われています。
皆さん聞いたことあるかもしれないですけど、「産後うつ」という出産後に鬱っぽい状況になってしまって、なかなか子育てができなくなって放置してしまってというのが最近あるんですね。そういうようなケアっていうのは、実は結構求められていたりするので、今年は例えば助産師さんを保健センターに配置して相談業務をしたりするんですけど、そこを増やしたりとかをしてるいます。
四條畷って、どちらかというと保健センターは手厚い取り組みをしているので、地域で妊婦さんの担当というのは決まっています。この人は誰が担当というように全員担当が決まってるので、そこのきめ細かなサービスをやらせていただく。
それと同時に、半年検診とか1歳半健診とかで、全親御さんたちにアンケートとかとったりしているので、今その結果分析に基づいて、何が必要になっていくかの分析。プラス、いま言われてちょっと聞き馴染みがないかもしれないんですけれども、横文字なっちゃうんですけどね、ニュースで見たことあるかどうかわかんないですけど、大阪府でも言ってるんですけど、「ネウボラ」っていう考え方がありまして、近所っていう意味なんですけどね、とにかく、出産してそこで終わりとか、検診してそれで終わりじゃなくて、我々はマイナス1歳って言ってるんですけど、受診に来ていただいたときから、一貫してその方が、例えば最近やと引っ越してきて地域に馴染めず友達ができず、屋外に出れなくて、とか結構あるんですが、こういう方を、どうやって自治体として見つけ出していって、1人だけじゃなくて本当は2人目も産みたいけど産めなくているっていう方々のケアをできるっていう体制を、手厚くしていっているところなんです。
そういうような取り組みであったり、先ほど働く場所っていう話もありましたけど、実際やっぱり働くところがあると、そこに人って増えるんです。なので、ここで仕事を始める方の背中を押すという施策であったり、今、主にやっているのは、四條畷商店街付近なんですけれども、そこの魅力の向上という事業をやらせていただいたり、本当にいろいろあります。
例えば、学校につきましても、子どもたちの学びが今どんどん変わっていって、アクティブラーニングと、横文字ばかりですけど文科省が出してて、それって何かっていうと、「主体的で対話的で深い学び」を促進するという、なんのこっちゃという話なんですけど、学校教育が片方向の授業から双方向の授業に変えていきましょう、というのが今、文部科学省のスタンスなんです。そういいながら今、学校の先生たちは昔に比べて事務作業がものすごく増えてるんですよ。もう書類をいっぱい府に提出しなあかん。国に提出しないとあかん。そんな事務作業ばっかりやってたら、とてもじゃないけど、その双方向の授業なんてできないわけです。言ってしまえば。なので、先生たちの負担をやっぱ取り除いてあげないといけない。で、どっちかというと全部、手書きで、手書きも愛があっていいと思うんですけど、やっぱりマルつけから管理まで全部、紙の書類でやっているのを、やっぱりパソコン上とかでできるようにして、少しでもそこの作業量減らして、子どもに向き合う時間を増やすということは、結局、良い教育環境になるということなので、そういう取り組みをやったりとか。
妊婦さんから、子育ての観点から、学校教育の観点から、働く場所の観点から、どれだけというよりはやっぱり首尾一貫してやってないといけないんで、それを総合的に記載しているのが先ほどご説明申し上げた総合戦略。当然1年で何でも変わるものではないので、3年、5年と目標値を立てて、それぞれの施策を今1個1個スタートし始めているところというような感じです。ありがとうございます。
市民:
すいません。今日初めて参加させてもらったんですけど。バスの件なんですけど、いま市長さんからも聞きました。京都で撤退するような話、また乗り合いタクシーみたいなものをするということなんですけれども、この地域でまだ走っている限りね。国道で清滝橋の国道のバス停。あそこまできているのに何で団地に入ってくれないのかと。バスが動いてる間は、やっぱり国道だけでなくて、こっちまで入ってきて欲しいと思うんですよ。
僕はまだ足が丈夫で歩きます。たまにずっとあそこまで杖ついてね。お年寄りが歩いてバス亭まで行かれる姿見たらね。こっちまで入ってきてくれたらなあと。来年の春の時刻改選時には、市長さんの力で何とかもっとこっち入ってくるように、素通りしないでと。話してもらいたいなと思います。
市長:
ありがとうございます。清滝新町地域の方からのお声もあれば、例えば、南の方で畑中っていう地域、滝木間という地域もあれば、やっぱ西の方で北出町とか二丁通りの皆さん、蔀屋の皆さんの思っている、こういうふうにしたらいいという意見があるんですね。ある地点からある地点まで行く時に、いま仰っていただいたようなこと、ちょっとここ行ってくれればっていうのを、実は全部行くとどうなるかっていうと、A地点からB地点まで行くのに対して、要はすべてちょっとずつ道を入っていくと、すごく時間がかかってしまうんですね。「いやうちだけやったらいいやん」となると、よその地域からすると「なんでその地域だけ一本入るんや」というような話に当然なってきます。なので、それを地域の市民みんなで理解し合おうと思ったら、やっぱり一番大事なのは、適切な乗降者数。使われてる箇所が多いところには積極的に回ると。これは意味があると思うんですよね。
公共交通っていうのは、ただただ乗り物という意味だけではなくて、外出していただく手段としてバスとかがなければ、外出する機会になりづらいっていう場合に、例えば便数があってどこかに行けるとなれば、ちょっと外出しようかという思いも出てくると思うので。
そういう意味で、やっぱりある程度データ等々に基づいた形で、このエリアは乗降者数でいうと使われてる数というのが多いわけなので、今後やりたいと思っているのはある程度、そういうふうなデータに基づきまして、必要なところに配置をしていくことです。
逆に言うと、いま走っていて全然乗られてないところをもうやめる。要は、1人2人いるから残すとなると、それはすごく経費が掛かるんです。もうそこは逆に思い切ってやめさせていただいて、やっぱり必要なところにつけていく。こういうふうな発想をしないと、あとちょっとここ、あとちょっとここというのは、これが実は一番難しいです。それを根本から見直したいと。今あるベースだけで考えるんじゃなくて。
とはいえ、田原の人たちが一番使ってるんですね。コミバスは圧倒的です。乗降者数でいうと。一番利用されてる方々にはなります。こんなことを言うと、火に油じゃないですけど、彼らからしたら、まだまだ快速便が足らんという主張をされるわけです。彼らからすると、こんなこと言うと別に市内対立を煽りたいわけじゃないですけども、まだまだ西部地域に回り過ぎちゃうかというようなお声もあるのは事実なんです。逆にこちらでもそうですし、清滝中町の方からすると、やっぱり減ってると。特に忍ケ丘行きが減りましたので、その影響が出てきたりする。
こっちを立てて、こっちを立てて、だと解決できなくなってしまっているんです。なので、先ほど申し上げたように、大型バスを残すところであれば、通勤通学の場合は大きくても乗り残しが起こるぐらい、本当にたくさんの方が乗られます。なので、その通勤通学などたくさんを一気に運ばないといけない便と、各地域からある目的の場所に行く便。これを切り分けないといけないんです。今それを同じバスでやろうとしてるっていうとこに無理があるわけです。
その公共交通体系を変えようと思うと、許可が必要という話になってしまって、国交省の許可を得ようとなると、どうしても来年の春、この4月は難しいんです。これはご理解いただきたいと思います。制度自体を変えるということになりますので。なので、主要なたくさん乗られるところは大型のバス。そうじゃない地域に関しては小型の、呼んでいただいたら出動できるようなデマンド型っていうのが今、一つ案としてやらせていただいてるというような状況にはなるので、ちょっとこの4月から1本何とかって言えたらいいんですけど、なかなかそれ実は難しくて、1ヶ所変えるってことはやっぱり全ていじっていかないといけない。
去年、平成29年度の4月からダイヤが変わった。やっぱり良くなったっていう人もいたら、悪くなったという方も当然いらっしゃいます。あれに関しては、僕は平成29年の1月から市役所に参加した身ですから、あの段階では実はもう時刻表はでき上がってたんですね。新しいものが4月のやつはもう印刷済みだったわけです。申し訳ないですが、あればっかりは僕にはどうしてもできなかったというのがあります。
なので、なるべくどの地域の人にとっても、利便性が向上できるような大型バスと小さいものの組み合わせを、僕はどうしても実現したいと思っておりますので、それがもう京阪バスさんとの契約は31年度末で決まっちゃってますから。どうしても次できるのが1年と4ヶ月後ですかね。それまではお時間をいただいて、国交省の許可を取らせていただけたらなと。いやもう1日も早くしないとあかんというのはわかってるんですけども、ちょっとそれだけの手順を踏ましてはいただきたいかなと思っているというな状況です。申し訳ないです。
もし1回もまだご発言されてない方でもいいですか。申し訳ないです。
市民:
いま京阪バスの話ばっかりなんですが、団地の中には近鉄バスも少ないけどありますね。でももしかしたら近鉄バスはなくなるんですかね。少なくとも団地入る部分だけはなるんですか。
市長:
ありがとうございます。厳密に言うと、いわゆる路線バス。普通に民間さんが営業されてる路線バスとしての京阪バス、例えば大和田とかに行くやつとか、私がいま説明した京阪バスは、京阪バスに委託してコミュニティバスを運行してもらっている。いま仰っていただいた近鉄バスは、普通に営利事業として、近鉄バスを運行されてる。私が聞いてる限り、今バス事業者はもう皆さん苦しいと。どんどんどんどん苦しくなっていって、こんな言い方をするとあれですけど、やっぱり乗降者数に応じて一定縮小とかも考えていかざるを得ないというようなお話は聞いておりますが、具体的にどの段階でというのは聞いてはいないです。
例えば、やっぱり先ほどのお話もそうなんですけど、四條畷の人口が減っていけば、バスに乗る人も減るということなので、バス会社としてもバスを撤退させていかなあかんという方向になるので、やっぱり我々としては、何とかどんどん減っていく人口を抑えることで、バスだって利用される方も増えますのでね。何とかかそういうふうな取り組みも併せてやらないと、向こうも民間企業なんで残してくださいって言っても、いやもう無理やという話になってしまいます。なので、状況としてはちょっと苦しいとは聞いてますけれども今すぐにというふうには聞いてないです。その他いかがでしょうか。
市長:
もしせっかくの機会なんで、何かあれば、よろしいですか。
私も、特に公共交通の見直しは、着任と同時から取り組みを進めさせていただいておりまして、何とかこの四條畷に新しい公共交通体系をというのは本当に心から思っているところです。でも、それをやっぱり成功させようと思うと、やっぱり皆さんにこの実験中にどれだけ利用していただけるかというところも実はあったりします。その時にあまり利用されないってなると、いらないんだという解釈になってしまいますので、何とか我々も積極的に、いざやるとなった時は広報もさせていただきますし、声掛け等々もさせていただきたいなと思いますので、ぜひご協力いただきたいなというふうに思います。
また、この対話会自体は、半年に1回必ずやらせていただきたいなというふうに思っていて、また次6月ぐらいに来させていただきたい。また、その時は今のお話であったり、こういうふうな状況になってますっていうのもお伝えできるかなと思いますので、お忙しい中とは思いますけれども、またぜひ6月の方もご参加いただけたら嬉しいなというふうに思います。本日は以上となります。ありがとうございました。