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市民:
特定空家の問題。これは1つ抜けているというか、付け加えてほしい観点なのですが、高齢者がだんだんと自分の空家を誰にも譲ることができなくなるという状況が生まれる。息子は家を持っているのでいらない。だけど最後まで住みたい。これは難しい問題だと思います。それを支援するといいますか、空家になる前にその最後の措置をしてあげるような、ランドバンクというような自治体の取り組みがあるんですけれども、年間1万円とかで空家をたまに掃除をしてあげてみたいなこともやりながら維持すること、高齢者の支援も含めてやっていただければと。この観点を加えていただきたいなというのがあります。
もう1つが「四條畷の特色は、なんやねん」ということで、ぜひとも打ち出して欲しいのが、野外活動センターに木造の学校を立てて欲しい。これは市内全ての学校の分校扱いにして、年に1、2回でもそこへ行って授業をする。あそこには大きな天体望遠鏡もあるんです。夜中まで泊ったらそれを使って学習することもできるし、自然もあるわけですから理科や工作の学習。そういったことをやる森の学校。これがすべての小中学校に付いてますよ、となると、これは1つ売りになると思います。
そこで特別講師みたいな人、花に詳しい方、星に詳しい方などを募集して、こういったことやれば四條畷市の売りになると思います。木造の校舎を2教室分ぐらい建てれば野外活動センターは空いているので、野外活動センターを今は寝屋川と同じ指定管理ですので寝屋川の土地も使いながらにやれれば、今の活動もやりながらそういったことをできると思います。それをプランの中に入れていただければと思います。
市長:
実際、大阪の箕面に「こどもの森学園」というものがありまして、そういうことをやられていたりします。ほかに有名なのは、和歌山に「きのくに子どもの村学園」というものがあって、私も実際に見に行って本当にすごかったです。学校なんですけれども、入ったら廊下とかでノコギリで木を切る作業をしていて、大体フィールドワークをしていてそれらを学びとしている。それも当然魅力的ですし、そういうところに通わせたいというお父さんお母さんが通わせていると聞いております。
ただ運営主体となってくると、公立学校かというと、それは学校法人やNPO法人とかがそういう特色のある教育として設立をされて、そこに人を呼んでくるという形でやっているので、基本的には大阪府内の小中学校、公立の学校として、基本的に国からどうしても義務教育としてお金をいただいている分、文科省で定められている時間割というものがあって、これを一定数こなしていく、基本的には余剰時間はあまりないので公立学校でやっていけるかというとなかなか難しさはあるかもしれないです。でも、もし意欲のある学校法人、NPO法人等があれば、四條畷の山を使って何か開講していきたいという思いがあれば、我々としてはお話や相談にのっていきたいと思います。
空家について。おっしゃる通りその観点を入れた計画を今、12月議会に向けて提出しようとしているところです。ランクに分けて、ランクといいますか状態に分けているんです。まだ家としてしっかりとしているけれども、空家に陥らないようにするという方に対しては啓発であったりこういう取組をやっているところがありますのでやってみては、使ってみてはどうですかと(呼掛けたり)。あるいは民間企業と繋げさせていただいて、そういう事情でしたらこういうところにいけますよ、みたいなマッチング、つながりをやるというフェーズから、危なくなってしまったら申し訳ないですけれども行政代執行をしますよと、それぞれのフェーズに分けて取り組みをまとめてやっていくというのを計画として、まさに作らせていただいております。
これ(特定空家等に対するフロー)をお見せしたのは、とにかく特定空家、危険空家に対するお声が非常に多いので、これは12月を待つより先に作らせていただきたいという思いがあって、このフローを作らせていただいたというような形になります。ですので、12月策定の計画には先程おっしゃっていただいたようなこれから空家になっていくけれどもというところに対して、どういう取り組みがあるのか、まとめさせていただいた計画になるのかなと思います。
市民:
小中学生の保護者です。子どもの居場所、遊び場について先ほどご説明をいただいたんですけれども、実際の具体策といいますと来年度以降になるのかなと。広報を見て本年度中に公園の具体策があるというように伺ったんですけれども、はっきり言ってその辺がわからなかったので。公園の実情で言いますと公園にこの子たちが集中して、例えば水曜日なんですけれども学校帰りの早い日はそこに子どもたちが集中して、(場所の)取り合いが起こってそこで遊べない子どもたちが家に帰ってきて(しまっている)。
のびのび公園で遊べない、もちろんボール遊びができないという実情があって、そこら辺はどの辺まで把握されているのかということ。それと今までのびのび遊べていた青少年コミュニティ広場について×印になっていたのでそれは本当に残念だなと。そこら辺ももう少し詳しくお聞きしたいです。
市長:
公園の考え方は2つありまして、まずそもそも大きい公園を整備するという話。これは今日明日にできるということではないですけれども、すでにある公園の運用の仕方、そちらが今年度中に着手できる公園のあり方についてです。
今、市内の公園は一律すべてボール遊び禁止となっています。これは歴史的経緯がありまして、とにかく本当に被害があったんです。車、窓ガラス、バスであったり。管理責任者は市ですが何かが壊れたときにその都度弁償を市はしていられませんので、ご自身で負担していただくか、破損してしまった子どもの親とで示談という形になっていたんです。
けれども、あまりに被害が多いので苦情が多かったという経緯から、一律禁止となっています。けれども、やっぱり地域の特性によって、せっかく広い比較的狭くない公園があるんだったら自由に羽を伸ばして遊べるようなほうがいいんじゃないかという考えで、一律に公園に規制をかけるというのではなくて、あり方と使い方を見直していこうという事業を、本年度に2つのモデル、全てを一度にということはできないので、取り組みをやってみた時に、実際にうまくいくかどうか、課題は何かというのを、2ヶ所ぐらい本年度やらせていただいて、その結果をもって来年度以降広げていく、これを今年度着手とさせていただいていたんですけれども、これは担当課が建設課なんです。けれども、建設課が6月から10月位にかけて災害対応で基本的に事業が進められなくなってしまって、今からの着手になってしまっているんです。本当はもう少し早かったんですけれども秋頃にと思っていたんですけれども、やはり災害対応がすべてにおいて優先されますので、ちょっと遅れているというのが事実です。
なので、2月3月ぐらいからスタートして、春先に向けてその公園の取り組みを必ずやります。その頃には、災害対応が基本的には終わっているので、その時にはやらせていただきたいと思います。
青少年コミュニティグラウンドの話も含めて、覚えてくださっていると思うんですけれども、11月の頭に公共施設の再編に関する市長と意見交換会で全く同じ話になったんですけれども、青少年コミュニティグラウンド、昔は自由に入れたんですけれども今は入れないです。これは何故かというと自由に使った結果、散々な使われ方をしたというような現状があったんです。中に入ってゴミを散らかすというような。なので現状は予約をしないと鍵を開けられないというようなシステムにしている状況です。そうしないと次の方が使えないという状態だったんですね。そういった経過があって、その時にも話になったんですけれども、やはり子どもたちを遊ばせたいという保護者の方、様々な方の協力を得られるのであれば公園のあり方の中で、例えば何曜日とか週に何回かは自由に使える、そこではボールを使える、自由に遊べるようにしようという取り組みを今年度の末からになってしまいましたが、したいと思います。なので、いわゆるハード面の整備、ボールパークと呼ばれるようなものには一定時間がかかりますので、そこは運用と整備の違いで説明が少し混じってしまったかなと思います。
2つ目にいただいた混み具合について。これは実は対話会でよくいただくお話です。曜日によっては下校時間帯に込んだりするんです。そしてよく聞くのは、上級生が使っていて下級生が使えない。これはよく聞きます。実際にそういうことがあると思います。
ただ、いつもその時にお話をさせていただいているのは、上級生が使うか下級生が使うかというのを、市が入っていて「次は3年生が(場所を使って下さい」というように指導するのが本当に我々の仕事なのか、これは本当に行政の仕事なのかというのは考える必要があると思います。これは、子どもたちが公園の中でどのように遊んでいくかを地域や保護者の方が見守っていただくものかなと。そこに市の職員がやってきて「6年生が1時間以上遊んでいるから譲りなさい」と言うのはそれは違うかなと思います。
ただ混んでいる状況があるというのは実際によく聞いていて、1番お声があがるのは総合センターの所の交番との間にある公園。あそこは上級生と下級生との使用差が大きいと聞いています。それ自体は私の耳にも届いておりますが、そういう状況も踏まえながら、今後の整備という面ではもちろん考えていきます。ただ、そこに行政として介入をしていくというのはあまり考えてはいないという状況です。ただ運用としては今年度末に必ず着手させていただければと思います。ありがとうございます。
市民:
先ほど特定空家が300弱、数があると。その内容的にどういうふうに、通知先がわかっているのは何件ぐらいとか、そういった内訳は大体出ているんですか。
市長:
僕自身が全てを正確に把握しているわけではないのですけれども、少なくとも300弱ある空家を、(市で作成した)チェックシートを持って、生活環境課の職員が回ったんです。持ち主がわかるわからない以前に、まずそのチェックを全て終わらせて、ふるい分けをしています。要は、非常に危険なのか、経過観察といいますか、ABCなどのランクに分けまして、今その段階なんです。そして今度、危険度というところに対して市で持ち主がわかれば、これから助言や改善してください、という段階に入っていく。これに関しては税務局などに問い合わせをしていきます。
最近できたフローなので、調査が終わって次の段階へいこうという状態です。その後に協議会。これは不動産関係の方、法律に詳しい方、第三者の方が入っていただいて、言葉を選んでいうと(助言、改善依頼に対して)対応のあまりよろしくない人に対しては次に進め、勧告や命令に進んでいくと、そういった状況です。ただ、持ち主の特定が難しいものもあるというのは聞いております。全部がわかっているわけではありません。
市民:
シルバーでもわかっていると思うんです。きつく言ってくださいとかいただいているんです。(子どもが四條畷を離れ、親も管理できていないので)空き家になっていることも、その子どもさんからシルバーの方へ近所に迷惑をかけたらいかん、ということでやっているようなこともあるので1番先にこけそうなところは急いで欲しいというところでございます。
それともう一つ防災の話がありまして、岡山の避難先は東の小学校中学校で、こちらは岡部。その真ん中にこの忍ケ丘会館があるわけです。ところが指定はされていない。それと防災や耐震の問題とかがある。この前区長の方からそんな話は市から出て、(忍ケ丘会館を)将来的には耐震測定したい。手直しをしたいというような話もちょっとあるけどみたいな。我々も元気な者が向こうに行くにしてもこちらに行くにしてもそれは問題無いのですが、お年をめした方がこの周りが避難所として使えるようになれば1番幸いかなと思います。なにとぞよろしくお願いいたします。以上です。
市長:
ありがとうございます。そうですね、岡山にお住まいで、この忍ヶ丘会館をご利用の方は、これだけの規模なので、避難もできるなと思うかもしれないんですけれども、実はこの岡山の会館と言うのは非常に大きくて、なかなかよその地域でこれぐらいの規模の自治会館がある地域というのはあまりないかなと思います。
その中で、1次避難という考え方、災害が起きたときにまず身の安全というのは、これは100%避難所ということではなくて、まずは身の安全を何かしらの方法で確保していただく。それはだだっ広い土地なのか、こういうところなのか。ただ、避難所に指定されている場所はどういうところかというと、その後、3日、1週間、1ヵ月と避難生活をするということを想定しているところを避難所指定とさせていただいています。
毛布を広げられたり、炊き出しができたり、非常用の電源あったり、そういった整備ができているところ、その日だけの避難ではなくて、複数日の滞在を想定していたところを、避難所として指定しているという形になります。なかなか各自治会館にそれだけの設備をやっていくというのは、確かに移動のことを考えるといいかなと思いますが、全自治会館をとは言わなくても忍ヶ丘会館は大きいですので、またそういった取り組みもあるかも知れませんけれども、自治会館は自治会の所有するものなので、まず市としては市が持っている建物の中で一定長期生活ができる場所を避難所として指定しています。
ただ、南海トラフ地震などが起きたときにまずは、避難所を目指している間に被害にあってもダメですので、まずその瞬間はどこかしら頑丈そうな建物に行っていただくとかそういった対策をとっていただいて、そして避難所を長期間使用する。これは区長会でも自治会館を避難する場所とする意見が出ていますが、避難所指定とするのは長期滞在の観点から難しいかと思っています。
ただ一時避難というような運用の仕方という考え方はあるかなと。ただそうした場合に、例えば鍵などを持っておられる方が被災された時に開けられるよう、我々ですと避難所開設の担当の職員を割り振っておりますので、誰がどこと決まっているんですが、まずはその確認が必要かなと。行政としても、被災されている方に、今から自治会館を開けてもらいますかと言いづらい側面もありますので、運用面は解決しなければならない課題があります。また色々と区長会の皆さんとも議論させていただきたいと思います。ご意見ありがとうございます。
市民:
小さな赤ちゃん、幼児がいる親なんですけれども、あおぞらこども園を利用させていただいているんですけれども、保育士さんからアンケートの内容がどうやったかというフィードバックが反映されていないということで、初めてのこども園(の利用)ということでフィードバックを行ってその後どうなったかが見えてこないということ。
それと保育園からもそういった提示がない。子ども園からも「これからこうして行きますよ」と言うような提示もないので、それが必ず教えていただけるようにする責任があるのではないかなと思います。あと今後こども園を進めていくと思うんですけれどもどういうところから手をつけていくのかなと増やしていくのかなどどう考えられているのかを教えて欲しいです。
市長:
岡部保育所とあおぞらこども園が公立の2園ですけれども、アンケートを直近でとらせて頂いたのは施設に関するアンケートでして、言っていただいたのは少し前の保護者の皆さまからお声をいただいてそれに対するお返しのことかと思うんですけれども、実は前回9月の(対話会)時に聞かせていただいて、すぐ確認をしたんですが、実は返事を園に返しておりました。
おそらくPTAなどでもそうだと思うんですけれども、組織として実は返答もさせていただいていて、掲示板にも貼ってあったみたいなんです。なので、すでにお返事というのはさせていただいているという状況です。確かに、日付上も返した通知があったので、おそらく保護者会の方々の間での伝達がもしかしたら途中で止まってしまったのかなと思います。我々としてはそこが反省かなと思っておりまして、今後そういう場合の返し方。どちらかというと我々は地区にお伝えしようと思うとまず区長さんへお伝えして、区長さんからお伝えいただく。おそらく、あおぞらでも同じやり方をした結果、行き届かなかったという事態が起きてしまったのだと思います。なので、次からは改善しようという話をさせていただきます。一応お返事は返していただいているという状況です。
保育所の整備なんですけれども、公立園を増やしていくという考えは基本的にはないです。どちらかというと、過去あった公立園を民営化してきたという歴史があります。
ただ、それはイコール保育所を増やさないということではなくて、9月にもお話をさせていただんですけれども、待機児童が四條畷市に6人から7人いるという状況の中、ほぼ0歳から3歳のお子さんが待機児童になってしまっている。ここを解消しないといけないということで、定員19名以下の小規模保育所で、0から3歳児対象のものを今年度、四條畷市では新たに設置をいたします。ですので、基本的には1園増えます。待機児童ゼロにしていくというのは、冒頭で申し上げた、総合戦略のなかで最初に掲げている最重要施策の1つなので、待機児童をゼロにするために保育園が必要であれば増やしていくという状況です。ただ1つ難しいのが、田原には1つ、ひまわりこども園があるんですけれども、田原台6丁目はいま家が整備されてきて、子どもが増えてきている状況なんですが、1園増やすまでにはいかないけれども、今ある1園だと足りないという状況です。
保育所を運営される方々も、いま建ててもすぐに定員を超えて運営ができないということですぐ潰さないといけないということで二の足を踏んでおられます。例えば小規模の19名以下の保育園でも、5000万円ほどの税金を使わなければ建てられませんので、気軽に建てられません。そういうところは西側で空いている園があるので、運用の中でなるべく空いている保育所に運ぶといった形で解決をしたいと考えています。まず全体として定員が埋まっていくということと、待機児童に対してはしっかりと手当てをしていく、この二段構えで進めさせていただいているという状況です。ありがとうございます。
市民:
新池の草刈りの件ですけれども今、僕は毎月のように行っているんですけれども枯れ草や葉っぱがいっぱい生い茂っています。もう少し丁寧にやっていただければと思うんです。北側の樹がたくさん大きくなって生い茂っている。そういったところはほったらかしで、同じ新池なのに。もう1つ岡部川の方でも南側はきれいに整理がされているけど北側は全然されていない。これはどういうことなのかなと聞きたいです。
市長:
新池周りに関しましては、またそういう意見があったということを水利組合さんへ、管理運営をしていただいている状況なのでお伝えさせていただきたいと思います。岡部川に関して。市内にはたくさん川があります。岡部川、清滝川、江瀬美川などたくさんある中で、基本的には新川とかを除いて、府の管理する一級河川になっています。大阪府内全域の川を管理してくれている大阪府が、各川について1、2カ所、年間きれいにしてくださっている状況です。
聞いたところ、大阪にある川の全長は777キロメートルらしいです。さすがに全てを1年できれいにするのは難しい。川の中で複数個所に分けてやらせていただいている状況なので、岡部川も今年はこの辺、来年はこの辺というように大阪府は分けて対応をしていただいているという状態です。どうしてもひどいというような状況とかあれば、我々が府のほうに、枚方土木事務所ですけれども、そこを急ぎやっていただきたいという形でお願いをしています。基本的に、大阪府はまず防災面からマップを作られておりまして、(川は水が)溜まっていくとあふれやすくなるので、エリアマップみたいなものがあり、危険度の高い順からやっているらしいです。ただ闇雲に順番にやっているというわけではなくて、そういった事情を考慮して(草などを)刈っているとお答えをいただいております。
ただ、よくご意見をいただくのは「では市がやってくれたらいいじゃないか」となりますけれども、これが非常に難しいです。本当に緊急対応の時は我々もやらせていただきますけれども、1回市で草を刈ると「後はよろしく」ということに、大阪府からするとなるんです。市でできるなら予算も人も割かないでいいなということになるわけです。なので我々としては、断固、大阪府の仕事と言っていく必要があります。
市民の方からのこういう声が私は1番助かるんですけれども、次に枚方土木事務所長と会う機会があるので、こういう地域の方々からこういう声が出ている、と生で言えるわけです。そうすると、彼らも動かないといけないなという気持ちになりますので、ぜひそういった声を上げていただいて、私としては所長に「岡部川が最近ちょっとご意見多いので、また来年考えてください」と言うことができます。ただ、府としてすべての川を同時に、一気にやるというのが難しいというのはご理解いただければと思います。
市民:
個人の人がやっていますよね。
市長:
基本的に、本当は川の中で個人の方が作業をするというのはあまりお願いしますとは言えないんです。やはり危険なので、川の付近は。ただアドプト・リバー事業というものがあります。府と市と市内の民間企業とで岡部川をきれいにしようと。そういったことはやらせていただいます。こういう取り組みが増えていくのは非常に良いことだと思っているんですけれども。
市民:
公明党さんの指導でしたね。
市長:
恐らく定例の取り組みとしてやられているのではないかと思います。
市民:
月曜に、市の職員が草を刈ったやつを集めて。
市長:
そういった地域で出た草など収集していただいたものを、市で回収というのはできるかなと思います。
市民:
今日こういう市長との対話会、聞かせていただけて色々と意見が聞けて、日常の生活で色々と意見が言いたいというのがその地区ごとに行かないと現実にわからないというわけですね。だから代表の方が今日は出ているのだと思います。それでできれば市長が直にこういった対話会をというよりも以前に、市の職員の方が各地区の担当をもって、地区の例えば自治会なら自治会の地区をまとめて地区の問題というものは無いのかということを一度取り上げて、細かいことがいろいろあると思います。先ほど言われたような問題もそうなんですけれども地区で何とかしてくれないかとか、そういうことも対策の中に出てくるのではないかなと思います。だからまず底辺を整理してここではハイクラスな話合いを行いたい、そうもっていったほうがいいと思います。
岡山5丁目のこういうところが問題やと言われても正直わかっておられない方が多いと思います。だから市長がそうお答えられても新池の草がどう、木がどうのと言われてもわからないと思います。なので地区は地区で担当を持ってその担当の人の意見をいろいろ聞かないといけないことを市で吸い上げられて、色々とこういう意見が出ているよというようにまとめられてから、解決策を考える。こういう方向はどうかなという1つの意見です
市長:
貴重なご意見ありがとうございます。まさにそれがお手元の資料にある岡山地区要望事項です。これは事前に区長さんから集約頂いた意見をいただいて地区の中でご協議いただいて、ちゃんと印を押していただいておりますので一応地区の意見として集約をさせていただいています。
ただ、職員が行くというのも僕は大事なことだと思うんですけれども、課ごとの担当がありまして、自分の課のことを超える話と言うのは非常に難しいと思います。それはその職の本分を超えてしまうということになるので、私としては、例えば新池の話なら建設課の話ですけれども、それが環境にかかるのであれば生活環境課の話ですし、予算ならば当然財政課の話になる。「この部署に聞かないとわからないです」となるのではなくて、「こういう状況で今はこうなってます」とお答えを言うことが私の存在意義かなと思っております。
ただ本当におっしゃっていただいた通り、内容が双方面に入り混じってしまうと確かに難しいこともあるのかなと思いますので、事前に地域としてどういうご意見があるのかをお集めいただいて、自治会のご協力をいただいて地区としてはこれかな、という意見に対して、まずお答えをさせていただきたいと考えています。
普段課題と感じられていることは生活をされている方々によって違うと思います。人によっては、例えばまちの人口増加に関心があるという方もいれば、自分の家の横の空き家が気になる、これはどちらも課題だと思うので、私はこの場はどれも全部一緒に対話ができる場であればいいなと思うんですけれども、地区としての課題を集約していくということも大切だとおっしゃっていただいた通りだなと思うので、少しご負担にはなるんですけれどもこれ(地区要望書)をいただいて、今日お答えしていないところもありますけれども、もちろん全て目を通させていただいてます。
これまでは、言ったらそれで終わりということもあったと思うのですけれども、いま何をやっているかというと、すべてシートに、第1回目はどの地区からどういった意見が出たかとを整理をしたんです。そして、2回目と3回目と、これは対応が遅いとかこれはこういうふうに答えたなどと全て整理をしています。今回3回目ですけれども、4回目があるときには、あの時に言ったものはこういう状況ですというようにお答えできるようにやらせていただいて、1回きりで終わるものではなくてこの取り組み、次の取り組みというようにできればいいなと思っております。
ただお示しいただいた通り(要望書は)地区としてのご意見ですので、我々としても大切に受け止めさせていただければと思います。そのうえで大きな話から生活に密着した話まで、フランクに話せる対話会に僕はしていきたいと思っております。ご意見ありがとうございます。
市民:
朝の子どもの登下校の見守りの件が出ているかわからないですけれども、今のところは育成会の方でお母さんたちが当番を作って見守っているところです。片道のところもあるので特に危険なところは横断時の注意をしていただいたりするんですけれども、いま働くお母さんが増えているので、朝の当番に間に合わない方はファミリーサポート制度を使っていてお金を支払って、当番に行っていただいたりしている状況にとてもびっくりしてます。
その他に配慮のいるお子さんについては、ご家庭の方から付き添ってもらっていただいたりしている負担とか、ご家庭の事情で登下校に間に合わなくて後から行ってお子さんの安全というのが見ていてとても気がかりなんですけれども、他市のように第三者の見守りをもう少し増えないかなと思っています。例えば北摂の地域でありますと、地域の方が所々に立ってくださって、見守って下さったりするんですけれども、そこら辺はどうでしょうか。ご意見を聞きたいです。
市長:
ありがとうございます。実際、すでに地域の方が見守り活動を一定やってくださっていて、これは我々市としては非常に助かっている状況です。冒頭の話は実はたくさん意見をいただいていまして、共働きの家庭の割合が6割以上となっている中で、見守りを登下校までできないというような意見であったり、運動会も午前中に終わってもらわないと困るなど、いろんな意見があります。
やはり社会が変わってきているので、学校のあり方も問われてきているという状況かなと一定、お声が届いております。けれども、逆もあります。なぜ私たちは付き添いをしているのに、あのお母さんだけが(見守りに参加せず)出かけている(のはどうなんだというような)両面の意見が、市の方には来ているという状況になります。
ただ、市としても実は見守りの人は、特に危険なエリアには人の配置をしています。過去2年で、65台の防犯カメラを通学路に設置をさせていただいたり、種々取り組みをさせていただいている中で、ただ限界は無いわけです。防犯カメラも無数につければ、数限りなくつければ、当然より安全になっていきます。けれども、そういう人の見守りであったり、設備面での見守りをどれだけ重ねていくか。確かに、いま100%安全かというと、数年前にPTAの会長がお子さんへの加害者となった事件もあったりして、もはや誰を信じていいのかという時代でもありますので、そういう複数のカメラであったり、見守り、これは強化していかなければいけないというのがあります。
そして節目節目で、例えば学校に関して再編等行われる場合には、道路の整備状況、カメラの状況、人の見守る状況を強化していっている状況にあるので、決してもうこれで満足なので何もしないということは無いのですけれども、一定地域の方のご協力、保護者の方のご協力をいただきながら、我々としてはまず子どもたちの安全をと思っています。私が聞いた話ですと、他市ではPTAも10,000円払ったら入らなくて良いとするというような、いろいろなアイディアが出ているらしいです。本当に社会が変わってきているんだなと思います。
ファミサポ(ファミリー・サポート・センター)をそういう風に活用されいているとは、私も知らなかったです。そういう方もいらっしゃるんだなと思います。やっぱり教育委員会としても今、実に微妙な立場にいるみたいです。では、かといって全部そういうことをやめますとなると、ものすごい人を市で準備しないといけないということになるので、そういうことは結局、学校教育、すなわち本来であればパソコン、エアコンなどにかけていたお金が、人件費となってしまうので、財布が限られているなか、人に頼るべきところはお願いさせていただきたいです。そして、特別に必要なところは人を配置させていく。防犯カメラも必要に応じてつけていく。特に地区で危険だと思われているところは、外灯や防犯カメラの設置などの補助もあるので、そういったことで対応していただけたらなと思います。
市民:
お願いでは無いですが、最近感じたことで、確か台風21号の朝なんですが、朝はそれほど感じなかったのですが、その次の日、自転車で走っていると市のトラックが鉄板とか木の板等全て回収して回っていました。ちょっと今までの四條畷市の職員と違うなと、変わったなという感じがしました。
というのは臨機応変に、普通の人間が考えると飛んだ家の人が(ごみや飛来物を)処分しないといけないなと思っていたんですが、市の車が来て全部回収して、だいたい台風3日目位で大体片付いたんじゃないかと感じました。これからも臨機応変にやっていただければなと思いますのでよろしくお願いします。
市長:
ありがとうございます。やっぱり個人のものというのは個人の方に対応していただくんですけれども、市は道路管理者でもあります。例えば道路に飛散している物であったり、通行の妨げになる物は、翌朝と言わずに、台風21号の時は基本的に建設課の職員が寝ずに、とにかく朝までに通行止めをなくすんだということで、道路中を調べて、飛んできた物をどけて、といった活動を実際にやらせていただきました。道路一斉パトロールをかけて、倒木があったら非常に混乱することになりますので、それは、個人の木だからと言ってられないので、まずは主要道路に対してアプローチをする。そして、また巡回をかけていって、道にあるものは順次撤去していく。ただ、個人所有の物で、家からいっぱいゴミが出たので拾ってください、というような対応をしていないです。
ただ災害ゴミという形であれば、一定ルールを決めさせていただいて無償で捨てさせていただく。こういうルール作りになります。ただおっしゃっていただいたとおり、我々は臨機応変に対応できるように、特に災害時は堅苦しいことを言ってはいけない時でもあるので、ルールはルールでもちろんありますけれども、これからも臨機応変に対応できればと思います。ありがとうございます。
大変長くなってしまって申し訳ないです。先ほど少しお話ししましたけれどもそういったことを踏まえて、また31年度最後の平成に、またどういったことをやっていくのか予算が決まりました後、春ごろにこの対話会をやらせていただいて、平成32年が市政施行50周年、市が誕生して50年になるのが2年後になります。そこに向けて、来年度もいっそうの取り組みを加速させていきたいなと思いますので、ぜひ6月の時もご参加いただければと思います。本日はお忙しい中、お寒い中、ご参加いただきありがとうございました。