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地域と市長の対話会

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楠公での意見交換全文(第2回地域と市長の対話会)

待機児童対策

市民:

待機児童の話があったんですけれど、前も話してくれたことがあったんですけれど。たとえば四條畷に園が7つやったかね。

 

市長:

いや、もうちょっとあります。

 

市民:

定員をね、たとえば少し増やしたら増えると思うんですけれど。

 

市長:

定員を増やすというところは二つ考えがあって、ひとつめが施設、面積要件というのが決まっています。あとは、保育士の確保。むしろ、こっちが難しいです。

保育士さんを確保するのは、いま非常に難しくてですね、理由のひとつは、何かっていいますと、一番大きいのは、公務員だった方はご存知かと思うんですけれど、住む場所によって決まる地域手当。どういうことかというと、物価が違うので全国一律に決めずに修正をかけてるんですね。一番高いのが東京都23区、ここは20%、基本給×20%貰っています。だいたい地域手当は、東京都、大阪の都市圏だけなんですが、四條畷市は6%貰っています。これが北河内で一番少ない。もっというと、大東市は15%貰ってるんですね。

これはどういうことかというと、保育士として働いたときのお給料が、たとえば年収300万円だった場合に、6%やったら18万円つきますよね。15%だったら45万円つくんで、30万円ぐらい年収に差が出るんです。このままだとどっちで働きたいかというと、高い方がいいよねと。四條畷市はそこが実は辛い状態にあります。

なので、市としていまやっているのは、家賃補助といいますか、住んでる住宅の家賃を出しますからとかいろいろ政策を打ってるんですけれども、保育士は確保しづらい。そもそも、地域区分を改定するのにも取り組んでいます。とにかく横のまち(と同じ)にしてくれとお願いをしつつ、市としてできる助成をやりながら。

よく、いやいや市で大東市ぐらい出したらええやんと言われますけど、軽く試算すると年1億円ぐらいになります。とてもじゃないけど無理です。そういう不具合を解消していきながら、保育士の確保に努めつつというのがあるんですけれども、保育士確保と面積(要件)がネックになってくるので、新しい場所でどこか立てていくという状況になっています。

 

総合公園

市民:

前の市長さんが決めはったんやけど、生駒の上のほうにグラウンドがあるんですね。

 

市長:

総合公園ですね。

 

市民:

そんなとこ行ったことない。あんなん、ええんちゃうんかな。いかがですか。

 

市長:

おそらく、このなかで総合公園に行かれたことがある方はいらっしゃらないんじゃないかなと。私も2回ぐらいしか行ったことがないんですけれど。四條畷市って、形自体ピストルみたいな、右側が南につき出ていて(総合公園は)田原の南の方。そこは、いろいろいきさつがあって、四條畷市に電通大さんあるじゃないですか、山のほうに。電通大さんがキャンパスを広げていくとき、昔はある程度のキャンパスに対してどれぐらいかグラウンドがいるというルール、法律があったんです。なので、電通大さんがその場所をグラウンドにしようと進めていたら、ある日、法律が改正されて別にグラウンドはいらんとなったんです。この土地、どうすんねんという話になったんです。

四條畷市は山のほとんどが国定公園といわれて、国から緑保全のため指定されているもので、木一本、切っちゃだめなんです。そのときは、大学のグランド整備という名目があったから切り開いて行けたんですけれど、その大義名分がないなら山に戻せと。軽く試算すると何十億円単位かかるんです。切り開いたものをまた山に戻さないといけない。ここでふたつの決断があって、山に戻すか、もう買い取ってしまって自然公園として開発するかの二択やった。そのときに買い取ったんです。

それがたぶん1、2億円ぐらいだったんです。そんなに高くなかったんです、土地だけであまり使われないところなんで。ここまではそうかなとなると思うんです。そのあと、過去は過去のなかで最善のことをされたと思うので、私はそれに関してどうかとは言わないですけれども、いま、サッカーグラウンドと多目的広場というのを主にやっている状態。これはずっと5ヶ年計画でやってきたんですけれども、このあとまたフットサルと芝生広場と広げていくはずだったんですけれど、申し訳ないですけれど、昨年度、整備をやめさせていただいたんですね。またこれ億とかかってくるんで、一旦立ち止まらせていただきたいと。今、フットサルと多目的広場という状態になって。実際、多目的広場の利用率でいうと1割ぐらいしかなくて、やはりアクセスが難しいので。作ってもうたのは作ってもうたのでなしにはできませんので、これをいかにして利用率をあげていくのか、大学と連携して使っていただくのか、何とか使用料をもらえるように。放っておくだけで年間マイナス2,000万円ずつぐらいなので、何とか使っていただけるような施設にしていくと。ただ、新しい施設整備をすると新たなお金がかかるので、施設整備しないなかでなるべく利用率を上げていくという取組みをやっているような状況です。

 

市民:

議員さんに聞いたんです。なぜあんなところに賛成したんやというたら、しょうがないと。あほな議員ばっかおるから。何を考えて議員しとんねんやと。そういう話もあったんやけど。

 

市長:

それに関してはコメントは差し控えます。

 

少子化対策、空家対策及びふるさと納税

市民:

昭和38年生まれで今年で55歳になるんですけれど、四條畷生まれの四條畷育ちです。四條畷幼稚園、四條畷南小学校、四條畷南中学校、四條畷高校は向こうから来るなって言われましたので、残念ながら他のところに行ったんですけれど。この楠公地区で役員をさせてもうてるんですけれど、昔と比べて非常に子どもが減りました。

僕らが中学校の頃、四條畷南中学校は11クラスもあったんですよ。それで急遽、四條畷西中学校ができて分けて、仲の良い友だちと別れてしまったり、1クラス36人ぐらいで4クラスぐらいになると。

いろんな事情があって子どもが減っているのはわかります。四條畷だけの問題じゃないのもわかるんですけれど、どっかの議員さんみたいに生産性がないからうんぬんかんぬんというような国会議員がいるのもいいとして、何とか子どもを増やす施策いうのを力を入れてやっていただきたいなと思っとるんです。ない頭をいろいろ考えてね。

それともうひとつ、空家対策で、市長ご存知かどうかわかりませんけれど、この前の地震で(楠公町公民館)横の家のあれが壊れました。3日ぐらい前に暴風で向こう側が壊れました。僕、家近所なんですけれど、たまたま歩いとってけがしても言うところがないんですよね。言うところないですし、管理者に言うべきとこもないですし。それをなんとかうまいこと生かして若い人に入ってもらったりとか、そういうふうな形でなんとか施策を。いま言うてすぐというのはあれなんですけれども。

当然、お金がないいうのもわかるんです。1回めのときは参加させていただけなかったんですけれども、ホームページ等々で見て、お金がないのも非常によくわかってるんですけれど。どこの家計も一緒で、口開けて吸い込むか、お尻閉めて出さんようにするか、それしかないと思うんですね。

ちょっと提案というかそういうなんで、ふるさと納税、あれにもうちょっと四條畷、力を入れていただいて、四條畷を愛するいろんな方から納税を協力していただく方策を市として考えていただければなと。以上です。

 

市長:

前回、第1回めのときに話させていただいたのは、お金がないのかという問いに対してそんなことはないぞというお話を。ないことはないと。皆さんからいただいている税金であったり、国からいただいている交付金であったりを足し合わせると一応200億円、一般会計、普通の会計では200億円ぐらいで運用させてもらってるんですけれど、ないわけではないですけれど、優先順位があるというお話です。

最後から順にお答えさせていただいてから。

ふるさと納税、私、着任させていただいてから力を入れさせていただき始めまして、平成28年度と比べておそらく3倍ぐらいになっていると思いますけれど、まだまだ増えが足りないなと思っていて。今年もいろんな取組みをやっていて、まずは倍増を狙っていて、自己財源の獲得、これは本当に力を入れさせていただいているところです。

ただ、難しいのですが、獲得もしているんですけれど、四條畷市民の方がどんどんよそに納税してくださるんですね。獲得する以上に逃げていく税金が多い。特に東京なんかだったら10億円ぐらい失っている自治体もあったりするので、なるべくふるさと納税をされる際は四條畷市でぜひご検討いただけたらと思います。

 

空家対策なんですけれども、空家等対策特措法というのがあるんですけれど、国で成立してですね。昨年度から計画を立てさせていただいています。大きく分けて2種類あります。ひとつは危険な空家への対応。ふたつめはその空家を使った利活用という考え方なんですね。1点めの危険な空家への対応は、市全体の空家は市で管理してまして、Aランク、Bランク、Cランクで危険度合を付けさせていただいている。お話いただいたのは、おそらくCランクだと思うんですけれど。ご案内のとおり、日本の素晴らしいところは、私有財産に対する権利がものすごく認められている。おそらく国が変わればそんなことはないと思うんですけれど、日本は素晴らしい国なのでちょっとやそっとで私有財産に手を出せない。危ないからといってすぐ壊したら、これは私有財産の侵害ですから、なんてことだと裁判沙汰になります。

なので、どんなことをやっているかというと、危険な空家があると、勧告します、持ち主に。それは、市がいろんな情報を持ってますんで、持ち主にあたってこれはなんとか対応してください、危険じゃない状態にしてくださいと勧告します。反応なくても、勧告します。これをずっとやっていって、それでも反応がない場合は、行政代執行というのがあるんですけれど、代執行はもう潰してしまうということです。これをやるための手順、フローを作りました。作ってですね、危険なやつを順次フローに乗せて勧告をやりはじめているところ。これが難しいのは、今日、明日ですぐ潰してしまうと裁判になってしまいますので。だいたい市に250件ぐらいあるんです、空家が。250件全て、いま、そういう代執行に至る道のりをやっていると。途中でオーナーさんがわかった、綺麗に管理するわとなればそれはそれで解決。ならないものは潰すという対応をやらせていただいています。

空家を使って住むのは意外とお金がかかるんですね。リフォームは結構数百万円から数千万円かかってきてですね、なかなかこれを行政でするのは難しいんですね。綺麗にするのは1件、1件やっていきますので。かといってそのままで住みはるかというとなかなか難しいので、今後、空家等対策推進計画を12月に議会に上程して計画策定していこうと思ってるんですけれど、そこに書いてあるのは、まず空家をリストにしたうえで、マッチング、利活用したい人たちとのマッチングを図っていく場を作らないと置いとくだけじゃ何も始まらないので、そういう場を設けていきながら、使いたい人と、貸したい人をつなげていくのを行政でやって行こう、というのをいま、考えているところです。

 

1点めの子どもの話です。先ほども申し上げましたけれども、昔は成人式、総合センターに入りきらへんぐらいいたんですね、1,000人ぐらいいたんですね成人式。いま、年間の出生数が400人切っているぐらい、3分の1ぐらいですね、減ってきています。ただ、難しいのは、子どもを産んで育てるかどうかはその個人の方のご意思ですので、行政として推進するわけにいかないですけれども、子どもを持ちたいと思っている方が、何らかの形で産めていないところの手助け、これはすべきやと。

ただ、私としては、どんどん産んでほしいというのはまた違う。それは個人のライフスタイルがあるかなと思っています。なので、なるべく出生率を見ていったときもね、子どもを一人持たれていて、もう一人持たれる率と、子どもをまだ産んでらっしゃらなくて新たに一人持つというのだと、一人持ってらっしゃって二人め持たれる方のほうが数としては多いです。こういう方をどういうふうに二人め持ちたいと思ってもらえるようなところは、行政として考えていかないと思うんです。

いま、四條畷市の空室率、空家率は大阪でワースト2、18%ぐらいあります。この空家、空室を仰るとおり活用していきながら、先ずは四條畷市に関心を持っていただいて。

そのために今なにをやっているかというと、シティプロモーションというのに力を入れさせていただいていて、これまで30ヶ月連続で人口がぐっと減ってきていたんですけれど、今年度に入って3ヶ月連続で人口が増えているという。これは、家が建ったからだと思うんですけれども、そういうふうな傾向も出てきてますので、移り住んできてもらえるようなアプローチで、あとは二人めを持ちたい、三人めを持ちたいという方が困難にならないようなサポートを市としていく。それは待機児童の解消、働きに行きたい方をどうやってサポートしていくかというのをやらせていただくというのが、いま考えている中身というか状態です。

 

市民:

先ほど言われたんですが、市としては固定資産税と言う形で当然頂戴していますね。空家全て持ち主と連絡がついてわからへんようになった、固定資産税がとれていないというところは一つもないという理解でよろしいですか。

 

市長:

あらゆる徴税において100%いただいているものは存在しないです。市民税から法人税から国保からなにから100%徴収と言うのはないですね。持ち主が分からないというのは当然ありますね。

 

市民:

それの施策うんぬんかんぬんは、強制代執行等々で持ち主がないんで公共性もないんで市として積極的に取り壊し、それからリフォームうんぬんかんぬん考えていっていただけたら。

最後に、子どもというのはほんとうに国の宝なんですよ。子どもの目がきらきら輝いているのは未来を見つめているからなんですね。ですからなんとかして楠公地区に子どもを育てて行けるよう私自身も思っています。

 

市長:

たくさんの名言をありがとうございます。

 

空き店舗及び災害時の避難所

市民:

さっきからの空き店舗の問題、3,4年前、商業科の先生来られて。大学の先生が来られて。

 

市長:

大産大の先生、大阪産業大学の先生と違いますか。

 

市民:

それをどかんとやったときにね、空店舗を何とかしてくれというて話をしたんですけれど、これもうまくいかなかった。

やはりさっきから出ておる、まちの人の意見やね、地主の意見ですか、これが問題やと。もうひとつは、いま出ました空家の問題。これも5,6年前からそのへんの家は空家でなんとかしてくれと。再三話してます。そやけど、昨日の台風でうちの物置の瓦が飛んで穴が開きました。ちょっと補修します。

ここ全部困っとる。この屋根のところもね、欠けてます。あれ、それなりに直そうと思ったら2,30万円ほど金がいると、どこに言ったらいいとこうなるわけ。そこの空家は4件長屋で1件だけが問題なんです。掴まらんらしいです。

 

市長:

ビデオ流してるので、個人情報は、控えめでお願いします。

 

市民:

そういうことでね、市のほうで何とかその方を掴まえていただけたら解決するんじゃないかと。1件潰そうと。3件潰してバラバラになってると。その1件がね、窓が割れたか外れたかで中が見えます。そんな状態です。そやから、先から言うとるように空家、何とかお願いしたいと。

それと、もう1点は昨日の台風の時の避難所の開設の問題。これちょっと問題がありすぎるのちゃうかと。この塚米、楠公、川崎、なんで四條畷小学校まで行かなあかんの。くすのき小学校も行かんとあかんの。私のところに電話もろたの8時です。私も8時過ぎからうろうろしますと、避難所どこですかと、再三言われました。それでちょうど最終的に(四條畷)学園(高校)、開設しましたというのは1時30分頃、私が電話して初めて聞いた。(四條畷)学園(高校)開設してますよと。今朝もちょっと用事があって(市役所に)行って、なんでこんな避難所の開設が遅なったんと。これだけの大きな台風が来るというといて、もうちょい考えんとあかんのちゃうかと苦情に行ったんですよ。そやから今後、開設されるときになんとか重々検討されたうえで地域の方のことを考えたうえで検討していただきたい。

 

市長:

1点、空家については、先ほどご説明させていただいたとおり、ようやく手続きができましたので、手続きに則って空家対策をしています。手続きを踏まないと何にも前に進まないので、本人に辿って勧告するなりしていきます。

2点めは、昨日の美田町でお同じご意見をいただきました。昨日の場合、今回の被害状況を見ていただいたらわかるとおり、前例のない台風でした。この場合にですね、我々職員がどういう対応をするかというと、当然、避難所を開設するのと、避難所を運営する職員もいれば、市の職員として電話の対応する者もいれば、現場に出て行って確認する者、直す者、それ以外のことをやる者と、たくさんわかれます。

前提として、避難準備を出させていただきました。避難のレベルは避難指示、一番強いものから避難指示、避難勧告、避難準備とありますけれど、避難準備、高齢者避難準備開始というのを出させていただきました。あのときに、職員がたとえば24時間無休で働くというのができるのであれば、同時に開けたらいいと思うんです。私が全体の責任者として考えないといけないのは、夜まで来たときに、あの規模の台風だったら、1クールあたりに働ける職員の時間というのは決まっているんです。夜の避難者がいた場合の対応職員、そのあとは早朝にも出勤してもらわないといけない。倒木とかがあったら、それの対策にあたってもらわないといけない職員。人繰りを考えないといけません。無限に職員がいたら、全部開けたらいいと思うんです。

私としても、確かに今回は、あまりに通過速度が速かったので、終わったからわかったものの、あそこでぐっと減速されて夜通しやられたら、人出がなくなるんですね。そういうのも考えて、一番に考えたのは、田原地域は田原小学校1個を開けました。むしろ、真ん中に一個しかないんですけれど。田原が一番避難が遠いです。西部地域は複数箇所あります。田原は真ん中しかありません。西部地域は、大きく西部地域を半分に分けて、四條畷小学校と四條畷西中学校がちょうど真ん中にあるんですね。四條畷西中学校は体育館工事中で開けれないんで、岡部小学校とくすのき小学校を開けさせていただいて真ん中の四條畷小学校。それで様子を見させていただいて、これ以上まずくなってくる、大雨となってきた場合は、土砂災害警戒区域、風では土砂災害は問題ないですけれど、大雨になってくると土砂災害が問題になってくることがあるので、(四條畷)学園(高校)を開けたんですね。

畑中、滝木間地域が一番、土砂災害系警戒区域が多いので、その方にとって近い四條畷小学校と(四條畷)学園(高校)。四條畷東小学校と四條畷南中学校は土砂災害警戒区域内にあるため、そもそも(土砂災害の警報時は)開設ができないんです。風とかだったら開けられるんですけれど。という判断で(順次、避難所を)広げさせていただいたんですけれど、いつも台風の避難者は5人か10人くらいしかいないんですけれど、今回は100人くらいいらしたんで、そういうことも踏まえたうえで、開設は12時やったと思うんですけれど、全部開けさせてもらったんです。忍ケ丘小学校、市民総合センター、四條畷南小学校、全部、というような対応をさせていただきました。

ただ、後手じゃなかったかといわれると、後手です。なので、これは災害対策本部、部長と副市長と私とでやってる組織で、最終的には私が開設する場所と数を決めます。今回の震災に関しては、朝の時点、避難準備の段階から全部開けるべきじゃなかったかというと、開けるべきやったと私はいま思っています。本当に私としても反省しているところであります。

ただ、その判断をするうえで、長引いたらどうするのか、復旧体制をどうするのかというのを考慮しながらやってるというところは、ご理解いただきたいというのと、周りの北河内の市を見ても同じ対応です。どこも。全部開けるんじゃなくて。やっぱりエリアエリアで決められた箇所というような対応になっているので、四條畷市だけが少なかったわけじゃないんです。今みたいな意図があって少なくなってしまった。

ただ、仰るとおり、後の祭りですけれども開けておくべきだったなとほんとうに反省しています。

 

市民:

問題はね。僕が確認して聞いたのは、2時に学園を開けますと。2時にね。

 

市長:

朝の段階ですか。

 

市民:

昼前に。

 

市長:

そんなことはないと。12時に全部開けたと思います。

 

市民:

また確認しとく。

 

市長:

私が基本的に全部指示出しているので覚えているはずです。

 

市民:

2時というのは一番きつい時ですね。僕もね、学園が開いとるから行こうとしたら女房に怒られた。この風が吹いてる時にどこ行くねんと。学園に出て行ったんですけれどね、そのとき一番きつかった。

裏の物置(の屋根)がまくれよったので、15分くらい。そやからそんなときにね、できないもんか。

社協からもね、お願いしますわというふうな電話がありました。今回の台風ではね、あまりにも切羽つまった状態で開設があったのかと。

 

市長:

もしかしたら誤解があるかもしれないですけれど、我々、災害対策本部では壁に今後の雨雲の動きを全部映していきながら、雨が一番強くなる時に移動していただくと一番危険なので、20分前を例えばめやすにしながら考えてやっているので、その場その場で出しているわけではなく、いろいろな風の状況とか今後の雨雲の動き、他市の状況を総合的に判断していきながらやっており、2時に開設は100%ないです。私も時間的に1時半から3時半までが一番雨がきつくなるというのは朝からわかっていたことなので、そういう対応はしていないかなと。

 

市民:

僕は12時過ぎにずっと回ったときに開設どこにされるんですか、どこですかと聞かれた。で、電話して、今のところ小学校、四條畷南小学校もまだ開いてませんと。答えを出したんですけれど。そのあと、聞いてからここありますてその人に言うたけどね。

そういう、ちょっと遅いなと。前回のときはね、案外早かった。

 

市長:

難しいのは、今回は雨の量は大したことがなかったんですね。何かというと、今回は避難準備まででしたけれど、7月豪雨の時は避難指示まで出させてもらってるんです。長い雨が続いて、大雨がきたときは土砂に水が蓄積している状態なので、ぱっときたときも指示が早かったです。

今回の暴風は避難に関するルールがあるわけじゃないんです、実は。浸水害、川の氾濫とか土砂災害、地震にはルールがあるんですけれど、風で避難ていうのはあんまりないんです。そもそも、風だと公共施設を閉めるほうにいくんで、普通は。なので、今回、風による避難はどちらかというと通常のマニュアルが当てはまらなくて、家にいていただけるのであればそれはそれでありかなと。

なんで、避難準備、あまりにきつかったら避難勧告、出させていただこうと思っていて。避難勧告の場合だと(避難所の開設は)ぽつんぽつんだとだめで、どんといったと思うんですけれど、避難準備の段階で全部を開けるというのはむしろ、対応はなかなかレアケースになってくるので。

振り返ってあとからみたら、全部開けるべきやったと思います。

 

市民:

楠公っていうとこは、うちだけ掴まえたら土砂災害はないわね。

 

市長:

ないです。

 

市民:

風と雨だけですわ。

 

市長:

浸水害もないと思います。

 

市民:

そやから、今言うようにね、土砂災害がないから(家に)おってもええわと。

 

市長:

おってもええわというわけじゃないですけれど。

 

市民:

そういう気持ちでおるねん。2,3人の人が言うわけです。

 

防災行政無線

市民:

楠公地区で防災スピーカー、あれが全然聞こえないんですよ。これ何とかしてください。

今回、訓練のアレが流れたんですけれど、表に出てもなんにも流れてない。そういうのできません。

 

市長:

27ページを見ていただけると。太い冊子のほうの。防災行政無線に関するご意見はトップ10に入るくらい多いです。2つあります。ひとつは、うるさい。ひとつは聞こえない。難しくてですね、いま、まばらに配置しているんですけれど、近くの方にしたらうるさいですし、遠くだと聞こえない。あまりに隣接して付けると今度共鳴するんです。もっと聞こえない。これ、非常に難しいんですね。今回、風の場合は風向き次第で全然聞こえませんので。27ページの真ん中あたりの電話応答サービスをみていただけると、0120-474-575しじょうなわてし575。これにかけていただくと、防災行政無線で何言ってるのか全部聞いていただけることができます。ああいう強風の時を考えて防災行政無線を設置すると、街中が防災行政無線になってしまうので、そのへんは難しいというのがあるので、なるべく0120-474-575で。避難所の場所は全部言ってますので、聞いていただければなと思います。

加えて、夜中とか防災行政無線は、そもそも鳴らしません。(一部に)避難(勧告)が出ても。地域の消防団の皆さんが、ここに、いま、避難勧告が出ていますと広報をしてくださっている。たとえば土砂災害のときは土砂災害警戒区域の方全てに。(車で)入れないところは1軒1軒ノックというぐらいで、広報活動をやってくださっている。ほんとうにここ避難出てますよと言うときは、消防団の広報車が走ると同時に、防災行政無線が聞こえない場合は0120―474-575を鳴らしていただく。インターネットとか使える方は、ホームページを見ていただいたら常に一番上に災害、いまこうなっていますというのを出させていただいているので、ホームページからか、0120か、ほんとうに危険な時は消防団の広報車、あ、来た、というのを聞いていただけたら。そのどれかしらで何かしら聞いていただけたらなと思っています。

 

市民:

これをもっと早く知っていたら。

 

市長:

広報不足で申し訳ない。

 

災害情報

市民:

スマートフォンですとかで自動的に、僕も仕事しているのが別のところで、情報が入ってきたりするんですけれど、四條畷でそういう工夫はできないもんなんですかね。

 

市長:

おそらくスマートフォン持たれている方はけたたましい音が。チャララララーンっていうやつですね。5人ぐらい集まるとうるさくなるやつ。それは必ず入ってきます。これは強制的に鳴るものなので。その地域の避難情報。弱点は四條畷の場合でも寝屋川とか周辺のやつが入ってくるというのがあるんです。

あと、いま、市ではLINEというコミュニケーションアプリを使ってらっしゃったら、四條畷市とともだちになっていただくと、つぶさに災害情報は発信させていただいているので、もしスマホを持たれているのであれば、四條畷市のLINEもご検討いただけたらと思います。

 

市民:

LINE。

 

市長:

いま、1,600人くらいともだちになってくださっている。市からいまここ避難所を開けましたとか、こんな状態ですとなるので、スマートフォンを持たれてLINEアプリを使われている方はご検討いただけたらなと。

(LINEで四條畷市相手に)防災といってもらうと、マップとか全部出てくる仕組みになっています。

 

子育て支援(ネウボラ)

市民:

先ほど市長が言われてた子育て(支援)事業、僕らはもう孫がいるんですが、常々言われている若者の人に四條畷市に来てもらいたいと。来年4月から大阪市が保母(保健師)さんを全地区実施(配備)すると。

 

市長:

ネウボラのことですか。

 

市民:

はい、ええ。決定されましたね。四條畷市でもちょっと案なんですけれども、0歳から2歳児というのは、開業医(の診察時間)が終わってから体調崩す場合が多々あったんですよ。若いお母さんがどこに電話すればいいか。今日の話、緊急の手段ありますけれど、それを書いておられなかったら、健康センターですかね。あそこに看護婦(保健師)さんが10時頃まで勤務、シフト変えられて、アドバイザーという形で残られるというそういうことはできないもんなんですか。

 

市長:

大阪市の件ですね、いわゆるネウボラを聞いたことがある方もいらっしゃればない方もいらっしゃると思うんですけれど、フィンランド発祥の政策で、ネウボラってネイバーっていう近所という意味からきていて、近所のおばちゃんが子育てを見守ってくれてるというところからの言葉なんです。これはなにかというと、妊娠期から地域で子育てしていく考えのもとで、四條畷版ネウボラをやろうと思ったら満たすべき条件はいっぱいあるんです。なになに検診をしておかないといけないとか、なになにをしとかないといけないとかあるんですが、四條畷市は全部要件を満たしていて、明日にでもネウボラと名乗れる状態。サービス自体は他市よりも実は充実してるんです。

ただ、いつでも名乗れるんですけれど、名乗ってない理由があって、四條畷市は小児科がないんです。これが弱点というか、病院は市が設置するものではありませんので。これ、どういうふうになっているかというと、医療圏域、医療の構想は都道府県単位なんですね。大阪府が、だいたいこのエリアには病床数どれくらい、救急ベッドは何台と決めてるんです。四條畷市でいうと、北河内の圏域に。北河内でいくらという制度になってるんで、これで何が起きるかというと、どうしても枚方市に偏ってるんです。四條畷市のお子さんが救急ってなったら、いま、北河内で救急医療のグループを作っていて、北河内みんなで負担して四條畷市の子も受け入れてもらうし、枚方市の子も守口交野大東もそこに行くとなっているんです。1市でなかなか持つのは、おそらく開業される方にとってもわかんないですけれど、売り上げの観点もあるんでしょうけど、立地を考えられて。ないわけではなくて、ただ、北河内7市で圏域になってしまってるというのがありますので、なかなかないと。

ただ、仰るとおり、いわゆるネウボラ政策をやろうと思うと近くに小児科がある、あるいは妊産婦、産婦人科も少ないですけれども、そういう制度を整えていって、それを大東市との連携、枚方市より大東市のほうが近いですから、それと四條畷市が2020年までにそこの連携をしっかりして、いま仰ったネウボラ施策をできるように。17つ、40事業のなかに入っていて、いま、進めさせていただいてるところです。

 

保育事業

市民:

さっきの続きやけど、たとえば保育所、今、仰ったみたいに、入れない。四條畷市の独自の保育の広さとかそういうのはできひんの。

 

市民:

法は破れません。ただ、いろんな事業形態があって、そのなかで小規模保育というものであったり、家庭的保育といわれるもの、たとえば東京だとマンションの一室で3人ぐらい預けて、という保育所はあります。四條畷市内にもそういう施設はあります。

それとは別に、企業主導型保育というのが、市が絡んでないですけれど、民間企業さんが主に社員の方のお子さんを預かりながら、セットで地域のお子さん(も預かる)。

いろんな種類があるので、やってないわけでなくて、そういうのも幅広く、あるのもあります。

 

最後に

市長:

災害等々で今回9月になってしまったんですけれど、本来は春にやらせていただいて。また区長さんにお願いさせていただいてるんですけれど、11月ぐらいにやらせていただきたいなと。本来は春にご説明させていただいて、昨年1年、こういう対応をしたというのをお示しさせていただいて、11月にこういうところが足りてないんじゃないかというご意見をいただいて、また春に来させていただいて、また秋に聞かせていただいて。

こういうことをやらせていただきながら、仰ったことがこういう進捗状況で進んでます、こういうことができます、そういうことを繰り返すことによって、まちがひとつひとつよくなっていくと私は信じていますので、この地域との対話会を何より私として大切な取組みだと思っています。

なので、是非とも多くの方にご参加いただいて、いろんな、どんな些細なことでも構いません。ここ(資料)に載せさせていただいているのは、全て会場での質疑応答になっています。そういう形で、多くの方が疑問に思ってること、こうすればいいのになと思っていることを一個、一個改善していって、四條畷市を一緒により良くしていきたいので11月もまたご参加いただけたらと思います。

本日は出にくい時間、そして台風直後にも関わらずご参加くださいましてありがとうございました。