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地域と市長の対話会

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美田での意見交換全文(第2回地域と市長の対話会)

地区から事前にいただいた要望について

市長:

ボール遊びができる公園、場所という取組みを始めさせていただいたりとか、6番の清掃車の入れない生活道路のごみ対策、小型清掃車の配備も検討をしていて、平成31年度に10年に1回の見直しとなるごみ処理基本計画というのがあるんですが、こちらを改訂します。

そのときに、道が広い家の方は家の前に出すだけでいいんですけれど、地域によっては歩いて寒い日も暑い日にも出しに行かなければならない。それをなんとか差をなくしていきたい思いがあります。

小型パッカー車を考えてるんですけれど、そのままいくと当然予算が膨らみますので、いま考えているのは、ごみの減量化と合せてやらせていただきたいと。どういうことかというと、ごみを燃やすのは億単位でお金がかかっていて、ごみを燃やすのはめちゃくちゃお金がかかるんですけれども、市全域のごみの量が減れば浮いたお金で小型パッカー車が使えるわけです。ごみを減らしていくのと小型パッカー車の配備をセットで考えていくのを、来年度の計画で考えているというところです。

SNSなどで市民の声を聞くシステムは、これは実は、今年2月に実際導入させていただいて、各種テレビ等々で取り上げていただきました。今は道路の通報しかできないのですけれども、いろいろと広げていけたらと思っています。今回、ブロック塀の傷んでいるところをLINE@にてお知らせしてくださいと、お願いしたりしました。これは、全国で四條畷市しかやっていないというところで、朝のニュースでも四條畷を放送してくださって、数百万人の人に四條畷市でこんなことをやっているとお伝えできたので、こういうものはしっかりと取り組んでいきたいなと思っています。

 

防災行政無線

市民:

昨日、防災行政無線が入れていましたか?

 

市長:

無線、入れてますね。

 

市民:

ところがね、やっぱり風が強い、雨は強い、で窓を開けても聞こえにくかったんですよ。せやからやっぱり場所をちょっと増やした方が。大きくするよりも場所を増やす方がいいんじゃないかと思って。それをちょっと心配してまして。

 

市長:

美田地区さんからもいただいてるんですけれども、他の地区からもご意見が多かったです。12月の対話会で地域を回らせていただいた時に、聞こえすぎるというのと聞こえないというのと二種類あって、風が強いと風向きに完全に左右されてしまうので、今回、6月の地震、7月の大雨を受けて、もう一度市の防災対応を一から見直すという作業をやらせていただいていて、この防災行政無線も検討させていただいてるんですね。

いろいろ対応策はあって、たとえば、このなかで具体的に言うとあれですけれど、比較的地方にお住まいだった方は御存知だと思うんですけれど、家一個一個に個別無線機がついてるんです。そこから、防災行政無線の情報とか選挙がありますよとか聞こえてくるんですけれど、よくよく話を聞くと、うるさすぎてだいたい切ってはるらしいんです。いくらでも入ってくるから。ですので、それもなかなか困ったものやなとか、どうしようかなとなかなか魔法の解決策はないなと。

ただ、一点だけ、冊子にも書かせていただいてるんですけれども、0120-474-575、太い方の冊子27ページに書かせていただいていて、真ん中の方、電話応答サービスってあるんですけれど、しじょうなわてしで474、市の郵便番号575で、これにかけていただくと、防災行政無線で言ったことが聞けるというサービスになっています。取り急ぎ災害が起きたときはこれで対応していただきたいということと、今回は昼間だったんであれですけれど、夜中とかであれば消防団の皆さんが危ない地域とか、たとえば、土砂災害警戒区域などずっと広報車で避難してくださいと夜通しやってくださったりしているので、そういう消防団の方の広報であったり、電話応答サービスっていうのを聞いていただきながら、ちょっと防災行政無線は検討課題とさせていただきたい。戸別受信機がいいのか、たとえばお年寄りの方は、市のホームページを見るのが難しい方には戸別受信機をつけていただくとか。今、複合的に考えています。防災行政無線はいくら増やしても風向きで、結局聞こえへんとなるのは難しいなと。今、検討中としか言えないですけれども、考えています。

 

学校再編整備

市民:

学校編制なんですけれども、5案に決まって、第三者委員会で最終決定とお伺いしたんですけれども、もう5案が基本に変わることはないですか。

 

市長

それは、私のほうから教育委員会に何回も確認させていただいたところなんです。基本的には5案と考えているけれども、結局、学校適正配置審議会での答申を受けて、最終的に決めるので、ご意見等々は出るかと思うんですけれど、教育委員会としては5案、+αです。校区編成をどうするか。今のままだと南小学校の子は四條畷中学校に行ってもらわないといけないとなっているので、それの変更とかはあると思いますけれども、原則的には5案で考えていきたいというのが教育委員会の考え方ですが、変わらないというと第三者委員会の意味がありませんので、変わる可能性はあります。しかし、教育委員会としては5案と思っているような状況です。ちょっと煮え切らない返答で申し訳ないと思います。

ただ、変わるとしたら、たとえば南中学校の敷地跡に新小学校を建てるというのが2番てぐらいにあがってくると思いますが、踏切問題を克服するというのは、私は相当難しいかなと思っています。別の案は南小学校と南中学校と東小学校を廃校にという案がいいんじゃないかと言う方もいらっしゃるんです。全て四條畷小学校に行っていただく。その場合ですと、四條畷小学校が大きくなりすぎてプレハブを建てて授業をしなければいけなくなるんです。それはそれでどうなんだというご議論があるので、今のところ、いろんなことを考えると、子どもたちにとって一番望ましいと思われるのは5案かなと、私もその認識ではあります。ただ、第三者委員会の方々、いろいろな地域の声を聴かせていただきながら、修正というのはあり得ると思いますけれども、原則的にはそういう考え方です。

 

市民:

たとえば、美田町の子どもたちに関しましては、5案であれば美田町はそのまま南小学校に残れるのであれなんですけれど、一部くすのき小学校に行っている子どもたちもいる。今のところ、南小学校に行っている今の一年生までは、一時、くすのき小学校に行ってくださいという話もありましたが、それもなしに、南小学校で卒業できるということですか。

 

市長:

その校区の、そもそも美田町からは南小学校にであったり、今、くすのき小学校に行ってくださいというのを南小学校にお願いしますということを、区長であったり育成会の方であったり、教育委員会として協議させていただきたいと考えています。

意見交換をさせていただいているなかで、このままくすのき小学校で、とはならないと認識しているんですけれど、それが全ての地域の、美田町に限らず、地域のお考えというのがあると思うので、複数(校に)行っている地域の方々と教育委員会で、私が理解している限りは南小学校にと理解しているんですけれども。そういうふうに協議していくと思います。

くすのき小学校(に登校している美田町の子どもたち)に関して、強制的に南小学校に戻ってくるというのはないです。

 

市民:

小学校の校区は、以前から美田町は南小学校校区やねん。今も校区は南小学校やねん。それがなんでくすのき小学校に行ったか。前の時に南小学校を廃校にするということで、それやったら今、南小学校から全部西中学校へ、南小学校は美田の子だけやったからね。我々の(頃は)30人、40人行っとったからどうっちゅうこともなかったけど、減って3人、4人、多い時で4、5年前に10人ぐらい行っとったけど、それが5人、6人。いじめられへんかどうか。

そんなんで、南小学校に行っとって、南中学校に行きたい、美田の子で行きたいいうて、おばあちゃんのところへわざわざ籍を戻して美田町から行ってる子もおったけど、せやけども、ゆくゆくはその子がもう、この場でいうのはおかしいけど、横道にそれていったけどね。

やっぱりせやから、たまたま今度は南小学校が復活するいうことなったからね。今、行ってるのはだいたい上の子が行ってる時は下の子も南小学校に行っとるからね。新一年生の子はだいたいまあ。それはなんでていうたら、西中学校はくすのきの子が全部行くから。こっちの子は西中学校行くけど、友だち関係、行くいうたら新一年生からくすのき学校いうことで。その前の時は全部(同じ小学校に)行った学校再編制あった。2年おきぐらいあった。全部変わってもええいうことやったけど、それはだめですと。ほんで、前回の時は新一年生に限って行っていいと。そやから今、三年生までいてんのかな。子どもたち、南小学校にいてるいうたら、一応5案になったら、南小学校校区は全部西中学校に行くことになるから。それまた南小学校に行くことに。審議会があって、結論出てからの話やね。  

今、そういうことやからね。

 

市長:

現状、旧南中学校区の方は四條畷中学校に行っていただいているので、今のままだと南小学校の子は四條畷中学校に行くことになってるんですね。これが西中学校に行くという結論に変わらないと、ここから四條畷中学校というのは、目と鼻の先に西中学校があるのにかなり厳しいですね。そのあたりの、西中学校に進学していくのかという議論と美田町としてどうしていくのかという議論と、他地域の、一地域で同一小学校に行くという議論を、これを全部ひっくるめて考えないといけないんですけれども、まだ確定ではないですけれども、そういう方向で調整しているところです。

ちなみに、西中学校は体育館の工事も終わりまして、広報誌にも載せますけれど、これは素晴らしいです。綺麗です。木目調の、通気性がいいので、ちょっとひんやりするんですね。真横にエアコンが完備された多目的室が設置されていて、オリエンテーションとかはクーラーが利いていて、私が子どもの時からしたら全然考えられない施設になっていて。四條畷中学校のほうがもともと綺麗だったんですけれど、全然遜色ないというか。このあいだ見に行って。10月1日からお子さんたちには(使っていただけます)。

これは余談ですけれども、twitterにですね、綺麗になった写真を載せたら、西中学校を卒業した子たちからすごく「はよしてほしかった」、というお叱りを受けたのはありますけれども。まあでも今年の子から綺麗に使えるという状況です。

ちなみに四條畷中学校と西中学校を綺麗にしていく、体育館を綺麗にしていく、校舎を綺麗にしていくというので、20数億円かかっています。本当に施設更新というのはものすごくお金がかかります。これは当然一年では払えないので、何をしているかというと借金をして分割支払いをしているという状況なので、できないことはないんですが、20億円でも40年分割すれば(1年あたり)5,000万円ぐらいですか、払えなくはないですけれども、これをたくさんすればするほど借金が積み上がっていって、利息だけで数千万円になってくるんですね。なので、施設更新は市にとって一番重要な課題ではあります。額が全く違うので、他の政策と。

 

市民:

審議会は12月で決まって、2月議会で決まるねんな。今度新一年生がいてるわけです。校区としたら南小学校と選択でくすのき小学校。親御さん、悩むねん。正直言うて。それを考慮してほしい。

 

市長:

しっかり教育委員会に伝えます。新しい(再編整備の)進め方は平成32年4月からなので、31年度は空白になってしまうんですね。選ぶまでに。12月末の時点では方針として決まりますので、最終的には議会の御了承といいますか。実際にどういう手続かというと、学校は条例で設置されていますので、今回に関しては、東小学校、南中学校、もし5案になったなら、廃校にするという条例が可決されないと前に進みません。おそらく2月、3月やと思います。ただ、方針としては12月に決まる。それは教育委員会に伝えます。

新一年生の子が一番不安やと思うんで。

 

学校跡地の活用

市民:

廃校になったらそのあとはどうするのか。

 

市長:

東小学校と南中学校は、体育館が土砂災害警戒区域にあり、大雨時には避難できないんですけれども、近くに避難所がないというのは、これだけ災害が起こっているなかで、私としては考えられないので、南中学校は東半分土砂災害警戒区域ですが、西半分は違いますので、ここに避難できる施設を建てていきたいと。これも地域の方との意見交換で、普段、行ったこともないところに避難所で行くのは心理的障壁が高い(と聞いています)。ちょっと行きづらい。なるべく地域の方に使ってもらいやすい施設に、避難できる場所がついているというような施設を地域の人と考えていけたらと思ってます。

東小学校、これは前の計画では売り払う計画だったんです。東小学校の面積を売ると10億円ぐらいになるんです。このお金は、私も喉から手が出るくらいほしい。10億円あったらいろいろできますから。ただ、土砂災害警戒区域の市有地を売るということは、今後そこに住宅が建てられていく、それをするのか。というのは、お金は手に入りますけど、そこに戸建てを建てていってくれと言うのは、難しいなというふうに思っています。慎重な議論は必要だと思いますけれど、私としては売り払っていくことはないと考えています。

学校の校庭がなくなったり、体育館がなくなったりして、子どもたちが思いきり遊んだりとか、大人の方もスポーツができる場所が減るので、一定程度、使っていただける場所に整備していくのか、あるいは別のものなのか考えていかないといけないと思いますけれど、それを含めて市民ワークショップで20人の方と一緒になって考えている状況です。

 

飯盛山のハイキングコースと土砂災害

市民:

飯盛山は四條畷市か大東市かは私は知りませんのですけれども。

 

市長:

どっちも、両方です。

 

市民:

半分くらいはこうなっていると思うけども。山はあっちこっち、台風になったからな、これから先々、東南海(地震)なんかしらんけれど、大きな災害が来るような気がしてしゃあないですね。

山に上がってみると、あちこちでみんな山崩れてるんですね。まあ、山に上がらん人はわかりませんかもしれませんけど、御机から室池に上がって通ってみたら、際道にどーんと倒れているし、杉山はみんな木が倒れてくるし。生駒山、一人で大東市から派遣された人が飯盛山を整備していると。

それを考えておかんとあかんねんな。これから先。四條畷市。山の下に家がいっぱいあるし。やろうと思ったら税金がいっぱいかかるし、どうしようもできんというたらできんけども。案外みんな軽く考えているんじゃないかなと。

今まではよかったかもわかりませんけども、これから先どんな災害がくるかわからんと私は予想しています。そういうのを頭に入れながら、山の防災のことも室池からこっち御机のあそこの川に至るまでの防災のことをせんと、これから先、何が起こるかわからんということを皆様に知っていただきたい。それだけです。

 

市長:

今回の9月議会でも、今、ハイキング道とか結構通れないんです。地震と雨の影響がありまして。今回予算をあげて綺麗にしようと思ったところ、この台風でもっと被害が大きくなってしまって、ちょっと対応が遅れてしまうなと。遅れているというよりも、森は大事なんですけれども、でも普段皆さんが使っていただいている生活道路の樹木撤去のほうがやっぱり先になってしまうんです。どうしても。生活道路に(倒)木はあるけど、ハイキング道の木はよけるというのはなかかなか御理解いただけないと思うんで、どうしても後手に回ってしまっているというのは仰るとおりです。地震の影響はまだ残っている状況なんです。これは優先順位の問題で、今回の台風でもまだ道をふさいでますんで、木が。これを撤去してからという順番になってしまうんですけれども、それは申し訳ないです、順番の問題で。

ただ、工事については、実は、2年ぐらい前に、土砂を止める工事をやってくださってるんです、大阪府が。こういう土砂災害を防ぐ工事はとても市のお金でできるレベルじゃないので、国とか大阪府の世界になってきます。やってくださってるんですけれど、それは土砂災害、土砂崩れを起きにくくするだけであって、もしすごいのがきて、決壊してしまえば、結局黄色い(イエローゾーンの)ところまでが範囲となります。なので、イエローゾーンが小さくなるということではないです。確率を下げてるだけです。なので、見ていただいたらわかるとおり、岡山で実はまだ土砂が崩れていて、避難指示、2世帯出しっぱなしなので、今、報道が出てもなぜか「四條畷市避難指示」と出てるんですけれど、それは今回の台風とか関係なくてですね、大雨の時の関係なんです。

ただ、仰ったとおり、そもそも、土砂災害警戒区域という概念自体が最近できたんです。広島の酷い土砂災害があった5年前くらいだと思うんですけれども、そのときにできたものなんですね。今、大阪府も考え方としては、全部を防げないんです。ようは、これだけ雨が降っているなかで、防ぐ施設を建てようと思ったら、山を要塞にしないと防げないし、そもそもそんなお金はないです。

日本中、山なので、防ぎきれない。今はやっぱり避難をしてほしいというのが優先なんです。しのぐ、逃げる施策。特にこの赤いところ、一番警戒しないといけない区域なんですけれど、ここの方には引越しの補助金まで出るんです、今。どういうことかというと、可能やったら移転してほしいと。そもそも防ぐことは難しいんですね。そういう考え方をしています。

ただ、この直前が滝木間地域での対話会だったんです。ここ、一番黄色い地域は滝木間さんなんです。地域として。土砂災害警戒区域のなかで生活しているという、それが決してダメと言うわけではなくて、大雨は地震と違って事前にわかりますので、2日前、3日前に。なるべくテレビであったり、市の情報を聞いていただいて、身の危険を感じたら逃げていただきたいと。すぐに引越しというのは無理ですんで。日本中の土砂災害警戒区域に住まないのはとてもじゃないですけれど無理です。山際、全く住めなくなるので。対策はしつつも、雨が降ったときはなるべく逃げていただきたいと。そういう形でやらせていただいているので、申し訳ないです、森の中は順次、撤去させていただきたいと思っています。

 

市民:

忘れないで。頭の片隅に入れていただきたい。

 

避難所開設

市民:

昨日(9月4日の台風)の件ですけれどね。午前中に、10時頃に避難区域避難準備情報が発令したが、特に、南小学校とか四條畷高校が開いてなかった。

 

市長:

そのときはそうです。

 

市民:

ただ、なんで開いてないのと、電話したわけですけどね。

12時になった(開いた)けどね。それっておかしいな思って。地域ごとに開設するいうたけど、全市になってきた。

 

市長:

四條畷市だけではなくて、北河内はどこもそうやったんですけれども、避難所を全て開設するのは、ものすごく人の配置をやらないといけません。今回は非常に、夜、酷くなるとわかっていたので、夜中の職員の手当を、労働時間が決まってますんで、24時間、配置し続けるのはできませんので、深夜を越えて、たとえば避難所を開けないといけない場合とか、樹木を点検していかないといけない場合、四條畷市役所の人数は限られてます、職員の配置を考えないといけないんですね。朝10時から(避難所を)全部開けてそこに全部人を使うと足らなくなってしまうんです、どうしても。なので、言葉は悪いですけれども、ある程度、近くにあればという考え方から、今回、最初に開けさせてもらったのが、岡部小学校、くすのき小学校、四條畷小学校。こちらが田原小学校。考え方としては西部地域、東西に一カ所ずつ、四條畷小学校、西中学校って最初考えたんです。

ただいま西中体育館の工事が終わってなくて、なので南北に一カ所ずつで3ヶ所と。理想は一気に全部いけたらよかったんですけれど、これは申し訳ないです、人繰りの問題で。ただ、状況を見てさすがにあまりに酷いという判断から人材不足になってもしょうがないから、まず開こうということで、夜中開こうとか明日待機していた職員を回してきて全部開けていこうという形になったと。今回については、最終的に災害対策本部のなかでどこを開けるか、私が最終的にどこを開けると判断した中で、今回については確かに10時から南小学校も開けておくべきだったと反省していて、次回以降は、もっと正確な判断をしていきたいと思います。ただ、そういう事情もあったということはご理解ください。

 

市民:

せやけど、逃げるの、お年寄りがかなんねん。

 

市長:

仰るとおり。

 

市民:

行こうと思っても、俺らでも15分くらいかかるもん。あんなところいかれへん。12時に開けてくれはったから。

 

市長:

普段の大雨ですと、避難される方は言っても10人くらいなんですけれど、今回は最大100人ぐらい避難されていたので。そういうことも考えると、早い段階から、全域に(避難準備情報)出した段階で全てをすべきだったというのを私たちもいま反省しています。次以降は必ず。そういう体制でそもそも人繰りを考えているというふうにしたいと思っています。

 

市民:

僕も人に言われたから。

 

老人ホーム

市民:

こうしてみると、みんなお年寄り。みんな、こう、ホームに入るわけやね。四條畷は四條畷荘がひとつですか。大阪府のあれは。

 

市長:

お年寄りの方の施設は、考え方としたら人口に対する床の、ベッドの数という見方をするんですけれど、四條畷市は実は北河内では少ない方ではないんです。多い方で、四條畷荘だけじゃなくてあるにはあるんです。

 

市民:

あることはわかっとるんやけど、私が考えてるのは、四條畷荘がありますね。隣は学校ですね。あそこをもうひとつ、大阪府の老人施設。あれ、大阪府のでしょう。

 

市長:

いや、社会福祉法人さん。

 

市民:

あんまりそういうところはしらんねんけど。個人ではないですね。

 

市長

過去は、公共が持っていたんですけれど、いまは法人さんが運営する。

現在はあんまり市とかで持たなくなっています。

 

市民:

大阪府かなんか知らんけれど、四條畷荘みたいな施設を今のあそこの学校に来たらいいなと思っています。あそこも車がいっぱいで、狭くなってきているし。あれ学校、西中学校?

 

市長:

おそらく旧北出小学校の話ですね。

 

市民:

あそこを再利用してこれからどうにか増えていくので、そこらあたりのことも頭の片隅にちょっと入れておいてくれたらと。私も年がいってくるので助かります。

 

市長:

旧北出小学校は市民活動センターという施設になっていて、社会福祉協議会さんが入っていたりとか、他の施設の方が利用されたりして、まったく使われていないという状況ではないんですけれども。いずれにしても施設全体の再編を考えていくと、市として、今仰ったお年寄りの方の施設を市が持つということは今はもう難しい状況です。

 

市民:

市じゃなくても大阪府でも何でもいいけれど、公共的な施設を力添えしていただくと。

 

市長:

今、国全体として、厚生労働省中心に(高齢者福祉施策が)進められているなか、いろんな施設があります。清滝のほうに楠風荘という施設があるんですけれども、あれは老人福祉施設というんですけれど、お年寄りの方が無料でお風呂に入ったり麻雀できたりカラオケできたりという施設です。あまりここから利用するには利便性が良くないんですけれど。今仰ったように、四條畷荘という施設もあったり、いろいろあるんですけれど。大阪府全体としてだいたいどれぐらいにしていくか、今、医療のベッドの数と老人の方の施設のベッドの数を合わせて全体としてどうしていくか目標値が定められているんですね。四條畷市は、特にそういう取組みを門真市、守口市、四條畷市で、聞いたことがないかもしれませんがくすのき広域連合というのを組んで、3つで一緒にやっています。四條畷市、門真市、守口市全体としてどんな施設を何施設、という計画を立てて準備、整備をしていってるなかなので。四條畷市だけがどうというわけではないんですけれど、四條畷市、門真市、守口市で第7期計画に入ってるんですけれど、第7期計画で整備をしていっています。

ご案内だと思うんですけれども、介護保険料がどんどん上がっていっています。

これは別に仕方がないと言いますか、人口比率の問題で、40歳以上の方の数に比べて(介護保険の)利用者が増えてきているので。これは保険の性質上、施設を建てようと思っても、結局それはどこに跳ね返ってくるかというと我々の介護保険料に跳ね返ってくるということになりますんで、なかなかそこは一概にどんどんと建てていくのは難しくて、全体のサービスを考えながら設置していくと。

 

市民:

わかってるんですけれど、わたしら美田町の指針として、ここらあたり、あっち向いてもこっち向いてもお年寄りが多くて、この近くにあったらいいなというそういう気持ちが強いんです。近くにあったらね。そういうところにまあ避難場所としても使えるし、そういうことです。

 

市長:

四條畷市自体は高齢化率は全国平均とほぼ一緒で、特段、お年寄りの方が多いというわけでは。26,7%ぐらいなので、まあ地域によって差はありますけれども。全体としてはそういう状態です。

 

市民:

頭の片隅に入れておいていただけたら。ありがとうございます。

 

企業誘致

市民:

今までと話が全然変わるんですが、最終的に、長い目で見て市長が市が豊かになるのは税収があがることで、それでだいたい四條畷というのはベッドタウンで大きな企業がないんですけれど、市長は企業をどういう具合に誘致したらと考えていますか。

 

市長:

お示しのとおり四條畷市はベッドタウンです。税収が多いところでは、工場があって、あるいは観光資源が、温泉とかお肉とかがあって、人がたくさん来て、ホテルとかに泊まってもらってお金を落とすというまちもありますけれど。四條畷市は明らかに大阪市の郊外のベッドタウンです。これは間違いないです。

ただ、皆さん、もしかしたら公園が少ないと思われているかもしれませんが、公園面積の広さは非常に四條畷市は高い。緑の量も圧倒的ですし、見ていただいたらわかると思いますが。緑も公園も多い。北新地にも京橋にも出れると。このベッドタウンをどう生かすかというところだと思うんです。

企業誘致というお話ですけれども、たとえば、東京にたくさん企業があるのも会社同士の連携であったり、今、どんどん一つの企業で解決できないので手を組んでやっていっているのを考えた場合、四條畷市に限らず、大阪は東京に比べて企業を持ってくる魅力が非常に劣ります。

さらに、そのなかでもベッドタウンです。今、企業というよりも、新しい支点みたいなのを地方が結構誘致できてるんですね。宮崎とか大分とか。これはやっぱり賃金が安いというのと食べ物が安いとかおいしいとかがあるんですけれど。我々大阪なので、とはいえ高いんですね最低賃金というのが。決して安くない。海の幸、山の幸があるかというとそういうわけでもない。企業が他に連携できる企業もそんなになくて、最低賃金も安くなくて、食べ物もないところに来たいかというとなかなか難しいわけです。難しいわけですけれども、実際、市の収入の法人税は、たばこ税と変わらないぐらいしかない。全体のお財布が200億円ぐらいとしたら3億円ぐらいしかなくて、非常に少ない。よその市長さんに言ってもびっくりされるぐらいです。

ただ、上げていくというのは考えています。そういう場合に、まずは、市民で営業されている方々が大手チェーンに行って買い物しちゃうとそれは全部よその市の税収になるんです。そうじゃなくて、市内で営業している方の売上になるような施策を広げていく。

四条畷駅前商店街は1階は埋まっていても2階は空いている、空地があるとか、そもそも空き店舗があると。ああいうところはまだまだ伸びていく要素があるんですね。まず人通りを回復させて、大きい企業は無理やとしてもその地域に根差した販売をするとか、何かを売る、作る、食べ物かもしれないですし、他のサービスかもしれない。

そういう魅力を高めていく、地域として魅力を高めればそこに生活したいなという方が増え、人通りが増えたらちょっと規模が大きい事業をやってみようかという方が来るかもしれない。この順番じゃないと、誘致というのは難しい。いきなり本社をぼんというのはなかかなか難しいと思っているので、小さいスタートですけど、商店街の空き店舗を埋めていくようなエリアの魅力を高めていく施策からはじめて、少しずつ通行人口を増やしていくという、こういう取組みをやっていくなかで、1店舗1店舗そういうのをしていって誘致していくという取組みをやっていきたいなと、そういう順番で考えています。

 

最後に

対話会自体は、本来は6月、11月、今回は災害の関係で9月、11月と間が狭まってしまうんですけれど、今回、こんなふうにご意見にお答えさせていただいたなかで、ここに書けなかったとか、新しい課題が出てきたことを聞かせていただきたい。また、来年の春にお答えさせていただいて、また秋に聞かせていただいて。1個1個改善していけばどんどんまちがよくなっていくはずですから。

手前味噌の話ですけれど、結構実施できているものもあったりするんです。たとえば、自習室が総合センターで足りないということで、すぐ(増設を)やらせていただいて、結構利用いただいたりとか、机と椅子を持ってくるだけであまり予算もかからない。やってみなかったのは、利用客が多いかわからへんからという理屈ですから、いややってみないと多いかわからへんということでやってみたら意外といたという。

こんなのいいんじゃないかというできるものは随時やっていくという、効果があんまりなかったらやめさせていただきますけれど、どんどん改善していければと思います。やっぱり市役所の中で閉じこもって考えると、生活に本当に必要なものか感覚がどんどん失われていきますので、普段生活されている地域の皆さんのすべきと思われることを施策としてやっていくことが、ひとつずつ住みよさの改善につながっていくと考えていて、この対話会が一番大切だと認識しています。なので、年2回、こういう時間ですので、御足労をおかけしてしまうかもしれませんが、また11月もぜひ足を運んでいただいて、こんなんすべきとかこんなんちゃうとか言っていただけたらと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。