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地域と市長の対話会

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雁屋での意見交換全文(第2回地域と市長の対話会)

前回の要望

市長:

本日、配布している資料で、前回、雁屋地区からご質問、ご要望をいただいたものについてお答えをさせていただいています。

前半の1番から7番については、大きな回答になりますが、歩道については、いまお話させていただきました。まずルール作りからさせていただいています。

2番と3番のボール遊びができる公園も、いまお話させていただきました。

 

空家対策

市長:

4番の空家対策は、昨年12月の段階ではルール作りができていないという話をしていましたが、ルールができました。特定空家と呼ばれる危険な空家、火事があったり、犯人が忍び込んだりすると危ない空家は通報していただけると、どのように対応するかというルールができたので、空家が見つかったら市の生活環境課にご連絡いただければしっかりと対応できる枠組みが整いました。

 

コミュニティバスのルート変更

市長:

5番のバスの話ですが、先程させていただきました。

 

防犯灯補助金の見直し

市長:

防犯灯に関しては、各地区からご要望いただければ新設する予算は市で全額出します。

維持補修については、電気代2分の1は市が持つけれども、2分の1は地域でと、ここは協働させてくださいというやり方をしていますので、維持管理は引き続き地域にお願いしたいと思っています。

 

環境マナー

市長:

ごみや犬猫の糞については非常に多いのですが、これは基礎的なマナーの問題なので、互いに声を掛け合っていただきたいと思います。できなくはないです。ただ、市が大量に人を雇ってパトロールをたくさんすれば無くなると思いますが、人を雇うことはたくさんお金がかかり難しいので、いまイエローカードというものを配らせていただいていますが、見たことがありますか。いつもここに糞がされている場所に立てておく、ここにあなたが置いた糞があるのを見ているよというのがすごく効果があるらしく、毎回イエローカードを差しておくと止めるみたいですね。

これを市で大量に持っていますので、私の家の前でいつも糞が置かれているという方は、実際に効果が出ているようなので生活環境課にお問い合わせいただければと思います。

 

河川の改修工事

市長:

川底の話ですが、雁屋は江瀬美川と後戸川と2つあります。

川底は、平らよりも船底型になっているほうが水の流れが速いので、水が溜まらずに蚊やボウフラが発生しないそうなのですが、実は、工事ができる箇所はすでにやらせていただいています。できないところは、開渠になっていないところ、入っていきづらいところです。ただ、そこをやろうと思うと、非常に工事が難しい箇所なのでお金がかかってしまう。

市としては、川がたくさんありますので、確かに蚊が発生したり、草が生えてしまうのは望ましくないことですが、台風時に水が溢れてしまう川があるので、まずは、そちらの対策に予算を使わせていただいて、それが順に終わった段階で考えさせてほしいと思います。

優先順位としては、溢れる可能性のある川の対策から先にさせていただきたいというのが答えになります。お金があれば全部できるのですが、順番があるのでご了承いただけたらと思います。

 

会所の改修工事

市長:

9番、草が詰まって水が溢れているということがあったのですが、スクリーンというのがあって、私も現場で見させていただいたのですが、確かにこれは溢れるという状況だろうなと分かりましたので、スクリーンと呼ばれるものを設置させていただけたらと思います。

 

移動式椅子の設置

市長:

10番、もし、この質問をしてくださった方にお聞きしたいのですが、移動式椅子というのがちょっと分からなくて。事前に質問をいただいていたので、職員一同に確認したのですが、記録上にはありませんでした。もし、分かれば教えてください。

 

グリーンベルトの設置

市長:

11番、グリーン帯、これは通学路交通安全プログラムに載っています。

道路は、国の予算が半分入っているので、例えば、300万円の工事だと市が150万円、国が150万円の負担となっています。国の予算がつき次第、プログラムに載っているものを1つずつ工事していく形になります。

これにつきましても、順に予算がつき次第やっておりますので、国の予算がどれぐらいつくかによるので、もうしばらく、何年後かとは言えないのですが、そう遠くない時期になると思います。

 

防犯カメラの設置

市長:

12番、防犯カメラについて、平成27年、28年から通学路を中心に100台ぐらい順次取り付けさせていただいてるところです。それだけではなく、見守りをシルバー人材センターにお願いして、危険な箇所を歩きながらチェックしてもらったり、先程もご説明したグリーンベルトをひいたりなど、いろんな安全対策をさせていただいています。

防犯カメラは、自治会からお願いしていただけたら市が半分設置のお金を出すというやり方もさせていただいています。防犯カメラは増やしていくと、延々に、どこがゴールということがありません。市設置100箇所というのは、PTAや警察の方と協議して、ここだと決めて設置させていただいているので、市の設置としては、今のところ通学路の変更ということがない限りはこの数でいかせていただいて、地域でつける場合は、地域で特性、広さも違いますので、半額は市が払う制度をなるべく使っていただきたいと思います。

 

待機児童の現状

市長:

13番、雁屋地区での待機児童ですが、市全域では待機児童7人、入所保留児童24人とご説明しましたが、9月1日現在、雁屋地区に住まれている方に限定すれば、0人となっています。

 

補助金

市長:

14、15番の助成金の話です。これについては、少し聞いていただけたらと思います。

私が市長に就任してから一番、取り組みとして難しい、力を入れて取り組んでいるものの1つに、補助金の在り方見直しというのがあります。

これは何かと言いますと、市に補助金と名の付くものが88個あります。これが多い少ないという話は別として、補助金というものは、一度つくと無くなりづらいという性質があり、余程大きいことがないと、昨年もついたという理由でつき続けるというのがあります。補助金は、増えど減らずという性質がありますので、これだと永遠に拡大し続けるので、ある程度の大きさになると、新しい補助金ができませんという話になってしまうのです。それですと10年、20年前には重要な補助金だったとしても、現在はどうなのかという話は当然あると思うのです。

なので、88種類の全てヒアリングを行い、どういう効果が挙がっているかというのを全て調べて、一度フラットにします。いま必要なのか、必要でないのかというのを見て、新しい補助金が欲しいという団体も加われるようにして、額を減らすのではなく血液のように、いま必要な団体にお金が行き渡るような制度づくりをやらせていただいています。会計士やいろんなかたが制度設計に加わっています。本年度にできますので、助成金関係については、個別につけていくということではなく、ある枠のなかで名乗りを上げた方々を審査のなか決定していくという仕組みづくり、なるべく透明で公正なやり方に変えていきたいと思っていますので、是非それを活用していただければと思います。

 

楠公墓所

市長:

楠公墓所を盛り立てる方法は、実は市としていろいろやっておりまして、楠正行シンポジウムをこれまでに6回、昨年は、大阪電気通信大学さんをお借りして、1,300人申込みがある一大イベントになったり、大阪電気通信大学さんが絵本を作ってくれたり、楠公まつり実行委員会さんが四條畷神社で楠公まつりをやられたり、ここにも書いてあるとおり、観光の観点から様々やっているので、市として追加で何かやるという予定はない状態です。

 

犬猫問題

市民:

いまお話しを聞いて、何でも物事するにはお金がいりますよね。私が言いたいのは、お金は一銭も要らない。

犬猫の問題で、野良猫がきて子どもをたくさん産んでいる。前の家の人に言うわけです、「野良猫に餌をやるな」と。何を言っても「猫も息している」とか言って、「どこでもやってる、言うならみんなに言ってくれ」と言うわけです。見たら言うけどね。餌をやらなければこない。

 

市長:

猫の話は、複数の地域から同じ意見をいただいています。

考え方としては、確かに犬や猫はむやみに殺してはいけないというルールがあるのはあるのります。生活環境課が担当しているのですが、近隣の皆様にご迷惑がかかることはだめと条例に記載しています。通報いただいた場合、悪質な場合は職員が行かせていただいくとなっていますが、本市だけではなくて、全国で同じ状況が起こっていて、例えば、動物の種類によって捕獲をしていいとか、売っていいとか、種類によって実は違うんです。

猫、犬に関しては非常に厳しいです。

それ自体をどうというのはできないのですが、むやみに、飼われていない犬や猫に餌をやるということ自体は、本市ではだめなことなので、市に通報いただけたらなるべく指導させていただきたいなと今のところ思っています。

それとは別に、犬や猫の命を守る活動をされている団体もあります。その方々は、野良猫を発見して動物病院に連れて行き、不妊手術をして地域に返すという活動をされています。ただ、ご理解いただきたいのは、市として野良猫をいっぱい集めて不妊治療することは、できなくはないのですが、それをするとお金がかかってくるのでなかなか難しく、1件、1件注意させていただくしかないなと思っています。

 

道路占用

市民:

楠公通りで、年中、店が道路に物を置いてやっている。日除けとか。

 

市長:

道路占用の話ですね。

仰るとおり、住民の方が歩行される場合に、それを妨げるものを当然、道路上に置いてはいけません。道路の管理者は市なので、通報いただいた場合は指導に行って、複数回指導してもという場合は、警察に行かせていただく。

 

市民:

市議会議員にも、何回も言ってる。

 

市長:

議会は議会としてのご活動があると思いますが、行政としての話をさせていただけると。

 

市民:

看板が飛んできたら危ない。

 

市長:

看板は、条例でどういうものを設置していいかが決まっていて、市に申請いただいて許可が出ているものを置いています。

 

市民:

古い家にくっつけたりしているので、ちゃんとした鉄骨で看板つけてるなら安全だけど、四條畷のシャル、作ったとき、あくる日全部倒れている、台風じゃなく、季節風だ。

 

市長:

昔に楠公シャルを作ったときのことですね。

 

市民:

今頃季節風感じないけどね。稲刈り時分はものすごかった。あんな看板はすぐに飛んでしまう。

 

市長:

最近、歩いていたら倒れてきたことなどありましたか。

 

市民:

あった、あった。

 

市長:

それがどこの部分か分かれば、また対応させていただきます。

 

市民:

白い線の引いてるところで商売している。道路拡げるのではなくて除けてもうたらいい。

 

国道170号沿いの都市計画、防犯対策

市民:

税収に関して、商業対策の話をされていましたが、四條畷市の大きなリソースは2つ、大きな道が走っていると。163号沿いは店があるんですが、それと比べると170号が寂しい。

大きな要因としては、川がある、清滝川と岡部川で分断されてしまう、人の流れがないというのがある。行政において何か考えていただきたい。

170号沿いが賑わうような、具体的に言うと雁屋で子育てをされている若いお母さんたちは、イオンモールまで行こうと思うと川を越えられない。子どもをベビーカーで連れていけない。足の悪い人も、川が2つあってなかなか行けないので、何かアイディアを考えていただけたら。それから、道沿いはすごく暗いので、例えば、子どもが日が暮れてからあの道を歩くと親の立場からすると心配。街灯であるとか、防犯カメラの設置を170号沿いに考えていただきたいなと。

 

市長:

初めにお話しいただいた商業という文脈でいきますと、市は都市計画法で、ここは家を建てていいとか、ここは商業を営んでいいとか、ここは工場を建てていいとか、厳密に決まっています。ここは2階建てまででないとだめだとか。そういう意味でいきますと、本市は商業地域といわれる、地図で見るとピンクなのでピンクのゾーンというのですが、それがあまりない地域です。

この都市計画の変更は非常に難しいことで、都市計画は先に決まったもので、国土交通省自体も、いまはどちらかというと活動地域を拡げるのではなく、これから人口が減っていくので、まちを拡げていかないでほしいという考えなんですね。なので、いま、いわゆる色のついていない、残っている地域、イオンの周りの地域は全くそういう指定をされておらず、市街化調整区域というのですが、そういうところを新たにどうかするのは非常に難しいということを、まずはご理解いただけたらと思います。

国道に関しては、資料にも書かせていただいているのですが、あくまで、国道は国でしか事業ができず、管理権が我々にはないので、橋を渡りやすくする工夫であればアイディアを出せるのですが、おそらく陸橋になっているので、ベビーカーではいけないということだと思います。そういう意味では、先程の歩道の話に入るんですけれども、旧170号沿いが難しい場合だと、地域としてどこを一番利用しやすい歩道とするかを考えていって、なるべく、確かにまっすぐいけたらいいのですが、なかなか難しいので、その歩道を通っていただきたいと思います。

数年前に、不完全と言われるかもしれませんが、四條畷南小学校の近くや、市役所の前はやたら綺麗な歩道があると思います。市役所から四条畷駅の間にバリアフリー法に則って歩道、一応1本だけは作ってあるのですが、それだけ歩道を整備させていただいています。

防犯灯のお話は、地域からお願いしていただいて設置するというのをやっていると、何個にもなってしまうので、例えば、地域として自治会で総会をされていると思いますので、今年は該当箇所はここというふうに言っていただけると、年間で60台ぐらい取り付けられる予算をもっているので、自治会はだいたい20地域ぐらいありますので、適宜、地域としてはここからいうことをご申請いただけたら、それに伴って設置していきたいと考えています。

 

コミュニティバス

市民:

コミュニティバスについて、雁屋に住んでいると寝屋川市のコミュニティバスが河北から出て素通りしていってしまう。コミュニティバスなので、寝屋川市は寝屋川市ということだと思うんですが、例えば、1箇所停留所があるだけで、雁屋の住民はすごく便利になると思う。もっというと、保健所とか東中野まで行ってくれれば、市役所に行くのが楽になるので、市の垣根を越えてコミュニティバスを考えていただきたいと思います。

 

市長:

 雁屋は、寝屋川市と接しており、バスが通ると便利だと思うので、それに関しては、一旦持ち帰らせて下さい。協議してみます。

ただ、ご理解いただきたいと思いますが、税金を使ってコミュニティバスを走らせているので、例えば、我々の税金を使って走っているコミュニティバスが寝屋川市を走っていたら嫌だなという気持ちになる人もいると思います。ただ、この場合は、乗降者数を調べて、利用人数にあわせて負担金を払うというやり方があるにはあるんです。市域を超える場合はどちらの市でも別々に走らせると非効率なので、片方の市に負担金を払って走らせるという方法はありますので、実際、寝屋川市でどういうコミュニティバスの体系になっているのか分からないですけれども、検討の俎上に載せていければと思います。

 

水路の管理

市民:

大東市と四條畷市の境の水路なんですが、いつも草が生い茂り、臭いし、物は捨てられるしということが毎年出るんです。あそこは大東市だけれども、一番迷惑を被っているのは四條畷市なんです。そのあたり、大東市と話をして蓋をするとか、下水道を完備させるとか。

 

市長:

雁屋は、確かに2市に接している地理的条件があります。水路は基本的には開渠といって、原則は理由がないと開けっ放しにするというルールがあります。例えば、道を拡げる時に網を付けたり、蓋をしたりということがあるのですが、それに関しては、隣市のことでお答えできないので、協議させていただけたらと思います。掃除をしているのが、市なのか地区の方なのかにもよると思いますので、それは協議させてください。

 

市民:

前は個人の方がやっていました。駅に行くアカカベのある道、駅前の府営住宅にも続いていると思います。あそこも草が生い茂り、ずっと通りながら気になっていて不潔だと思っています。よろしくお願いします。

 

市長:

ありがとうございます。確認させて下さい。

 

通学路の安全対策

市民:

通学路の話があったと思うのですが、うちの子どもは四條畷西中学校に行かせていただいています。友だちと待ち合わせて、かっぱ寿司の前の信号を渡って行っているんですね。この間、遅れそうになったので四條畷西中学校の前の歩道橋を通って行ったんですが、あそこはなんか気持ち悪い道なんです。歩道橋に入るまでの道が細くて、誰か変な人がいたら逃げられない、歩道橋に上がってしまうと変な人がいると逃げられない道なんです。そこは防犯カメラが付いていたり、防犯対策がされているのか。

防犯カメラはいっぱい付けられないと言いますけれども、変な人が出たらそんなことを言っている場合じゃない。

前に工場があったけれど無くなって更地になっているけれど、フェンスで囲まれているので相変わらず暗いままの道になっているんです。一度行ってみてください。あんまり大人でも通りたくない道で。

 

市長:

市民総合体育館の前の所ですね。

 

市民:

フェンスで囲まれて見通しが良くないので、あれがなければ明るい道になるのではないかと。

学校統廃合があって、通学路の安全対策をしますよと聞いていたのですが、上の学校は活発に対策されていたのかなと。下の方の学校はあまり説明もなく、私は、学校に入学する前に「中学校の通学路はどこが安全ですか」と聞いたんですけれど、市役所で聞いたら、「学校に入ったら学校が教えてくれます」って、それじゃ遅いですよ。学校に行く前に友だちと行く道を決めるじゃないですか。その時に、「この道が安全だと教えてくれたら安心なんですけれど」と言ったんです。学校から通ってはいけない道は教えてくれるんですが、どこを通りなさいというのはないです。

 

市長:

中学校では、通学路は存在しないんです。小学校の通学路に準拠するとなっています。小学校はここを行かないとだめと決まっているんです。中学生は、小学生が通学路に使う道を使いながら学校に応じて決めるとなっていて、学校ごとに小学校のルートをなるべく使いながら考えています。

防犯カメラは、平成28年度に小学校ごとに7台ずつつけさせていただいています。昨年度に関しては、四條畷南中学校が休校になったことに伴って、新たなルートを通られることに対して、15台設置させていただいています。

今仰っていただいた道に関しては、ぼんやりと分かりますが、一度、担当の学校教育課と現場を見させていただいて、対応を考えさせていただいたらと思います。

 

蔀屋交差点の歩道整備

市民:

蔀屋の交差点は高架になっていますが、トンネルにすることはできないのですか。

 

市長:

国道に変更を加えるのは、基本的には難しいと言わざるを得なくて。国道の整備は、国土交通省で優先順位が決められていて、国道を作ると言って20年ぐらい全く工事できていない地域もあって、国道163号は、大阪の中心に向かう道ということもあって、実はこの国道163号は、かなり優遇して整備してもらっています。奈良の方は全然できてなくて、用地買収すら終わっていないんですが、四條畷市に関しては優先的にやってもらっていて、 新しく作ってもらったものに変更を加えるのは難しいです。

 

市民:

歩道を地下に。

 

市長:

大阪市内は、よく道の工事をやっていて拡げているような気がすると思うんですが、大阪市と四條畷市は市といっても全然違うんです。大阪市は市というより、政令指定都市といって都道府県と同格の権利があります。我々は大阪府に判断を求めていかないといけないものは大量にあるんです。大阪府に認めてもらわないとできない。大阪府がいいといわないとできない。政令市は、それが無いんです。

道路の整備は、府道というのが大阪市にはないので、道を変更しやすい性質があります。ですので、なかなか府道の下に今の形から変更を加えるのは難しいかもしれません。仰ることはよく分かるんですが。

 

市民:

イオンモールができたからなんですが。車椅子の方が行こうと思ったら行けないので。

 

市長:

別のところを迂回しないといけないのですね。難しいとしかお答えできないのですが、相談はしてみます。国も順番があるので、なかなか本市ばかりというのはあると思います。

 

河川の管理

市民:

四條畷高校の横の川、あそこはすごく道が狭い。向こうから車が来るとどうしても逃げられないので、怖い思いをすることがしょっちゅうあるんです。フェンスの上に鉄板を敷いたりできないのか聞くと、あれは大阪府の川で市ではできないと聞いたことがあります。

 

市長:

昨年12月にも同じご意見を別の地区からいただいたんですが、大阪府の管理が本当か嘘かというと本当です。どう言う事かというと、一級河川と二級河川があって、二級河川は市町村が管理している川ですが、江瀬美川は一級河川で、淀川と同じ扱いです。なぜかというと、種々条件があるなかで、2つの市にまたがる川、2市にまたがる川は一級河川と扱うルールがあって、江瀬美川は寝屋川にたどり着いてしまうんです。その時点で淀川と同格の川になってしまいます。

昨年12月に同じ意見をいただいて、私個人としても、市役所の北側も川が流れていて道を広くできたらいいなと思っていて、枚方土木事務所が管轄なので、枚方土木事務所長と「そこは何とか」とか言いながら話をしていたんですが、寝屋川水系といわれるものにはいろんな川が合流しているんですが、1つどこかに何かをすると、別のどこかに影響が出るという性質があるので、大阪府が、どれぐらいの雨で、どれぐらいの川がどれぐらい流れて、どれぐらい水が溢れるのか計算をしているマップを持っていて、市ごとに一級河川のここは変更してもいいとなれば、他の自治体の川も変更を加えるとなると、それが分からなくなってしまうという答えだったんです。

私も四條畷高等学校に通っていて、あの道は危ないなと、一方通行ではないのに一方通行ぐらいの道幅で、地元のルールが分からないと行き交えない道になっていると分かります。すぐに蓋を被せられるかというと、そこは難しいとご理解いただけると思いますので、これは2年、3年で解決する問題ではなく、あの川沿いの家の方が次の世代に変わられる時に道を拡げていかないといけない。

昨年も同じ話題になったんですが、四條畷市は歴史があることを住んでいる方は、よくご存じだと思います。四条畷駅ができたのは明治23、24年なんですが、近代日本ができたときに駅ができたんです。これが、国鉄ですらない、浪速鉄道の時にできたものですから、本来で言えば人口は枚方、寝屋川が多いのに、四條畷神社があるんで四条畷駅ができたんです。四條畷高等学校も、本当は人口でいえば枚方に高校ができるはずが、四条畷駅と四條畷神社があるので四條畷高等学校ができるという歴史があり、これはどういうことをいうと、先に利便性が上がったので開発をしなければならなくなった。

歴史あるまちと利便性の高いまちというのは相反していて、後から開発した地域ほど道の縦、横がきっちりできるのですが、四條畷市は歴史がうりなので、ああいう開発の仕方になりました。田んぼの切れめに建物が建ったりしているんです。こればかりは住んでいらっしゃる方がいるので難しい。市有地であればできるんですが、今住んでいらっしゃる方がいる道を拡げることは、本当に難しいということをご理解いただきたいです。

だからこそ、先程の歩道の話でも、ここを歩道にしようとなったら、1個、また1個と土地を拡げていくしかないというのは、ご理解いただきたいと思います。

 

市民:

川にごみを捨てる人がいて、雨が降るとどこかで詰まってしまう。

 

市長:

それに関しては啓発だと思います。例えば、川崎地区だと川崎公園にごみが捨てられていたりするので、監視カメラを付けて、看板を付けて見ていますよとやっていても、捨てる人がいます。

市の職員も、ごみを開けて住所を特定して、捨てていましたよと本人に知らせていて、その時は、さすがに観念されたのか引き取っていただきました。そういう努力をさせていただいているんですが、それができる範囲の限界かなと思います。

 

最後に

市長:

前回12月に来させていただいて、初めて意見交換をさせていただいて、そのなかで出た意見の回答をさせていただきました。また、11月、秋頃に対話会をさせていただきたいので、その時には、たくさんご意見いただいて返したいと思います。

たくさんの地域から、市役所に言ったものの、どう処理されているのか分からないというご意見をいただいたので、これに関しては、すでにやったものや、定期的に実施している、2、3年以内の計画に反映させる、時間がかかる、できない、それを原則的には資料に書かせていただいています。そういう形でやりとりさせていただきながら、課題があるのを少しずつ変えていく。

住んでいる方が住みよくなり住み続けられるということは、他に住んでいる方も住みやすいまちということなので、そういった改善を1個、1個積み重ねて、まずは住んでいる方にとって住みよいまちになっていくことを、私としてはめざしたいと思います。

対話会については、年に2回ほど、今回配布したアンケートを、前回も実施し、半年に1回が、一番回答が多かったので参考にさせていただきました。アンケートに記入いただいた内容も、もれなく確認させていただいておりますので、今日はできが良くなかったということも是非とも書いていただければと思います。問題なさそうであれば終わらせていただこうと思います。

 

総合公園の利用

市民:

山の上にサッカー場を作っているじゃないですか。我々も使用できるかどうか。

 

市長:

総合公園に関しては、3年前に公園を作るというので、過去3年間整備をしてきた経緯があります。ご理解いただきたいのは、前々市長のとき、大阪電気通信大学さんが学校を拡げる時に、大学の法律で、ある程度建物を作ったらグラウンドを整備しなければいけないというルール、要は建物だけの大学を作ってはいけないという約束があって、なかなか近くに土地がなかったので、現在の総合公園の場所を第2グラウンドにしたいというので市と協議していたのですが、途中で法律が変わり、グラウンドがいらなくなったんです。

ここは、国定公園といって基本的には、木1本たりとも切ってはいけない土地、開発行為ができない、国として緑を守らないといけないところです。すでに整備し始めていたので、これを市は1億円ぐらいで買い取るか、50億円かけて森に戻すかという2種類の選択肢しかありませんでした。

当時の選択肢は買い取る。公園を作るということで始めたことです。ただ、5ヶ年計画でやっていて野球場とサッカー場の2種類ができたところですが、有料道路、信貴生駒スカイラインを通って行かないといけなくて、駐車場の料金が高いというのがあるんですね。当時想定していた利用率より上がってこないというのがあったので、この5ヶ年計画のうち、残りの2年を開発しないというふうにさせていただいたんです。

毎年1億円、2億円とかけて整備していっていたので、もうあと2年やるはずだった開発をここで止めさせていただきました。止めさせていただいたんですけれども、サッカー場と野球場はあります。今後、市として、お金はあの公園よりは、冒頭に申し上げた市域内の公園に使っていきたいというのがあるので、お金をつぎ込むというのは無くなったのですが、他の市などでは、パークマネジメントというのがありまして、聞き慣れない言葉ですが、民間企業の力を使って総合公園を活用していけるか、市としては、なるべくお金が出ていかない形で利便性を見いだせないかということを、今年やらせていただいている状況です。

利用できるかできないかというと、今でも当然、市民料金で割安で利用いただけますが、なかなか行くのが難しいという状況になっています。

 

市民:

コミュニティバスで行けないか。

 

市長:

1便増便すると年間1千万円かかります。増便すると他の事業を止めないとできないので、いま全体のルートを見直しています。

 

市長:

他に質問はないようなので、これで終わらせていただきます。本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございました。