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地域と市長の対話会

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府営清滝住宅での意見交換全文(第1回地域と市長の対話会)

公園遊具

市長:

団地内のブランコに関しては、管理者が市ではなく大阪府になるため、既に、私から建設課にお話しさせていただき、建設課から大阪府に、このお話をお伝えさせていただくいうことになりました。

安否確認

市長:

環境づくりの、高齢者の方が入院された時に連絡手段がないということについては、これも今、高齢福祉課とお話しさせていただいたところ、実際に市民の方から市役所に電話があって、お向かいさんから音が聞こえなくなったのだが大丈夫だろうか、というような問い合わせはあるようです。しかし、そのような問い合わせがあった時は、高齢福祉課で、病院などの関係もあるので、しっかり安否確認をさせていただき、ご返答させていただいております。ただ、どこにいるのかなどは、個人情報になるのでお伝えするのが難しいこともあります。市としても全ての方に連絡手段を持とうと思うと難しいので、お問い合わせがあった段階で、しっかりとした安否確認を市として行っていくという対応をさせていただいております。

防災無線

市民:

防災無線が1か所ありますけれども、中野ではよく聞こえないから、清滝団地では1番良く聞こえるだろうと言われるんですけど、山で音がこだまして防災無線が聞こえない。もう1つ、ここの清滝団地のはぜ、ここもやっぱり聞こえない。防災をどの程度まで考えることによって、費用もかかりますけれどもどんな感じでしょう。

市長:

防災無線は、市内各地域に設置されていて、過去から歴史があって、やはり、しっかり伝えなければという事で、音を大きくした時には、近隣の方には、すごい音量になってしまうので、音量を小さくしたところ、今度は、多くの世帯の方に音が届かないという事態になってしまいまい、今は、地図上に各防災無線の位置を書いて、今の音量だと、どれくらいの範囲が聞こえるかという円を地図上に書いています。一定、大きすぎるというお声もいただいたり、聞こえないというお声もいただきながら、年々調整を重ねつつ今のような状態になっているというのが実情です。実際に、これを全員にクリアに伝えようというのは、防災無線の機能としては限界があります。

なので、例えば、避難勧告など、避難をしていただきたい時は、消防団の方などが実際に車を走らせて、この地域の方は避難してくださいというような実際の動きをさせていただいたり、本当に聞こえない時は、各戸に配らせていただいている防災マップにあるフリーダイヤルにかけていただくと、防災無線に流れた内容を、繰り返してもらえるというのがあり、聞こえないというような状況では、そのように確認を取っていただくことができます。緊急の時には、市の車や消防団の車が回っていき、確実にお伝えするという仕組みになっているので、非常にハイグレードな防災無線であれば、もしかすると全地域にクリアに聞こえるかもしれませんが、今の防災無線では、それが難しいというのが現状なので、この電話の対応と地域を実際に回らせていただくというように対応させていただいているというのが、今の考え方になります。

市民:

警報があったか、なかったかすら分からない時もある。スマホとかを持っている方なら大丈夫かもしれないが、持っていない方は、今、何が起こっているかすら分からない時もある。防災無線があの調子なので、ほとんど何があったか分からない。

私たちは、皆、高齢者です。歩くのもしんどい人間が、若い人なら20分で逃げれるところを1時間かけても逃げれないこともあります。消防団の人員では対応出来ないと思うんです。

市長:

災害というのは、当然、人命に関わるので一番大切なところです。なので、公助と呼ばれる市として、出来るところの対策も当然やらせていただいています。まず、防災無線が聞こえなくても、雨が強く降っている時は、自助という考え方があるのですが、内容というのは聞けるようになっていますので、電話などで、確認していただくというようなことはやっていただきたいのが、現状としてあります。やはり、全ての世帯にそれを行き渡らせるのは、現実的に非常に難しいので、まずは聞いていただきたいです。

ただ、仰っていただいたみたいに、やはり20代の人間と例えば70代の人間では、避難する速度は全然違いますので、避難指示の出し方などは、高齢者の方と若い世代の方では、実は違います。例えば、雨量によって、若い世代の方は、まだ非難する準備の段階ですというのと同時に、一定の年齢以上の方は、避難を始めてくださいという指示で、そこは、逃げる速度を考慮して、指示の出し方が違うというのはあるので、そこは一定、ご高齢の世帯の方は、早めに避難準備を始めてくださいというような形で、アナウンスする内容を変えさせていただくことで、避難する為の時間の違いという部分については、対応させていただくというのが、今の現状であり、国が定めた指針に基づいてやらせていただいているという状況です。

市民:

田舎では、サイレンを鳴らして知らせる方法もあります。というのも、ここに住んでいる限りは、雨などで被害を受けるのは私達より下の方に住んでいる人たちだと思いますが、2、3年前に防災無線で行方不明者を探してほしいという放送があったんですけれども、私たちはその放送を知らないんですよ。数日後に池で水死しているのが見つかったが、もしもう少し早くこういう情報を知っていたら救えたかもしれない。お金も時間もかかることですし、時間もかかることなので、難しいのは分かるのですが。

市長:

防災に関することは、昨今、台風21号が、かなりの大雨だったこともなども考えると、全国的に、防災に関する取組みは強化されています。そのうえで、仰っていただいた行方不明になられた方等に関しては、防災無線という考え方もありつつも、やはり、消防団の方々が、この辺りじゃないかということで探させていただくのですが、距離が離れても通信ができるような形の配備を整えて行くであったり、例えば、もしかしたら認知症かなと疑われる方に対しては、介護保険事業のなかで、見当たらなくなった人が、一定の距離を離れた時点でアラームがなるものを導入したりと、別の形では行方不明になる人に対する取り組みについてもやらせていただきつつ、それに加えて、防災無線でも流させていただいているという状況です。

各世帯に防災マップを配らせていただいているのですが、土砂災害については、崩れた時に一番危険なレッドゾーンと、警戒をしっかりしてくださいというイエローゾーンという地域があり、そこの地域については、別途、別の形で雨量によっては、流れてきてしまったりするので、その地域に限定して避難勧告などを早めに出させていただき、その内容については、防災無線が聞こえない状況では、フリーダイヤルを利用していただいたり、本当に避難勧告や避難指示が土砂災害について出た時には、地図上で赤色になるような対象世帯は何万とかはなく、そこまで多くありません。なので、手分けをして、放送を流させていただくというような対応をさせていただいております。ただ、ご指摘をいただきましたとおり、防災無線については、様々な地域からクリアに聞こえないという意見をいただいておりますので、今後、危機管理課で、しっかりと対応させていただければと思っております。

市民:

市内業者さんが、プレハブを3個積み上げており、もし地震が起こった時などに危ないのではないか。それに対する指導を行政からやっていただきたい。

市長:

それに関して、法律的な話をさせていただくと、やはり建物というのは、建てる時に建築確認という色々な基準を満たさなければ、建ててはいけないことになっています。なので、建築確認に違反するようなものは当然、行政として、それはダメだというような指導ができます。しかし、もしかしたら別の形で建築確認が認められるような工事などをしている場合もございますので、実際にどのような状況か、今、詳細には分からないので、建設課からご案内の場所について、適法かどうかを判断したうえで、実際に基準に沿っていないのであれば、しっかり指導していこうと思います。

財政状況

市民:

市長が立候補されてから1年ほどが経つわけですが、その前に、四條畷市は、ここ10年、少子高齢化が進み、財政の悪化が著しかったため、これを何とかしなければならないということで市長になられたと思うのですが、実際に外から見るのと中から見るのは違うと思います。入って見られて、予想よりもひどい状況なのか、それとも、思ったより難しいが、あきらめずに行けそうだ、私たち高齢者は、若い世代に任すしかないんですよ。だから、入って見られて、この1年間、一生懸命、頑張ってこられたと思うんですが、どうでしょうか。市長の力で何とかなりそうですか。

市長:

最初に財政の話をさせていただいたというのは、やはり何をするにも一定の費用がかかるため、その意味において、現状を皆さんに知っておいてほしかったからなのですが、結論から言えば、現在の財政状況は、私が当初、想定していたよりは、そこまで壊滅的ではありません。なので、これまでは、先程、ご説明させていただいたとおり、支出を抑える事に注力して参りましたが、現在は比較的、値として健全な財政になったのであれば、それに見合うだけ、これまで我慢していたものも、散漫にならないよう注意しつつ、手だてを打っていけるという意味では、私は入る前よりは希望はあるという認識なんですね。

ただ、未来を見据えた時の出費というのも、先程、説明させていただいたとおりなので、それに対応すべく、全ての事業の見直しをやっていきます。しかし、現時点でお金がないからと言って、何もしなければまちごと沈んで行ってしまい、皆にとって不幸になってしまう。その意味では、ギャップという意味で、これからまちづくりがプラスに進んでいく余地があるというのが、今の認識です。

高齢化問題

市民:

四條畷全体のことをお話しいただいたのだと思います。私はなかなか全体のことまで考えも及びませんし、この府営住宅のなかのことだけでも考えは及ばないんですけれども、ご承知だと思うんですけれども、またここの住宅は府営住宅ですから、この話を四條畷の市長にするのが適切なのかは分かりませんが、公園なども大事な一方で、現在、高齢化が進んでおり、年寄りが暮らしていくのに、随分、不自由なことになっています。例えば、うちの階段に接しているのは4軒しか住んでいません。4軒で色んなことを持ち回りします。今までは10軒だったので、例えば2か月半でよかったものが、1か月毎に回ってきます。その4軒も皆、高齢で5階に住んでいる人もいれば、4階に住んでいる人もいるので、階段の上り下りも大変です。他にも、車が利用できない人や、そもそも介護が必要な人は、外に出るのも大変。しかし、食べていく為に外にでなければいけないのに、近くにコンビニもないし、美味しい食堂も一軒あるだけ。今後、四條畷市としては、このような地域の住民を具体的どういうふう感じていますか。

市長:

一義的には、府営住宅になりますので、それに関する法律もありまして、管理自体は大阪府がされているという状況です。なので、市として入居者を決めていくというようなことは、基本的には不可能です。そして、清滝団地さんだけを四條畷市で対応できるというようにしてしまうと、大阪府としても1つの場所に許可を出したら、他の場所にも許可を出さなければいけなくなってしまうので、その入居者の割り合いをどうこうというのを市としてやるのは非常に難しいです。

しかし、確かに、この地域も高齢化が進んでいる地域の1つでもありますが、同じ程度の高齢化率の自治会が、四条畷駅周辺にもあります。なので、実は、清滝団地さんに限ったというお話ではありません。その場合に、先程の出かけるという側面でいえば、今お話しさせていただいたバスであったり、公共交通をどのようにして改善していくのかという話になります。一方で、買い物をする場所については、市がスーパーを運営するわけにはいかないので、コンビニを持ってくるというようなことは、行政として出来る事ではありません。採算性がない限り、その場所に営利企業は絶対に発生しないので。しかしながら、田原の地域では、現在は、アカカベしかありませんが、生鮮食品が、なかなか手に入らないという問題に対して、別の方法で、買い物の手段を、田原としては、地域のなかでどうしていこうというのを話し合わせていただいているところです。

市民:

それは、市役所関係なく田原の団地などのなかで考えているものなのですか。

市長:

そうです。田原には団地はないので、田原地域として、考えさせていただいております。私が、先程の説明で、地域で、地域でと言わせていただいたのは、地域それぞれで、必要としているものが全く違うことがあるためです。

地域特性に沿ったまちづくり

市民:

地理的な問題もあって、ここはバスしかない。駅などから遠いことなどもあって、ここにはバスでしか外には出られない。バスででも出られる人はいいが、自分の健康上の問題や、家にお世話をしなければならない人がいて、バスの時間に合わせて、バスを利用するのが難しい人もいる。今、田原のことが出ましたけれども、結局この団地のなかで自治会があるので話し合いをして、例えば、買い物を曜日を決めて車を持っている人が協力して、そういう人を募ったりした方がいいんでしょうか。

市長:

今のは、例えば田原の話ですし、地域によっては、ごみを回収するパッカー車が、四条畷駅付近は道が狭すぎて入っていけない為、大通りまで、ごみを捨てに行かなければならない地域もあります。その地域の人々にとっての一番の関心事は、ごみをどのように捨てるかというものです。一方で、こちらでは、例えば、交通手段の問題です。これは、たとえ西部地域の中にあっても、地域ごとに違うという状況です。

実は、ここで、ご説明や意見交換などをさせていただいている意味は、例えば、買い物の問題を、制度として、市として整えた場合に、同じ市に住んでいるにも関わらず、1つのエリアだけ、それを適用するというのは当然無理で、1つの場所でやれば、たとえ買い物が便利な地域であっても、他の場所でその制度を利用できないのは問題になります。しかし、そのようなことを言い続けていれば、地域性が全然反映されなくなってしまう。全て一律で出来ませんと言っている限り、何も地域に即したあり方が生まれなくなっていきます。僕は、これが一番よくないと思っているので、今回から、まだ一回目なのでこれから何度も地域に来させていただこうと思っているなかで、地域それぞれの実情があるのであれば、その地域それぞれの実情に対して、市の制度を整えていける仕組みづくりをしなければいけないと、私は考えています。

ごみを出しやすい場所にもたくさんの小型のパッカー車を準備していては、財政が破綻してしまいます。なので、地域の中で、何が特に意見として多いのかを把握できれば、その地域には、この制度が適応でき、それに対して市からも一定の負担をしていく。もしくは、この地域は何をおいても買い物、この地域は何をおいても交通手段というのを、地域ごとの計画、地域ごとの総意として、この地域は、この問題を優先するというのをまとめさせていただき、それに対して、一定の費用負担をさせていただくという。実際に、このようなことを出来ている地域、市が活性化しているというのが、私が最初の20分間でお話しさせていただいたことの最後の趣旨であり、そのような制度を作っていくにあたり、皆さんのお声がない状態では、制度設計は難しいため、今、仰っていただいた意見などを参考にさせていただき、来年以降、整備させていただければというのがお答えになります。

なので、市域全域対応というのは難しいので、今のような形を考えています。ただし、例えば、バスについては、先程お話しさせていただいた会議体で、当然アンケートなどもお配りさせていただき、ここは何人乗っているのだろうという乗降者数についての、つぶさなデータを取り、分析させていただき、新しいあり方を決めていきます。例えば、介護の分野というのは、高齢福祉課というのがあるので、それぞれの地域の高齢化率の違いによっての対応を考えていくなど、その分野ごとには当然やらせていただいておりますが、地域の特性に対して、市が何かを出来るというのは、今の段階では制度がないので、その制度設計からやらせていただきたいというのがお答えになります。

地域要望

市民:

ぜひ、その制度を前向きに考えてください。もう1つは、自治会から出している要望書についてです。これに、住民全員の意見がまとまっているとは思えません。整理するのも大変だとは思うのですが、もう少し個人的に意見を集められれば、もう少し簡潔にお話できるのではないでしょうか。

市長:

これに関しては、確かに区長さんにお願いしたのですが、これは完全に私が悪いです。というのも、お願いさせていただいた時期と、開催させていただく時期の間が全然ありませんでした。なので、これは各区長さんが苦肉の中で何とか出してくださっているものなので、これは本当に私として申し訳ないと思っております。

なので、次回開催させていただく時は、事前にこういったものも集めていただける時間をもう少し取れるようにしてまいります。ただ、例えば、500項目とかが出てきた際には、どれが本当に地域の声なのかというのを判断するのが難しくなってくるので、そこは一定、絞っていただきたいと思っております。やはり、職員体制の数や優先順位などもありますので、どこが優先かというので、重点とそれ以外というふうになってくると思いますので、そこはやはり地域としてまとめていただきたい思います。しかし、次回はもっと集める準備期間を取らせていただきたいと思います。それについては本当に反省しています。

コミュニティバス

市民:

この地区は、高齢者が多いし交通の便がものすごく悪くなりました。というのも、この団地からはほとんど四条畷駅に行くんです。私は、忍ケ丘の方の病院に通っていたのですが、忍ケ丘の病院が使えなくなったんです、結局、歩けないから。どちらかというと、この団地の住人は忍ケ丘に行く人が多いと思うんです。皆さんが切実に考えていると思うんです。この地区の場合は、そこの問題が一番大事な問題じゃないかなと思うんです。ここ2、3年前まではコミュニティバスが忍ケ丘の方にも行きましたが、あれが廃止になったでしょう。それだったら今、バスが大学の入口の所に止まって田原の方に直接行きます。あそこまで来るのであれば、団地に回すなど、そういう方法を考えてもらうことは出来ないか。

市長:

コミュニティバスのルートに関しては、地域の方々のお声を反映させ、見直しをしなければならないということで、先程、説明させていただいたとおり、アンケートであったり、地域の方々が入った会議体というのを作って、今日も会議があったのですが、今、それでやらせていただき始めたという状況です。

即時的に対応できれば良いのですが、やはり、清滝団地の方々の意見もあれば、二丁通りなど、あちらの方のお声や田原の方のお声など、それぞれありますので、そのなかで最適なものにするために変更を加えようとすると1つが5分遅れたとすると、2個目は10分遅れたりして、ルート自体が変わってくることもあるので、なかなか、1つだけをというのは非常に難しいです。なので、あくまで庁内で決めてしまっていたことを、地域の方々の声が、より反映されるような形で、ようやく始めさせていただいたので、例えば、来月から変わるということは難しいですが、この地域公共交通会議のなかで、一定、新たなルートを、そして、今のようなお声が、実際にアンケートや乗降者数を取れば絶対にデータとして出てくるはずです。それを反映させるべく、現在、検討させていただいている状況です。

区長会制度、学力向上、防災無線、空室対策

市民:

要望としてお願いしたいのですが、第一に、区長会。これが必要ないと思うのが、前々市長の時からそういうふうになっていて、私にも相談があった時に区長会をやめて、自治会長会議にした方が、自治会長会議を年に2、3回ぐらいでいい、その分、市の財政が約2千万円近くかかっているので、そういう意味で、財政の問題は市長も考えておられると思うので、それは、将来的に考えていただきたい。

もう1つは、将来を担ってくれる学童の成績が、ご存知のように、大阪府は全国最下位です。ということは、極端に言えば、大阪府が何とかしなければいけないのですが、まずは、四條畷が率先して学力を上げていくのが、将来を見越した1つの投資になると思います。

捕捉になりますが、今の話のなかで、防災無線に関しては、昔からそういう問題が起こっておりまして、13年前に自治会では、危機管理委員会が出来て、危機管理マニュアルが出来て、全員に配布してあります。それが今、どうなっているか分かりませんが、その時に問題になったのは、防災無線の問題で、先程、意見のあったように、重要な問題がある時には、最初ブザーを鳴らして、後で放送するというふうに何らかの方策はとれると思います。その点も考えていただきたい。

それから先程の問題なのですが、細々した問題ではなしに、大阪府が空き室をどう利用させてくれるかという問題なんです。ですから今、690世帯の内、空き室が100室以上ある。そうするともったいない話しなので、ですからそれを例えば、他の自治体では、府営住宅を市が交渉して、一般業者に使わせています。それも物を売るというのは、日用品ぐらいにして、ほとんどがデイサービスをやるという方法をとっている自治体もあります。これも一つ研究していただいて、100室もある空き室をどう利用していくかと、という事は、他の地域から来れないだろうと思いますが、現在、楠風荘には、下からバスに乗って随分来られている。ですから何か、例えば、将棋倶楽部なり、囲碁クラブなどが空き室を利用してあれば、人は来ると思います。そのような一つの発想をしていただきたい。

市長:

時間が少ないので、短くなってしまいますが、1つひとつお答えさせていただきたいと思います。

一番最後のことなどは、例えば、スマイルスタイルさんというところが、若者の就労支援をやられていると思いますが、若者の就労支援というのが、一番、名分として素晴らしいようなものであっても、大阪府の許可が出るのに約2年かかっています。それぐらい、やはり例外事項というのは、1か所を認めてしまうと他でやると難しいというのがありますので、非常に難しいことではあるのですが、空き家の対策というのは、市でも現在、計画を策定中なので、そのなかで一定、議論としてはさせていただければと思います。

2番目の子どもの学力につきましては、これは言わせていただきたいと思うのですが、学力向上3ヶ年計画というのがありまして、これは、第1期3ヶ年、第2期3ヶ年の第2期3ヶ年の最終年が今年です。現在は、第3期の3ヶ年を作っているのですが、実は、この2期を終えて、前までは全国平均と四條畷の平均には、かなりの差があったのですが、2期を終えた現在、かなり差が縮まっております。これは11月の広報誌に載せさていただきまして、実は、これまで小学校、中学校の国語、算数がどちらも全国平均を下回っていたのが、ついに、全国平均を超える科目も少し出てきました。なので、着実に3ヶ年計画の成果は出ていて、やはり基礎問題はかなり上がったのですが、まだ応用問題に課題があるので、現在、作成している3期目では、応用問題の向上をめざしていて、市としては、着実に学力向上にはつながっているのではというように思います。

1点目の区長制度については、前々市長が当初は、そういうお考えだったなかで、紆余曲折があって、現状に至っているというのがあるのですが、地域によって区長さんというのは、地方公務員法上で言うと非常勤の特別職の公務員になります。という事は、市と特別職という関係になると、やはり公務員の例えば、市長と区長さんは、公務員上の序列としてしまうと上下になってしまったりするんですけれども、私は地域と市は対等であった方が良い考えているので、現行制度のなかで、そのような事が出来るのか、そうじゃない方が良いのか、どうすれば実効的にプラスになっていくのかを、これは長く根付いた制度なので、来年から変えるというようなことは難しいので、少し研究させていただく時間が必要なのかなと思います。

市民:

それと並行して、子どもの教育とか学力も大事ですけれど、とにかく高齢者が多い世帯のなかですから老人向けの認知症予防など、どうしたら安心に暮らせるかというようなことも並行してやっていただきたい。

市長:

勿論、それは市として、しっかりと取り組ませていただきます。

終わりの挨拶

市長:

私の冒頭の説明が少し長くなってしまったので、質問時間が少し短くなってしまい、申し訳ありません。

ただ、アンケートにも書かせていただいているとおり、この対話会は、1回だけではなくて、定期的にしっかり開催させていただいて、それを市政に反映させるということをやらせていただきと思いますので、本当にお忙しいとは思いますが、次回も、ぜひご参加いただければと思います。本日は、本当にありがとうございました。