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四條畷の名所をめぐる 飯盛山ハイキング

 四條畷市と大東市にまたがる、飯盛山。都市部からのアクセスが良好なこともあり、休日になると多くの人々が訪れます。そんな飯盛山の豊かな自然と歴史が堪能できるハイキングコースをご案内します。

四條畷市の名所・史跡の宝庫 飯盛山

3_01(写真)標高は314m。生駒山地の北端に位置する

 飯盛山には、南北朝時代の将士が祭られる四條畷神社や“続日本100名城”に選定された飯盛城跡をはじめ、市内を代表する観光スポットが盛りだくさん。今回は「なわてロードガイド“ゆずりは”」の観光ボランティア2名の案内で飯盛山の魅力に迫ります。

まずは四條畷神社を訪れて、権現の滝へ向かおう

3_02(写真上)厳かな雰囲気の漂う境内。桜、紅葉の名所としても有名(写真左)「櫻井の別れ」を表した像(写真右)100段ほどの石段を上って境内へ

 明治23年(1890)創建、飯盛山のふもとに位置する四條畷神社には、南北朝期の武将・楠木正成(くすのきまさしげ)の長男、楠正行(くすのきまさつら)ほか24名の将士が祭られています。

 境内には正成が湊川の決戦に向かうにあたり、西国街道の櫻井の駅で正行に今世の別れを告げながら短刀を手渡す場面「櫻井の別れ」を表した父子像も見られます。

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3_03(写真左)母が正行の自害を思いとどまらせる場面の像(写真右)「なわてロードガイド“ゆずりは”」の成見さん 

 父子像の向かいには、もう一つ像が。ガイドの成見千津子さんによると「正行とその母が並ぶ像です。正成討死の報せが届き、正行は悲しみのあまり父の後を追おうとしました。しかし、母から“櫻井の駅で父は死ねと教えたか”と諭され、思いとどまったといいます。この像はその場面を表したものなんですよ」とのこと。

 土地の歴史背景を知ることは、道中の散策をより一層興味深くしてくれます。

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(写真左)二手に分かれて流れる滝の糸(写真右)滝から続く権現川のせせらぎも心地よい

 次に見えてきたのは、権現川流域にある高さ15mの権現の滝。成見さんによると、滝にはこんな言い伝えがあるそうです。

 「奈良時代、この地は日照り続きで雨乞いをしても雨が降りませんでした。そこへ通りかかった行基が村を助けようと滝壺に座って祈願をしたところ、龍が姿を現して大粒の雨が村に降り注いだそうなんです。」

 権現の滝という名前はこの伝説が由来になっているとのこと。龍の伝説が残る滝…壮大な歴史ロマンが飯盛山には残っています。

飯盛城を偲ぶ史跡を通って、いざ山頂へ!

3_05(写真左)城跡周囲の数カ所に見られる石垣(写真右上)道中では鳥の声があちらこちらから聞こえてくる(写真右下)ゆずりはガイドの小宮さん 

 山頂に向かう道では、かつて三好長慶(みよしながよし)の居城であった飯盛城の跡が散見されます。

 「このあたりの道は緩やかで歩きやすいところが多いです。ただ歩きやすいということは敵も入りやすく、攻撃を受けやすいということ。だから、長慶はさまざまなところに仕掛けを造ったんですよ」

 ガイドの小宮希士さんの説明通り、山頂や山腹などを削って平らにした曲輪(くるわ)とよばれる場所のほか、城を守るべく積み重ねられた石垣や堀切(山の尾根に作られた堀)など、至る所で当時の城の跡が偲ばれました。

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3_06​​(写真)山頂からの抜群の眺望。気分はさながら城主のよう 

 山頂からの眺望は、比叡山や六甲山、明石海峡大橋、淡路島、晴天時には四国の山影までも見渡すことができて、とても爽快。

 「この辺りは、深野池が大阪湾と繋がっていて、水運が発達していたんですよ」今ではすっかり変わってしまった景色ですが、小宮さんの話を聞いていると往時の様子が目に浮かんでくるようです。

 また山頂付近にある、270°のパノラマを楽しめる展望スペースも山頂とは異なった雰囲気が感じられるのでお見逃しなく!

龍尾寺の伝説にふれる

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​(写真左)奈良時代に創建された由緒あるお寺(写真右)本殿の壁には絵本作家・谷口智則さん作の龍の絵が

​ 山頂の景色に別れを告げ、下山の途に着きます。まず見えてきたのは、権現川沿いに静かにたたずむ寺院・龍尾寺です。

 この寺は権現の滝と同じく、龍の伝説が残っているといいます。なんと「龍の尾」のミイラが安置され、寺宝になっているのだとか。普段はその姿を拝めませんが、12年に1度、辰年にのみ開帳されます。貴重な機会には、ぜひ足を運んでチェックしてみてください。

ハイキングのゴール、四條畷商店街をぶらり

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(写真)老舗から新規店まで多くの店が軒を連ねる

 四條畷駅の近くに位置し、楠公通りと栄通りの2つの通りからなる四條畷商店街。市内の銘菓を販売する人気店もあり、ハイキングを楽しんだあとは、こちらでお土産を購入してみるのもおすすめです。

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 道中にある史跡や伝説など、ただ散策するだけでは見過ごしてしまいそうな場所も、ガイドの説明とともに歩くことでその奥深さを感じることができます。

 今回は約8.5km、約6時間のコースでしたが、ほかにもさまざまなコースが用意されているので、行くたびに新たな発見があるかもしれません!

※2018年9月の台風の影響で封鎖されている道もありますので、事前にご確認ください。

【SPOT DATA】

四條畷神社

電話:072-876-0044

住所:大阪府四條畷市南野2-18-1

料金:拝観自由

時間:日の出から日没まで

定休日:境内自由

駐車場:20台

 

権現の滝

電話:なし

住所:飯盛山ハイキング沿い

料金:入山自由

時間:見学自由

定休日:見学自由

駐車場:なし(周辺利用)

 

龍尾寺

電話:072-879-4646

住所:大阪府四條畷市南野6-11-70

料金:拝観自由

時間:境内自由

定休日:境内自由

駐車場:なし(周辺利用)

 

四條畷商店街

電話:各店舗に準ずる

住所:各店舗に準ずる

料金:各店舗に準ずる

時間:各店舗に準ずる

定休日:各店舗に準ずる

駐車場:なし(周辺利用)

 

なわてロードガイド“ゆずりは”

電話:072-877-2121

FAX:072-879-5955

※電話あるいはFAXにて前日までに要予約(平日9時00分~17時00分)

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