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市長への意見箱

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緊急事態宣言中の小中学校の分散登校開始(新型コロナウイルス関連)

受付日:令和2年5月11日

意見・提言内容

緊急事態宣言が発令されるよりも前から、教育機関は休校となっています。
理由は、子供達の命を最優先に考えるため。
こちらはありがたい判断でした。
そこから、きちんと自宅で自粛する家庭、家族で買い物くらいには出掛ける家庭、屋外施設なら大丈夫と遊びに出掛ける家庭、予約していた旅行を決行する家庭、様々な暮らし方をしていると思います。
そんな中、緊急事態宣言中にも関わらず、学校再開は理解に苦しみます。
結局、子供達の命が最優先というのは建前で、本心は教育機関が一番動かしやすいから、実験しやすいから、というところでしょうか。
子供達、特に小中高生は、勉学の為だけに通学しているのではありません。
そうであれば、塾や通信教育で十分です。
友人関係、上下関係、集団心理などを体感するために、楽しむために通学しているのだと思っています。
分散登校、感染予防に友人とは距離を取っての通学に、何の意味があるのでしょうか。
国、文科省は、本当に子供達の心身の事を考えていただけているのでしょうか。
欠席しても欠席扱いにならない。
そういう問題ではなく、欠席してしまうと、始まってしまった新しいクラスの空気感が分からなくなるのです。
勉強は1年遅れでも2年遅れでも追いつけます。
暮らしていけます。
新しいクラスの空気感に後から馴染むのは、なかなか難しい事です。
心身の状態が不安なら、時間を分けて個々人で通学し、運動場で確認してください。
それが難しい家庭は、電話訪問、家庭訪問してください。
周囲の保護者のほとんどは、不安だけど、子供が行きたがるし、二時間だし、友達、先生と顔を合わせたいし、と登校させる意向の方が多いです。
皆、不安を抱えながらも欲望を優先させるのです。
緊急事態宣言は出ているけど、自宅に篭っていたらストレスフル、外出したい、という考えと同じです。
それで良いのですか。
もしこの方法で感染拡大しなければ実験成功。
このまま緊急事態宣言も緩和させていこう。
もし二度目の感染拡大が始まったら、また休校にしよう、ですか。
子供達、一般家庭は実験台ではありません。
どうか安心して一斉登校が開始できるまで、一斉休校にしていただけませんか。

 

回答内容

この度は、市長への意見箱にご意見をくださり、ありがとうございます。
学校教育については、市長部局でなく、教育委員会が担う業務ですので、教育委員会から、お答えさせていただきます。

四條畷市長 東 修平

日頃より、本市教育行政並びに学校の教育活動にご理解いただくとともに、ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
また、この度は貴重なご意見を頂戴し、ありがとうございます。
さて、本市では、大阪府教育庁の方針に準じ、新型コロナウイルス感染症拡大防止を趣旨とした臨時休業が長期間に及ぶことから、児童生徒の心身や学習状況を把握し、また新たな学習課題の提示をおこなうことを趣旨として、分散登校を行います。
感染防止対策としましては、大阪府教育庁の通知及び、ガイドラインに基づき、十分な換気、1教室当たりの人数を10~15人程度とする、近接での会話や高唱、身体の接触を伴う活動等は行わないなど、3密回避(密閉、密集、密接)を徹底いたします。
また、児童生徒には、こまめな手洗いや咳エチケット、新型コロナウイルスに対する発達段階に応じた理解及び感染予防の正しい知識を身につけ、適切な行動ができるよう指導するとともに、多くの児童生徒が触れる校内の箇所の消毒を徹底し、感染防止に努めてまいります。
今回、いただいたご意見につきましては、今後の学校運営に関わる貴重な意見と捉えておりますので、各小中学校と共有をはかり、教育委員会としましても、学校教育の充実に努めてまいりますので、ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。

四條畷市教育委員会教育長 植田 篤司