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受付日:令和元年6月20日
市長職、ご苦労さまです。
私は2004年のスマトラ沖地震津波以来、防災に感心と関与をしている四條畷在住の市民です。大規模災害が発生すれば、瞬時に、大混乱が出現していることは、我々が知るところです。
南中学校と東小学校の廃校問題が起きて以来、私が思案してきた跡地利用の問題に「防災関連業務を地域経済活動や文化活動や教育活動にどのように貢献させることができるか」を考えて、「東京大学災害対策トレーニングセンター」の誘致を検討されることを提言したいと考えます。
防災ビジネスは第一走者になれば「裾野の広い、大きな地域おこし」になります。防災力の強化と地域おこしの原動力にできる、チャンスだと考えます。
冷蔵庫のなかった時代の生き抜く力・知恵の発掘。保存食、防災食、発酵食を考える。
うまい防災食。
災害前・災害後を体験し実感できる訓練の場。
災害対策本部が常設できる、これほど相応しい場所はないと考えました。
トレーニングセンター長に「四條畷分校の可能性有りや、無しや」と質問しました。
「可能性あり、実地見学する用意はある」との返事でした。
防災力には新しい時代の、拡張家族(ゆるい家族関係・犬猫・隣近所の人・遠くても親戚・見守り・見守られる相互に感心を持つ友人知人)による、地域社会の創生(自助・共助の育成)が大事と考えています。
だんだんと、公助はあてにできなくなっていきいます。
防災対策にも、非常に重要な概念にトランザクティブ・メモリーというのがあります。
重要なのは組織全体が同じ知識を記憶するのではなく、組織内の「誰が」「何を」知っているのかを把握することですが、前記のトレーニングセンターが目指すものが、それらであることが昨年10月のセンター開設以来訓練を受けていて感じていることでもあります。
6月25日、清滝自治会館で、本件へのお答えの一端でも聞ければと考えています。
この度は、市長への意見箱に意見をくださり、ありがとうございます。
いただきましたご意見について、回答いたします。
四條畷南中学校及び四條畷東小学校の跡地活用につきましては、現在、市民意見公募手続を実施している四條畷市個別施設計画【公共施設】(原案)におきまして、以下の再編内容をお示ししているところです。
以上のことから、ご提言をいたただきました東京大学災害対策トレーニングセンターの誘致に関しては、難しいと認識しているところでございます。
しかしながら、東京大学災害対策トレーニングセンターの誘致については、防災教育の普及啓発や防災意識の向上など、地域への貢献にも期待できるものと考えられることから、今後の公共施設の再編により生じる跡地活用の検討に際して、参考とさせていただきます。