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受付日:平成30年3月2日
現在、小中学校の施設利用について、使用料、使用時間、使用許可に関するルールは存在していますが、希望する使用日時が団体間で重なった場合の取扱ルールが存在していません。
そのため、毎月定型的に利用している既存団体が、長年、既得権を持ち、独占的に使用しています。施設利用の予約を受け付ける窓口職員も、既存団体の独占的な使用を進めており、新規団体の予約受付についても職員個人の裁量又は恣意的な判断で行っているのが現状であります。
本来、小中学校の施設は、公共公益施設として、広く一般市民が利用できるようなものでなければなりません。
既存の特定団体のみが、他者を排除して独占利用している現状は、著しく不公平な行政であり、地域住民のスポーツ振興の妨げとなり市政への不信感が増進しています。
そこで、以下の改善を提案します。
施設予約の優先順位のルールを策定
施設利用にあたり、例えば、次のような優先順位のルールを作り、そのルールを公表すること。
※1団体が月に予約できる上限日及び時間(例:5日、15時間)を設け、利用日時が団体間で重なった場合は、当月において使用日の少ない団体が利用できるものとする。
施設予約のルールができるまでの期間においての運用
ルールの策定には、相当期間を要するものと思います。
そのため、ルールが策定されるまでの間は、暫定的に次のような改善を行うこと。
※利用日時が団体間で重なった場合は、当月において使用日の少ない団体が利用できるように、団体間で調整するものとする。
この度は、市長への意見箱にメールくださり、ありがとうございます。
まず、予算を伴う学校施設等の改修、再編などに係る事項を除き、教育に関する事項については、教育長を代表とする教育委員会の専決事項となることをご理解いただいたうえで、私から回答いたします。
現在、本市の小・中学校施設は、社会教育の観点から学校が使用する時間以外は地域の各団体等へ貸し出し、ご利用いただいています。
施設の利用については、昨年まで、各学校で日程等を管理していましたが、現在の効率性の観点から各団体了承のもと、教育総務課が一元的に行っています。
また、学校施設の申請時間の重複等があった際の調整は、以前より、市の体育関係団体や施設使用団体へ説明を行い、各団体間で調整いただいているとのことです。
しかしながら、平成30年4月から当分の間、四條畷南中学校が使用不可となること、また、近年、学校施設を使用している団体数が増加していることから、各団体の活動がより制限されることが予想されます。
また、ご指摘いただきました既存団体の施設予約の在り方について、よりよく市民の皆さまへご利用いただくことについて今後新たなシステムの構築等も検討していく必要があると考えます。
このことから、まず昨年度、他自治体の学校施設の使用決定方法について大阪府内43市町村へ照会を行い、その結果を基に「学校施設使用に関するアンケート」を作成し、施設利用団体に対して調査を行っているところです。
今後、このアンケート結果を参考に学校施設使用決定方法等について検討をすすめていく予定です。
今回いただいたご意見も参考にさせていただきます。
ご理解いただきますようお願い申し上げます。